2010年4月30日金曜日

頑張れ!百貨店

最近の小売・流通のニュースに必ず出てくるのが、「百貨店の苦戦」ですね。

私の子供のころは、「特別な時に行く場所」というイメージでしたが、最近では大分様変わりしているようです。

私も食いしん坊で買い物好きですので、日頃から“百貨店”には大変お世話になっておりますので、なんとか巻き返ししていただき、昔の様な賑わいを見せて戴きたいですね。

さて、この“百貨店”企業としての歴史が長いお店が大変多いのですが、江戸時代の大店が発祥のお店も多いですね。高島屋さん、大丸松坂屋さん、三越さんなどはそうですね。

なんでも置いてあるのが“百貨店”ですが、その商品の品ぞろえと価格、そしてプライドが“特別な場所”だったのですが、最近の“格安ブランド”の攻勢はすさまじいものです。

銀座松坂屋さんに入った「フォーエバー21」、新宿高島屋さんと同居した「ユニクロ」、その他「コレクトポイント」や「ザラ」も強敵ですね。既にトレンドの仲間入りを果たしている“格安ブランド”、従来の百貨店単独での自助努力だけでは顧客ニーズに応えるのが難しい業界において、相互に効果を及ぼすことが出来るかどうか?楽しみにしたいですね。

一方、もう1つの百貨店のライバルである「エキナカ」。JRをはじめとする鉄道事業体が駅構内で展開する商業スペースですが、“駅前の百貨店”に対して、“駅のなかにあるエキナカ”、利便では勝てないですね。特に食品、衣料、雑貨が集中しており集客数は上昇傾向にあるようです。

ある講演会で、「百貨店は今でも“売り場”というが、今の世の中“買い場”の感覚でないと生き残れない!」といっていた講師がいましたがどうなのでしょう?

とにかく、私たちの思いがたくさん詰まっている“百貨店”頑張って!(他社の心配している場合ではありませんが 汗!)

ちなみに、小職が理事長を拝命しておりますNPO法人Reライフスタイルへ「大丸松坂屋さん」からペットボトルキャップをお預かりしており、これまでに大きな貢献をしていただいております。

大丸さんの企業理念でもある「先義後利」。心から感謝申し上げます。

2010年4月29日木曜日

見失わないように

ダメだ!出来ない!ここがダメ!あれがダメ!

あいつはダメ!ここが足りない!この様な日本にしたのは誰だ!政治が悪い!国が悪い!

毎日、毎日「足りない」話し、「ダメな」話し、「悪い」話し、「ダメな政治」の話し、「ニートな最近の若者」の話し、「身寄りのないお年寄り」の話し、「殺人」の話し、「幼児虐待」の話し...

「有名人の離婚」の話し、「誰と誰がこうなった、ああなった」の話し...

こんな話しばかりですね。

何でこんなに「無いもの」の話し、「自分に持ち合わせていない」話し、「悪いこと」の話し、「妬みややっかみ」の話しばかりなのでしょうか?

ある映画のシーンの中に次のようなセリフがありました。

「無いこと、持っていない事、悪い事の話しばかりしていると、持っているもの、恵まれているもの、良いことが見えなくなるよ。」

ふと、このセリフを思い出しました。

日本は自然に恵まれ、きれいな水や空気もあります。世界的な文化遺産や伝統や格式を重んじる文化もあります。

もっともっと我が国には「こんな良いものがある」という目線を大切にしないと、もともと持っていたものも見えなくなり、その内全てが無くなるんじゃないかと思う時があります。

世間で騒がれている“事業仕分け”も進んでいますが「良いところ」と「無駄なところ」を天秤にかけて、良い部分が少しだからといって全て×では、どうなるのでしょうか?

良い部分の評価はだれがどの様な評価をしているのでしょうか?良い仕組みの事業は?良い仕組みを言える日本人はいるのでしょうか?

あれはダメ、これはダメも大事ですが、たまにはこれは良い、これは大切も聞いてみたいものです。

そうしないと全てが見失なわれる我が国になりそうです。

企業も同じです。我社の強みは?あなたの強みは?的を得た答えを言える人が何人いますか?

もっと、良いところ、強いところ、他にないところを、様々な場面で言えるような生活をおくりたいものです。

欠けている部分はそれからでも良いじゃないですか。

2010年4月28日水曜日

北極圏で雨?

現在、業界青年部の各ブロックを訪問しており、「CO2マイナスプロジェクト」の削減報告についての説明会をすすめています。

まさに「地球温暖化対策」にどっぷりの状態です。

その様な中、本日のニュースでは「カナダ極北の北極点で降雨、“異常な現象”」という記事が目に付きました。

この時期、この場所での“降雨”は、英国の研究者によると“異常現象”だとコメントしています。

今後、同地区の気温上昇によりこの様な“異常現象”は増えるだろうと予測している科学者もいるという。

ICPPのデータがねつ造されたとか、その数値の信ぴょう性を問われている「気候変動」ではありますが、北極圏による気温の上昇は他の地区と比べると3倍のスピードで進んでおり、その主な原因はやはり“温室効果ガス”との関連が非常に密接していると言われています。

ハイチを始めとする、中国などの大地震では大きな危害を報じられていますが、これからの季節、我が国でも“ゲリラ豪雨”や以前気に掛かる“大規模な地震”の発生もありえます。

安易に危険をあおる訳ではありませんが、様々な角度で“有事に備える”ことが大切であり、将来に向けても対策が必要になって来ます。

2010年4月27日火曜日

環境と安全

地球温暖化対策を始めとする、様々な環境対策は国際的な問題として多方から検討されており、我が国でも地球温暖化対策基本法に関する閣議決定も先日行われました。

その様な中、東京都では、国より先行して4月1日より都内における原油換算で1,500キロリットルのCO2排出事業に対して削減を義務化・規制する条例が施行されました。その対象事業所数1,400事業所に及びます。

この様な世の中の流れは、何時から何時までの様な期限を区切ったものではなく、永続的に取り組まなくてはなりません。

更にもう一点の問題、「安全」の問題。食の問題や交通事情の問題など様々な「安全」の問題があります。

交通の「安全」を守ることについても各自動車メーカーが“ハイブリッド”“電気自動車”の開発・販売に続いて「事故を起こさない自動車」を目指して競争力を高めようとしています。

スバル自動車では、「先進運転支援システム」新型アイサイトを発表しています。

環境ファーストも安全ファーストもどちらが○とか×では無いのですが、今後の世の中の流れとして、環境を配慮した安全性の高いもので無ければならないということになるのでしょう。

「食の安全」についても、島国である我が国は水辺での“安全”が大変重要になります。コストへの配慮はもちろんですが、例えば飛行機貨物から海上貨物へとモーダルトフトした場合、環境には配慮されますが、水辺での安全対策が十分でなければ、以前の毒入りギョーザの様な事態になります。

この様に考えると、今後の事業活動については“環境”と“安全”というキーワードは無視できない時代だということですね。

2010年4月26日月曜日

全国産業廃棄物連合会青年部協議会 

全国産業廃棄物協会の活動も新年度がスタートし、全国8ブロックへ加藤全国青年部協議会会長に随行して「会長公式訪問」「CO2マイナスプロジェクト削減報告ツール説明」にお邪魔させていただきます。

先ずは本日、九州ブロック福岡県にお邪魔しております。「CO2マイナスプロジェクト」については、3月末をもってエントリーを締め切らせていただきましたが、全国で約2,000社のエントリーをいただきました。

また、本日お邪魔している九州ブロックはエントリー数においても大きな成果を上げられ、地球温暖化対策についての認識の高さに驚愕しております。

会長の挨拶に「仏造って魂入れず。という言葉があるが、これからは実際に“魂”を入れて行く作業に入ります。

約2,000社の仲間が、関係する様々な皆様のニーズに応えるべく地球温暖化対策の為のCO2削減に挑みます。

これから9月末ま報告期限まで、各参加企業様も大変かと思いますが「やる、やらない」ではなく「善、悪」で捉えて進めて戴きたいと思います。

九州ブロックの皆様お世話になりました。これから広島県へ移動し明日の中国ブロック訪問に備えます。

2010年4月25日日曜日

学ぶ理由

最近は、連続してお伝えしているとおり、年度末、新年度の影響で社員に向けて色々と話す機会が多いのですが、「ここで誤解しないで欲しいなぁ」「理解して欲しいなぁ」と思う事があります。

経営層のやるべきこととは?、管理職のやるべきこととは?、その他の社員のやるべきこととは?そして、それぞれの具体的な数値目標やその成果予測は?など多種様々な項目におよび話すのですが、
では、それは「何のため?」かと言うと。すべては「より良い“サービス”を生むため」です。

「より良いサービスを生むため」には、組織の心が一つでなければいけません。そうでないと“独創性”や“卓越した”“差別化された”関係するすべての方のニーズには答えられません。

組織の心を一つにするには、日頃の業務において細部まで計算された指示命令により、管理される組織マネジメントではなく、誰もが“進んで仕事をしたい”と思う環境を作っていかなければならないと考えます。

現場(顧客)を誰よりも熟知しているのは従業員です。だから従業員の意見は尊重されなければならないと思います。

だから、従業員が意見を言える環境を作り、意見を言えるシステム作りを考えねばならないのです。

リーダーである役員や管理職の面々は、まずこのことを前提に仕事に当たるべきです。だから学ばなければならないのです。

しかし、「社長はいいよ、実務を抱えていないから、時間も取れるし、色んなところで勉強出来るし、本も読めるしさあ!」と思っている社員もいるかと思います。

そうです。そのとおりです。しかし、その勉強は“私の実務”だと考えたらどうでしょう?中小・零細企業において教育・研修は大変な難題です。私の1日の時間で使える限りの時間を“学ぶことに”充てれば、私が得た知識を社員の皆に伝える事が出来ます。それが、社員の学ぶことに対する動機付けに出来るかも知れません。

私の学ぶ場所は、そのほとんどケースが“経験”であり、経験からビジネスを学びます。学ばさせていただいている方々は様々な方々です。

業界の先輩、同僚、後輩、お取引先、行政、大学や高校の先生、中にはインターンからも学ぶことがあります。しかし、決して経営セミナーや講演会で学んだことが基本ではありません。

学生時代、プロにおいての野球でも「チームワークやモチベーションの重要性、リーダーとしての人間性」を学びました。その後の協同組合では政治、官僚など世の中の縮図を学びました。そして、独立する前の㈱萬世では中小企業を経営する上での厳しさ、経営者としての覚悟、商いの楽しさ、そしてビジネスにおける忍耐力とはについても学びました。

これらはすべて経験で学んだ事です。社員が学ぶことになかなか時間が取れないからこそ、私の時間は学ぶことに充てたいのです。

そして、仕事を組織を動かす“機能”として社員が集ったのではなく、集まった皆が幸せになる為に集った当社なのですから、私の学ぶことに関する考え方とそれを伝えたい理由を分かっていてもらいたいと思います。

2010年4月24日土曜日

部下の本当の思いを知る為には

今週は、NPO法人の理事会や工業団地組合の理事会、社内においては事業方針説明会、マネージャー研修、更には社内グループ座談会と社内・外にて組織を動かす、組織での自身の役割を果たすというような具体的な行動を伴った1週間でした。

そんなハードな1週間のでしたが、ふと感じるところがあります。

様々な組織を動かす行為において「如何に相手の思いを察するか?察する事が出来る為にはどうするべきか?」を、私自身強く意識し、創意・工夫を常に考えます。

よくある話、「自分はこう思う!」「自分はこうしたい!」「貴方はそう思っているだろう!」「絶対にこうなるはずだ!」と自身の感覚や知識や、場合によっては好き・嫌いといった“好悪”を全面に出して話す人がいます。

要は、自身の考えをしっかりと伝える事は大切ですが、自分の思いばかりを伝える事に集中し過ぎて、相手の反応を見過ごしてしまう事も多々あると言う事です。

特にこの様なことは、企業の経営層や幹部社員には大変危険な行為だと思います。「部下の本当の思いや感じるていることを正確に知るには」どうしたらよいのでしょう?

私が思うに、私の様な経営トップの立場だとある程度社内において影響力がある訳で、「部下の真意」を知ろうとするならば、「先に自分の意見を言う」なんて事はナンセンスだと考えます。

先ずは、「広く多くの部下の意見に耳を傾けること。」・・・一方を聞いて、他方を聞かずは片手落ち。

次に、「自分の好き嫌い(好悪)を表に出さぬこと。」・・・自分の好き嫌いを表に出すと、うわべだけを合わせる部下が出てくる。好きでもないのに好きと言い、嫌いでないのに嫌いと合わせようとする。

そして、「時には、知っているのに知らないふりをし、白を黒と言ってみたりすること。」・・・時には試すことも部下に“緊張”を与えることが出来るのです。

何度も言いますが、「相手の(部下の)真意を知る為には、如何に相手に自身の思いを語らせるか」だと思います。そして、その行為そのものが“経営判断材料”としての重要なポイントになるからです。

その為の手法は多種多彩、色々とあの手この手があります。この話しについてはまた後日。

2010年4月23日金曜日

事業方針説明会

昨日は、平成22年度における当社の「事業方針説明会」を社員向けに開催いたしました。(当社の事業年度は5月1日~4月30日です。)

この説明会は、当社が当時の親会社から独立させていただいた時から開催しています。その内容も年々充実してきているものと自負致します。

内容は
1.年度におけるキーワード
・「気付くニーズ」「気付かせるニーズ」「ニーズに応えるアクション」
・幹部社員の「マネジメント力」の向上
・「腹に落ちる」と「社員のスキルアップ」を同時に実現する「グループミーティング」の充実
・「品質管理システム」の構築と実践

2.各グループ別事業方針

3.予算方針と年度収支目標(月別展開)

4.中期目標イメージの説明(H22年11月に中期計画[2010~2015]の発表)

5.年度研修計画

6.5月1日付け人事(昇任・昇格)

7.企業倫理ヘルプラインの設置

などについて、役員から全社員に向けて説明を行いました。

今期の方針・予算の確定には、昨今の経済状況やマーケット動向を配慮すると大変難しい作業でありました。

今年度は、「不確定要素」を社員に開示する事を前提に、最低目標に近い「固い予算」を計上いたしました。苦肉の策ですが4半期毎の見直しもその時の状況を十分に配慮し見直す事も付記いたしました。

これで、経営者としての最低の仕事である「進む方向を示す!」ことは出来ました。

これから実際に目標を達成に変える為に、それぞれの組織を動かす「社長の実務におけるマネジメント」が新年度もスタートします。

いつもの事ですが「どれぐらいの社員が理解してくれたかな?」「真意が間違って伝わらなかったかな?」「しゃべり方は大丈夫だったかな?」「難しすぎてみんなに話すのは早かったかな?」とか考えます。

今年はどれくらい理解し伝わっているかも、既にスタートしている少人数による「グループ座談会」で、社員が“不安”に思うことや“分かり難い”ことを解決していきたいと思います。

2010年4月22日木曜日

NPO法人Reライフスタイル報告 

本日は、NPO法人Reライフスタイルの理事会です。

5月24日に開催予されます、平成21年度通常総会に向けての「H21年度事業報告および収支報告」、「H22年度事業計画(案)および収支予算(案)」について理事会の承認を得ました。

約2,500団体(個人)の皆様のご支援により、本年度もしっかりとしたNPO法人運営が出来ました。

また、募金の方も当初の年度予算を大きく上回る金額(3,278,004円 ポリオワクチン163,900本相当)を達成できました。(累計募金額:7,781,507円)

皆様の善意に心から敬意を表します。

更に、感謝状をお送りさせて戴く22の団体様も承認され、年に1度の功労賞の2団体も決定致し通常総会の場において表彰させて戴くこととなりました。

詳しくは、NPO法人ホームページにて報告させて戴きます。

そして、NPO法人の立上から今日まで大きな貢献をいただいた事務局長の長島清氏にも感謝状をお贈りさせて戴くことも合わせてご報告致します。永い間本当に有難うございました。御礼申し上げます。

今年度の活動については、総会でのご承認後、詳しくご報告させて戴きます。今後ともご協力お願い申し上げます。

2010年4月21日水曜日

昨日のつづき

昨日は、顧客ニーズに応えるための「個別データの整備」の話をしましたが、昨今の廃棄物を取り巻く状況を考えるに、廃棄物の集荷に対する“不安定感”が先ず挙げられます。

消費が冷え込むと、ものの生産・サービスの量も低下します。消費が冷え込み、減産体制が続くと勿論我々の飯の種である「廃棄物」も少なくなります。これは極々当然の話です。

しかし、「大変だ!大変だ!」と慌てても、「昔は良かったな」なんて嘆いても何ら解決策は見つかりません。

その様な時代の中、そもそも企業人として不可欠な要素とは何か?私がビジネスを組み立てる上で常に意識している3つの“力”です。

1.「現状把握力」
2.「事実の分析力」
3.「戦略的思考力」

先ずは、「現状把握力」です。今自分の会社がどの様な状況なのか?部下からの“甘い報告”にばかり気を取られていると「裸の王様」になります。一つの情報だけで満足せず、他方面からの情報の収集や現場主義原則に則り“自身の目”で確認することです。
そして、現実を受け止めること。「そんなはずはない!」の考えは間違いのもとです。

次は「事実の分析力」。現状把握出来たら、「なぜこうなっているのか?」「これに至るまでの経緯は?」「顧客のニーズとの整合性は?」「社の方針との整合性は?」など様々な角度で情報を解析する必要があります。

最後は、「戦略的思考力」です。現状把握し、集めたデータを解析したらその対策を講じないといけません。その対策がより社にとっても、マーケットにとっても戦略的になっているかどうかが重要なポイントとなります。

もちろん、足元の動向も大事ですが、日々の「良かった」「悪かった」で一喜一憂しているようでは、本来見える物も見えなくなり、情報に振り回されるだけです。

“3つの力”によって組み立てられた事業の変化(良くも悪くも、計画との差異)をしっかりと押さえる事、ここからがスタートです。

2010年4月20日火曜日

優れたサービス

企業の活動を永続的なものにするには、良質なサービスを提供し続ける事が大切になります。

勿論、利益が出なければ社会に貢献する事が不可能な企業となります。

当社の事業の様に、顧客に選ばれる側の立場である事業には必ず“顧客ニーズ”は付いてまわります。

顧客ニーズには「気付くニーズ」と「気付かせるニーズ」そして「ニーズに対する行動」があります。

このニーズを顧客の満足度に変える為には、顧客のデータベースが大変重要になります。このデータベースこそが“個別対応を可能にする”のです。

個別対応のデータは、顧客との歴史であり、顧客とのストーリーであります。

先ずは顧客の個別データの整備が出来ていないと“顧客満足”には到底届きません。

要は「自分のことをわかってくれている。」と顧客に感じて戴くことが大切と言うことです。

「優れたサービス」の入口は、まずここからと考えます。

2010年4月19日月曜日

貴重なご寄付「宮城野部屋 横浜後援会の皆様」

本日は、NPO法人Reライフスタイルの理事長として、“横綱白鵬関”の所属する「宮城野部屋」の「宮城野部屋 横浜後援会」主催のチャリティーゴルフコンペのパーティーにおうかがいして参りました。

横綱白鵬関は先場所を15戦全勝優勝で終え、束の間の休養なのでしょう。満面の笑みで後援者との記念写真の撮影に応じていました。

さて、なぜそのパーティーに呼ばれたかといいますと、本チャリティーコンペ今年で3回目の開催なのですが、参加者の皆様から集めたチャリティー募金を当NPO法人にご寄付いただいており、そのセレモニーに出席するためにうかがったわけです。

本当に毎年、毎年多額のご寄付を戴きまして、心から御礼申し上げます。

このご寄付は当NPO法人より「世界のこどもたちにワクチンを 日本委員会」様へ責任を持って贈らせて戴きます。

さて、当NPOもこれまでに約800万円の募金(約39万本のポリオワクチン相当)をさせて戴きました。ご協力に敬意を表すとともに心から御礼申し上げます。

得てして社会貢献というと、そのミッションやプログラムについては我々も力を入れて話しがちですが、どの様にして事務局を運営しているのか?運営が可能な理由は?については説明が薄くなりがちです。

もうすぐ総会が開催されますが、次期はどの様な善意なのかとか、どれぐらいの貢献があったのかと同じぐらい大切な“事業運営の中身”のご報告も力を注いで説明に当たりたいと思います。

今後も、皆様の誠意をしっかりとした形で“僕のルール(自分との約束)”として、その責任を果たしたいと思います。ご協力宜しくお願い申し上げます。

「宮城野部屋 横浜後援会」の皆様、有難うございました。部屋の力士の皆様のご活躍を心から祈念申し上げます。

2010年4月18日日曜日

肥満遺伝子

先々週検査に出した「肥満遺伝子分析」の結果が届きました。

人の遺伝子の数は約26000個あると言われており、その中で、体質に関わる遺伝子が約200~約250個、さらに肥満に関わる遺伝子が約50種類存在するそうです。

多くの日本人がそのうちの3つの肥満遺伝子のいずれかに関係しているそうです。

先ず1つ目の遺伝子は『りんご型』(β3AR)、2つ目は『洋なし型』(UCP1)、3つ目は『バナナ型』(β2AR)だそうです。

この3つの肥満遺伝子は、体の代謝作用に大きく関わっていて、現在の調査では、日本人の96%がこの3つの肥満遺伝子のいずれかに当てはまるのだと言う。

では、私は何型の肥満遺伝子かと言うと、2つ目の『洋なし型』でした。

その特徴は?「皮下脂肪がつきやすいタイプ!」

そして、私の最適なダイエットプログラムは「低脂肪ダイエット!」です。

内容は...

Ⅰ.目標体重(個人目標75㎏)を達成するための1日の摂取総カロリーは
2,409Kcal

Ⅱ.減らす食材・増やす食材
「脂質」を十分に減らす・・・油、バター、揚げ物、肉の脂身、肉の加工品(コンビーフ、ウィンナー、ベーコンなど)、マヨネーズ、洋菓子、菓子パン、ファーストフード
「調理方法」は、蒸す、ゆでる、焼く、煮るなどで低脂肪を心がけましょう!

Ⅲ.食べる順番は
野菜・海藻類→炭水化物→タンパク質

Ⅳ.小腹が空いたら
間食はなるべく控えて、低脂肪ヨーグルト、フルーツ、寒天やこんにゃくゼリー、シャーベットなどの低脂肪の食品

Ⅴ.お酒は
なるべく控えましょう!遺伝的にお酒好きでアルコールに強い傾向があるので、欲するままに飲んでしまうと確実に摂取カロリーをオーバー。

Ⅵ.水分は
お茶かお水を1ℓから2ℓを目安に

こんな感じで、分析して私にあった「ダイエット法」を知らせてくれました。この他「ライフスタイル」「理想の体重・体脂肪率・BMI値」、更には直近1週間の食事に対しての「食事分析」「カロリーバランス」「PFCバランス*」「栄養バランス」などなど。

*PFC...3大要素→タンパク質P(PROTEIN)、脂質F(FAT)、炭水化物C(CARBOHYDRATE)

いやいや恐れ入った内容です。

更に詳しく話すとめちゃくちゃ時間掛かりますので、これくらいにさせて下さい。

しかし、なかなか興味深い内容でしたよ。「肥満遺伝子分析」。

2010年4月17日土曜日

心地よい眠り

本日は、お付き合いのある企業の社長さんの結婚披露宴にご招待戴きましたので、神戸に参っております。

全国でのロビー活動などの出張で小職もよくホテルを使いますが、今回は初めて泊まるホテルです。

いつもは、出張先によって泊まるホテルは決めているのですが、今回はちょっと冒険して変えてみました。

勿論、初めて泊まるホテルですから様々なところをチェック致します。部屋からの眺望、備品類、インターネット環境や支配人からのメッセージも確認致します。

我々も環境ビジネスのはしくれと言われますが、要はサービス業ですのでホテルの様な直接顧客を接客する事業には興味がそそられるのです。

そんな中、目についてご案内「-心地よい眠りのために-」。内容はというと。

・ぐっすり寝ましょう!
・決まった時刻に起きましょう!
・朝日と朝食で体内時間をリセット!
・メリハリある生活を!
・短い昼寝をしましょう!
・夜はゆったりくつろいで!
・眠くなってから寝床に就きましょう!
・睡眠環境を整えましょう!

*「ANAクラウンプラザホテル」快眠プログラムより/快眠コンサルタント 岩田アリチカ監修

詳しい内容は、長くなるので掲載しませんが、大変参考になりました。これも“顧客”ニーズから来たものですかね?それとも“おもてなし”の精神でしょうか?

初めてのホテルで、ちょっと目に止まった“ご案内”でした。

2010年4月16日金曜日

天候不順

本日も雨と寒さで、この時期にしては珍しいですね。

北日本では積雪も確認され、春物のコートやレインコートが売上を伸ばしているようです。

しかし、先週は小春日よりではなく、“初夏”を思わせるような天気も有りましたね。

この様な天候が不順になると必ず影響を受けるのが「農作物」です。もうすぐ“母の日”というのにカーネーションが日照不足や気温の低下の影響で、発育が遅れていると言います。

ビニールハウス内の温度を保つ為の“燃料代”も例年より余計に掛かり、ここのところの燃料費の高騰も農家に掛かるコスト増に追い打ちを掛けています。

そうなると、物の値段も上がりますし、これから出荷を迎える様々な作物にも影響が広がるでしょう。

しかし、こればかりは人間の手ではどうにも前もっての用意は出来ません。

これから梅雨に向けての長雨や冷夏による影響もまったくない訳ではありません。まだまた、予断を許さない状況は続きそうです。

2010年4月15日木曜日

不適正処分案件の処理に掛かる費用は?

環境省は先月末に、現在明らかになっている不法投棄などの不適正処分案件を処理する為に、官民で設置している「産業廃棄物適正処理推進基金」からの財政支が40憶円以上必要となるという試算を明らかにした。

基本、不適正処分を行った原因者が処理を行うことが原則であるが、大半のケースが原因者不明や原因者は判っていても処分を行う財源が無かったり、とうに倒産した企業だったりします。

その際に支援する基金が、産業から3分の2、国からの補助金が3分の1で構成されています。現状回復を必要とする案件について、実際に実施を行う都道府県の事業費の4分の3以内の金額で支援をするものです。

ということは、4分の1以上は、都道府県が負担するということです。

2009年3月末時点で、2675件、1726万トンの不適正処分が残存していると言います。

このうち、「実際に生活環境保全上の支障が生じている案件」は16件、「支障の恐れがある案件」は159件にも及ぶそうです。

その中で、基金からの支援を希望する案件は17件で、これらを処理するする為に必要な費用は、過去の実績から試算すると、約40憶円~約43憶円となるとのこと。

恐らく、横浜市が抱えている大規模な案件もこの中にはいるものもあるのでしょう。

不適正処分の温床とは、適正処理・適正料金がベースとなり、計画的かつ戦略的な法順守を念頭においた経営をなさない企業がまだまだ存在しているということです。

昨今の処理単価の下落は、今までの経験上、必ず不適正処分に繋がると我々業界は口を揃えて言います。

いつになったら、良者が報われ、悪者が罰せられる時代は来るのでしょうか?規制法に縛られる業界すべてに言える事ですが、法の網掛けの強化は大いに結構、しかし、バレない者が潤うのは、取り締まりの強化を本腰いれてやらないと、その時代は来るはずないと考えます。

廃棄物を出す側、それを委託される側のモラルの向上なんて生易しいものでは収まりつかないと考えます。

*掲載した数字については、「日経エコロジー」掲載記事より。

2010年4月14日水曜日

第2周目「グループ座談会」

本年年明けの2月から偶数月に開催している「グループ座談会」。

「グループ座談会」とは、日頃の業務の中で「何となく分かるけど今一理解できていないなぁ」「社内で○○○というプロジェクトを始めると言うけど、いったいそれは何?」そんな社員に対しての“謎解き会”の事です。

4月ということで2周目となります。今回のテーマは「地球温暖化対策とは?」「排出権取引とは?」についての“謎解き会”です。また、テーマと当社との関係についても謎を解いていきます。

今さらという方もいらっしゃるかと思いますが、日々の業務に追われている社員の中には、何となくとか、他分とかの社員もいるものです。

少しでも不安に思っている事は、解決出来るに越したことはありません。やはり、チャンスは与えないといけませんね。

聞いている社員の様子を見ていると「興味が有る」「興味無い」は表情や態度で良く分かるものです。

この点は私の得意技「捕手の極意」です。しっかりと見てますからね!社員諸君。

自身の仕事にどれだけの“関心”“情熱・熱意”“忠誠心”を持っているかは、その社員が働きがいをもって働いているのか?や今後のその社員の“伸びしろ”を見るのに大いに役立つのです。

2010年4月13日火曜日

共感したコメント

ドラッガー学会代表の上田惇生氏のメルマガ内インタビューでのコメントに共感したので書かせてもらいます。


“マネジメントとは教養である”教養の内容は時代ごとに変わるものです。

倫理的なものが重視される時代もあるし、人間性がより強く求められる時代もある。しかし、教養には善悪の観念がなくてはならないということは、いかなる時代にも共通しています。教養には必ず道徳律が含まれる。

現代の大きな特徴は、教養が軽んじられ道徳律が消えていることです。金融工学を駆使していろいろな金融商品を開発し、商品が持っている危険性は一切説明されずに、儲かりさえすればいいと売りさばく。

それは恥ずかしいことでしょ。事業とはそういうものじゃないんだ。世の中の役に立つ商品やサービスを提供する。会社では人が生き生きと働く。それがすべてです。もちろん、利益は必要ですよ。利益がないと、事業を継続的に続け発展させていくことができなくなってしまうから。

マネジメントとは“教養”であり、道徳律つまり善悪の観念なしには成立しない。


マネジメントについては、私もドラッガーが残した多くの書物を読んでいますが、このコメントほど本当にドラッガーの「マネジメント」という言葉に込めた思いを表しているものはないと強く感じました。

2010年4月12日月曜日

食べる美容液

久しぶりに美容と健康のお話しです。

最近、秘かにマイブームなのが“森のバター”とか“食べる美容液”といわれる「アボガド」の話しです。

ミスユニバース・ジャパンの公認栄養アドバイザーのエリカ・アンギャル氏は「アボガドは、美しくなのたかったら外すことの出来ないスーパーフード」と言っています。

そのお味はというと、わさび醤油をつけて食すると「まぐろのトロ」の様なお味がします。しかし、油っぽいんじゃないの?と思われがちですが、その油分は“オメガ9”という“良質オイル”なのです。

ビタミンEが豊富で、お肌をふっくらと柔らかくする効果があり、末端まで血行が良くなります。

更に「アポガド」は酵素をたっぷりと含んでいるので、身体の働きを補い食物繊維も豊富なので、腸内美化にも効果的です。

私のマイブームは「アボガドオイル」でニュージーランド産です。オリーブオイルによく似た幹事ですが、少し甘みがあり“全粒ライ麦パン”につけて食べています。

白米、うどん、パスタを止めている私にとっては、全粒ライ麦パンは唯一の楽しみですが、「アボガドオイル」をつけて食べると悪玉コレステロールを減らし、善玉コレスロールを増やします。もちろんお肌にも良いですよ。

“食べる美容液”といわれる「アボガドオイル」是非お試しあれ。

2010年4月11日日曜日

いよいよ!

当社にとっては、この4月は年度末です。平成21年度予算達成の為にの総仕上げであると同時に、本年度を振り返らなければなりません。

昨年の今頃も、次年度の計画を立てる為の平成20年度を振り返っていました。

しかし、今年は明らかに振り返り方と先を見据える姿勢や内容が前年度とは異なっている事を感じています。

3月から何度か、検討を必要と考える項目について、幹部社員で検討を重ねてまいりました。その結果が出ているものと、もう少し時間を要するものとあり、中には諦めたものもあります。これには結構な勇気を伴います。

さて、今年と昨年の違いはと言うと、事業における「人・もの・金」において中身が充実してきたな実感するとともに「次のステージの入口」に立っていると言う感じがします。

先ず「人」においては、更に社内研修に力を注ぎます。特に各グループのマネージャーのスキルアップについてはしっかりやって行こうと思います。現在の様な経済状況だからこそ、マネジメントの必要性をより強く感じますし、仕事が取れない今だからこそ営業マンも育てる必要性がありそのチャンスと心得ます。また、社内における“待遇”についても見直したいと思います。

次に「もの」においては、“装置産業”としてそもそもの部分に立ち戻り、“設備投資”の在り方を再認識したいと思います。また、現在までに様々な設備投資をした結果や予測との差異をもう一度検証したいと思います。

最後に「金」についてですが、無駄・無理の検証をさらに濃いものとし、事業として進める上での優先順位を確認し、ステークホルダー(金融機関・顧客)の関心の深い“経営状況”をきっちりと報告し、ステークホルダーの関心事にお金を掛けて行きたいと思います。
必然的な利益と偶然的利益は内容が全く異なるのですから、計画的にかつ戦略的に進めて行きたいと思います。

まだまだやりたい事は沢山あるのですが、しっかりとしたスケジュール感と項目の絞り込みにより着実に成長したいものです。

当社はあくまでも計画を実行する事に忠実な社員を求めます。“評論家”が必要なのではありません。

「それは出来ないのという人は、それしている人やそれに挑戦する人を批判するべきではない!」のです。

2010年4月10日土曜日

エコタイヤ

最近、エコタイヤの販売がCMで流れているまは、皆さんもご存じだと思いますが、燃費の向上により化石燃料の使用抑制につながり、使用済みの廃タイヤの使用周期も長くなり環境保全にも貢献出来るそして、地球温暖化対策にも寄与するものです。

ちょっと通り掛かりで見かけたチャリティー。タイヤ販売メーカー大手の「タイヤ館」が進める「エコピア サンダルプログラム」。

「使用済みタイヤ」で作った“サンダル”をスマトラ島の子供達におくるもので同時にそのサンダルにプリントするデザインの募集も行っているプログラムです。

国際支援を行うNGOとの協働で、2010年からスタートし2月には現地の学校に5,500足を送り、デザインの応募は133件にも及ぶそうです。

同地はご存じのとおり「スマトラ大地震」の被害にあった地域で、現在も瓦礫の上を裸足で歩く子供達が大勢いて“裂傷”や“破傷風”になっている子供多いそうです。

このサンダルに使用されている「使用済みタイヤ」これまでは、チップかされてセメント工場や製紙工場でも原・燃料として利用されていました。

ここにも、昨今の景気の低迷による減産影響でリサイクル素材の利用量が低下しているのかな?とも思いました。

しかし、このプログラム。まだ社会貢献的な意味合いが大きいのですが、我々消費者としてもこの様な社会貢献に目を向けている企業の商品を買いたいと思いますね。

「折角買うならここで買いたい!」

*「エコタイヤ」とは、㈱ブリジストンが自主基準として、転がり抵抗等削減の効果を表します。
タイヤ館HP参照

2010年4月9日金曜日

温暖化対策で経済成長

本日付各紙は、環境省10年版白書の素案について報じている。

2010年度版環境白書の素案では、地球温暖化対策が経済成長につながるとの認識を強調し、日本の環境技術が世界に貢献するという姿勢をアピールしています。

低炭素化社会の構築の実現は、地球温暖化対策を行わない場合のコストを上回り、「チャレンジ25」を通じてあらゆる対策を講じると重ねて報じています。

地球温暖化対策については、エコカーや太陽光発電施設の建設、排出権取引などが拡大され“経済成長”をけん引するという内容である。

また、生物多様性保全については、地球温暖化対策との両輪と位置付け、もともと日本が持っている「里山」に関する知恵を日本から世界に発信していくという。

更に、最近話題になっている「水処理技術」について、日本の優れた技術により世界の衛生的な水の確保に貢献する。しかし、日本の水処理技術が世界の水ビジネスにそのまま受け入れられるかは疑問が残るとの予測も盛り込まれています。

世界全体で「我慢しないでCO2を削減する」為には、日本の環境技術が不可欠であり、その結果経済もけん引できるという事のようです。

2010年4月8日木曜日

定年退職辞令交付

本日付で、当社の管理グループマネージャーで、NPO法人Reライフスタイルの事務局長を務めていただいたNマネージャーに“定年退職辞令”をお渡ししました。

Nマネージャーは、4年前に当社に入社され、着任後すぐにそれまでに公職として培ったスキルを発揮され、当社の創業期に大きな貢献と形を残されました。

当時は、先代の会長よりのれん分けさせていただいたばかりで、経営的にも組織的にも脆弱な当社でした。

会社としてのあるべき姿を求めて、組織改革、諸規定の整備、労務・安全対策、クレーム対応や地域とのコミュニケーションを築きあげてもらいました。

また、設立したNPO法人Reライフスタイルの立ち上げにも関わっていただき、基礎作りから現在に至るまで組織の中心としての役割を十分果たしていただきました。

お酒が好きで、“トレッキング”が趣味のNマネージャー。当社社員のブログ「Iamな人たちのブログ」でもトレッキング情報を発信してくれています。

様々なイベントでの“名司会”ぶりは名人芸と言えるほどの腕前ですが、最終的なお開きの時間になると“名司会”が“酩酊司会”へと変貌し、参加者の大爆笑をさらって行きます。

ダジャレが好きで、いつも笑いの中にいてくれて、社員のメンタルケアにも心を配り、女性社員やNPO法人の役員や事務局の面々にも愛された方でした。

お疲れ様でした。と言うよりも「有難うございました。」の方が適切な送る言葉だと思います。

退職の旨を本人から次の様に切り出されました。

「この会社がこれから益々発展する為には、もう私のスキルでは対応出来ません。今まである程度任されてきましたが、本当に私の判断が今後も正しいかどうか分かりません。ここはもう次の方に託したいと思います。」

自身の仕事に対する責任感と客観的な視点からの判断で、熟考された結果の言葉だと私は受け取りました。

定年退職辞令交付式では、「楽しく仕事をさせていただいた。」という言葉を残して下さいました。経営者の一人としてこんなに嬉しい言葉はありません。

これから、お元気な間に大好きな“トレッキング”を今まで迷惑を掛けた(失礼!)奥様と様々な場所で楽しんで下さい。

そして、たまには我々の事も思い出していただき、暮らし向きの報告でもくれると幸甚です。

我々の期待を、仕事ぶりと結果で応えていただいたNマネージャー本当の意味での「当社の功労者」です。心から感謝申し上げます。

またお会いしましょう!

在任中における
NPO法人の寄付総額 7,781,507円
ポリオワクチン 389,075人分の貢献

2010年4月7日水曜日

木村コーチ 逝く

先日の広島カープ戦の試合前のシートノックの際に、くも膜下出血の為に倒れ意識不明の重症だった「巨人軍木村コーチ」が亡くなりました。

2月の宮崎キャンプで元気にノックを打つ姿を見たばかりでした。

日本ハムに捕手として入団後、外野手に転向。その後広島カープへと移籍、内野手もこなしスイッチヒッターにもチャレンジし、1000本を超える安打を記録しました。

更に巨人軍へと移籍すると貴重なオールラウンドプレーヤーとして「巨人軍の自己犠牲の見本」と言われる程の職人的プレーヤーでした。

また、アテネ五輪の際には「長島ジャパン」の一員としてメダル獲得に貢献しました。ここでも限られた人数で挑む五輪の為に選手でありながら自身のポジションを理解し、裏方の仕事もまで自分から進んでおこなう姿は当時多くのスポーツ紙で報じられました。

昨年のシーズン中、激戦の結果捕手のリザーブがいなくなる事態になった巨人は、唯一の捕手経験者である当時の木村選手を捕手に起用し、見事0点で切り抜けたシーンは今でも記憶に新しいですね。

「今のチームで自分が何が出来るか?」「自分がこのチームで生き残っていく為には何をすべきか?」この事をいつも考えていないと出来ることが不可能なシーンばかりです。

捕手から外野手へ、内野もスイッチヒッターへの挑戦も、五輪チームでの裏方の仕事もこなし、弱い時代の巨人に移籍し、様々なチャンスに登場する嫌なピンチヒッター。そして、言われればどこでも守れる「自己犠牲の象徴」。

奥様と3人の子供残しての早すぎる“37歳の出発”でした。今日の日本プロ野球前6試合では半旗を掲げ、黙とうしました。今まで見た事の無い光景です。

選手は帽子の木村コーチの背番号84を書きこみ、ユニホームの袖には喪章を着けた巨人軍。今夜の阪神タイガース戦惜別の試合を0-3の見事な勝利で捧げました。

今日、木村コーチのご遺体は奥様の手によりユニホームに着替えられ帰宅の路についたそうです。あまりにも早すぎるご逝去に際し、心から哀悼の意を表します。

木村コーチの「自己犠牲の心」は後々の数多くの選手の目標となるでしょう。合掌。

2010年4月6日火曜日

改正「労働者派遣法」

去る、3月19日政府は、登録型派遣や製造業務派遣り原則禁止を盛り込んだ「労働者派遣法改正案」を閣議決定し、今国会に提出し成立する見通しです。

1986年の施行以来、規制緩和をされ続けていた派遣法が規制強化へと向かうのです。

今回の改正のポイントはというと。

①仕事があるときだけ雇用契約を結ぶ、登録型派遣の原則禁止
②製造業務派遣の原則禁止
③日雇い派遣の原則禁止
④派遣労働者と同種の業務に従事する派遣労働者との均等待遇
⑤派遣会社によるマージン率の公開(派遣労働者1人あたりの派遣金額を明確に示すこと)
⑥直接雇用みなし制度の導入(違法派遣が認められた場合には、派遣先が派遣労働者に労働契約を申し込んだものとみなすこと)

企業としても何かと都合の良かった労働者派遣制度、働く側は、派遣制度を利用して時間と本人のスキルを有効に活用した便利な制度と言う方と、正社員として働きたいがなかなか雇用してくれるところがなく仕方なく派遣労働者として働いている方など、様々な立場や意思によりこれまで続いてきた。

今回の改正でどの様な影響が出るのか?
①について、禁止例外となった「常用雇用」についての定義の解釈は?禁止例外となった専門26業務とは?禁止業界ではなく、禁止業務。
②について、禁止例外となった「常用雇用」とは?
③について、許容される対象業務のリスト化、明確化は?
④について、派遣労働者の待遇改善(派遣先の正社員と直接雇用労働者との均等待遇)は実現可能か?
⑤について、社会保険・雇用保険の加入の徹底
⑥について、違法派遣の取り締まりの強化は図れるのか?

様々なビジネス誌でも取り上げられているこの問題ですが、同じ労働者としての“待遇”の問題はかなり深刻ですね。オーバーかも知れませんが“ハラスメント”に近いものもある様に聞きます。

小職のブログを観てますよ!と言っていただいてる当社顧問の社労士の先生にも一度意見を聴いてみたいとも思います。
新年度の社員研修では「働きがいやモチベーション」についても講義を賜る予定ですので、丁度良い機会かなとも感じています。

企業が労働者に対して果たす責任とは、事業運営の中でも最重要事項であります。その責任の度合いをどれぐらい感じているのか?

企業の採算に繋がる人件費の合理化、海外からの労働者の流入の加速化、すべての労働者に対する雇用待遇の均等は避けてはとおれない今後の大きな問題でしょうね。

2010年4月5日月曜日

様々な“変化”

世間では桜満開の下、花見の酒宴の様子が報じられていたり入園式のほのぼのとした光景が目に映りますが、今後どの様に世の中は変化していくのでしょうか?

世の中の仕組み、文化・文明という大きな変化をもたらすのか?

気候の変化(温暖化)
エネルギー需要・供給の変化(脱化石燃料)
生活スタイルの変化(社会貢献とトレンドの融合、環境意識向上)
企業における待遇の変化(雇用、賃金、賞与・報奨金・退職金)
法的な変化(改正省エネ法、温対法)
制度の変化(子供手当、学校の無償化、高齢者医療負担、ごみ有料化)
行政サービスの変化(行政経営破たん)
教育の変化(ゆとり→詰め込みの復活?教師の労働者→聖職への復活?、保育問題)
全人口における就労人口割合の変化(高齢化、少子化)
夫婦間・家族の変化(夫婦別姓、年代別居住エリア)
国際協力関係の変化(新興国の振興、対米国、対中国)
医療制度・技術の変化(医師不足、産科閉鎖、医師不足、医療保険問題)

考えただけでも切りがないくらいの問題・課題、変化予想・予測ですね。

しかし、我々企業家はその様々な変化や問題解決に事業のヒントが隠されており、それを成し遂げることが社会への貢献であることも忘れてはなりません。

ポジティブシンキング?ネガティブシンキング?評論だけでは何も進みません。実際に行動に移さなければ。

2010年4月4日日曜日

エコ戦闘機

米国オバマ大統領が先月31日に発表した「エコ戦闘機」の話題。

この話題に対する世界各国からの意見が飛び交っています。

オバマ大統領は、米軍が「バイオ燃料」で飛ぶ戦闘機を開発し、近日中に実際の飛行テストに入りうまく行くと「バイオ燃料で初めての音速で飛ぶ戦闘機」を実現すると言う。これも米国における「エネルギー政策の一環」だそうだ。

戦闘攻撃機FA18「スーパーホーネット」の改良型で「グリーンホーネット」と呼ぶそうです。

更にオバマ大統領は「原油輸出国のへの依存度を下げる事は、国際安全保障上重要であり、燃料代替が進めば、中東や産油国での出来事に縛られる事がなくなると述べている。」

数年前の我が国の元防衛大臣の小池氏を思い出しましたが、昨日小池議員のメールでふとこの報道を思い出しました。

先の大戦の当時の日本は、戦闘機にデンプンや松の木由来の「バイオ燃料」を既に使用していたそうである。松の木林や街道松が伐採されたことも有ったようですが、逆に松の木の“松やに”を取りバイオ燃料にもしていますから育成もしたようですね。

どちらにしても、単なるパフォーマンスなのか?真剣に取り組んでいるのか?

そもそも論の「戦争とは?軍事力とは?」とかの議論は私は参加致しませんが、米国らしい考え方ですね。

「戦争・紛争による難民」も大きな問題ですが、「環境難民」と言われる方々が年々増え続けている事実からも目を背けない事実なんですよ。

2010年4月3日土曜日

新学期・新入学

この時期、入園・入学式ですね。先日、所要で「イケア」に行きましたが子供用の机椅子のコーナーには親子連れで大変賑わっておりました。「そう言えば入園・入学式のシーズンだなぁ」

入園・入学のお子さん達も、新入社員として新社会人としてスタートを切った若者達も、総じて言えるのはそれぞれに「学ぶ」ことが始まるのですね。

「学ぶ」ということはどういう事なのでしょう?我々の様な事業を行っているものにも大切な事です。教える側もいれば教わる側もいます。

そして、「教えているつもりが教わったり」「教わっている者が教えている側に何かを与えたり」もしますか。

論語(衛霊公十五-三十一)にはこう書かれています。

子曰く『吾嘗て終日食わず、終始寝ず、以って思う。益無し。学ぶに如かざるなり。』

孔子はおっしゃった。「私はある時、一日中食事もせず、一晩中寝る事もしないで考え続けたことがある。しかし、それは無駄な事だ。ひとりで考え込んでいるよりも、人に学ぶほうが大切だと思った。」

という内容です。

ただ考えているだけでは何の進歩もない。様々なことから学ぶことも大切です。例えば、先生であったり、会社であれば上司であり、または本であったり友であったりもします。

いつも、自身が成長する為には些細なことも見逃さず、先ずは「学ぶに値するか?」を考える感性を持たなくてはいけませんね。

新入社員の早期離職率が年々上昇していると言います。その理由として「上司との仕事の同行の際に、この会社を辞めようと思った。」ことが本当の退職理由と言う話しを聞きました。

先輩や上司の仕事っぷりや人として、人生の先輩として見たときに「何年かすると俺も(私も)こうなるのか?」と思ったのだ。

人に学ぶことは大切ですが、その人の出会いの運もあるのでしょうね。

とにもかくにも、将来の夢を持つ若者がその夢が叶うようになれば良いですね。我々も頑張らなくては!

2010年4月2日金曜日

更に加速!

昨日に続いて「加速」の話し。

何の加速か?

「CO2排出権付き商品」の加速です。様々な企業が最近は「排出権付き商品」の発表を加速しています。

この排出権、数年前までの我が国では、EU諸国の様に進んでいなく単なる社会貢献的な意味合いで取引したり、国民全体には全くと言っていいほど浸透していない言葉でした。

ところが、昨今の京都議定書やCOP15の話題や、地球温暖化対策基本法、改正省エネ法など企業としてもほっとけない状況になり、国民の生活でも温暖化対策はエコ商品・ポイント還元となり、生活により密着した車や家電、住宅などにも購入の際の判断基準の一つともなるようになりました。

より消費者に近いコンビニエンス大手の「LAWSON」では東京大学や付属病院の削減した排出権の購買からスタートし、現在では数多くの商品に「排出権」を活用したオフセツト商品を発表しています。その消費者が協力して削減した「CO2」は、日本の償却口座に無償移転され、京都議定書で批准しているCO2の目標達成に貢献しています。

また、宅急便大手の「佐川急便」も排出権付き宅急便・通販のサービス開始を先月発表しています。

いずれも、新興国インドの風力発電活用の排出権取引であり、この排出権取引の成果を日本の償却口座に無償譲渡し、削減に貢献しています。

まだまだ、始まったばかりのこの取引。今後、本来の意味での「金融商品」となり企業や投資家、国民の生活にじわりじわりと近づいてくる事でしょう。

2010年4月1日木曜日

脱化石加速!

温暖化対策に揺れる素材型製造業に関する原材料の高騰の話しは先日しましたが、エネルギーを供給する側の温暖化対策も迫られ困惑の道をたどっています。

新年度最初の気になるニュースが、電力供給各社における温暖化対策。

「脱化石燃料へ加速!」

景気の減退に伴って大量供給施設の減産態勢等の影響による、エネルギー需要の鈍化や温暖化対策により、発電所の燃料構成の変化が加速するという話題です。

電気需要の影響で、最近は石油、天然ガスでの発電施設の相次いでの運休の報道されていますが、原子力発電の不具合の話題も注目すべきですね。

09年度の発電電力の構成は、原子力29%、石油8%、再生可能エネルギー1%ですが、19年度には、原子力41%、石油5%、再生可能エネルギー2%になる見通しと各社は発表しています。

今、話題になっている太陽光や風力といった再生可能エネルギーの構成割合の低さにも着目しなければなりませんが、今後の10年間でできる事はこれぐらいしかないという見方もありますね。

今回記載している見通しには、今後の政府における「温暖化対策」は考慮していないと言うことですから、排出量のキャップ制度や排出権の取引等が関係した場合の、エネルギー供給各社の事業収益の下振れは大きく影響すると考えられます。

この様な現状の中、5月から電気・ガスの料金が一斉値上げを発表し、6月以降も原油や輸入天然ガスの価格が上昇傾向であるため、小刻みな値上げは続くとも予測しています。

地球温暖化対策、資源価格高騰、政治的・社会的要求、事業収益すべてをバランスよく進めていくには大きな難問がたくさんありますね。