2012年1月31日火曜日

ランキングかながわ ~統計指標でみる神奈川~

1月26日付けで神奈川県が発表した「ランキングかながわ」。

平成20年度の作成して以来、3年ぶりの改定版の発表でした。

「人口・自然」「産業・労働」「県民生活」「教育」「安全・医療」の5つの分野からなる169件の統計指数を掲載しています。

◆総人口
神奈川県の総人口は904万8千人で全国第2位。(これはスウェーデン1国の総人口にほぼ匹敵)

◆神奈川県が第1位
・人口性比(女性100人に対する男性の数)
・県外通勤・通学者数
・学術・開発研究機関の従業員者数
・旅行・行楽に行った人の割合

◆神奈川県が第2位
・総人口
・人口増減率(増加)
・県民総所得
・コンビニエンスストア年間商品販売額
・学術・開発研究機関数
・大学発ベンチャー数
・共同住宅比率
・公立小中学校耐震化率

◆神奈川県が第3位
・人口密度(総面積1K㎡当たりの人口)
・平均寿命(男性)
・工業製造品出荷額等
・小売業年間商品販売額
・NPO法人認証数
・男女共同参画計画の策定市町村割合
・道路実延長(総面積1K㎡当たり)
・幼稚園数
・大学等進学率
・消防署数
・警察官数
・平均身長(17歳・男性)

う~ん、こうしてみると神奈川県は生活するにしても、働くにしても、学ぶにしても良い環境にあるということですかね。

興味のある方は、深堀してみられてはどうですか?

2012年1月30日月曜日

教育投資

過日話題になった、「東大の秋入学制」検討。

検討にあたって、制度採用メリットに「グローバルな人材に対応」とありました。

あるビジネス誌に、我が国のお隣の国「韓国」のメジャー企業「サムスン」「LG」「現代」の、企業における教育投資について掲載されていました。

躍進著しい韓国企業の「グローバル人間づくり」の勢いは数字にも表れており、従業員一人あたりの研修コストは、約7万円/1年間~約10万円/一年間と日本企業のそれとは大きく差があるようです。

日本も韓国も、同じ国の人々で固まるという組織的な文化をもっており、その共通するグローバル化のバリアは言語的な制約でした。

しかし、韓国企業の変革は採用時や役員登用にも表れているようで、新卒採用に関してはTOEICのスピーキングスコアが900点以上となり、役員についも外国人役員を積極的に登用を始めているといいます。

欧米先進企業が1990年代に進めた、優秀な人材を国内に限らず、国外にも求める動きは韓国企業でも加速し、世界の経済をけん引しているということです。

もうひとつ、各韓国企業と日本企業の文化が似ていた点は、「オーナーシップの強さ」です。

韓国企業は、家族経営によるオーナー企業が多く、オーナーが意思決定すれば素早く行動するスピード感がある。

過去には、日本企業も同様なスタイルでしたが、時代とともに規則、規定やマニュアル、過去の事例を大切にする企業へと変化してきました。

急激な改革による不安は抱えているものの、急速に変化する世界経済に対応する力があるとも言える韓国企業ですが、もともとは同じような文化を持ち合わせていた韓国企業が「グローバル化」についても一歩先を走っている様子をうかがえる記事でした。

2012年1月29日日曜日

自分目線

「頑張ってるけど、結果が出ない」

「やっているつもりだけど、認められない」

「自分は優秀なつもりだけど、デキる人といわれない」

「自分にだって、これぐらいできる」

こんな人っていますよね。

そして、このような結果になる人は総じて『自分目線』が強すぎて、上司や先輩、同僚、そしてお取引先など“相手側”に立って物事を考えられないことが主な原因です。

相手側の視点に立って物事を考えられれば、自分を“客観的”に見る視点も養うことができ、だいたいの仕事はスムーズにいくものです。

以前、石川遼プロを題材に「自己肯定力」と「自己客観力」の話しを書きましたが、自分のありのままの姿を認め、自分が何をすべきかを客観的に見ること、また見える様に考え方を変えることは、事業における「ストーリー性」に繋がる重要な「視野の広がり」に関連付けられます。

本当に、強すぎる「自分目線」は企業人として命取りになりかねません。

2012年1月28日土曜日

笑えぬジョーク

最近、気になるニュースとして挙げたいのが「14年連続で3万人を超えた我が国での自殺者」です。

何が原因か?

様々な角度から解析すると、原因は一つや二つではありません。たくさんの原因があります。

昨今の若者は、本当に“いい奴”、“いい人”が多い。

いい人だからこそ、感性も豊なのです。

そう考えると今後、この数字はもっと多くなるのではないでしょうか?

本当に気になるニュースです。

先日、新聞掲載された記事、タイトルのとおり「本当に笑えない」内容でした。

内閣府の発表によると、今年3月の「自殺対策強化月間」のキャッチフレーズは『あなたもGKB47宣言!』に決定とあった。

自殺の兆しに対処すべき人を「ゲートキーパー」と言うそうで、それを土台に47都道府県で自殺防止に取り組むから「ゲートキーパーベーシック47」、略して『GKB47』だそうです。

もちろん、この略語は今や国民的アイドルの「AKB48」をもじったものだということは、簡単に想像ができます。

なにか違和感を感じるのは私だけでしょうか?

こんな“のり”で、悲しい現象と向き合える政策なのか? と感じます。

2012年1月27日金曜日

会社説明会

本日は、お仲間の企業の来春新卒者に向けた“会社説明会”を見学させていただきました。

今回お邪魔した会社は、新卒採用を始めて四期目ということで、段取りについても「もう慣れたもの」でたくさんの勉強をさせていただきました。

その中でも「社としての在り方」について、懇切丁寧に参加者に説明している姿は特に印象的でした。

“理念経営”と参加者の想いがマッチすることが、一番大切だという考えは、私にとっても共感できるものでまったく同様の考えでした。

言わば、この会社説明会は企業としてのノウハウでもあります。

今回、快く見学を引き受けて戴けたことに心から感謝致します。

そして、今回参加されました学生の方々未来が開けることをご祈念致します。

本当に有り難うございました。

2012年1月26日木曜日

つながり過ぎ?

昨日、NTTDocomo社の携帯電話の不具合がニュースとなりましたが、最近この手のニュースがやたら多いような気がします。

止まりをしらない「ネット社会」の広がりはどこまで行くのでしょうか?

スマホやタブレットの登場で、更にネット空間はせわしくなり、“常に何かとつながっている状態”に我々の生活はなっています。

この“常につながった”というか“つながり過ぎている”環境が人として本当に豊かになっているのか? 

疑問に思うのは、一応、恰好だけはスマホや携帯PCを持っているが、実はアナログ人間の私のような人だけでしょうか?

この“常につながった”状態を、昨今は『常時接続社会』と言うようですが、この便利だけども豊かかと言うと....矛盾!

「常時接続社会」における“ネット世間”。

逆に、「つながらない社会、生活」について見直されている企業や人もいるようです。

一切、eメールを止めたという欧米の企業やエグゼクティブも登場しているようです。

このような事例をみても、「つながり過ぎ」との今後の関わり方が、豊かさに与える影響は大きなものになりそうですね。

2012年1月25日水曜日

ダルビッシュ選手の記者会見に想う

ポスティングによるテキサスレンジャーズへの移籍が決まった「ダルビッシュ投手」の記者会見が、昨日札幌で行われました。

その際のインタビューについて、「こんな(最高)レベルの選手が、日本にも生れたんだ」と驚愕しました。

それは、「なぜ、MLB移籍を決断したか?」という問いに対しての彼の答えです。

「一番の要因は、僕は野球選手であって、相手打者を倒したいという強い気持ちで向かっていくのが好きで、それが仕事だと思っている。」

ここまでは普通の選手、私が驚愕したのはこの後のくだりです。

「試合前から、“このカード投げないでよ”とか“もう無理だよ”、“打てない”とか、そういう言葉を冗談でも聞いていて、なんかフェアな対戦をしていないんじゃないかという思いがあった。」

という答えです。

「日本には自分が対戦するレベルの選手はいない」

と取られるような発言ですが、私はそうは思いませんでした。

彼なりの気配りというか、配慮した発言で、シーズンを通して相手との戦いの中に「本当の戦い」がなかったのだろうと思いました。

表現は難しいのですが、「保てないモチベーションを、求められている新しい環境、世界でもう一度取り戻したい」と思ったんだろうなと思います。

野球のレベルでいうと、私なんかが想像できる範疇ではない、それはそれは高いレベルの感性なのです。

「こんなレベルの選手が生れたか?」とは、このような意味です。

この記者会見、単なる「ビッグマウス」的な選手のパフォーマンスではなく、ここまでの経緯や移籍に対する赤裸々な思いを、テキサスでの会見ではなく北海道のファンの前で報告したことを考えても、彼の人間としての魅力が表れている会見だつたと思います。

とにかく、プロアスリートは結果がついてこないと何にもなりませんが、彼なら必ず日本国民、米国ファンの期待に応えてくれるものと思います。