2012年9月30日日曜日

計画性を持って欲しい

「計画性を持って、仕事を進めて欲しい」

このセリフはよく耳にします。

段取りや計画に問題のある人に共通していえるのは、「見通しが甘く、準備不足」であることです。

しかし、このタイプの人は改善するのが難しい。

そして、このタイプは周りに迷惑を掛ける。

仕事には、自分一人で始めて、完結できる仕事もあれば、上流、中流、下流といった連携して行う仕事もある。

また、様々なパーツをを持ち寄って一つの形にしていく仕事もある。

そんな中で、期限を守れない人は、必ず仕事に遅れを出し、人を振り回し、組織内の調和を乱す。

そんな計画性のない人は、いったいどうすればいいのでしょうか?

最も効果的といわれるのが、「すぐやる」です。

結局は、段取りも計画性も身につきませんが、周りに迷惑を掛けることは少なくなり、チームも助かります。

そして、早く始めれば、何が足りないかが早くわかります。

約束の時限までに余裕も持てます。

「事前に」とか「頭で」より、単純で効果的だということです。

しかし、将来のリーダーとしての観点では、そうはいきません。

上司になれば、大きなお金を動かすことになりますから、段取りと計画がなければ社は命取りになります。

簡単にいえば、「短期的には“すぐやる”こと」、「長期的には“イメージ”すること」ということです。

「直感と行動力」だけで、これを実践しないと、職を変えない限り将来パッピーにはなかなかなれないということです。


2012年9月29日土曜日

管理職の使命

管理職の絶対的な使命は、「実績を上げる、上げ続ける」ことです。

営業部門なら売上げを増やす。

企画部門なら、顧客のニーズに応える、またはニーズを生み出すサービスを考える。

生産部門なら、高品質で低コストの実現。

管理部門ならば、コンプライアンス体質の実現をはじめとするリスクマネジメントと経費削減、そして、人材の発掘と教育。

実績といっても、組織の中では納得いかないことも多いはずです。

営業部門のように、はっきりと数字に表れる仕事ばかりではありません。

管理部門では、様々な管理と庶務に追われ、必死にこなしても誰にも褒めてくれず、些細なミスで叱責されることもあります。

企画部門では、顧客にウケれば営業の手柄、顧客ウケしないと「現場を分かっていない」と責められるといったアンフェアな評価といつも対峙している。

生産部門は、「コストを下げて、品質を上げろ」といった、矛盾した方程式といつも戦っている。

そして、いずれも「即効性」を求められる。

このように「実績」といわれても難しいもので、実績を望む会社側と素直に「はい」とは言えない社員とは隔たりがあるのは当然なのです。

しかし、どんな仕事でも実績をあげなくてはならないのがビジネスです。

しかも、実績というのは「流した汗の量」と「評価」は無関係だということです。

経営者から見て分かりやすいのは、単純な数字で表せる会社が持っている価値です。

私は、自分にも社員にも問いたい。

「自分は、社員に分かりやすい数字で会社の価値を表現できるように導いているか?」

「あなた達は、私から見て分かりやすい成果を出し、自身の上司に成果として報告できるネタを提供できていますか?」

そのためには、様々な制約を乗り越えて実績を上げるしかありません。

仕事の成果を自身が流した汗の量でしかアピールできない状況は、自分はリスクの中にいるということを理解しなくてはいけない。

もちろん、私自身「仕事のプロセスが大切なのは重々承知している。

プロセスづくりに汗を流すか、結果を生む為に汗を流すかの違いです。

管理職の使命「実績を上げる、上げ続ける」ということは、それぐらい重いものなのです。

2012年9月28日金曜日

さすが、MLBらしい


米国メジャーリーグMLBは、次のような報道発表を行いました。
米大リーグ(MLB)のマーリンズは27日、2005年7月のプロ初打席で頭部に死球を受けて以来、大リーグの試合に出ていなかったアダム・グリーンバーグ選手(31)と1日限りの契約を結び、打席のチャンスを与えると明らかにした。
グリーンバーグは、カブスの選手としてプロ初打席に立った7年前に、マーリンズ投手の速球を頭部に受け、病院に運ばれた。その後、頭痛やめまいなど、脳しんとうの後遺症で苦しんだ。
それでも、グリーンバーグは野球への情熱を失わず、マイナーリーグに復帰。最近ではイスラエル代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選にも出場した。
10月2日のメッツ戦に出場するグリーンバーグは、「ヒットを打っても打たなくても、これはすでに成功だ」とコメント。「人生は、頭にカーブやストレートを投げつけてくることがあり、私はそれでノックダウンされた。そこで倒れたままでいることもできたが、私は再び立ち上がって打席に入ることを選んだ」とし、今回は単なる「打席」ではなく「打数」を記録したいと語った。
グリーンバーグの1打席分の年俸は、球団を通じて脳障害の研究機関に寄付されるという。
MLB的というか、米国らしいというか、素晴らしい物語です。
人の心の『核の部分』を揺さぶることは、感動、共感を呼びますね。
是非、この“物語”のシーンをみたいものです。

2012年9月27日木曜日

鉄腕「山口鉄也投手」

今や巨人軍のセットアッパーというより、球界を代表するセットアッパーとなった、「読売巨人軍 山口鉄也投手」。

今期、史上初の5年連続60試合登板を達成しました。

この記録が示すとおり、「日本一の鉄腕投手」です。

山口投手は、神奈川県の名門Y校の愛称で知られる横浜市立横浜商業高等学校の出身で、大学進学を辞めてMLBダイヤモンドバックス傘下のマイナーチームに入団、しかし1Aに昇格できないまま4年で帰国しました。

帰国後、横浜DB、楽天の入団テストを受けるも不合格。

最後に受けた巨人軍のテストに合格し、育成枠で入団しています。

その後、支配下選手、一軍登録(育成枠から初めての一軍選手)となり、今や押しも押されぬ日本一のセットアッパーとなりました。

山口投手をみていると、「人の人生、わからないものだなぁ」とつくづく思います。

もし、高校→大学→社会人又はプロと普通の野球人生を彼が選んでいたらどうなっていたのだろう?

横浜DBのプロテストを受けた際、偶然現場にいた「大魔神佐々木主浩氏」は、球団関係者に獲得するように推薦したそうですが、結果として不合格。

一方、巨人軍のテストでは、私が「日本一の投手コーチ」と尊敬する小谷正勝元コーチの推薦もあり見事合格。

投手力の弱いチームで不合格で、層の厚いチームで合格。

皮肉なものです。

小谷正勝元コーチは、スポーツ紙のコラムで次のように山口投手のことを書いています。

「入団テスト時に推した経緯もあり、野球に取り組む姿勢について『みんなと同じことをしていては支配下選手になれない。最後に球場から帰るように』と話したことはあるが、それ以上、あれこれ言う必要はなかった。」

今日の山口投手が、日本一のセットアッパーと言われるまでに成長したのも、このような周りの方々との出会いから始まったように思えます。

私自身は、更に成長し続け「日本一のクローザー」と呼ばれる投手らなってもらいたいのですが、これはチームの事情もありますし期待だけにとどめて、とにかく怪我のないようにこれからも頑張ってもらいたいものです。

ひっとしたら、「米国野球に置き忘れたものを取りに行く」なんてことにもなるかもしれませんね。


2012年9月26日水曜日

気候変動

取り残された言葉、「気候変動」。

国内では、政治や原発を含む安全、安心への議論の高まりで、ここ数年トーンダウンしている地球規模での環境問題です。

しかし、国民の関心が他の問題に移行しても、間違いなく「地球温暖化」は進み、世界中で“異常気象”に関する報道は、今もなおなされているのです。

先日、発展途上国20カ国で構成する諸国会議では、気候変動に関する適切な対策が講じられなければ、2030年までに世界で1億人以上が死亡し、国内総生産(GDP)を3.2%押し下げることになると発表しました。

温室効果ガスの排出で世界の平均気温が上昇するのに伴い、氷床の減少や異常気象、干ばつや海面上昇などが起こると指摘。

気候変動がもたらす大気汚染や飢餓、病気による死者は毎年500万人に上がると推計し、化石燃料の使用ペースが現在の水準のまま推移すれば、この数字は2030年までに600万人に増えるとしています。

また、バングラデシュのハシナ首相は、「気温が1度上昇するば、農業では10%の生産性損失につながる。我が国にとっては穀類約400万トン、金額にして25億ドルを意味する。GDPの約2%だ」と指摘しています。

それ以外の要因を含めると、気候変動による経済的損失は、GDPの3~4%になると更に述べています。

この報告については、様々な見方があるかと思いますが、気候変動は着実に我々の地球を貪り続け、先送りされた地球規模での課題は、後世の渡す“ツケ”として規模拡大していくということです。

国政も外交も経済も少子高齢化も大切です。

しかし、気候変動についても待ったなしというこも忘れてはいけません。

ある研究者が、私にこう話してくれました。

「地球温暖化を止めるには、文明、文化を変えるぐらいの大仕事なのです。例えば、電気会社が電気をつくらないようになるぐらいの話なのです。」

今でも鮮明に覚えている話です。

2012年9月25日火曜日

 問題提起より課題解決

先日、ある大手企業の社長とプライベートでカジュアルな時間を過ごすことができました。

お互い、会社の大小はあるにしても同じ経営者ですので、現在抱えている問題点は共通したところがあります。

そんな中で、「最近頭にきたことがあったか」という話題で、次のような話になりました。

「最近の管理職は、課題を解決するためにこのようなことをやりたいではなくて、“このような問題がありまして、それについてはこうで”みたいに分析報告してくる奴が多い。」

「課題解決策をあんたが考えろとでも、言いたいのかね?」

と言って、笑われていました。

我々中小企業は、「なぜ、計画と乖離するのか?」についても、管理職である部下達と議論しなくてはなりませんが、大手企業は、問題抽出、課題解決策を管理職を中心とした現場で作り上げ、最後の判断を経営者に迫る構造になっているです。

しかし、よくよく考えると中小も同様でシステム化しているかどうかではなく、「課題解決策まで現場で作れるか」は、その企業の文化であり、潜在する可能性だと思います。

「そんなの中小だと無理」とあきらめないで、そのような企業文化を作り上げる努力を日頃から意識していかなくてはならないのだと感じました。

最近、今回のような経営者の方に、教えを授かる機会をいただけることが多くなってきました。

本当に感謝しなければと思うのと同時に、折角の教えを自分なりに理解し、実践し成果として積み上げなくてはいけないとに責任を感じています。

2012年9月24日月曜日

参謀志向と職人志向

リーダーシップとは、「先頭に立って」、「周囲を引張って」といった姿形だけではありません。

肝心なのは、「真の影響力」です。

何かの目標に向かって進む時の影響力のことです。

最近は、ビジネマンの志向が二極していると言われています。

一つが、「参謀志向」。

No.2として、企画や戦略を練る参謀役のことです。

もう一つが、「職人志向」です。

コアノウハウで一点集中で仕事をしたい「職人」のことです。

いずれのタイプも、先頭に立って人を引っ張るということを希望していません。

しかし、この二極化が進むと、この席に人が殺到して更に狭き門となります。

ただ言えることは、参謀志向、職人志向にもグループが形成され組織となれば、必ずリーダーは必要となります。

自分の望み通りの人事が叶えば、そんなに楽なことはありませんが、残念ながらそうもいきません。

独立起業する以外、何らかの影響を受けるものです。

リーダーには、いくつかのタイプがいます。

全力で汗をかいて、人を引っ張るというイメージがどうしてもリーダーには付きまといますが、肝心なのは組織の中で影響力を持つことです。

参謀としての考え、職人気質で、その時その時の目標に影響を与えればいいのです。

社内の評価で、リーダーシップ力が低評価の方には、このような考え方もあるのだと理解してもらいたいものです。

2012年9月23日日曜日

祝!全勝優勝

本日の大相撲千秋楽、大関日馬富士が見事に全勝優勝を果たし、おそらく来場所から横綱として土俵に上がることになります。

千秋楽最後の一番、横綱白鵬との大一番力入りましたね。

久しぶりに力と意地のぶつかり合いという感じでした。

日馬富士関は、モンゴルから来日して12年、大関昇進後はなかなか大関らしい活躍ができませんでしたが、ここ数場所の活躍は、二場所連続全勝優勝が物語っているとおりの、素晴らしい粘りの相撲を我々ファンに見せてくれました。

横綱白鵬との一番も感動しましたが、もうひとつ感動したことがありました。

それは、優勝決定後の表彰式前の一場面です。

満員の国技館で、表彰式に先立って行われた国歌斉唱の際に、日馬富士関がきちんと「君が代」を歌っているではないてすか。

日本に来て12年、日本の国技である大相撲と文化をしっかりと学んでいる証拠です。

日本人でさえ、君が代にまつわる問題がたくさんあるのに...

私は感動しました。

優勝インタビューの際にも、「先祖、父、母に、このような丈夫な身体に生んでくれたことを感謝します。」と述べていました。

モンゴルも日本も関係なく、礼儀を知っている若者です。

これで、外国人の横綱が東西の正横綱となるのですが、もともと私が理事長を務めるNPO法人への支援をいただいている「横綱白鵬関」には大きな関心があり応援もしてきましたが、もうひとりの「新横綱日馬富士関」も応援したくなりました。

様々な問題を抱える大相撲協会ですが、やはり日本人の関心事の一つです。

久しぶりに東西の横綱が揃う来場所、早くも期待で一杯です。


2012年9月22日土曜日

自分から手を挙げる

「自分から手を挙げる」ということは、「主体性」をもつということです。

指名されて担当するのではなく、自分から「私がやります」と名乗り出ることです。

今、自らが手を挙げて自分の意見をいえる人が求められているのです。

最近は、「自ら手を挙げる人が“少なく”なった」ではなく、「誰も手を挙げない」時代になったのです。

そんな昨今ですから、手を挙げるだけでも印象が強くなり、その他大勢から抜け出すことになるのです。

非常にシンプルな行動なのです。

手を挙げるだけです。

「存在感」のない、組織や人が、今のような不安定な雇用環境のなかで生き残れるはずがありません。

部署の廃止、他部署、子会社への移動もあり得る話しです。

手を挙げるということは、「空気を読む」とか「他より突出する」、「出しゃばる」とは違うのです。

何といっても、先に手を挙げた方が、面倒な仕事を押し付けられずに負担の少ない仕事を引き受けることができます。

いつまでもモジモジしているとドつぼにはまるのです。

いつかは手を挙げようとか思わないで、明日、手を挙げることです。

2012年9月21日金曜日

雑談の重要性

雑談を通じて他者との関係を構築することは、「ソーシャルスキル」というれっきとした「ビジネススキル」です。

一昔の日本企業の昼休みは、自分の趣味の話や、昨日のプロ野球の結果、芸能人の話題とかで話が盛り上がり、中にはキャッチポールなどちょっとしたスポーツまで見受けられる企業がありました。

しかし、今はそんな職場をあまり見かけなくなりました。

当社は、私が社内にいるときは必ず役員、執行役員と一緒に昼食をとります。

迷惑がられているかもしれませんが、私はこの時間を大切にしています。

単なる世間話しのときもあれば、経営会議の延長のような中身になるときもあります。

また、様々な雑談の中に「日頃どのような考えで部下と接しているのか?」、「プライベートではどうなのか?」、「ちょっと疲れているな?」とかもうかがうことができます。

折角の昼休みぐらい、みんなと離れて休息したいと思うのも分かります。

毎日が無理なら、週に一回でもいいので、自分の部署でも他の部署でも、人が集まっていたら雑談に参加してもらいたいものです。

「共通の話題が見いだせない」なんて言わずに、不足しがちな職場コミュニケーションを補えて、ビジネススキルのトレーニングにもなる『雑談』てす。

「自分も楽しめる」ようになったらスキルがついた証明ですよ。

2012年9月20日木曜日

ヘコみやすい人、タフな人

人は変化することを嫌う傾向がある話しは以前にもしたと思います。

失敗の原因をたどる時に、「変えられない」、「変えることができない」現状をその原因にする人は、くじけやすいといわれます。

よく言う「ヘコみやすい」人は、失敗の原因を「課題が難しかった」とか、「今回の仕事がそもそも困難だった」と思う人が多い。または、「運」が悪かったと思い込みます。

一方、「タフな人」は、「プロセスの間違い」や「努力が足りなかった」ことを失敗の原因にあげます。

例えば、営業の場合、「契約が取れなかった」ことの原因を「営業に向いてない」と考えるのが、「ヘコみやすい人」です。

失敗の原因をいろいろと考えることを重要とし、「商品の魅力」「先方の予算が見合わなかった」「資料に工夫が足りなかった」「時間が足りなかった」「クロージングに失敗した」等々様々な角度から失敗の原因をたどるのが「タフな人」です。

ここには「くじけない」「ヘコまない」練習が必要となってくるのです。

単に「失敗の言い訳」を考えるか、次に向かうために「失敗したプロセス」と「自身の努力不足」を考えるかとでは大きな差があり、そこに「タフな人」特有の強さがあるのだと思います。


2012年9月19日水曜日

叱り下手、叱られ上手

「叱り下手」、「叱られ上手」。

現代社会の問題点は、数えたらキリがないほどたくさんの問題を抱えています。

その中に、「叱らない」、「叱ってくれない」という問題があると言われています。

この問題、教育現場だけではなく、ビジネスの場でも同様のようです。

多くの管理職が、「叱るのは苦手」といいます。

その理由とは、「嫌われたくない」、「叱ったあとの気まずい感じが嫌だ」、「反発される」、「きつく言うと辞めてしまう」というものがほとんどです。

ミスをミスのままこのような理由でほっとくと、結果は見えています。

ミスを未然に防げないし、習慣的な予防対策、当人のスキル向上には全くつながりません。

そもそも、お客様にご迷惑が掛かります。

今後恐らく、「今まで叱られたことがありません。」という若者も入社してきます。

「怒る」と「叱る」と「指導する」は、良い共通点と悪い共通点があります。

良い共通点は、相手を成長させようとしているところ。

悪い共通点は、言い方や接し方で相手の取り方が異なるといところです。

対策としては、叱る方に一つ、叱られる方に一つです。

叱る方は、自分の都合、感情で叱らないこと。タイミングをはかって叱ること。そのためには日頃の距離感も大切に。

叱られる側は、「叱られ上手」なること。注意を真摯に受け止めとるいう単純なこと。「叱られてる」と思うのではなく、「何で叱られているか」に注力すること。

この問題は、企業の成長にもっとも関係するのかもしれません。

取り方にとっては、「成長をともに感じる」ことになるし、リスクで考えると「パワハラ」になります。

『誠意をもって、真心で接する』

もうこんなことでは通じない時代なのですかね?

私は、いつの時代も同様で、人間力がものを言うと思います。



2012年9月18日火曜日

後輩の指導

「後輩の面倒や指導は、自身が部下の立場のうちにやっておいたほうがいい。」

管理職になって一番苦労するのが、「部下の指導」です。

当社ですと、管理職になる前のチーフや主任でもグループ内では指導することが必要になります。

その備えをしておくべきだということです。

しかし、初めての部下指導はそう簡単にはできません。

「業務スキル」と「指導スキル」は、まったく異なるもので、むしろ仕事の出来る人の方が「部下の指導」が下手といっててもいいかもしれません。

仕事が出来る人は、上司や先輩からそんなに細かく教わらなくても、自分の感覚で多くのことを身につけていきます。

「自然と身についてきた」という感覚です。

ですから、仕事で悩む後輩に「なぜ、こんなことができないんだぁ?」となってしまいがちです。

「名選手、名監督にあらず」ですね。

一方、苦労して仕事を覚えた人は、「つまづきの経験」が多い分、試行錯誤の回数も多いので、分かりやすく説明できるものです。

いずれにしても、指導は難しいものでやってみないとわかりません。

ですから、先輩社員という「気楽なポジション」のうちに試しといたほうがいいのです。

ただし、正式に指導担当になった時にはそうはいきません。

先ずは、『目標設定』で仕事のゴールを決め、そのために何を学び、何をすべきかを指導しなくてはなりません。

一点だけ注意しなくてはならないのが、「後輩、部下を自分と比べない」ということです。

指導する際、「自分がどうやってきたか」は参考になりますか、そのやり方が後輩、部下に必ずしもフィットするとは限りません。

自身と顔貌が異なるように、考え方も経験、性格も違うはずです。

自分の経験だけを指導ツールにすると行き詰まってしまい、二人して考え込むなんてことも有り得ます。

「どうしてわからないんだろう?」、「どうしてそういう考えになるかなぁ?」と、「なんで~」と思うようになったら行き詰まっている証拠です。

そんなときは、迷わず自身の上司に相談すべきです。

上司も同じ道をたどって今があるのですから、相談の答えから別の指導アプローチが見えるはずです。

自分自身を新たな高いステージに導いてくれる「後輩指導」というテーマに、今から取り組んで見てください。

2012年9月17日月曜日

よくミスする人に贈る言葉

『ミスをよくする人が、慎重になったら、おそらく別のところでミスを犯すようになるはずです。』

『だから、ミスをなくすというより、自分のミスの癖を知っておけばいい。』

(将棋棋士 羽生善治氏)

2012年9月16日日曜日

Overview(オーバービュー)

「すべての仕事を完璧にこなそうとしない。」

この言葉は、ある外資系小売業の社長が言われた言葉です。

「どの仕事も完璧にやる」というのは、素晴らしい考え方です。しかし、現実的ではない。時間が限られている以上、すべて完璧にこなすなんて不可能です。の考えから抜け出せないと、残業の海に溺れてしまう。それだけならまだよいが、重要度の低い仕事に気を取られて、本当に大事なことが疎かになり会社に迷惑が掛かるのです。」

そこで大切なのがね『Overview』です。

目の前の仕事から一歩視線を引いて、会社のビジョンや個人のビジョンを振り返る。

そして、「中長期的に目指しているのはどっちだ?」と考える。

そうすれば、「今、一番重要なこと」が見えるようになる。

このような自問自答が、「仕事の効率化」を生むのです。

私も同感です。

この考え方の結果が、「Keep  it  simple」となり、もっとも仕事の効率があがるのだと思います。

2012年9月15日土曜日

三つの「まめ」がつくるもの

相手が、あなたにより安心感をもつためには何が必要でしょうか?

私は、「相手とのコンタクトの頻度」だと思います。

営業もまったく同様です。

売上げを上げるためためには、2つの方法しかありまん。

一つは、顧客の数とリピート率を上げる。

もう一つは、単価を上げる。

単価については、市場の動きが関係するので、一人では成り立ちません。

しかし、顧客の数とリピート率を上げることは、自助努力でできるものです。

顧客、お得意様とは、「繰り返し買っていただける人」、「いつも買っていただける人」のことです。

この顧客、お得意様をつくるために必要なのが「三つのまめ」です。

一つ目が、「足まめ」。

人間関係の基本は、「会うこと」です。出来るだけお得意様のところに足を運ぶことです。

二つ目が、「筆まめ」。

手紙、ハガキ、メールをこまめに書くこと。場合によっては電話でも構いません。何らかの形でお得意様に連絡を取るようにすることです。

「気に掛けています。」という、メッセージをタイミングよく発信することです。

三つ目は、「耳まめ」。

営業マンは、「情報通」でなくてはなりません。

「業界」のことだけではなく、各方面での『トレンド』をキチンと押さえとく必要があります。

そこに、お得意様からの「頼りになる人だなあ」に繋がるのです。

お得意様は、常に同業他社からの売り込みにさらされているのです。

うっかりしていては、知らないうちに“よそのお得意様”になってしまいます。

「三つのまめ」をいつも意識し、コンタクトを頻繁に行うことで「お得意先のことをより知ること」ができます。

知ることができたら、「何を求められているか」も分かるのです。

2012年9月14日金曜日

防災の日

9月1日は「防災の日」でした。

1923年9月1日の起きた「関東大震災」にちなみ、この日を防災の日と定められています。

横浜市でも、沿岸での防災訓練ということで首相も参加しての大々的なイベントが実施されました。

そこで、「防災」についてのネット世論調査が発表されていましたのでご紹介します。

「国や行政が実施する訓練に参加したことがあるか?」・・・ない77.4%

「9月1日が防災の日で。各地で防災訓練を行っているが、そのことを知っているか?」・・・知っている77.4%

「今後、居住地域での訓練に参加したいか?」・・・したい38.4%

「災害時のために、食料や水を備蓄しているか?」・・・してある27.0%

「食料だけ」・・・7.4%

「水だけ」・・・15.2%

「何も備蓄していない」・・・44.0%

「自治体が作成した防災計画を読んだことがあるか?」・・・ある24.4%

この数字どう思われますか?

未曾有の大震災がおこって1年半しか経っていませんが、人の記憶から段々と薄れていくのでしょうか?

話は変わりますが、昨日は、小職が副会長を務める「全国木材資源リサイクル協会」のリーダーと様々な意見を語り合いましたが、未だにたくさんの問題、課題を抱える被災地の現状を知ることができました。

「損得」ではなく「善悪」で物事を考え、皆で絆をもって協力し合おうと復興へ進んでいたはずが、いつの間にか、「善悪」が「損得」へと変わっているようです。

残念な話です。

さて、防災の話ですが、今の世の中何が起こるかわかりません。

最低の準備は必要です。水・食料の備蓄、避難場所ぐらいは家族で覚えとかないと安否確認もできません。

是非そのための備えを整えましょう。





2012年9月13日木曜日

「もっとよく考えろ」

「もっとよく考えろ」と上司に言われたことはありませんか?

この「もっとよく考えろ」というセリフ、安易に受け取ってはいけませんよ。

上司が言う「もっとよく考えろ」は、「考えさせる」とはちょっとニュアンスが違うケースが多いのです。

社内でよくある「もっとよく考えろ」は、「考えさせる」ではなく、上司自身のイメージと違う答えが帰ってきた場合にでるセリフです。

特に、「別にありません」とか、「わかりません」というゼロ回答の場合にこのセリフが出てくるのです。

要は、「考えて欲しい」ではなく、「中身のある回答を返して欲しい」なのです。

ある専門書には、「もっとよく考えろ」は、上司が期待している答えを言う、あるいは上司の期待する行動をするまで永遠に続く「後出し、ジャンケンと同じ」と例えています。

ですから、部下にとっては「もっとよく考えろ」という上司のセリフは部下にとってとっても厄介なものなのです。

では、この厄介なセリフから逃れるためには、どのように対処したらよいのでしょうか?

もちろん100点の対処は、「上司の意を事前に察して期待に応えた答えを言う」また、自分の意と上司の意が違う場合は、「説得材料を用意して少しつづ用心しながら意見を言う」です。

まあ、そのような準備ができていれば、そもそも上司からそんなセリフは出ませんけど。

対処に関する基本路線でいうと「先ずは、ゼロ回答はしないこと」です。

「今は思いつかないので、少し考えてみます。」で一旦引き取る。

こうすれば、「拒絶された」とは上司も思いません。

もう一つは、「前向きな代替え案」を用意することです。

上司が言わせたがっている答えと、自分の思いが異なる場合はこの代替え案の対処が一番いいと思います。

上司の意向に沿うまで何度も出てくるセリフ「もっとよく考えろ」。

この対処ができれば、上司の先回りもできると思いますが...


2012年9月12日水曜日

「当たり前のこと」に隠されるもの

「人は自分のことはわからないが、他人については誰でもプロになれる」

それぐらい自分自身を知ることは難しいものです。

ましてや、「日常的に無意識にやっていることの中に、自社の強みがある」などと思ってもいない。

現代のビジネスは、お客様がお付き合いやお情けだけで、当社の商品やサービスを買っていただける時代ではありません。

同業他社にない魅力をもっているから買ってくれるのです。

少なくとも、他社と同じレベルの魅力は持っているはずです。

あるいは、当社としてあたりまえにやっていることで、なおかつ「他社は、なぜこんなことことができないのだろう?」と思えることが“強み”なのです。

人は自分があたりまえにできていることを意識しません。

逆に、意識しているようでは、スポーツと同じように本物ではないのです。

自然と身体が動くようになってはじめて本物だと言われるのですから。

このような視点で見ると、当社の“強み”が見つかるはずです。

少なくても、売上の分、お客様の数の分、当社の強みがあるはずです。

「当たり前のこと」に“強み”が隠されているのです。

2012年9月11日火曜日

試行錯誤

「試行錯誤」は、しつこくやらなければ答えは見つからないものです。

何かをやるにしても、怖がるばかりで実際に身を投じなければ、いつまで経ってもそのジャンルの掟を学ぶことはできません。

そもそも頭で考えているだけで、身につくものなどありません。

未踏の領域に足を踏み入れ、逆境や数々の失敗を歓迎する勇気ほもつ人間だけが、みずからの手で道を拓き、「手垢のついていない答え」を見つけることが可能なのです。

そこでは、『開拓精神』こそが最強の武器ですが、闇雲に突っ走っていっても本質を見極めることはできません。

試行錯誤するとき、想定した仮説を軸足に、しつこい姿勢たとえば「たとえ失敗しても、必ず次は成功する」という、周囲を圧倒するほどの執着心が、身を守る術にもなります。

ものごとの本質を見極めるには、まず身近な変化の一つひとつについて、「なぜそうなるのか? どこが新しいのか? そこから何が生まれるのか? その真の価値はどこにあるのか? 」を繰り返し自問自答します。

そこから、課題を構造化し、仮説を立て、それが正しいかどうかを見極めるべく事実を集め。分析、検証し、自分の理屈を再構築していきます。

これが普通の考えです。

そして、途中で間違いに気づいたら、すぐに白紙の状態にして、違う仮説に立ってゼロから考えなせばいいのです。

しかし、失敗を恐れ、自分の間違いを認めない人は「オールクリア」ができません。

「オールクリア」も含めて、試行錯誤とは“しつこく”やらなければならないのです。

(参考:大前研一氏著「ザ・プロフェッショナル」)

2012年9月10日月曜日

素直に受け取ることとは

「素直に受け取ることとは、自分の印象をガラリと変えるコツです。」

相手から何かを言われたとき、「でも」、「けど」から話し始める人は、小さい子供がお母さんから注意された時に「だってぇ」というのと同じです。

ポイントは2つ。

単純に受け入れられるものは、「そうします。」と返す。

そのまま対応すると具合が悪そうな場合は、「受けてずらす」です。

いつも「でも」、「けど」から話し始める人に対して、人は愛情を長持ちさせるのが難しくなってきます。

全部素直に受け入れて丸呑みしなさい。ということではなく、「言い方を考えなさい。」
ということです。

「でも」→「では」から始めましょう!

2012年9月9日日曜日

大人力-その2

意外と損する、「早合点」と「先走り」。

落ち着きのない人は、愛嬌はあるが大事な仕事は任せづらいものです。

このような人は、大抵人の話しを最後まで聞かない人が多い。

少し、経験を積んで仕事ができるようになってくると、上司の話しであれ、お客様の話しであれ、先が読めるようになります。

「出来るビジネスパーソン」というか、「打てば響く」のような自分を演出したくなるものです。

ついつい、相手の話しが終わる前に「それは〜」「だとおもいまして〜」のようなセリフを言いがちです。

それでは、相手が気分を害します。

仕事を急ぎたいのは分かりますか、ピント外れの対応をしてしまえば、余計に時間も掛かり、信用も無くします。

それよりも、先にゴールをキチンと確認した方が仕事は上手くいきます。

「おっしゃられているのは、このようなことですね。」

「今回のご要望はこのようなことでよろしいでしょうか?」

このように、相手の話しを最後まで聞いて、相手の話しを要約して返すことはお互いに間違った方向に走らずにすみます。

それと同時に、「落ち着いている」「地に着いている」「安心感がある」のような好印象を相手に与えます。

「あの人は、そそっかしいから」と言われて頭をかいていられるのは若い間です。

仕事にスピード感や安定感もたせたいのなら、相手の話しを要約して返す。

このスキルを身につけることが早道かもしれませんね。

これは「アクティブ・リスニング(傾聴)」のテクニックでもありますよ。

2012年9月8日土曜日

大人力-その1

やれて当たり前、「目を見て語尾まではっきりと話して欲しい」。

自分の上司が、最終的に判断するのは「部下の言い分」です。

実際のところ、部下の仕事の細かいところはわからないものです。

部下からのプランの承認を求められた際、話しの中に『矛盾』があれば、それは受け入れられない。

また、過去の経験と照らし合わせて『違和感』があっても了承できません。

『矛盾』や『違和感』がなければ、後は『本当にこれでいけるのか?』と聞いた時に、こちらの目を見て『いけます!!』と言い切ったら「OK」と言えます。

目をそらしたり、曖昧な言い方をすれば突き返されます。

それは、「自身の無さ」の表れです。

「上司が、それでいけるのか?」と聞く時は、部下の覚悟を問うための質問です。

覚悟が決まっているのなら、会話の中での「です。」「ます。」などの語尾は、必ず相手を見て言い切ることです。

2012年9月7日金曜日

大人力(おとなりょく)

仕事とは直接関係のない話し方や行動は、意外と他人の目に映るものです。

それらは厄介なもので、「他人があまり注意をしない」ものです。

「見えているけど、何も言われない」というものです。

なぜ?

「あまりにも基本的なことで言いにくい」
「細かいことにうるさい奴だと思われたくない」

などの理由が上げられます。

しかし、アフター5の飲み会等で、周囲の不満として出てくるのが、この手の話しとも言えます。

自分が気付かないうちに周囲の不満になっているということもあるかもしれませんね。

その手の話しを少しあげて見ましょう。

2012年9月6日木曜日

真逆の真理

自分が実現したいと考える目標と、それを実現するための方法が「真逆」の関係にあると説いている学説がありました。

「本当の幸せを知る為には、不幸を経験することが必要である。」

これはまさに、自分の目標に対して真逆の方法である。

人間は、一度でも不幸な経験をすれば、それがどん底であればあるほど、本当の幸せの意味が理解できるものです。

その理由は、人間にとって幸せになることは究極の願望であるにも関わらず、なぜか普通の人は「幸せとはなにか」についてまったく理解しておらず、不幸を経験することによって本当に幸せに気づくことができるからです。

不幸の経験がない人は、穏やかで平穏な日々を「退屈だ」「何か面白いことがないか」と嘆きます。

しかし、深刻な不幸を経験した人は、こうした日々に決して不満を感じることはありません。

平穏な日々こそが、最高に幸せな時であり、本当の幸せは「平凡で穏やかな暮らしの中にしかない」ということが不幸を深く経験することによって理解することが出来るようになったからです。

この「真逆の真理」、なるほどと思わせます。

「偉くなるためには、自分が愚かさに気づくことが必要だ。」というのもそうです。

「真逆の真理」。

何かを目標とするときに習慣として考えるて見ることも必要だと感じました。

2012年9月5日水曜日

実行の後の素早い検証

日本は、先進国の中で「国内マーケットの縮小」を経験するトップバッターといわれています。

これまでの“お家芸”だった「まねっ子横並び戦略」は、もはや通用しません。

他社との違いを明確に打ち出した“独自性”による差別化戦略が勝ち残るために必要となります。

お手本のないことにチャレンジする場合、「こうすれば必ずこうなる」といった前例や正解はありません。

市場環境が大きく変わったのですから、これまでの成功体験や常識も通用しないと考えなければなりません。

戦略を成功させる手順とは...

①現在置かれている状況をしっかりと把握する
②仮説でよいからやるべきことを決め、素早く手を打つ
③手を打ったら、その変化や結果をしっかり確認し、学びながら、素早く次の手を打つ

マーケット縮小時代に会社が勝ち抜くためには、日々こうしたことを繰り返し、自ら道を切り拓いていかなければならいと思います。

現状把握はどこの企業でもやります。

しかし、「素早く手を打ち、検証をしっかりとやる」というところまでいかないのが現実。

「やるか、やれないか」と考えているうちに市場は瞬く間に変化する時代です。

やるこは決まっているはずです。

2012年9月4日火曜日

SLから新幹線へ

マーケットの変化とともに、経営の手法も自ずと変化していきます。

トップダウンによる「指示命令型」のマネジメントスタイルは、1台の蒸気機関車がたくさんの客車を引いて走る様子に似ています。

一方、現場の担当者も当事者意識ほもって主体的に経営に関わるマネジメントスタイルは、各車両にも動力がある新幹線に例えられます。

「SL経営」とは、経営者やグループリーダーが一人で組織を引っ張っていく経営スタイルで、頑張れば売れた時代の指示命令型マネジメントスタイルの代名詞です。

「新幹線経営」とは、会社全体が戦略実行を当事者意識を持って、主体的に考えリードしていくスタイル。

頑張っても売れないこれからの時代は、全員が動力となる「セルフ・マネジメント」が必要となるのです。

このように、SLから新幹線へと経営のスタイルを変革するには「経営の見える化」がキーポイントとなります。

「見える化」とは、戦略策定のための手順のルール化や経営上必要な情報や課題の共有することで、「何がなんだか分からない」のに、当事者意識も主体性もないのです。

どのようにしっかりと見せ、共感させていくか?

これが重要です。

2012年9月3日月曜日

クリエイティブな生き方

今まさに、クリエイティブな時代。

「感性」が重要視される時代に突入しています。

学校や人から教わった「一方向からの見方」ではなく、あらゆる角度から物事を見て創造する。

私がいつも楽しみにしている、ある方からのメールに「クリエイティブに生きるには、33のことをしなさい。」というメールがありましたので紹介します。


1.リストをつくれ
2.どこにでもノートを持ち歩け
3.好きなように書いてみろ
4.コンピュータから離れろ
5.空想的であれ
6.自分を叩くのをやめろ
7.休憩しろ
8.シャワーを浴びながら歌え
9.コーヒー/茶を飲め
10.自分のルーツを知れ
11.新しい音楽を聞け
12.オープンになれ
13.自分の周りにクリエイティブな人々を置け
14.フィードバックを得ろ
15.コラボレートしろ
16.あきらめるな
17.プラクティス・プラクティス・プラクティス
18.失敗することを自分に許可しろ
19.新しい場所へ行け
20.外国の映画を見ろ
21.自分の恵まれている点を考えろ
22.たくさん休め
23.リスクをとれ
24.ルールを破れ
25.自分を幸せにすることをもっとしろ
26.強要するな
27.辞書のどれか1ページを読んでみろ
28.フレームワークをつくれ
29.誰かにとって完璧な人間になろうとするのをやめろ
30.アイデアを思いついた?書き留めろ
31.職場を掃除しろ
32.楽しめ
33.何かを終わらせろ

どうですか?

「最近、いいアイデアが浮かばない。」、「生活のマンネリ化を変えたい。」とか、「クリエイターと友達になりたい。」.....

という方は、一回自分でトライしてみてはどうですか?

でも、この中には普通の仕事にも役立つものがいくつもありますね。

2012年9月2日日曜日

「何を目指し、どう社会に貢献するか」

昨日は、「安定志向」について企業側のニュアンスを書きました。

では、どのような人材を求め、実際に採用したいのでしょうか?

当社が考えるキーワードは、「企業の考え方(ビジョン、価値観)に共感してくれる人材」です。

大企業であれ、中小、零細企業であれ、会社を支えているのは、一人ひとりの社員であり、会社の安定的な成長は社員一人ひとりのやる気に掛かっているのです。

もちろん、現在の安定も大切ですが、安定や働きやすい職場環境は人から与えられるものではありません。

自分自身が会社に積極的に貢献することで、会社の成長に寄与し、その結果として安定的な生活が手に入るのです。

企業として、このような考え方に共感できる人材を採用する必要があります。

そのために、雇う側も「現在の職場環境やこれまでの安定性」ばかりを説くのではなく、「戦略や将来ビジョンを分かりやすく見せなくてはなりません。」

「自社が何を目指し、どう世の中に貢献するのか」を採用の段階から見せなくてはなりません。

そうすることで、「会社の価値観」や「将来ビジョン」に共感した人材が採用できるのです。

「共感」できない会社で働くことは人生の無駄です。

2012年9月1日土曜日

安定志向

「安定志向=会社依存型」と考える企業は多い。

不安定な経済状況の中、世相を反映して、就職市場の学生たちは相変わらず安定志向、すなわち大手志向です。

大学生はもとより、その傾向は中学生にまで及んでいると言います。

ある調査では、中学生が答えた「会社選びの基準」を専門書の中で発表していました。

結果はというと、一位が「働きやすい環境」で66.5%。

次に「安定している」で60.2%。

その他、「社会に役立っている」34.6%、「新しいことにチャレンジしている」22.9%、「商品やサービスが優れている」17.5%、「世界を相手に展開」16.0%と続いています。

しかし、採用する側の企業は、学生達が求める「職場環境」や「安定志向」を極端に嫌がるという現実もあります。

企業側が問いたいのは、「安定的な終身雇用」は、会社がいろいろと与えてくれる環境だと思っていないか?である。

安定志向とは、「安定は会社が与えてくれるものであり、自分は何もしなくても、これから先も安定した暮らしができる。」というニュアンスに聞こえてしまうのです。

今の時代、絶対に大丈夫という会社なんてありません。

これまで安定していても、これから先ずっと安定しているという保証はどこにもありません。

何しろ、誰もが知っているメジャー企業が破たんする時代なのですから。