2009年5月19日火曜日

海面上昇

海面上昇。海面上昇の主たる原因は、「海水の熱膨張」「氷河の融解」「グリーンランド氷床の融解」があげられます。

海水塩分濃度による膨張率の変化、海洋体積の上昇、海水の蒸発量の変化に伴う降水量の問題、地形の変化にも海面上昇は関係していると言われています。

2100年までの*IPCC上昇予測は、2001年の報告で最低9~88センチメートル、2007年の報告で最低18~88センチメートルとある。

そこで気になる記事、「西南極の氷床融解なら海面上昇3メートル」英蘭が試算。

イギリス・オランダの大学チームが最新の機器やデータを使い、融けやすいやすい氷床の量を算出。海面より低い場所にある氷床の融解で2.46メートル、それ以外の融解で0.74メートル上昇し、合わせて3.3メートル上がると報じている。

さらに、地殻変形が自転に影響し、日本や北米沿岸では、3.3メートルより25%ほど高くなる恐れがあるとも報道されている。

いずれにしろ、我々の認識している「想定」をはるかに凌ぐスピードで、この問題は進んでいるようです。

*IPCC:世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が設立した組織。気候変動に関する政府間パネル。