2011年12月31日土曜日

大晦日にあたって

「33万5千人」という数字。

この数字お分かりですか?

東日本大震災の被害に遭われ、この年末年始を避難所、転居先で迎える方の人数です。

大半が民間や仮設の住宅に入居している一方で、学校などの避難所に身を寄せていらっしゃる方も約680人もいます。

仮設住宅においても、寒さ対策等設備面は万全ではなく、厳しい年越しになるようです。

避難所にいる方が最も多い都道府県は埼玉県で648人。

県外へ転居された方が最も多い県が福島県で、5万9933人にもおよびます。

また、福島県を除く宮城県、岩手県の震災がれきの処分についての各都道府県および政令都市へのアンケート調査では、「現状、受け入れる考えがない」と回答した自治体が36団体で全体の約6割。

考えがない理由は「放射能に対する不安」がほぼすべての結果となっています。

「受け入れる考えがある」と前向きな回答は15団体で、「ない」と回答した団体は27と前向きな答えを上回っています。

被災地や転居先で、厳しい年末年始を迎えていらっしゃる方々には、心からお見舞い申し上げます。

本日、帰郷した私ですが、何か今までとは違った“外帰り”の心境です。

しかし、どのような厳しい日々でも、明日は必ずやってきます。

前に向かって進んで戴きたい。

私も、出来る事を来年も一生懸命に進めてまいります。

今年一年、本当にお世話になりました。

来年も宜しくお願い申し上げます。

2011年12月30日金曜日

仕事納め

当社は、本日が仕事納め。

社員をはじめ、当社を支えていただいております大勢の方にお集まり戴き「もちつき大会」を行いました。

本当に一年間お世話になりました。

今年は、例年に比べていろんな意味で大変な年でした。

「忘れられない年」であり「忘れてはいけない年」でもありました。

さて、来年はどのような年になるのでしょうか。

充実した年にしたいものです。

来る年が、皆様にとって素晴らしい年になりますよう祈念いたします。

明日は、私も久しぶりの里帰りです。

僅かなひと時ですが、親孝行のまねごとでもしたいと思っています。

2011年12月29日木曜日

今年の重大ニュース

今年も様々なことが起こりました。

その中でも、今後10年、30年、50年...「決して忘れていけない」のが東日本大震災と福島第一原発事故。

多くの尊い命を奪い去った大震災、自然の猛威には人間の抵抗など僅かな事だと改めて感じられました。

そして、過去の反省とこれからの日本の向かうべき方向が見えたのも確かです。

しかし、残念ながら向かうべき方向に誘導するリーダー、政治は混迷をきたし不安感だけが増すばかりです。

この年末年始、被災地では一向に処理が進まない震災がれきをはじめとする、大震災の爪痕をのぞみながら新しい年を迎えることになります。

大震災以降、団体の長として各方面との調整を続けてまいりましたが、検討調整の結果が実際のものとならなかったことは、自身の力不足と同時にどうしようもないもどかしさが混在した複雑な感情でした。

その他、世界各国でも大きなニュースが駆け巡りました。

「ユーロ危機」「アラブの春」...

一方、嬉しいニュースもありました。

「女子サッカーW杯優勝」はその代表的なニュースでした。

本当に、今年はいろいろなことが起こりました。

贅沢はいえませんが、「疲れた」という言葉が一番ふさわしいのが実感です。

昨日のブログにも書きましたが、もう一度心身を鍛え直して頑張りと思います。

皆様の重大ニュースは何でしたか?

今年も残すとこあと二日、明日は当社の餅つき大会です。

負の気配を吹き飛ばして、新年をみんなで迎えたいと思います。

2011年12月28日水曜日

来年の目標

来年の目標「再ダイエット」。

数年前から始めた「ノルディック・ウォーキング」で劇的に体質改善を実現し、健康体を取り戻していたのに、今年の四月以降、まったくやる気が起こらず身体はみるみるダブつき、すっかり元の姿になってしまいました。

来年は、もう一度健康な身体を取り戻すために気合入れてみたいと思います。

ノルディック・ウォーキングで身体を動かすことはもちろんのこと、やはりなんといっても食事です。

太らないための5カ条の復活です。

1.野菜から食べる
2.よく噛む、時間をかけて食べる
3.白米より玄米、白いものより黒いもの
4.朝・昼・晩の食事配分は「逆ピラミッド型」で
5.食べるもののカロリーをいつも意識する

そして...(これは内緒です。)

「また? しんちゃんはやり方が極端だから」と言われようが、やりますよぉ。

具体的な数値については「もう一人自分」と約束いたします。

皆さんは「来年の目標」もう立てましたか?

2011年12月27日火曜日

今年最後の経営会議

当社は、毎月2回の経営会議で、事業の進め方を合議性で行っています。

「チーム経営」です。

本日の経営会議は、当社今後の“道標”を決める重要な会議でした。

構成される6名の中で、議論に議論を重ね結論を出すことができました。

今年も残すところあと数日、事業年度でもいよいよ第4コーナーに入るところです。

私自身しっかりとリーダーシップをとり、より精度の高い「チーム経営」を進めてまいります。

2011年12月26日月曜日

夢の描き方

志や夢を描くには、「夢タイム」が必要です。

日頃から、定期的に何時間が「夢を描く時間」を確保する事と「夢を描くスペース」を用意しなくてはなりません。

あるコラムでは、「夢を描いてますか?」という問いに、あなたはどのように答える事ができますかという内容のものがありました。

確かに以前と比べて、心に余裕を持って一定の時間「こうしたいなぁ」「こうなりたいなぁ」と考えることが少なくなった様な気がする方。

あまりにも現実的で、常識的な頭の中の回路になってしまったのか?

現実と夢との差異の嫌気がさしたのか?

一方「夢は描いているが、人に説明は出来ない。」という方もいらっしゃると思います。

・私の夢は・・・です。と明確に答えれるだけ考えてない。
・考えていないことを、正直に認めていない。

どうも、夢を描くことを進めるためにはあるコツがあるようです。

それは、「夢を描いていない」ということを認めることから始まる“自身の変化”のようです。

自分を認める、他人にさらけ出す行為により、人は話しを聞いてくれて、その正直さに心打たれて支援、応援を受ける事ができるのです。

それは正に、自分が変わるきっかけとなるのです。

そして、自分が変わる事で、最終的に夢が叶うというのです。

皆さん、どうですか?

「最近、夢を描く時間を確保してますか?」

2011年12月25日日曜日

目的を明確に

よくある話し「一生懸命なのは分かるけど、もっと簡潔に報告してくれない?」。

上司からこのような苦言を言われた事はありませんか?

報・連・相の大半を占めるのが「話す」という行為です。

報告は単なる事例の羅列では意味がない。

また、結論までダラダラとたとえ話をしてもまどろっこしいだけです。

言いたい事を簡潔に論理的に整理して伝える事が大切です。

その為に有効な論理的な話し方がいくつかあります。

その中の一つが「PREP法」です。
POINT(ポイント)
REASON(理由)
EXAMPLE(具体例)
POINT(ポイント)

最初にポイントを伝え、次にその理由を述べる。わかりやすくするために具体的例を挙げ、最後に念押しで再度ポイントを告げてまとめる。

先ずは、結果とポイントを話すということが先決になのです。

そうすれば、「細かい話しはいいから結論を先に言え!」と起こられる事もありません。

2011年12月24日土曜日

冬のボーナス

先週、当社では、ボーナスの季節恒例の“個人面談”が行われました。

冬のボーナスは、上期の業績見合いでの評価となるのが、当社のシステム。

今回も病気療養の社員以外の全員と面談が出来ました。

さて、この季節の世論調査でテーマに上がるのがこの「冬のボーナス」ですが...

その結果はというと

全国に住む500人の男女に対するネットアンケート。

本人あるいは家族にボーナスが
「すでに支給された」35.6%
「まだ、支給されていない」12.6%

「今年は支給される予定はない」6.6%
「もともとボーナスがない」41.6%

昨年に比べて
「額が増えた」13.5%
「減った」41.3%

昨年も支給されなかった人で
「今年も支給されなかった」69.7%

そして、支給額のうち“貯金”にまわせる割合は
「ほぼゼロ」19.7%
「できるか分からない」18.9%

なんとも、現実感のあるこの数字。

住宅ローンや学資ローン等々、ボーナス払いのウエートが多い方もいらっしゃるかと思います。

こうやって改めてこの数字を見ると、経営者としての責任の重さを再認識致します。

2011年12月23日金曜日

小型家電

貴重金属、希少金属など有用金属を含む「小型家電」にリサイクルについて、22日環境省は「国内循環を促進するためのリサイクル制度案」を発表した。

今回は、特にリサイクルを推奨する「特定対象品目」を提示し、同時に海外での不適正処分の防止も行い、来年の通常国会にリサイクル関連法案を提出し、14年の本格施行を目指すものです。

現在対象として検討してしている品目は60〜70品目、今回の「特定対象品目」特に有用金属の回収が望めるものと、比較的回収が用意なものを16品目提示しています。

また、海外の不適正防止に関して、輸出の際の経路や処分方法等について環境相の確認も義務づけられ、罰則についても整備するとの事です。

これまでも、再三注目を浴びていた「小型家電」のリサイクル規制ですが、正しい道筋で大きな成果を得られる事を期待したいものです。

「特定対象品目」
・携帯電話
・デジタルカメラ
・据え置き型ゲーム機
・ビデオカメラ(放送用を除く)
・デジタルオーディオプレーヤー(フラッシュメモリー)
・公衆用PHS端末
・デッキを除くテープレコーダー
・携帯型ゲーム機
・電子辞書
・デジタルオーディオプレーヤー(HDD)
・CDプレーヤー
・MDプレーヤー
・ICレコーダー
・ETC車載機ユニット
・VICSユニット
・電話機

2011年12月22日木曜日

深読み「COP17」

先日、COP17について書かせてもらいましたが、各紙、専門誌を参考にさらに深読みしてみたいと思います。

前回のやや否定的な意見に対して、本日は少し前向きな話しです。

地球温暖化対策や省エネについて、我が国は世界でも最も削減してきた国であることは間違いありません。

しかし、世界の主要国すべてが参加しない状況下で、さらに日本だけがかたくなにその義務を全うしようとすると、他国からCO2排出枠を購入せざるを得ず、日本政府レベル、民間レベルで数百億円、数千億円の支払いを今後も継続して行わなくてはなりません。

これはまことに「不合理」「不公平」なことになります。

そもそも、鳩山政権時に世界に発信した公約は、日本が率先して削減目標を掲げれば、中国も米国も追随するいう「甘い」ものであったとも言えます。

しかし、結果は残念ながら両国とも削減義務を負う姿勢など全く無しということでした。

今回、日本政府が主張した「全主要国の参加なしに日本も参加しない」という方針は、日本の“一人相撲”に終わりを告げるものでもあります。

では、今回の結果を踏まえて、今後何を進めるべきか?

答えは2つ。
☆国際的削減の枠組みの外にあっても、日本は常に省エネ、温暖化対策技術の開発に力を注ぐ
☆その努力の結果として、世界のモデル国となり、未来産業のリーダー国になる

この答え、分かりきっている事でしょうが、この進むべき道に関しては、今後の日本の真価を問われると言っても過言ではないと感じます。

2011年12月21日水曜日

言葉を丁寧にするチェックポイント

丁寧な言葉づかいは、すぐには身につきません。

日頃から、自分の言葉づかいをよくするように心掛ける事が大切です。

特にお客様との会話における言葉づかいは十分に気を配りたいものです。

「親しいつもり」が「馴れ馴れしい」と思われる事もあります。

そこで、丁寧な言葉づかいに関する5つのチェックポイント

1.自分の事を「わたくし」といっているか
2.「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を理解し、使い分けているか
3.「クッション語」を使っているか→「クッション語」とは、言葉の頭に「申し訳ありませんが」とか「恐れ入りますが」など前置きに使って、後の言葉を和らげる言葉のこと
4.語尾までしっかりと言い切っているか
5.流行語や若者言葉、略語などを使っていないか

どうですか?

『仕事に慣れても、お客様に慣れてはいけない』という教訓ですね。

2011年12月20日火曜日

「企画に行き詰まったぁ」

企画に行き詰まったとき、どうするか?

企画のプロとアマチュアには、明確な違いあるのです。

プロは、「誰かと会って」企画を考え、アマチュアは、「一人で考える」だそうです。

そして、そのプロにも一流と二流があり、「一流は相談相手を選ばない」のに対して「二流は相談相手を選ぶ」ようです。

そこで、いい企画を生む7つの心得
1.一人で考えるな、誰かと話せ
2.相談する相手を選ぶな
3.協力し合えるチームを作れ
4.積極的に人の企画の相談に乗れ
5.つまらないネタをたくさん出せ
6.複数のアイデアを無理矢理一つに合体させろ
7.企画は瞬発力。一時間以上考えない

いい企画は、すぐにポンと出るものではありません。

頭の中で、考えて考えて出てくるものです。くだらない、つまらないと思わないで、そういったアイデアをたくさん出すのです。

K協会のY君!! 行き詰まらないで、つまらないアイデアをたくさん考えてみて下さい。頑張ってね。

2011年12月19日月曜日

COP17

先日閉幕した、南アフリカ・ダーバンで開催された「第17回国際気候変動枠組締結国会議」。

今後の地球温暖化対策に大きな影響を与える重要な会議でした。

結果として、開催前からささやかれていた「後ろ向きな」会議となったようです。

米・中・印の大量排出国の未参加による「不公平感」が更に溢れ出し、カナダは脱退を表明し、2013年以降の枠組みについて各国が微妙な声明を発信しています。

我が国においても、鳩山政権時に2020年までに、1990年比で25%削減するという“国際公約”があるものの、今回の会議では、2013年以降の枠組みには参加せず、独自の削減努力を進めると声明しています。

また、大量排出国の米・中においては、2020年以降参加する意向は示したものの取り方によっては、2020年までは大量に出し続けることの宣言ともとれるものです。

どちらにしても、来年度末をもって期限が切れる「京都議定書」。

産業界からは、現実味のある今回の声明と言う声もあり、賛否両論といえる結果でありました。

まさに、各国が「国益」を大きく配慮した、大変難しい対応を迫られた会議でした。

ただ、我が国は地球温暖化対策においても、他国に対する発言力が更に低下したことは間違いないようです。

2011年12月18日日曜日

稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?

23万部を超えるベストセラーになった「稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?」。

長財布を持つことで、お金に対する意識が変わり、それが稼ぐ人になる近道なのだという。

著書の中にある「長財布7か条」
1.新しい財布を買ったら、100万円の札束を入れる(難しかったら、自分にとっての大金をいれる)
2.財布に五千円札をなるべくたくさん入れておく(一万円札をくずさないためにも五千円札を入れておく、この努力が意識改革につながる)
3.お札は上下向きを揃える(お金は財布の中できれいに保つこと)
4.硬貨は小銭入れに入れる(長財布は太らせないためにもお札だけにする。小銭と札に差をつけることでお金に気を配れる)
5.会計の時は新札で支払う(お金に好かれる人は常に他人にも気を遣う。お金を受け取る側にも気を遣う)
6.お金を渡す時は丁寧に渡す(お金は人間的です。雑な支払いをする人の元にはお金は戻りません。)
7.心の中で「いってらっしゃい」「お帰りなさい」をいう(支払いのときに気持ちよく「いってらっしゃい」を言える人は無駄遣いしない)

いかがでしたか?

『富』を得たければ、財布の中に“規則”で縛る!!

これが、大切のようですよ。

2011年12月17日土曜日

第71代内閣総理大臣 中曽根康弘

第71代内閣総理大臣「中曽根康弘」氏のインタビー記事。

「ポスト3.11のリーダー学」

今なお、政治家ペスト10の上位に位置する中曽根氏。

直近のアンケート調査でも1位「小泉純一郎」2位「田中角栄」に続く3位に挙げられています。

今回のインタビーの中で、特に気になった部分を御紹介いたします。

“スケールの大きなリーダーとなれ!!”

国益というもは、大国、中国、小国でそれぞれ異なる、とりわけ世界的な危機の際には、それが正面からぶつかり合う。そこで自国の利益を守るのが政治家の責任であり、大きな政治家同士であれば理解し合い、間を持たせる。
小さな政治家なら喧嘩別れに終わる。
(キッシンジャー米元国務長官、サッチャー英元首相、レーガン米元大統領、ゴルバチョフ露元大統領の挙げ)
昔の政治家は、主張は主張、妥協は妥協で、相手の国も活かすようなスケールの大きさがあった。渡すもの渡し、取るものは取る。その代わりに大きくやる。大きく渡して、大きく取るのだ。
(略)
最近の政治家の質が少し下がってきて、小さく渡して、小さく取ってそこで固まる、という傾向が強いようだ。
野田首相にしても実務型の真面目な外交官で、大きく投網を打つような仕事はやれそうにない。目先の課題に追われて、独自的に長期的、歴史的視野に立って、自らの外交戦略に取り組んでいるという感じがあまりしない。
日本にとっての長期的国益とは、太平洋の平和であり、経済的な相互依存関係の公正な強化であり、世界に対する発言権を獲得することだ。
来るべき新しい一年、私がのだ首相に期待するのは、日本と中国とアメリカの三首脳会議を定期的に開催することだ。
日米、日中、米中がバラバラに話し合うことはあっても、三者が一体となって話ししたことはない。これを日本が主導してやることは、太平洋の平和の基礎になる大きな仕事である。
そういう大きな夢を着々と実現できるように邁進して欲しい。
そして、国内においては選挙に勝つこと、解散の時期と選挙公約を間違えるな、と首相には言っておきたい。

*プレジデント参照

2011年12月16日金曜日

震災後に増えた社会貢献意欲

あるビジネス誌が行った調査によると、震災をきっかけに変わった“仕事観”について、次のような結果がでました。

31.2% 「社会貢献につながる仕事を欲するようになった」
28.0% 「仕事を早く切り上げて家族との時間を確保するようになった」
26.8% 「仕事についてやりがいを考え始めた」
24.3% 「自己実現につながる仕事を志向するようになった」
12.6% 「仕事の面白さを重視するようになった」
7.2% 「より収入の多い仕事につきたくなった」

震災後、仕事観はどのように変わったか?

もっとも回答が多かったのが「社会貢献につながる仕事を欲するようになつた」でした。

社会的ポジションが高い人はは、もともと収入よりも社会貢献を意識している人が多いのですが、今回の震災で、そうでなかった人も変わってきたというこです。

どんなに強い人間でも、未曾有の自然災害には勝てず、人間の個がいかに小さいものかを痛感させられました。

だからこそ、社会や地域全体で助け合いながら、支え合いながら生きていきたいという感覚が強くなってきた結果だと思われます。

もうすぐ、平成23年も終わりを告げようとしています。

平成23年は「忘れられない年」であります。そして「忘れてはいけない年」でもあります。

2011年12月15日木曜日

人間通になれ!!

「営業の鉄則」「顧客満足の鉄則」のひとつ、“相手に関心をもって付き合え!!”。

営業マンは「お客様のため」とよく口にします。

「このサービスはお客様のために役立つ。だからあなたにお勧めします。」では、“売る側”の想いで、お客様には喜ばれません。

「特別にあなたにお勧めします。」が必要です。

通り一遍の営業であるなら、淡々と商品説明をし、金額を提示し、NOといわれたら引き下がる。このルーティンしかありません。

もっと突っ込んだ営業展開を望むなら、お客様の心を動かさなくてはなりません。

その為に必要な2つのキーワード

☆「ときには、売れるか売れないかは、一度わきに置け!!」
使ってもらう、使ってもらえない、売れた売れないだけではなく、純粋にお客様ち付き合ってみるのも必要です。
売り買いの話しの商談だけではなく、人間として付き合うことで、関係が深まりビジネスチャンスも広がるものです。
「この人とはビジネス以外のお付き合いもできそうだ」「友達になりたい」と思っていただけるなら、自ずと信頼も深まるものです。

☆「お客様についてどれだけ語れるか」
お客様はどんな方?
お客様について、どれだけ知っているか、そして、その方のために自分がどんなことをしていきたいのか?
単に「顧客情報」を知っているというだけではなく、自分自身の『五感』を通じて得た印象を考え、感じ取ってみることが大切です。

営業というものは、ある面心理学者のような『洞察力』が求められます。
「この方は、こんなひとかも?」
「この方は、こうしてあげれば喜ぶかも?」
と考えながら接するべきです。

「自分のことを覚えてもらおう」
「自分のことを認めてもらおう」
のように、自己中心的に考えていては、いつまで達ってもお客様との距離は縮まりません。

私は、野球の世界で捕手という仕事をベースに、廃棄物の集荷、企業と恊働提案の中で「洞察力」を学び、相当のレベルでその力を手に入れることが出来ました。

「疲れているな」「具合悪そうだ」「どこか痛そうだ」「何かをかばっている」「いつもと違う」「目線が合わない」「時計を見た」「上の空だ」なんていうことは、すぐににも分かること。

会話の中で、「自分のことを話す割合」「人を非難する割合」「人を褒める割合」「過去の話しの割合」「未来についての割合」
こんなことで、その方の人柄や現在の心境を測ることもできます。

「有難う」「悪いね」「申し訳ない」「うれしいよ」と素直に話せる人とは、自ずとどのような人かは理解できる。

洞察力とは、いかに自分を殺し、相手にフォーカスできるかなのです。それが人間通なのです。

2011年12月14日水曜日

「ムダ取り」

地球温暖化や電力事情に関する問題もあり、昨今「スマート思考」が話題に上がります。

スマート思考=節約、賢く使う

しかし、“節約”と聞くと、「節約とは、我慢すること」「節約とは無理すること」と思い込みがちです。

実際に、当の私もそうです。

しかし、生活の中のムダを省くと考えると、何の無理も我慢もないという考え方が「ムダ取り」の思考です。

そして、「ムダ取り」の思考こそ、長く続けられるというのです。

具体的にいうと、いくつかの項目が上げれるようです。

1.水道光熱費
先ずは、家選びの段階で、風通しがいい、日当りがいいなど自然環境を配慮する。既に住んでいて変えようがない方は、塞いでる風の通り道を解放したり、厚手のカーテンで冬対策をすることも一つの方法です。
消費電力の上位は、エアコン、冷蔵庫です。ここを上手く使いたいものですね。

2.通信費
通話にはスカイプ、ネットにはモバイルルータを活用、固定電話を廃止しるのも一つの案です。

3.自動車
住環境にもよりますが、都心であれば所有よりもカーシェアリングもあり、月4回程度の使用であれば切り替えた方が徳のようです。

4.食費
食費の節約は、外食を我慢するとか得割り商品を買うことばかりではありません。食品の廃棄率は平均で30%といわれています。食材を使い切るだけで大きなスマート化ができようです。

5.趣向品
最近の流行で、以前ブログにも書きましたが「断捨離」ではなく、先ず購入時に再度購入の理由を再確認する。本当に必要なものかどうかを購入時に確認するだけで大きな効果がでるようです。

この他、以前のブログに書いた禁煙などを付加することによって、30年間継続すると「5,000万円」の効果があるというのです。

気の遠くなる話しのようですが、年金問題をはじめとする社会保障問題が大きな課題となっている中、老後の5,000万円は大きいですよ。

私には難しいでしょうけど・・・(書いといてそれはないよですね)

2011年12月13日火曜日

ものづくりの行方

我々廃棄物処理業は、「ものづくり」から受ける影響が大変大きいのですが、昨今の様々な社会的背景により、日本の製造業が危機的状況に立たされているとの報道が後を絶ちません。

よく言われる「日本の製造業」が囲まれる「六重苦」。

・過去最高水準の円高
・高い法人税
・自由貿易協定の大幅な遅れ
・厳しい労働法制
・地球温暖化の抑制目標
・原発事故がもたらす電力不足

このままでは、日本のものづくりは海外へシフトされ、空洞化が進み、結果として膨大な雇用の喪失へと向かっていくのです。

あるコラムでは、その解決策に対する提言の一つに「国のかたち」と「人材の育成」が重要とありました。

まずは、我が国が貿易立国として「きちんとしたスタイル」をいかに創造できるかということ。

もうひとつが、弱点となっている“高等教育”。

大学の力を取り戻して「理数離れ」に歯止めをかけなくてはならないと述べています。

今後も進む、人口の減少も「人材」にフォーカスした場合、今後の大きな課題でもあります。

朝日新聞が実施した世論調査によると、「日本の大学で、企業や社会が求める人材を育成できていめと思うか?」の質問に対して、「できている」と答えた人は25%止まりで、64%の人が「できていない」としている。

また、「世界に通用する人材を育てているか」の問いにも、63%が否定しています。

「ものづくり」の行方にこの人材の育成は大きく係わりをもつのは間違いないようです。

2011年12月12日月曜日

おかげさま人生

野田首相が、民主党代表選で引用した詩。

「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」

詩人、「相田みつを」が書いた詩です。

東日本大震災後、企業がCM自粛する中、繰り返し流された「こだまでしょうか」。

詩人、金子みすゞの詩です。

この二つの詩、日本人の心に沁みた代表的な詩です。

この優しき詩がなぜ、日本人の心に沁みたのでしょうか?

なんでも頑張れば良いと言うものではない、ときには泣いたり、心から笑ったりしないと身が持たないものです。

肩肘を張らずに、辛い時は辛いままに、嬉しい時は嬉しいままで良い。

このような想いが、二人の詩と自分の心が重なり合うから心に沁みるのでしょう。

相田みつをの詩に「おかげさま人生」という十二章からなる作品を見かけましたのでご紹介致します。

一、バカのおかげで利口がひかる
二、落ちてくれる人のおかげで合格できる
三、負けてくれる人のおかげで勝たせてもらう
四、脇役のおかげで主役が生きる
五、職場があるから働ける
六、後輩のおかげで先輩になれる
七、子供のおかげで親になれる
八、嫁のおかげで姑になれる
九、相手(縁)がなければケンカもできぬ
十、聞いてくれる人のおかげでぐちもこぼせる
十一、下水のおかげで水も流せる
十二、読んでくれる人のおかげで書かせていただく

この考え方をすれば、世の中にいらないものはないということになる。

今まさに、日本人が心に沁み入る詩とは、優しい言葉のなかに作者の一貫した生き方、姿勢があり、その優しさと気迫が自分の人生と重なり合うからなのでしょうね。

2011年12月11日日曜日

日本で一番売れているタレント

今、日本で一番売れているタレントとは?

多くの人々が「芦田愛菜ちゃん」と答えるでしょう。

ドラマ、映画、CM、そしてバラエティーのMCまでこなす『スーパーキッズ』です。

このスーパーキッズ、なぜここまで国民から認知されるのか?

あるコラムでは、芦田愛菜ちゃんの魅力について次のように書かれていました。

国民が彼女に求めているものは2つ「可愛らしさ」と「癒し」です。

確かに、様々な社会的背景もあり、国民全体の“癒し”求めるニーズは高まっています。

また、可愛らしさについても、“子役”というジャンルが完成されているなかで際立った存在感があるのは「子供らしさを完全に備えている」ということのようです。

子供らしい目線、子供らしい発送、そして何よりも可愛らしい仕草やおしゃべりをテレビの前できちんと表現できることです。

さらに、彼女が他の子役と違う優位性を「スイッチのオン、オフ」を明確に切り替えられる点だと伝えています。

要は、場の空気を敏感に読み取り、即座に対応する能力があるのです。

大人の世界で、状況に応じてスイッチのオン、オフができるのは、女優としての天賦の資質を持っている「天才」といえるのではないか?

しかし、所属する事務所の社長は「愛菜は、天性10%、残りの90%は努力」と言っています。

過去、オーディションに落ち続けた時代、東京でのオーディションに落ち、大阪に帰る新幹線の中で母親と「どこが悪かったか」をきちんと分析し、失敗を次回の糧にしていたそうです。

なんとその数50~60回といいます。

失敗を次の糧に出来る彼女ですが、彼女が際立つ特徴としてもう一つあげるとすると「集中力」と「勉強熱心」のようです。

移動時間や休憩時間には必ず読書をし、読書好きな父親を「読書ライバル」と話すほどのようで、この集中力と勉強熱心が、子供とは思えない精神力につながるようです。

今後も当分続くであろう「子役ブーム」。

愛菜ちゃんの躍進と素晴らしい演技、今後も大人たちの大きな関心になりそうです。

ちなみに、彼女の所属する事務所「ジョビィキッズプロダクション」の前身は幼児教室だつたようです。

お受験だけを目的とした予備校的な教室ではなく、一人ひとりの子供の個性を重んじて、自信を持たせることをポリシーとしているそうです。

いつの時代も、素晴らしい人材を輩出するのは教育ということですね。

2011年12月10日土曜日

海外FA、ポスティング移籍

今年のオフは、日本プロ野球からFAやポスティング制度を利用して、米国MLBに移籍を望む選手が多いですね。

中島内野手(西武)、岩隈投手(楽天)、青木外野手(ヤクルト)、川崎内野手(ソフトバンク)、ダルビッシュ?...

しかし、今年はいつもの年とは少し中身が違うようだ。

川崎内野手(ソフトバンク)は、控えでもいいからイチロー選手とプレーしたいとか、中島内野手(西武)もヤンキースが控えの内野手として落札したようですし、今までのようにあくまでも主力選手としてというこだわりがない移籍希望選手や獲得球団が出てきました。

実際に、イチロー選手、松井選手、松坂選手のような“即戦力”的な選手がいないようですが、日本に残って大金を稼ぐことよりも「違う望み」を叶えるために移籍を希望する選手が多いように思えます。

そこにはあるものは?

彼らを動かす何がそうさせていのでしょうか?

「自分の力を試したい」「一度でいいからメジャーでプレーしたい」「あの独特の空気を味わいたい」

今回、移籍を希望している選手のほとんどがWBCを経験した選手です。

あの米国の球場の雰囲気を味わったら「ここでプレーしたい」と思うのでしょうね。

私自身、フィールドの経験はマイナーリーグの球場しか知りませんが、米国の球場が「ボールパーク」といわれ、観客との近い距離感、捕球音や打球音を直に聞きとれる独特の雰囲気は、野球人でなくてもゾクゾクするものがあります。

日本での、ある面「安定的なプロ野球生活」を捨ててでも挑もうとする移籍希望選手たち、そこには「より人間らしく」「より野球人らしく」みたいな、心の幸福感のようなものを求めているような気がします。

そんな生ぬるいことを言っていると、日曜日の朝にOBのH氏に「喝だ!」と言われそうですが、未曾有の大災害が起こり、社会が大きく変化しようとしてる中、プロ野球の世界でも「何かが変わろうとしている」そんな気がしてなりません。

移籍を可能にした選手達には、思いっきり「ベースボール」を楽しんでもらいたいものです。

様々なリスクは覚悟の上の挑戦でしょうから。

2011年12月9日金曜日

暗黙のルール

どの世界にも「暗黙のルール」というのがありますね。

以前と比べて、透明性とか情報開示とか、様々なシーンで中身が見えるようにはなってきているものの、業界によっては「暗黙のルール」が今なお残っているようです。

本日は、法的拘束力はないけども、“慣習”“前例”といった暗黙のルールを「政治」の世界から見てみたいと思います。

まずは、テレビで中継される委員会や本会議場での「ヤジ」。このヤジは一年生議員の仕事の一つのようです。

議会における一種の「賑やかし」のようなものですが、党の国対委員長が一年生議員を指名し“ヤジ要員”として議場に送り込むようです。

また、小選挙区で落選し、比例区で復活当選した議員はいい役職はもらえず冷遇されるといった「暗黙の冷遇」もあるようです。

こういった「暗黙のルール」は政治家間だけではなく、政治家と記者の間でもあり、“オフレコ”といわれ場合は話した人の具体的な名前を出さないというのが「暗黙のルール」。

新聞でよく見る「政府首脳」や「自民党幹部」、「政府関係筋」なんていう表現はその代表のようです。

他にも様々な「暗黙のルール」があるようです。
・総理は衆議院から
・閣僚ポストの2席は参議院
・参議院に入閣は原則1回  *自民党の場合の不文律、過去に例外もある
・祝い事に贈る花は胡蝶蘭
・議会開会式は参議院議場開催

そして、議員のみならず議員秘書にも「暗黙のルール」が多く存在するようです。

この「暗黙のルール」。大分世の中から消えてきているかのように感じますが、まだまだ「暗躍の源」として存在しているのでしょうね。

どの業界にせよ、それなりに背景があるとはいえ、傍目からうかがい辛い「内輪のルール」が増えすぎると国民からは分かりにくい気もしますね。

2011年12月8日木曜日

「変わる」ということは大変なこと

自分自身を“変える”“変わる”ということは、大変勇気のいることです。

しかし、「勇気を失えばすべてを失う」ということも事実です。

“変わる”ことを恐れていると結果は残せません。

いつもと同じということです。

だから、本人も組織も前に進むことができません。

名将、野村克也氏はこの“変わる”ことについて、次のように語っています。

「どうしても変わろうとしない選手がいたらどうするか?」という問いに対して...

「私は“諦めろ”と言います。」

過去の自分を「諦める」ことで、新しく「生まれ変わる」ことができるのだ。

と自身の経験からも分かった原理だと述べています。

「過去との決別が自分を変える」「新しく生まれ変われるチャンス」と捉えるということです。

そのことに気付かせることもリーダーとしての役割であり、一人ひとりに明確な目標を持たせることができるかどうかに係わってきます。

目標が明確になれば、どう努力するかが明確になる。

野村氏がいう「考え方が変われば行動も変わる」につながるのです。

そして、それこそが、人材一人ひとりを最大限に活かす“適材適所”につながるということです。

「諦め」が役立つ唯一の効果、それは「過去を清算し、生まれ変われる」ということです。

2011年12月7日水曜日

「バカは風邪ひかない」って本当?

巷では「長引く風邪」が大流行しています。

そういう私も既に風邪をひいてから10日も経つのに咳が止まりません。

そこで、今日の話題は「バカは風邪ひかない」という都市伝説!は本当か?です。

仕事にプライベートに忙しい現代人ですが、目一杯に入ったスケジュールに風邪をひいて穴をあけるなんて避けたいものです。

ある医療雑誌によると、風邪や病気の原因といわれるのが、「疲れ」「ストレス」...

「ストレスは確実に免疫機能を低下させる」といいます。

仕事が多忙なとき限って風邪をひきがちなのは、心身にストレスが蓄積しているためでもあります。

「バカ」=ストレスを感じない人。と解釈するのはいささか乱暴ではありますが、少なくてももの事に無頓着な人方が、ストレスは蓄積しにくいのは事実だと思います。

つまり、風邪をひきにくい傾向は、医学的にもあり得るということです。

ビジネスはある面ストレスとの戦いともいえます。

オーバーワーク時のストレスを上手に癒し、効果的に免疫力を維持するためには、単なる気分転換だけでは、効果がないようです。

音楽を聴いたり、映画を観たり、身体を動かすのはいいが、そのために更に睡眠時間を削られたりしては本末転倒です。

不眠もまた、免疫低下させる大きな原因でもあります。

しっかりと栄養をとって、たっぷりと寝ることが何よりも免疫維持には効果的のようです。

激務続きの時ほど、パーっと飲みに行きたいものですが、体調管理を優先するなら、早めの就寝を心掛けた方がよさそうです。

「バカは風邪ひかない」には、どうもこのストレスとの関係が深いようですね。

私が度々風邪をひく原因がわかる気がします。(なんちゃって...)

2011年12月6日火曜日

出世についての話し(後)

昨日に引き続き、「出世に関する話し」です。

出世してはいいけど、先輩が部下になり「なんか気まずい」という話はよく聞きます。

案外、出世に関する悩みはこの手の話しが多いようです。

企業も年功序列から成果主義へと変革していく中、素晴らしいことではあるが、当事者にとって見ると実力的に大きな差がなければ、「たまたま上司の覚えがめでたいだけだった」と気まずさだけが残るようです。

しかし、気まずさはあるものの、どうしてこの出世した上司と後輩の部下になった人との差が生れるのでしょうか?

企業が求める“出世できる人材”とは、人を率いることのできるリーダーシップを持った人材です。どうも大企業の役員を見ても、スペシャリストタイプは少ないようです。

リーダーシップとは、チームが働きやすい“環境整備の能力”なのです。後輩や部下が働きやすい環境をそつなく作ってあげれる力のある人というのは、やはり職場での人望も厚いものです。

社内の連携や調整事項、人は誰しも社内の雑務に時間を取られることを嫌います。しかし、これを処理できる人こそが“人の掌握”ができるのです。

逆に、自分のテリトリーの中でひとつの仕事にまい進してしまう、“職人型”のスペシャリストは、評価が必ずしも出世につながらない傾向があるようです。

このような、どこかでついてしまう“差”ですが、「あわよくば」と出世を狙っている方はご参考に...

2011年12月5日月曜日

出世についての話し(前)

社会人はどうしても「できる人」と「できない人」に判断されがちです。

では、その「できない人」「出世できそうにない人」とは、世間はどのようにみているのでしょうか?

あるアンケート、「職場の同僚、先輩がうだつが上がらないように見えるところとは?」に対する回答です。

「話し方や会話の内容に知性を感じられない。」
「明らかに他の人よりミスが多い。」
「不潔で、社会人として基本的になっていない。」

このようなコメントですが、この内容は「そもそもビジネスマンとしてどうか」のような気がします。

出世以前の問題のようですね。

昨今の企業経営では、組織を簡略化し、対外的に序列の分かりにくいポストを整理する企業が増えています。出世するということはポストを得るということでもありますから、益々組織の中での「好まれている」「好まれていない」という差が、チャンスがある、ないにつながるようですね。

一昔と異なり、年功序列も終身雇用も良き時代の話であり、ただいるだけで役職が上がっていく時代ではありません。

出世するためには、“上から引き揚げてもらう”か“下から押し上げてもらう”か、大まかに2パターンです。

ここにはやはり『人望』が必要不可欠なのです。

人を率いる力を持っている人を上は評価しますし、下も慕うのです。

よく耳にする「仕事はできるが、出世しない人」とは、仕事ののやり方が独りよがりで自己中心的で、チームをまとめることができないと周囲から判断されているからです。

仕事をガンガンこなすのも大切ですが、周囲のイメージはやはり重要です。

自分は意識していなくても、ちょっとした発言や、身だしなみや素行で印象を損なうものです。

今一度、自分の発言、行動を再確認する必要があるようですね。

2011年12月4日日曜日

消費の変化

「リーマン・ショック」「欧州危機」「東日本大震災」...

このような、社会を大きく変えるような出来事を境に、消費者は変化しているといわれています。

「より安く、より多く」を追求することをやめ、「よりやさしく、よりよく」を商品にも企業にも求めるようになってきたというのです。

単に、“節約”“倹約”をするということではなく、消費者一人一人が持っている力を認識し、「お金の使い方」ひとつで、社会を変えることができるとということに気づき始めているということです。

“消費”は、選挙の投票のようなものといえます。

自身の価値観にあう企業を商品やサービスを買うことで支持しているのです。

しかし、残念ながらこのような「普通の人の考え方」を政府や大企業は理解できていないという不満が社会に蔓延していることも事実です。

このような消費の変化が継続され、消費者が自覚的に消費を通じて影響力を行使すると「より安く、より多く」の追求から「よりやさしく、よりよく」の流れがより強くなるのだと感じます。

消費者の価値観やニーズの変化を分析し、企業の支援を行う「ジョン・ガーズマ氏」の著書には、『希望とソリューションをもたらす消費』=『スペンド・シフト』を次の様に示しています。

☆自分を飾るより→自分を賢くするためにお金を使う
☆ただ安く買うより→地域が潤うようにお金を使う
☆モノを手に入れるより→絆を強める為にお金を使う
☆有名企業でなくても→信頼できる企業から買う
☆消費するだけではなく→自ら創造する人となる

これからの消費者は、「価格と価値」の双方を求める。安いだけでは買わないけれど、ブランドや商品に価値があれば、もっとお金を払っても良いと思う。

人々は消費により「戦略的」になったと同氏は述べている。

自分たちが「尊敬する企業」のものを買うことを通じて、世の中を変えて行くことができることに気づいているということです。

2011年12月3日土曜日

差し入れの極意とは

忙しい時期、オフィスのあちこちから聞こえる、溜息混じりの「疲れたぁ~」の声。

こんなときに、皆に元気を出していただくためにやりたいのが「差し入れ」です。

では、渡す方も、もらう方も、うれしい気分になれる「差し入れ」とは?

「まずは、仕事時間中であることを考慮すること。」

仕事に支障が出ないものを選びましょう。

・取り分けが必要なもの
・かさばるもの
・手が汚れるもの

は避けるべきです。

・仕事の手を止めずに楽しめるもの
・好き嫌いの出にくいテイスト
・疲れを癒す甘いもの

などがおススメです。

そして、渡すタイミングですが...

ここでも仕事時間中であることを配慮しましょう。

共用スペースなどに「置いとくからね」でわかるような配慮が必要です。

相手が仕事を止めない気遣いができるとこは大変重要なポイントですね。

「これは、有名な○○でおいしいのよ。今食べてみて。」なんてなことになると、有難いけど迷惑ですよね。

さらに肝心なのは、「習慣化」しないことです。

曜日や時間など、差し入れするタイミングがパターン化すると、相手にとって「当たり前」になってしまいます。

こうなると、本来の趣旨から大きく外れてしまい。

「今日は差し入れないの?」なんてことにもなります。

「差し入れ」は基本的に相手に喜ばせたいというポジティブな姿勢が大事です。

「金額よりも気持ちを伝えるよう」心掛けたいものです。

2011年12月2日金曜日

アイデアを生み出す

最近、コピーライターとかクリエーターという仕事の方々に非常に興味があります。

ビジネスには、「アイデア」が必要です。

ビッグビジネスには、ビッグアイデアがつきものです。

コピーライターやクリエーターと言われる方々の頭の中はどのようになっているのでしょうか?

「アイデアが生れる瞬間」とはどんな瞬間なのでしょうか?

ある雑誌に掲載されていた、コピーライターのインタビュー記事にはこうありました。

TVCMや雑誌、新聞広告のコピーを生み出す世界も、我々の仕事もプロセスは一緒のようです。

企業とお客様とのコミュニケーションの指針を示すことからはじまり、クライアントとの話し合いから、先方が言いたいことを汲み取ったり、逆に自分のアイデアを説明したりということです。

要は、よく考え、よく話す。

これが基本のようです。

しかし、100のアイデアのうち、世に出るのは一つだけ。

ただアイデアを出すだけではなく、どうすれば一番伝わるか?それはなぜなのか?

吟味して、説明し、決定するところまでが仕事だということです。

では、日頃どのようなトレーニングをしているかというと、人から聞いて「へぇ~」と思ったことや、街中で「気になったフレーズ」は、アイデアの種としてノートや携帯のメモ機能に残すようです。

そして、プロスポーツ選手と同様に“試合”で勝つために日々のコンディションを整える。

「思いつかない」ということは、コンディション不足の言い訳であり、依頼いただいたクライアントに満足を得ていただくためには、できる努力はすべて行うといいます。

今後も、広がりを見せるであろう「感性の時代」。

しかし、最前線で働く方々の努力はどのビジネスにも共通するのだと思います。

アイデアを生み出すためのコンディショニング、周辺環境も含めて、やはり日々の鍛錬、修練に加え人間としての感性が大事なようです。

2011年12月1日木曜日

「たいへんですね」に代わる言葉

相手との会話の中では、必ず相づちを打ちます。

意外と多く使っているのが、「たいへんですね」です。

「いやぁ、昨夜も遅くまで仕事をしてましてね」
「たいへんですね」

「うちは、子供が4人いましてね」
「たいへんですね」

「明日までに、この資料を作り込まないといけないんですよ」
「たいへんですね」

このような会話だと、ここから先には話しが続きません。

そこで、この「たいへんですね」に代わる言葉を入れてみましょう。

「いゃあ、昨夜も遅くまで仕事してましてね」
『さすがですね』

「うちは、子供が4人いましてね」
『楽しみですね』

「明日までに、この新規プロジェクト資料を作り込まないと行けないんですよ」
『楽しみですね』『さすがですね』

「さすがですね」と「楽しみですね」という、「たいへんですね」に代わる言葉。

この相づちですと、相手から次のフレーズが必ず出てくるものです。

そこには、相手を主語にした話題を意識的に採り上げるというテクニックがあるのです。

話す内容は同じでも、この相づちによって、相手の反応はまったく違うものになるのです。

そうです。

「会話の上手い下手は、“相づち”でわかる」なのです。