2009年5月14日木曜日

一通の手紙

GW前に九州出張した際に、甲子園出場時のチームメイト数人と会うことがありました。

皆、近況の報告もそこそこに、話題はすぐに30年前にさかのぼり、高校時代の会話とほぼ変わりません。

その中で、ただ一人後輩として参加するのが、当時のマネージャーの豊田和浩。

選手時代は、守備も華麗で足の速さもまあまあの内野手。しかし致命的な「非力」。しかし、その性格の良さと几帳面なところを買われて、二年生からチーフマネージャーに転向。私の同学年が9人しかいなかったこともあり、飛び級の「昇格」だった訳です。

その豊田マネージャーから一通の手紙が届きました。内容はと言うと「先日は大変お世話になりました。普段なかなか会えませんが、藤枝さんが帰郷されたときにはこうやって皆と会えてうれしく思います。.....藤枝さんの事は当時の監督先生にも伝えております。.....不況不況と叫ばれる厳しい折ではありますがお体にはご自愛ください。」との内容。

高校卒業後は、東海大学に進み、トヨタのトップセールスマンとして活躍し、現在は新・中古車販売会社の社長。地元の方に聞くと相当のシェアをもつグループ会社の一翼を担っているそうです。

卒業時に、私は「俺は死ぬまでキャプテン」「お前は死ぬまでマネージャー」と話した仲ですが、30年たった今でもそれを実践してくれてます。

社会人になってからも、仕事の事は勿論の事、身内の不幸も乗り越えて現在に至る苦労人。今後の活躍を陰ながら見守っています。

すばらしい後輩の自慢話しでした。