2010年2月28日日曜日

スビリット

先日の巨人軍キャンプにお邪魔した際に、元広島カープのエースでのちに巨人軍に移籍された川口和久さんと久しぶりに再会しました。現在、臨時コーチとしてこのキャンプて指導されているとのこと。

現役時代は公私ともに大変お世話になり、投手の考え方、当時猛練習で有名だったカープの野球観など大変為になる話を聞かせてもらいました。

そんな久しぶり再会での世間話しのなか、「しかし、最近の選手は素晴らしく良い子が多いよな。」

良い子?我々が野球やっていた頃にはこんな表現を選手に対して言う事はなかったと思います。

性格が良い。優しい。真摯に取り組む。不平不満を言わない。どうも川口さん曰く、どうもこの様な意味での良い子の様だ。

「でもさぁ、スピリットが無いんだよなぁ」

“スピリット”?単純に言うと「魂」とか「気持ち」というか。

何かに対しての反応。意見に対しての感想や意見。そもそも良かったのか悪かったのか?。

今期パイレーツに移籍した岩村選手の座右の銘は「なにくそ!」だそうですが、このような事だと思います。

私も最近大学生と触れ合う時間がありますが、みんな「心がいい」と感じます。同じような感じ方なのでしょう。

心がいい若者達にこれから技術とシステムを与えないといけないのですが、心がいいにプラス強さが必要になるのでしょうね。

「心が強くて良い子」となるのですかね。しかし、川口さんらしい「スビリット」という言葉。久しぶりに熱くなりました。本当の意味で「良い選手」を育てて下さい。

2010年2月27日土曜日

詐称問題

最近、ちまたではトヨタバッシングの話題で世界中の注目を浴びています。

なぜこの様な事態になったのかは、様々なな報道でそれぞれの角度からみなさんが見ていらっしゃると思います。

そんな中、バンクーバー五輪の最中のニュース。2000年シドニー五輪の際の体操銅メダル選手の年齢詐称問題。

最悪の場合は、メダルのはく奪という。

スポーツの世界だけではなく、発展途上国から新興国となり、今や日本のGDPも抜き去る勢いの中国ではあるが、何か違う。

世界に出回る複製品や、安全を度外視した食品管理、景気の好調により日本への観光客も年々ウナギ登り、先日出張の際に千歳に向かう機内は中国人の方が多くを占めていました。

高級ブランド、化粧品、電化製品の売り場も中国のクレジットカードが利用でき、デパートの地下にはエクスチェンジまで存在する。

しかし、このまま中国が成長し続けて行くには、世界のルールや共存意識を大きく見直す必要性がどこかのタイミングでやってくるのでしょう。

法に制約されない国際競争ほど楽な戦いはないはずです。1980年以降に生まれた「バーリンフォー」と言われる若者達の物事の考えや行動がどの様に中国を国際社会において位置づけるか大いに気になるところです。

2010年2月26日金曜日

上司の資質

社内において、いつも高い目標を持ちそれを実現する為に「誰がどう思うか」など気にせず、「何が正しいか」を考えている上司が多い企業は、成功している企業が多いと感じます。

もちろん、誰がどう思うかを気にせずというのは、やみくもに自分勝手に仕事を進めるということではなく「信念」をもっているという事です。

そして上司には必ず部下がいるわけですから、部下に対して如何に真剣に、真摯に接しているかです。

リーダーになる人には、自身の努力により上っていく人もいれば、人に担がれるリーダーもあります。どちらのリーダーも共通して言えるのは「相手に対して真剣で真摯的」である点だと思います。

私もこれまで野球の世界でも企業の世界でもたくさんの上司や指導者といわれる方々を見てきましたが、「そんな叱り方して、自分の子供だと思ったらそんなこと出来る?」と感じたことがあります。

上司の資質を心・技・体で例えるなら、技・体は自身の習得で何とかなりますが、心は習得だけではなかなか身につかないものです。「真剣で真摯的」な心が、いわば上司としての唯一の“資質”なのですかね。

2010年2月25日木曜日

10年度事業方針の骨子

当社の10年度事業方針の骨子に組み入れたい項目の一つに「マネジメント力」の追及があります。

組織を動かすことが「マネジメント」であるならば、組織は何をなすべきか?あげるべき成果は何か?
を明確にする必要があります。

企業とその他の組織の決定的な違いは、企業は売り上げや利益を上げなければ存続できないと言う点です。

成果を上げるために必要な機能や活動全てがこの「マネジメント」の対象になります。

私が敬愛するある経営戦略の大家は、マネジメントには3つの種類があると説いています。
①事業のマネジメント(戦略・計画)
②管理者のマネジメント(仕組み作り)
③人と仕事のマネジメント(仕事の設計と人の配置)

そして、時間(成果の確認)と準備(投資や育成・システム構築)がどのマネジメントにも重要な要素として関連付いてます。

この3つのマネジメントは、PDCAのサイクルを回す場合に個別に扱うことは出来ない訳で相互に関連します。要は一つたりともおろそかに出来ないもので優先順位もありません。

10年度の事業についてはますますハードルの高いものに仕上げていくつもりです。中小企業では「育ったら次」的な悠長なことは言ってられません。“育てながら進む”“やりながら改善していく”という独自のPDCAのサイクルと的を得たOJTが必要なのです。

2010年2月24日水曜日

嵐の予感

自動車業界における企業毎の状況がこんなにも違うことがあったのでしょうか?

トヨタの公聴会の様子が報道され、あのトヨタが?と思ってみている方は多いはずです。

08年のサブブライムローンの破綻を機に大きく経済状況は変化しました。

自動車業界においても、地球温暖化対策に便乗したエコカーの販売は好調でしたが、現在の状況を誰が予測し得れたでしょうか?

そのような中、何故ホンダだけは嵐の予感を敏感に感じたのだろう?

あるコラムにはこう報じていた。08年は自動車業界は散々たる結果だったのにも関わらず、ホンダだけは大手3社のメーカーの中で唯一黒字を確保出来た。それはなぜ?

米国自動車市場では、車は売れ続けていたが、汎用エンジンとしてOEM販売していた建機の売れ行きが鈍ってきたという。同社は同年4月に3カ年計画を作成する際に行動要件として「柔軟に」「機敏に」を勘案して計画を立てました。

ちょとした市場の変化に柔軟に機敏に対応した事が功を発し、リーマン破綻後に緊急不況対策グループを立上、いち早くF1からの撤退、設備投資の凍結を決断したという。

また09年2月にはハイブリッド車新型インサイトを発売し攻勢に出ました。そこでなんと当時の社長が辞任し、新社長と新幹部の体制をとっている。

「大変な時に現社長が立ちなおす」が普通の企業の考えであるが、ホンダはこの状況は1、2年の短期的な不況だから、その不況時に新執行部体制で乗り切ればよりチームワークは強くなり堅固な企業体制が2、3年後の経済回復時には爆発的な力になると確信したという。

更に不況突入時に機敏に対応が出来たのは湾岸戦争時の不況を経験したからだという。車の販売額が落ち込み、工場の稼働率が低下する時の環境がどれほど大変な事を理解している。

だから投資に対しては慎重なのである。車が売れ続けている時にホンダは思い切って投資を抑え徐々に投資をしました。

その為に「儲け損ない」はあるかも知れませんが「需要の逆転」による市場の激化状況ほど怖いものはないのである。

さて、当社もいよいよ来年度予算と中期事業計画の作成に入っています。「柔軟性」と「機敏性」そして失敗や世界経済の大きな変化に対する経験ほ重視した計画作成の重要性により「嵐の予感」を感じる事の大切さを痛感したコラムでした。

2010年2月23日火曜日

温暖化基本法案要綱案骨子

政府が今国会に提出する「地球温暖化対策基本法案(仮称)」について、要綱案骨子によると次の通りです。

・温暖化効果ガスの中長期削減目標は、2020年までに1990年比で25%超、50年までに80%超を削減
・地球温暖化対策税は11年度の実施に向けて成案を得るよう検討
・排出量取引制度を創設、必要な法制上の措置は基本法施行後1年以内をめどに講ずる
・エネルギーの年間消費量に占める再生可能エネルギーなどの割合は20年までに20%程度
・再生可能エネルギーで得られた電気の全量を一定の期間、同一価格で電気事業者に買い取らせる制度を創設

この中で非常に興味があるのは「再生エネルギー割合、20年までに20%」と「再生エネルギー電力の同一価格買取制度」である。

この基本法案の中身如何により、潤う企業と割を食う企業とに分かれます。既に経済、金融、国際競争など様々な影響を与える事となった「地球温暖化対策」。

そもそも論は別として、しっかりとした“シナリオ”を政府が示さないと、いたずらに経済を悪化させただけで、内にも外にも何の得にもならなかったという最悪のシナリオにして欲しいものです。

2010年2月22日月曜日

先輩の教え

仕事も兼ねて宮崎の巨人軍キャンプにお邪魔しました。

東海大の学園の先輩ということで、プロに在籍していた時から「原監督」には随分とお世話になっております。

引退した後も、会社の事やプライベートな部分まで気に掛けていただいております。

今回も食事をご一緒させて戴く時間を取ってくれました。その際の会話の一部です。

「昔は、何やるにしても全員が納得してくれないとやらなかったけど、7割の人が納得していてくれればいいなと思うようになって、やっぱり100人いたら51人分かってもらえばいいなと思うようになり、世界一になっと時は、半分の人が分かってもらえばいい」と思うようになったよ。と言われていました。

人には様々な意見があってしかるべしだし、また、意見がなければおかしいんだよ。

自分の想いや進めたい事を短期間にスピード感をもってやり遂げるには、半分の人がよしと思ってくれればいいんだよ。というメッセージでした。

WBAやリーグ優勝、そして日本一と大きな仕事を終えられた「将」の言葉は重く、経営者としても価値あるメッセージでありました。

人が感じる以上の気を遣い、人の悪口や愚痴など聞いた事が無い名将。「..選手どうですか?」と聞くと必ず「あいつは本当に良い奴なんだよ。もう少しこうしてくれると一軍にも呼べるけどな。」と必ずその選手の“強み”を説明して、自身が望む部分を話されます。

今年も間違いなく強い巨人軍と確信した今回のキャンプ訪問でした。