2012年6月30日土曜日

禅語「莫妄想」

「莫妄想」(まくもうぞう)

「AかB」の発想をやめると、余計な比較をしなくなる。(出所:枡野俊明氏著「禅の言葉」)

生と死。

美しいか醜いか。

善か悪か。

豊かか貧しいか。

つい、人間は対立的に物事を捉えがちです。

物事を対立的に捉えることで、好き嫌いや善し悪しか生まれてきます。

「莫妄想」とは、こうした対立的な捉え方から抜け出しなさいという意味のようです。

まったく嫉妬心を抱いたことがないという人など、おそらくいないと思います。

では、人間はどうして他人に嫉妬するのか?

答えは簡単です。

それは、自分と他人を比較するからです。

何かにつけて他人と自分を比較するから、最終的に「幸せ比べ」をしてしまいます。

その結果、他人の幸せを素直に喜べないということになります。

しかし、人間というものは他人と自分を比較するのが本当に好きなのだと思います。

人は人、自分は自分。自分の人生は自分だけのもの。

他人のそれとはまったく別物なのです。

それを比較すると、心から友人の幸せを喜べなくなります。

それは、自身に還ってくることです。

他人や友人の幸せを自分の幸せと比べないことで、心から幸せを祝ってあげることができます。

肝心なのは、今、自分のいる環境の中で、一生懸命に生きることです。

自分にしか見えない幸福が、きっと見つかるはずです。


2012年6月29日金曜日

会社を元気にする戦略

昨日は、「戦略のネガティブサイクル」について書きました。

しかし、ネガティブサイクルに陥る危険性があっても、「若い発展途上の企業は、それに立ち向かうことも必要だ」とも書かせてもらいました。

では、本当に正しい「会社を元気にする戦略」とはどのような戦略なのでしょうか?

「ネガティブサイクル」に対して、「ポジティブサイクル」になる戦略。

「ポジティブサイクル」は、人の生み出す「知恵」、組織の持つ「強み」、個人の「自主性」、「創造性」、そして、「遊び感覚」といった、現代社会に合わせた側面を重視する戦略です。

これが「会社を元気にする戦略」のキモで、そのサイクルの中心に位置するのが「ミッション」(使命・志)なのです。

ただし、そこにたどり着くまでには、昨日も述べたように、「スタンダードな戦略」、「古典的な戦略」も作り、実践をまず行うことが必要。

一足飛びで現代社会に合った戦略を作ろうとしても、「何かのモノマネ」、「ひ弱な戦略」でしかないと考えるからです。

ただ、本来の「現代に合った戦略作り」は、知っとかなくてはなりません。

あえて、挑むことも大切なのです。


☆「ポジティブサイクル」

強みの発見、顧客の理解   →   価値とビジョンの設定

                  ↑                      ↓

 ビジョンへの到達        ←   実現できる計画の設計     


 

2012年6月28日木曜日

会社をダメにする戦略

「戦略は、精密な分析を踏まえて合理的に作るべき。」

「計画は細かくチェックして管理すべき。」と、誰しも考えます。

しかし、実際はどうでしょうか?

経営環境がめまぐるしく変化する今日、「昔は、年に一度の計画作り」ですんでいた戦略も、今では一年中、計画の見直しに明け暮れているという会社も少なくないと思います。

また、一昔前だったら、「とりあえず前年度比プラス10%の売上目標」といった漠然とした目標もクリアできていたものです。

しかし、厳しい経済状況の中、なかなか成長戦略を描けないのが現在の状況なのです。

それなのに、目標だけば昔と同様に、威勢のいい数字が上から降ってきて、頑張っても、頑張っても、そんな目標は達成できない。

その一方で、本部からは、「もっと管理して、もっと教育して、もっと叱咤して」と、さらに細かな報告を求めてくる。

無理な計画に追われて、言い訳の報告に終始する毎日。

これでは疲れ果ててしまう。やる気も段々失われてくる。

その結果、会社全体が、将来の夢に向かって進む元気がなくなってくる。

ここまでどうですか?

この話し、このような会社は、ある程度まで進んだ会社がよく陥る話し。

要は、いいところまで行ったけど、その先の突破口が開けず、失速し、現在もその解決方法が見つかっていない会社の例です。

当社のような、まだまだ全てにおいてやるべきことがたくさんある「発展途上企業」は、こうなることを覚悟してでも、まずは作った戦略をブレずに進んでみなくてはならないと考えます。

そして、考えたことと実際にやったこととの差異を埋めていく努力をしなくてはなりまん。

「進んみました」、でも「直ぐに壁にぶつかりました。」、だから引き返しますでは、いつまで経ってもその壁をブレークスルーすることはてきません。

あえて、「わかっていても進む」ことも必要なのです。


☆「戦略のネガティブサイクル」

外部環境分析・・・「外部環境が変わった?また計画の作りなおし?」

数値目標設定・・・「とりあえず、前期比プラス10%で...」

計画実践・・・「何をすべきか明確でない」

実績のチェック・・・「未達なら言い訳を考えなきゃ、達成したら翌年大変だからそれ以上やらない」

外部環境分析.............

2012年6月27日水曜日

ジャパネットたかた

マーケティング専門書の中の事例に「ジャパネットたかた」の高田社長のことが記載されていました。

顧客のことをよく理解している数少ない会社の一つとして「ジャパネットたかた」の例を紹介していました。

1,000万画素のデジタルカメラの価値をいかに伝えるか?

高田社長は、「自分が納得して買いたくなる商品しか紹介しない」というポリシーを持っているそうです。

自分が買いたくないものを他人が買いたくなるわけがない。

高田社長は、最初1,000万画素のデジカメの価値がまったく分からなかったようです。確かに画素数は違うが、普通にプリントしたら300万画素と1,000万画素のカメラの品質の違いはない。

どこに使い道があるか、高田社長はメーカーの技術者に食い下がって聞いたらしい。

そして、放映直前に、ようやく顧客のイメージを持って納得し、テレビで次のように商品の説明をしました。

「テレビの前のお父さん、お母さん。可愛いお孫さんが生まれましたね。その可愛いお孫さんも、20年後30年後にはお嫁に行きます。」

「そのときに、可愛い赤ちゃんだったお孫さんの姿を、大きな新聞紙サイズの写真にして、贈ってあげてください。」

「お孫さんはきっと、おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!と感激してくれますよ。」

「大きな新聞紙サイズで隅々までピイントの合った写真。そのためには1,000万画素、このカメラが必要なんです。」

この放送のあと、このデジカメにはち注文の電話が鳴り止まず、用意したカメラ全部売り切れたようです。

高田社長のポリシー「自分が買いたいと思う商品しか紹介しない」。

そして、「いつも徹底的に顧客起点で考え抜くこと」。

そこには、今まで気づかなかった商品の価値が見えてくるのです。

分かっいているつもりで分かっていないのが「顧客ニーズ」です。

顧客のことをよく知ろうとすること、わかろうとすることが価値を持つということです。

2012年6月26日火曜日

私の仕事

私の仕事は、「幹部社員の指導」です。

指導というと語弊があるかもしれませんが、私の仕事は幹部以下の社員の指導・教育ではなく、私の仕事は幹部社員の指導だということです。

幹部以下の社員の教育・指導は、幹部社員がしっかりやってくれればいいと思っています。

ですから、私の幹部社員に対する指導は重要なのです。

どんな仕事でも「絶対に成功する」というものはありません。

ですから、「絶対に成功するマニュアル」もありません。

自分なりに考え、様々な方からの教えを戴き、幹部社員の反応を見ながら事業を進めていかなくてはなりません。

そして最低でも、向かう方向性はしっかりと示さなくてはなりません。

そうしないと、会社は動きようがありません。

まずは、私の向かいたい方向について、しっかりと幹部社員から理解と共感を得なくてはなりません。

その為には、理論的に説明しなくてはなりません。

この方向性を伝えるレベル1までは、どの幹部社員に対しても同じ対応です。

そこから、レベル2、3、4と上がるにつれて、個々の幹部との対応に変わっていきます。

そこで、やってはいけないことは二つ。

一つ目は、「押しつけ」。
二つ目が、「パワハラ」。

幹部社員は、同じ道を行く同志でなくてはなりません。

大切にしなくてはなりません。

幹部社員には、このことをしっかりと受け止めて戴き、自身の部下にもこのことを伝えてもらいたいものです。

「面倒見のいい上司」に必要なのは、「現状の大きさ」、「将来なって欲しい大きさ」を部下と共有し、どんな苦難があっても乗り越えるだけの「情熱の大きさ」を持つことです。

私の仕事も同様です。

幹部社員の現状の大きさ、私がこのような経営幹部になってもらいたいという大きさを幹部社員個々と共有し、どんなことがあっても負けない大きな情熱で共に事業を進めることです。





2012年6月25日月曜日

友人とは有り難いものです。

私にはたくさん友人がいます。

私の友人は、「特段用事はないけど、会いたいなぁ」私がふと想う人たちです。

私の友人は、「私の考えていること以上のこと」をやってきます。

そして、ほとんどの友人が「キチンとした仕事が出来た後、友人になった人たち」です。

地方出身者の私にとって、幼なじみといった子供の頃から知っている人は、近くにあまりいません。

そんな、もともと縁もゆかりも無かった人たちと、仕事や友人の紹介で広がった友人だちです。

もし、今の私の友人がいなかったらと想像すると、ゾッとします。

年上、年下、同じ歳に関係なく、友というものは有り難いものです。

その数だけ、私との物語があります。

いつまでも、その物語を紡いでいきたいものです。

「縁」は大切です。

2012年6月24日日曜日

祝!2,000本安打

ソフトバンク小久保裕紀内野手が、史上41人目の2,000本安打を本日の日本ハム戦で達成しました。

度重なる怪我にも負けず、8度の手術を乗り越えでの大記録。

今年も、開幕早々に2,000本まであと1本に迫った日に、椎間板ヘルニアでリタイアし、33日間の休養を経ての復帰第一戦目での、記録達成となりました。

とことん、怪我に縁のある選手です。

この小久保選手、相当な努力、勉強家のようです。

特に読書の方の量は、とうに2,000冊を越えているようで、日々常に練習のこと、試合での気付き、出会った人や本のこと、先人からのアドバイス、自身の悩み苦しもを赤裸々に綴った、メモ・日記も入団3年目の96年から今でも継続しているようです。

その中の一部が報道で公開されていました。

「努力について・・・もともとすぐに報われるような努力は、努力の内に入らない。努力とは、やってもやっても報われないことに対して“やめないこと”。」

「なかなか結果に結びつかないことに対してさえも、一生懸命にやること。これが本当の努力。使って無駄な努力はない。」

この文章を見ても、自分自身を常に追い込み、謙虚に日々と戦っていることが分かります。

残念ながら0-6で完敗した本日の試合、試合終了後、チームメートに集まってもらい、「個人的な記録で騒がせてしまった。勝利に集中できたかと言うと、自身の記録のことだけ考えたこともあった。」と頭を下げたと言います。

そして、最後にチームの主将として「もうここからは、連続日本一を考えてやろう!」と声を掛けたようです。

自分の役割と責任をしっかりと理解している素晴らしい選手です。

リーダーとはそういうものです。

2,000本おめでとうございます。