2011年12月31日土曜日

大晦日にあたって

「33万5千人」という数字。

この数字お分かりですか?

東日本大震災の被害に遭われ、この年末年始を避難所、転居先で迎える方の人数です。

大半が民間や仮設の住宅に入居している一方で、学校などの避難所に身を寄せていらっしゃる方も約680人もいます。

仮設住宅においても、寒さ対策等設備面は万全ではなく、厳しい年越しになるようです。

避難所にいる方が最も多い都道府県は埼玉県で648人。

県外へ転居された方が最も多い県が福島県で、5万9933人にもおよびます。

また、福島県を除く宮城県、岩手県の震災がれきの処分についての各都道府県および政令都市へのアンケート調査では、「現状、受け入れる考えがない」と回答した自治体が36団体で全体の約6割。

考えがない理由は「放射能に対する不安」がほぼすべての結果となっています。

「受け入れる考えがある」と前向きな回答は15団体で、「ない」と回答した団体は27と前向きな答えを上回っています。

被災地や転居先で、厳しい年末年始を迎えていらっしゃる方々には、心からお見舞い申し上げます。

本日、帰郷した私ですが、何か今までとは違った“外帰り”の心境です。

しかし、どのような厳しい日々でも、明日は必ずやってきます。

前に向かって進んで戴きたい。

私も、出来る事を来年も一生懸命に進めてまいります。

今年一年、本当にお世話になりました。

来年も宜しくお願い申し上げます。

2011年12月30日金曜日

仕事納め

当社は、本日が仕事納め。

社員をはじめ、当社を支えていただいております大勢の方にお集まり戴き「もちつき大会」を行いました。

本当に一年間お世話になりました。

今年は、例年に比べていろんな意味で大変な年でした。

「忘れられない年」であり「忘れてはいけない年」でもありました。

さて、来年はどのような年になるのでしょうか。

充実した年にしたいものです。

来る年が、皆様にとって素晴らしい年になりますよう祈念いたします。

明日は、私も久しぶりの里帰りです。

僅かなひと時ですが、親孝行のまねごとでもしたいと思っています。

2011年12月29日木曜日

今年の重大ニュース

今年も様々なことが起こりました。

その中でも、今後10年、30年、50年...「決して忘れていけない」のが東日本大震災と福島第一原発事故。

多くの尊い命を奪い去った大震災、自然の猛威には人間の抵抗など僅かな事だと改めて感じられました。

そして、過去の反省とこれからの日本の向かうべき方向が見えたのも確かです。

しかし、残念ながら向かうべき方向に誘導するリーダー、政治は混迷をきたし不安感だけが増すばかりです。

この年末年始、被災地では一向に処理が進まない震災がれきをはじめとする、大震災の爪痕をのぞみながら新しい年を迎えることになります。

大震災以降、団体の長として各方面との調整を続けてまいりましたが、検討調整の結果が実際のものとならなかったことは、自身の力不足と同時にどうしようもないもどかしさが混在した複雑な感情でした。

その他、世界各国でも大きなニュースが駆け巡りました。

「ユーロ危機」「アラブの春」...

一方、嬉しいニュースもありました。

「女子サッカーW杯優勝」はその代表的なニュースでした。

本当に、今年はいろいろなことが起こりました。

贅沢はいえませんが、「疲れた」という言葉が一番ふさわしいのが実感です。

昨日のブログにも書きましたが、もう一度心身を鍛え直して頑張りと思います。

皆様の重大ニュースは何でしたか?

今年も残すとこあと二日、明日は当社の餅つき大会です。

負の気配を吹き飛ばして、新年をみんなで迎えたいと思います。

2011年12月28日水曜日

来年の目標

来年の目標「再ダイエット」。

数年前から始めた「ノルディック・ウォーキング」で劇的に体質改善を実現し、健康体を取り戻していたのに、今年の四月以降、まったくやる気が起こらず身体はみるみるダブつき、すっかり元の姿になってしまいました。

来年は、もう一度健康な身体を取り戻すために気合入れてみたいと思います。

ノルディック・ウォーキングで身体を動かすことはもちろんのこと、やはりなんといっても食事です。

太らないための5カ条の復活です。

1.野菜から食べる
2.よく噛む、時間をかけて食べる
3.白米より玄米、白いものより黒いもの
4.朝・昼・晩の食事配分は「逆ピラミッド型」で
5.食べるもののカロリーをいつも意識する

そして...(これは内緒です。)

「また? しんちゃんはやり方が極端だから」と言われようが、やりますよぉ。

具体的な数値については「もう一人自分」と約束いたします。

皆さんは「来年の目標」もう立てましたか?

2011年12月27日火曜日

今年最後の経営会議

当社は、毎月2回の経営会議で、事業の進め方を合議性で行っています。

「チーム経営」です。

本日の経営会議は、当社今後の“道標”を決める重要な会議でした。

構成される6名の中で、議論に議論を重ね結論を出すことができました。

今年も残すところあと数日、事業年度でもいよいよ第4コーナーに入るところです。

私自身しっかりとリーダーシップをとり、より精度の高い「チーム経営」を進めてまいります。

2011年12月26日月曜日

夢の描き方

志や夢を描くには、「夢タイム」が必要です。

日頃から、定期的に何時間が「夢を描く時間」を確保する事と「夢を描くスペース」を用意しなくてはなりません。

あるコラムでは、「夢を描いてますか?」という問いに、あなたはどのように答える事ができますかという内容のものがありました。

確かに以前と比べて、心に余裕を持って一定の時間「こうしたいなぁ」「こうなりたいなぁ」と考えることが少なくなった様な気がする方。

あまりにも現実的で、常識的な頭の中の回路になってしまったのか?

現実と夢との差異の嫌気がさしたのか?

一方「夢は描いているが、人に説明は出来ない。」という方もいらっしゃると思います。

・私の夢は・・・です。と明確に答えれるだけ考えてない。
・考えていないことを、正直に認めていない。

どうも、夢を描くことを進めるためにはあるコツがあるようです。

それは、「夢を描いていない」ということを認めることから始まる“自身の変化”のようです。

自分を認める、他人にさらけ出す行為により、人は話しを聞いてくれて、その正直さに心打たれて支援、応援を受ける事ができるのです。

それは正に、自分が変わるきっかけとなるのです。

そして、自分が変わる事で、最終的に夢が叶うというのです。

皆さん、どうですか?

「最近、夢を描く時間を確保してますか?」

2011年12月25日日曜日

目的を明確に

よくある話し「一生懸命なのは分かるけど、もっと簡潔に報告してくれない?」。

上司からこのような苦言を言われた事はありませんか?

報・連・相の大半を占めるのが「話す」という行為です。

報告は単なる事例の羅列では意味がない。

また、結論までダラダラとたとえ話をしてもまどろっこしいだけです。

言いたい事を簡潔に論理的に整理して伝える事が大切です。

その為に有効な論理的な話し方がいくつかあります。

その中の一つが「PREP法」です。
POINT(ポイント)
REASON(理由)
EXAMPLE(具体例)
POINT(ポイント)

最初にポイントを伝え、次にその理由を述べる。わかりやすくするために具体的例を挙げ、最後に念押しで再度ポイントを告げてまとめる。

先ずは、結果とポイントを話すということが先決になのです。

そうすれば、「細かい話しはいいから結論を先に言え!」と起こられる事もありません。

2011年12月24日土曜日

冬のボーナス

先週、当社では、ボーナスの季節恒例の“個人面談”が行われました。

冬のボーナスは、上期の業績見合いでの評価となるのが、当社のシステム。

今回も病気療養の社員以外の全員と面談が出来ました。

さて、この季節の世論調査でテーマに上がるのがこの「冬のボーナス」ですが...

その結果はというと

全国に住む500人の男女に対するネットアンケート。

本人あるいは家族にボーナスが
「すでに支給された」35.6%
「まだ、支給されていない」12.6%

「今年は支給される予定はない」6.6%
「もともとボーナスがない」41.6%

昨年に比べて
「額が増えた」13.5%
「減った」41.3%

昨年も支給されなかった人で
「今年も支給されなかった」69.7%

そして、支給額のうち“貯金”にまわせる割合は
「ほぼゼロ」19.7%
「できるか分からない」18.9%

なんとも、現実感のあるこの数字。

住宅ローンや学資ローン等々、ボーナス払いのウエートが多い方もいらっしゃるかと思います。

こうやって改めてこの数字を見ると、経営者としての責任の重さを再認識致します。

2011年12月23日金曜日

小型家電

貴重金属、希少金属など有用金属を含む「小型家電」にリサイクルについて、22日環境省は「国内循環を促進するためのリサイクル制度案」を発表した。

今回は、特にリサイクルを推奨する「特定対象品目」を提示し、同時に海外での不適正処分の防止も行い、来年の通常国会にリサイクル関連法案を提出し、14年の本格施行を目指すものです。

現在対象として検討してしている品目は60〜70品目、今回の「特定対象品目」特に有用金属の回収が望めるものと、比較的回収が用意なものを16品目提示しています。

また、海外の不適正防止に関して、輸出の際の経路や処分方法等について環境相の確認も義務づけられ、罰則についても整備するとの事です。

これまでも、再三注目を浴びていた「小型家電」のリサイクル規制ですが、正しい道筋で大きな成果を得られる事を期待したいものです。

「特定対象品目」
・携帯電話
・デジタルカメラ
・据え置き型ゲーム機
・ビデオカメラ(放送用を除く)
・デジタルオーディオプレーヤー(フラッシュメモリー)
・公衆用PHS端末
・デッキを除くテープレコーダー
・携帯型ゲーム機
・電子辞書
・デジタルオーディオプレーヤー(HDD)
・CDプレーヤー
・MDプレーヤー
・ICレコーダー
・ETC車載機ユニット
・VICSユニット
・電話機

2011年12月22日木曜日

深読み「COP17」

先日、COP17について書かせてもらいましたが、各紙、専門誌を参考にさらに深読みしてみたいと思います。

前回のやや否定的な意見に対して、本日は少し前向きな話しです。

地球温暖化対策や省エネについて、我が国は世界でも最も削減してきた国であることは間違いありません。

しかし、世界の主要国すべてが参加しない状況下で、さらに日本だけがかたくなにその義務を全うしようとすると、他国からCO2排出枠を購入せざるを得ず、日本政府レベル、民間レベルで数百億円、数千億円の支払いを今後も継続して行わなくてはなりません。

これはまことに「不合理」「不公平」なことになります。

そもそも、鳩山政権時に世界に発信した公約は、日本が率先して削減目標を掲げれば、中国も米国も追随するいう「甘い」ものであったとも言えます。

しかし、結果は残念ながら両国とも削減義務を負う姿勢など全く無しということでした。

今回、日本政府が主張した「全主要国の参加なしに日本も参加しない」という方針は、日本の“一人相撲”に終わりを告げるものでもあります。

では、今回の結果を踏まえて、今後何を進めるべきか?

答えは2つ。
☆国際的削減の枠組みの外にあっても、日本は常に省エネ、温暖化対策技術の開発に力を注ぐ
☆その努力の結果として、世界のモデル国となり、未来産業のリーダー国になる

この答え、分かりきっている事でしょうが、この進むべき道に関しては、今後の日本の真価を問われると言っても過言ではないと感じます。

2011年12月21日水曜日

言葉を丁寧にするチェックポイント

丁寧な言葉づかいは、すぐには身につきません。

日頃から、自分の言葉づかいをよくするように心掛ける事が大切です。

特にお客様との会話における言葉づかいは十分に気を配りたいものです。

「親しいつもり」が「馴れ馴れしい」と思われる事もあります。

そこで、丁寧な言葉づかいに関する5つのチェックポイント

1.自分の事を「わたくし」といっているか
2.「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を理解し、使い分けているか
3.「クッション語」を使っているか→「クッション語」とは、言葉の頭に「申し訳ありませんが」とか「恐れ入りますが」など前置きに使って、後の言葉を和らげる言葉のこと
4.語尾までしっかりと言い切っているか
5.流行語や若者言葉、略語などを使っていないか

どうですか?

『仕事に慣れても、お客様に慣れてはいけない』という教訓ですね。

2011年12月20日火曜日

「企画に行き詰まったぁ」

企画に行き詰まったとき、どうするか?

企画のプロとアマチュアには、明確な違いあるのです。

プロは、「誰かと会って」企画を考え、アマチュアは、「一人で考える」だそうです。

そして、そのプロにも一流と二流があり、「一流は相談相手を選ばない」のに対して「二流は相談相手を選ぶ」ようです。

そこで、いい企画を生む7つの心得
1.一人で考えるな、誰かと話せ
2.相談する相手を選ぶな
3.協力し合えるチームを作れ
4.積極的に人の企画の相談に乗れ
5.つまらないネタをたくさん出せ
6.複数のアイデアを無理矢理一つに合体させろ
7.企画は瞬発力。一時間以上考えない

いい企画は、すぐにポンと出るものではありません。

頭の中で、考えて考えて出てくるものです。くだらない、つまらないと思わないで、そういったアイデアをたくさん出すのです。

K協会のY君!! 行き詰まらないで、つまらないアイデアをたくさん考えてみて下さい。頑張ってね。

2011年12月19日月曜日

COP17

先日閉幕した、南アフリカ・ダーバンで開催された「第17回国際気候変動枠組締結国会議」。

今後の地球温暖化対策に大きな影響を与える重要な会議でした。

結果として、開催前からささやかれていた「後ろ向きな」会議となったようです。

米・中・印の大量排出国の未参加による「不公平感」が更に溢れ出し、カナダは脱退を表明し、2013年以降の枠組みについて各国が微妙な声明を発信しています。

我が国においても、鳩山政権時に2020年までに、1990年比で25%削減するという“国際公約”があるものの、今回の会議では、2013年以降の枠組みには参加せず、独自の削減努力を進めると声明しています。

また、大量排出国の米・中においては、2020年以降参加する意向は示したものの取り方によっては、2020年までは大量に出し続けることの宣言ともとれるものです。

どちらにしても、来年度末をもって期限が切れる「京都議定書」。

産業界からは、現実味のある今回の声明と言う声もあり、賛否両論といえる結果でありました。

まさに、各国が「国益」を大きく配慮した、大変難しい対応を迫られた会議でした。

ただ、我が国は地球温暖化対策においても、他国に対する発言力が更に低下したことは間違いないようです。

2011年12月18日日曜日

稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?

23万部を超えるベストセラーになった「稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?」。

長財布を持つことで、お金に対する意識が変わり、それが稼ぐ人になる近道なのだという。

著書の中にある「長財布7か条」
1.新しい財布を買ったら、100万円の札束を入れる(難しかったら、自分にとっての大金をいれる)
2.財布に五千円札をなるべくたくさん入れておく(一万円札をくずさないためにも五千円札を入れておく、この努力が意識改革につながる)
3.お札は上下向きを揃える(お金は財布の中できれいに保つこと)
4.硬貨は小銭入れに入れる(長財布は太らせないためにもお札だけにする。小銭と札に差をつけることでお金に気を配れる)
5.会計の時は新札で支払う(お金に好かれる人は常に他人にも気を遣う。お金を受け取る側にも気を遣う)
6.お金を渡す時は丁寧に渡す(お金は人間的です。雑な支払いをする人の元にはお金は戻りません。)
7.心の中で「いってらっしゃい」「お帰りなさい」をいう(支払いのときに気持ちよく「いってらっしゃい」を言える人は無駄遣いしない)

いかがでしたか?

『富』を得たければ、財布の中に“規則”で縛る!!

これが、大切のようですよ。

2011年12月17日土曜日

第71代内閣総理大臣 中曽根康弘

第71代内閣総理大臣「中曽根康弘」氏のインタビー記事。

「ポスト3.11のリーダー学」

今なお、政治家ペスト10の上位に位置する中曽根氏。

直近のアンケート調査でも1位「小泉純一郎」2位「田中角栄」に続く3位に挙げられています。

今回のインタビーの中で、特に気になった部分を御紹介いたします。

“スケールの大きなリーダーとなれ!!”

国益というもは、大国、中国、小国でそれぞれ異なる、とりわけ世界的な危機の際には、それが正面からぶつかり合う。そこで自国の利益を守るのが政治家の責任であり、大きな政治家同士であれば理解し合い、間を持たせる。
小さな政治家なら喧嘩別れに終わる。
(キッシンジャー米元国務長官、サッチャー英元首相、レーガン米元大統領、ゴルバチョフ露元大統領の挙げ)
昔の政治家は、主張は主張、妥協は妥協で、相手の国も活かすようなスケールの大きさがあった。渡すもの渡し、取るものは取る。その代わりに大きくやる。大きく渡して、大きく取るのだ。
(略)
最近の政治家の質が少し下がってきて、小さく渡して、小さく取ってそこで固まる、という傾向が強いようだ。
野田首相にしても実務型の真面目な外交官で、大きく投網を打つような仕事はやれそうにない。目先の課題に追われて、独自的に長期的、歴史的視野に立って、自らの外交戦略に取り組んでいるという感じがあまりしない。
日本にとっての長期的国益とは、太平洋の平和であり、経済的な相互依存関係の公正な強化であり、世界に対する発言権を獲得することだ。
来るべき新しい一年、私がのだ首相に期待するのは、日本と中国とアメリカの三首脳会議を定期的に開催することだ。
日米、日中、米中がバラバラに話し合うことはあっても、三者が一体となって話ししたことはない。これを日本が主導してやることは、太平洋の平和の基礎になる大きな仕事である。
そういう大きな夢を着々と実現できるように邁進して欲しい。
そして、国内においては選挙に勝つこと、解散の時期と選挙公約を間違えるな、と首相には言っておきたい。

*プレジデント参照

2011年12月16日金曜日

震災後に増えた社会貢献意欲

あるビジネス誌が行った調査によると、震災をきっかけに変わった“仕事観”について、次のような結果がでました。

31.2% 「社会貢献につながる仕事を欲するようになった」
28.0% 「仕事を早く切り上げて家族との時間を確保するようになった」
26.8% 「仕事についてやりがいを考え始めた」
24.3% 「自己実現につながる仕事を志向するようになった」
12.6% 「仕事の面白さを重視するようになった」
7.2% 「より収入の多い仕事につきたくなった」

震災後、仕事観はどのように変わったか?

もっとも回答が多かったのが「社会貢献につながる仕事を欲するようになつた」でした。

社会的ポジションが高い人はは、もともと収入よりも社会貢献を意識している人が多いのですが、今回の震災で、そうでなかった人も変わってきたというこです。

どんなに強い人間でも、未曾有の自然災害には勝てず、人間の個がいかに小さいものかを痛感させられました。

だからこそ、社会や地域全体で助け合いながら、支え合いながら生きていきたいという感覚が強くなってきた結果だと思われます。

もうすぐ、平成23年も終わりを告げようとしています。

平成23年は「忘れられない年」であります。そして「忘れてはいけない年」でもあります。

2011年12月15日木曜日

人間通になれ!!

「営業の鉄則」「顧客満足の鉄則」のひとつ、“相手に関心をもって付き合え!!”。

営業マンは「お客様のため」とよく口にします。

「このサービスはお客様のために役立つ。だからあなたにお勧めします。」では、“売る側”の想いで、お客様には喜ばれません。

「特別にあなたにお勧めします。」が必要です。

通り一遍の営業であるなら、淡々と商品説明をし、金額を提示し、NOといわれたら引き下がる。このルーティンしかありません。

もっと突っ込んだ営業展開を望むなら、お客様の心を動かさなくてはなりません。

その為に必要な2つのキーワード

☆「ときには、売れるか売れないかは、一度わきに置け!!」
使ってもらう、使ってもらえない、売れた売れないだけではなく、純粋にお客様ち付き合ってみるのも必要です。
売り買いの話しの商談だけではなく、人間として付き合うことで、関係が深まりビジネスチャンスも広がるものです。
「この人とはビジネス以外のお付き合いもできそうだ」「友達になりたい」と思っていただけるなら、自ずと信頼も深まるものです。

☆「お客様についてどれだけ語れるか」
お客様はどんな方?
お客様について、どれだけ知っているか、そして、その方のために自分がどんなことをしていきたいのか?
単に「顧客情報」を知っているというだけではなく、自分自身の『五感』を通じて得た印象を考え、感じ取ってみることが大切です。

営業というものは、ある面心理学者のような『洞察力』が求められます。
「この方は、こんなひとかも?」
「この方は、こうしてあげれば喜ぶかも?」
と考えながら接するべきです。

「自分のことを覚えてもらおう」
「自分のことを認めてもらおう」
のように、自己中心的に考えていては、いつまで達ってもお客様との距離は縮まりません。

私は、野球の世界で捕手という仕事をベースに、廃棄物の集荷、企業と恊働提案の中で「洞察力」を学び、相当のレベルでその力を手に入れることが出来ました。

「疲れているな」「具合悪そうだ」「どこか痛そうだ」「何かをかばっている」「いつもと違う」「目線が合わない」「時計を見た」「上の空だ」なんていうことは、すぐににも分かること。

会話の中で、「自分のことを話す割合」「人を非難する割合」「人を褒める割合」「過去の話しの割合」「未来についての割合」
こんなことで、その方の人柄や現在の心境を測ることもできます。

「有難う」「悪いね」「申し訳ない」「うれしいよ」と素直に話せる人とは、自ずとどのような人かは理解できる。

洞察力とは、いかに自分を殺し、相手にフォーカスできるかなのです。それが人間通なのです。

2011年12月14日水曜日

「ムダ取り」

地球温暖化や電力事情に関する問題もあり、昨今「スマート思考」が話題に上がります。

スマート思考=節約、賢く使う

しかし、“節約”と聞くと、「節約とは、我慢すること」「節約とは無理すること」と思い込みがちです。

実際に、当の私もそうです。

しかし、生活の中のムダを省くと考えると、何の無理も我慢もないという考え方が「ムダ取り」の思考です。

そして、「ムダ取り」の思考こそ、長く続けられるというのです。

具体的にいうと、いくつかの項目が上げれるようです。

1.水道光熱費
先ずは、家選びの段階で、風通しがいい、日当りがいいなど自然環境を配慮する。既に住んでいて変えようがない方は、塞いでる風の通り道を解放したり、厚手のカーテンで冬対策をすることも一つの方法です。
消費電力の上位は、エアコン、冷蔵庫です。ここを上手く使いたいものですね。

2.通信費
通話にはスカイプ、ネットにはモバイルルータを活用、固定電話を廃止しるのも一つの案です。

3.自動車
住環境にもよりますが、都心であれば所有よりもカーシェアリングもあり、月4回程度の使用であれば切り替えた方が徳のようです。

4.食費
食費の節約は、外食を我慢するとか得割り商品を買うことばかりではありません。食品の廃棄率は平均で30%といわれています。食材を使い切るだけで大きなスマート化ができようです。

5.趣向品
最近の流行で、以前ブログにも書きましたが「断捨離」ではなく、先ず購入時に再度購入の理由を再確認する。本当に必要なものかどうかを購入時に確認するだけで大きな効果がでるようです。

この他、以前のブログに書いた禁煙などを付加することによって、30年間継続すると「5,000万円」の効果があるというのです。

気の遠くなる話しのようですが、年金問題をはじめとする社会保障問題が大きな課題となっている中、老後の5,000万円は大きいですよ。

私には難しいでしょうけど・・・(書いといてそれはないよですね)

2011年12月13日火曜日

ものづくりの行方

我々廃棄物処理業は、「ものづくり」から受ける影響が大変大きいのですが、昨今の様々な社会的背景により、日本の製造業が危機的状況に立たされているとの報道が後を絶ちません。

よく言われる「日本の製造業」が囲まれる「六重苦」。

・過去最高水準の円高
・高い法人税
・自由貿易協定の大幅な遅れ
・厳しい労働法制
・地球温暖化の抑制目標
・原発事故がもたらす電力不足

このままでは、日本のものづくりは海外へシフトされ、空洞化が進み、結果として膨大な雇用の喪失へと向かっていくのです。

あるコラムでは、その解決策に対する提言の一つに「国のかたち」と「人材の育成」が重要とありました。

まずは、我が国が貿易立国として「きちんとしたスタイル」をいかに創造できるかということ。

もうひとつが、弱点となっている“高等教育”。

大学の力を取り戻して「理数離れ」に歯止めをかけなくてはならないと述べています。

今後も進む、人口の減少も「人材」にフォーカスした場合、今後の大きな課題でもあります。

朝日新聞が実施した世論調査によると、「日本の大学で、企業や社会が求める人材を育成できていめと思うか?」の質問に対して、「できている」と答えた人は25%止まりで、64%の人が「できていない」としている。

また、「世界に通用する人材を育てているか」の問いにも、63%が否定しています。

「ものづくり」の行方にこの人材の育成は大きく係わりをもつのは間違いないようです。

2011年12月12日月曜日

おかげさま人生

野田首相が、民主党代表選で引用した詩。

「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」

詩人、「相田みつを」が書いた詩です。

東日本大震災後、企業がCM自粛する中、繰り返し流された「こだまでしょうか」。

詩人、金子みすゞの詩です。

この二つの詩、日本人の心に沁みた代表的な詩です。

この優しき詩がなぜ、日本人の心に沁みたのでしょうか?

なんでも頑張れば良いと言うものではない、ときには泣いたり、心から笑ったりしないと身が持たないものです。

肩肘を張らずに、辛い時は辛いままに、嬉しい時は嬉しいままで良い。

このような想いが、二人の詩と自分の心が重なり合うから心に沁みるのでしょう。

相田みつをの詩に「おかげさま人生」という十二章からなる作品を見かけましたのでご紹介致します。

一、バカのおかげで利口がひかる
二、落ちてくれる人のおかげで合格できる
三、負けてくれる人のおかげで勝たせてもらう
四、脇役のおかげで主役が生きる
五、職場があるから働ける
六、後輩のおかげで先輩になれる
七、子供のおかげで親になれる
八、嫁のおかげで姑になれる
九、相手(縁)がなければケンカもできぬ
十、聞いてくれる人のおかげでぐちもこぼせる
十一、下水のおかげで水も流せる
十二、読んでくれる人のおかげで書かせていただく

この考え方をすれば、世の中にいらないものはないということになる。

今まさに、日本人が心に沁み入る詩とは、優しい言葉のなかに作者の一貫した生き方、姿勢があり、その優しさと気迫が自分の人生と重なり合うからなのでしょうね。

2011年12月11日日曜日

日本で一番売れているタレント

今、日本で一番売れているタレントとは?

多くの人々が「芦田愛菜ちゃん」と答えるでしょう。

ドラマ、映画、CM、そしてバラエティーのMCまでこなす『スーパーキッズ』です。

このスーパーキッズ、なぜここまで国民から認知されるのか?

あるコラムでは、芦田愛菜ちゃんの魅力について次のように書かれていました。

国民が彼女に求めているものは2つ「可愛らしさ」と「癒し」です。

確かに、様々な社会的背景もあり、国民全体の“癒し”求めるニーズは高まっています。

また、可愛らしさについても、“子役”というジャンルが完成されているなかで際立った存在感があるのは「子供らしさを完全に備えている」ということのようです。

子供らしい目線、子供らしい発送、そして何よりも可愛らしい仕草やおしゃべりをテレビの前できちんと表現できることです。

さらに、彼女が他の子役と違う優位性を「スイッチのオン、オフ」を明確に切り替えられる点だと伝えています。

要は、場の空気を敏感に読み取り、即座に対応する能力があるのです。

大人の世界で、状況に応じてスイッチのオン、オフができるのは、女優としての天賦の資質を持っている「天才」といえるのではないか?

しかし、所属する事務所の社長は「愛菜は、天性10%、残りの90%は努力」と言っています。

過去、オーディションに落ち続けた時代、東京でのオーディションに落ち、大阪に帰る新幹線の中で母親と「どこが悪かったか」をきちんと分析し、失敗を次回の糧にしていたそうです。

なんとその数50~60回といいます。

失敗を次の糧に出来る彼女ですが、彼女が際立つ特徴としてもう一つあげるとすると「集中力」と「勉強熱心」のようです。

移動時間や休憩時間には必ず読書をし、読書好きな父親を「読書ライバル」と話すほどのようで、この集中力と勉強熱心が、子供とは思えない精神力につながるようです。

今後も当分続くであろう「子役ブーム」。

愛菜ちゃんの躍進と素晴らしい演技、今後も大人たちの大きな関心になりそうです。

ちなみに、彼女の所属する事務所「ジョビィキッズプロダクション」の前身は幼児教室だつたようです。

お受験だけを目的とした予備校的な教室ではなく、一人ひとりの子供の個性を重んじて、自信を持たせることをポリシーとしているそうです。

いつの時代も、素晴らしい人材を輩出するのは教育ということですね。

2011年12月10日土曜日

海外FA、ポスティング移籍

今年のオフは、日本プロ野球からFAやポスティング制度を利用して、米国MLBに移籍を望む選手が多いですね。

中島内野手(西武)、岩隈投手(楽天)、青木外野手(ヤクルト)、川崎内野手(ソフトバンク)、ダルビッシュ?...

しかし、今年はいつもの年とは少し中身が違うようだ。

川崎内野手(ソフトバンク)は、控えでもいいからイチロー選手とプレーしたいとか、中島内野手(西武)もヤンキースが控えの内野手として落札したようですし、今までのようにあくまでも主力選手としてというこだわりがない移籍希望選手や獲得球団が出てきました。

実際に、イチロー選手、松井選手、松坂選手のような“即戦力”的な選手がいないようですが、日本に残って大金を稼ぐことよりも「違う望み」を叶えるために移籍を希望する選手が多いように思えます。

そこにはあるものは?

彼らを動かす何がそうさせていのでしょうか?

「自分の力を試したい」「一度でいいからメジャーでプレーしたい」「あの独特の空気を味わいたい」

今回、移籍を希望している選手のほとんどがWBCを経験した選手です。

あの米国の球場の雰囲気を味わったら「ここでプレーしたい」と思うのでしょうね。

私自身、フィールドの経験はマイナーリーグの球場しか知りませんが、米国の球場が「ボールパーク」といわれ、観客との近い距離感、捕球音や打球音を直に聞きとれる独特の雰囲気は、野球人でなくてもゾクゾクするものがあります。

日本での、ある面「安定的なプロ野球生活」を捨ててでも挑もうとする移籍希望選手たち、そこには「より人間らしく」「より野球人らしく」みたいな、心の幸福感のようなものを求めているような気がします。

そんな生ぬるいことを言っていると、日曜日の朝にOBのH氏に「喝だ!」と言われそうですが、未曾有の大災害が起こり、社会が大きく変化しようとしてる中、プロ野球の世界でも「何かが変わろうとしている」そんな気がしてなりません。

移籍を可能にした選手達には、思いっきり「ベースボール」を楽しんでもらいたいものです。

様々なリスクは覚悟の上の挑戦でしょうから。

2011年12月9日金曜日

暗黙のルール

どの世界にも「暗黙のルール」というのがありますね。

以前と比べて、透明性とか情報開示とか、様々なシーンで中身が見えるようにはなってきているものの、業界によっては「暗黙のルール」が今なお残っているようです。

本日は、法的拘束力はないけども、“慣習”“前例”といった暗黙のルールを「政治」の世界から見てみたいと思います。

まずは、テレビで中継される委員会や本会議場での「ヤジ」。このヤジは一年生議員の仕事の一つのようです。

議会における一種の「賑やかし」のようなものですが、党の国対委員長が一年生議員を指名し“ヤジ要員”として議場に送り込むようです。

また、小選挙区で落選し、比例区で復活当選した議員はいい役職はもらえず冷遇されるといった「暗黙の冷遇」もあるようです。

こういった「暗黙のルール」は政治家間だけではなく、政治家と記者の間でもあり、“オフレコ”といわれ場合は話した人の具体的な名前を出さないというのが「暗黙のルール」。

新聞でよく見る「政府首脳」や「自民党幹部」、「政府関係筋」なんていう表現はその代表のようです。

他にも様々な「暗黙のルール」があるようです。
・総理は衆議院から
・閣僚ポストの2席は参議院
・参議院に入閣は原則1回  *自民党の場合の不文律、過去に例外もある
・祝い事に贈る花は胡蝶蘭
・議会開会式は参議院議場開催

そして、議員のみならず議員秘書にも「暗黙のルール」が多く存在するようです。

この「暗黙のルール」。大分世の中から消えてきているかのように感じますが、まだまだ「暗躍の源」として存在しているのでしょうね。

どの業界にせよ、それなりに背景があるとはいえ、傍目からうかがい辛い「内輪のルール」が増えすぎると国民からは分かりにくい気もしますね。

2011年12月8日木曜日

「変わる」ということは大変なこと

自分自身を“変える”“変わる”ということは、大変勇気のいることです。

しかし、「勇気を失えばすべてを失う」ということも事実です。

“変わる”ことを恐れていると結果は残せません。

いつもと同じということです。

だから、本人も組織も前に進むことができません。

名将、野村克也氏はこの“変わる”ことについて、次のように語っています。

「どうしても変わろうとしない選手がいたらどうするか?」という問いに対して...

「私は“諦めろ”と言います。」

過去の自分を「諦める」ことで、新しく「生まれ変わる」ことができるのだ。

と自身の経験からも分かった原理だと述べています。

「過去との決別が自分を変える」「新しく生まれ変われるチャンス」と捉えるということです。

そのことに気付かせることもリーダーとしての役割であり、一人ひとりに明確な目標を持たせることができるかどうかに係わってきます。

目標が明確になれば、どう努力するかが明確になる。

野村氏がいう「考え方が変われば行動も変わる」につながるのです。

そして、それこそが、人材一人ひとりを最大限に活かす“適材適所”につながるということです。

「諦め」が役立つ唯一の効果、それは「過去を清算し、生まれ変われる」ということです。

2011年12月7日水曜日

「バカは風邪ひかない」って本当?

巷では「長引く風邪」が大流行しています。

そういう私も既に風邪をひいてから10日も経つのに咳が止まりません。

そこで、今日の話題は「バカは風邪ひかない」という都市伝説!は本当か?です。

仕事にプライベートに忙しい現代人ですが、目一杯に入ったスケジュールに風邪をひいて穴をあけるなんて避けたいものです。

ある医療雑誌によると、風邪や病気の原因といわれるのが、「疲れ」「ストレス」...

「ストレスは確実に免疫機能を低下させる」といいます。

仕事が多忙なとき限って風邪をひきがちなのは、心身にストレスが蓄積しているためでもあります。

「バカ」=ストレスを感じない人。と解釈するのはいささか乱暴ではありますが、少なくてももの事に無頓着な人方が、ストレスは蓄積しにくいのは事実だと思います。

つまり、風邪をひきにくい傾向は、医学的にもあり得るということです。

ビジネスはある面ストレスとの戦いともいえます。

オーバーワーク時のストレスを上手に癒し、効果的に免疫力を維持するためには、単なる気分転換だけでは、効果がないようです。

音楽を聴いたり、映画を観たり、身体を動かすのはいいが、そのために更に睡眠時間を削られたりしては本末転倒です。

不眠もまた、免疫低下させる大きな原因でもあります。

しっかりと栄養をとって、たっぷりと寝ることが何よりも免疫維持には効果的のようです。

激務続きの時ほど、パーっと飲みに行きたいものですが、体調管理を優先するなら、早めの就寝を心掛けた方がよさそうです。

「バカは風邪ひかない」には、どうもこのストレスとの関係が深いようですね。

私が度々風邪をひく原因がわかる気がします。(なんちゃって...)

2011年12月6日火曜日

出世についての話し(後)

昨日に引き続き、「出世に関する話し」です。

出世してはいいけど、先輩が部下になり「なんか気まずい」という話はよく聞きます。

案外、出世に関する悩みはこの手の話しが多いようです。

企業も年功序列から成果主義へと変革していく中、素晴らしいことではあるが、当事者にとって見ると実力的に大きな差がなければ、「たまたま上司の覚えがめでたいだけだった」と気まずさだけが残るようです。

しかし、気まずさはあるものの、どうしてこの出世した上司と後輩の部下になった人との差が生れるのでしょうか?

企業が求める“出世できる人材”とは、人を率いることのできるリーダーシップを持った人材です。どうも大企業の役員を見ても、スペシャリストタイプは少ないようです。

リーダーシップとは、チームが働きやすい“環境整備の能力”なのです。後輩や部下が働きやすい環境をそつなく作ってあげれる力のある人というのは、やはり職場での人望も厚いものです。

社内の連携や調整事項、人は誰しも社内の雑務に時間を取られることを嫌います。しかし、これを処理できる人こそが“人の掌握”ができるのです。

逆に、自分のテリトリーの中でひとつの仕事にまい進してしまう、“職人型”のスペシャリストは、評価が必ずしも出世につながらない傾向があるようです。

このような、どこかでついてしまう“差”ですが、「あわよくば」と出世を狙っている方はご参考に...

2011年12月5日月曜日

出世についての話し(前)

社会人はどうしても「できる人」と「できない人」に判断されがちです。

では、その「できない人」「出世できそうにない人」とは、世間はどのようにみているのでしょうか?

あるアンケート、「職場の同僚、先輩がうだつが上がらないように見えるところとは?」に対する回答です。

「話し方や会話の内容に知性を感じられない。」
「明らかに他の人よりミスが多い。」
「不潔で、社会人として基本的になっていない。」

このようなコメントですが、この内容は「そもそもビジネスマンとしてどうか」のような気がします。

出世以前の問題のようですね。

昨今の企業経営では、組織を簡略化し、対外的に序列の分かりにくいポストを整理する企業が増えています。出世するということはポストを得るということでもありますから、益々組織の中での「好まれている」「好まれていない」という差が、チャンスがある、ないにつながるようですね。

一昔と異なり、年功序列も終身雇用も良き時代の話であり、ただいるだけで役職が上がっていく時代ではありません。

出世するためには、“上から引き揚げてもらう”か“下から押し上げてもらう”か、大まかに2パターンです。

ここにはやはり『人望』が必要不可欠なのです。

人を率いる力を持っている人を上は評価しますし、下も慕うのです。

よく耳にする「仕事はできるが、出世しない人」とは、仕事ののやり方が独りよがりで自己中心的で、チームをまとめることができないと周囲から判断されているからです。

仕事をガンガンこなすのも大切ですが、周囲のイメージはやはり重要です。

自分は意識していなくても、ちょっとした発言や、身だしなみや素行で印象を損なうものです。

今一度、自分の発言、行動を再確認する必要があるようですね。

2011年12月4日日曜日

消費の変化

「リーマン・ショック」「欧州危機」「東日本大震災」...

このような、社会を大きく変えるような出来事を境に、消費者は変化しているといわれています。

「より安く、より多く」を追求することをやめ、「よりやさしく、よりよく」を商品にも企業にも求めるようになってきたというのです。

単に、“節約”“倹約”をするということではなく、消費者一人一人が持っている力を認識し、「お金の使い方」ひとつで、社会を変えることができるとということに気づき始めているということです。

“消費”は、選挙の投票のようなものといえます。

自身の価値観にあう企業を商品やサービスを買うことで支持しているのです。

しかし、残念ながらこのような「普通の人の考え方」を政府や大企業は理解できていないという不満が社会に蔓延していることも事実です。

このような消費の変化が継続され、消費者が自覚的に消費を通じて影響力を行使すると「より安く、より多く」の追求から「よりやさしく、よりよく」の流れがより強くなるのだと感じます。

消費者の価値観やニーズの変化を分析し、企業の支援を行う「ジョン・ガーズマ氏」の著書には、『希望とソリューションをもたらす消費』=『スペンド・シフト』を次の様に示しています。

☆自分を飾るより→自分を賢くするためにお金を使う
☆ただ安く買うより→地域が潤うようにお金を使う
☆モノを手に入れるより→絆を強める為にお金を使う
☆有名企業でなくても→信頼できる企業から買う
☆消費するだけではなく→自ら創造する人となる

これからの消費者は、「価格と価値」の双方を求める。安いだけでは買わないけれど、ブランドや商品に価値があれば、もっとお金を払っても良いと思う。

人々は消費により「戦略的」になったと同氏は述べている。

自分たちが「尊敬する企業」のものを買うことを通じて、世の中を変えて行くことができることに気づいているということです。

2011年12月3日土曜日

差し入れの極意とは

忙しい時期、オフィスのあちこちから聞こえる、溜息混じりの「疲れたぁ~」の声。

こんなときに、皆に元気を出していただくためにやりたいのが「差し入れ」です。

では、渡す方も、もらう方も、うれしい気分になれる「差し入れ」とは?

「まずは、仕事時間中であることを考慮すること。」

仕事に支障が出ないものを選びましょう。

・取り分けが必要なもの
・かさばるもの
・手が汚れるもの

は避けるべきです。

・仕事の手を止めずに楽しめるもの
・好き嫌いの出にくいテイスト
・疲れを癒す甘いもの

などがおススメです。

そして、渡すタイミングですが...

ここでも仕事時間中であることを配慮しましょう。

共用スペースなどに「置いとくからね」でわかるような配慮が必要です。

相手が仕事を止めない気遣いができるとこは大変重要なポイントですね。

「これは、有名な○○でおいしいのよ。今食べてみて。」なんてなことになると、有難いけど迷惑ですよね。

さらに肝心なのは、「習慣化」しないことです。

曜日や時間など、差し入れするタイミングがパターン化すると、相手にとって「当たり前」になってしまいます。

こうなると、本来の趣旨から大きく外れてしまい。

「今日は差し入れないの?」なんてことにもなります。

「差し入れ」は基本的に相手に喜ばせたいというポジティブな姿勢が大事です。

「金額よりも気持ちを伝えるよう」心掛けたいものです。

2011年12月2日金曜日

アイデアを生み出す

最近、コピーライターとかクリエーターという仕事の方々に非常に興味があります。

ビジネスには、「アイデア」が必要です。

ビッグビジネスには、ビッグアイデアがつきものです。

コピーライターやクリエーターと言われる方々の頭の中はどのようになっているのでしょうか?

「アイデアが生れる瞬間」とはどんな瞬間なのでしょうか?

ある雑誌に掲載されていた、コピーライターのインタビュー記事にはこうありました。

TVCMや雑誌、新聞広告のコピーを生み出す世界も、我々の仕事もプロセスは一緒のようです。

企業とお客様とのコミュニケーションの指針を示すことからはじまり、クライアントとの話し合いから、先方が言いたいことを汲み取ったり、逆に自分のアイデアを説明したりということです。

要は、よく考え、よく話す。

これが基本のようです。

しかし、100のアイデアのうち、世に出るのは一つだけ。

ただアイデアを出すだけではなく、どうすれば一番伝わるか?それはなぜなのか?

吟味して、説明し、決定するところまでが仕事だということです。

では、日頃どのようなトレーニングをしているかというと、人から聞いて「へぇ~」と思ったことや、街中で「気になったフレーズ」は、アイデアの種としてノートや携帯のメモ機能に残すようです。

そして、プロスポーツ選手と同様に“試合”で勝つために日々のコンディションを整える。

「思いつかない」ということは、コンディション不足の言い訳であり、依頼いただいたクライアントに満足を得ていただくためには、できる努力はすべて行うといいます。

今後も、広がりを見せるであろう「感性の時代」。

しかし、最前線で働く方々の努力はどのビジネスにも共通するのだと思います。

アイデアを生み出すためのコンディショニング、周辺環境も含めて、やはり日々の鍛錬、修練に加え人間としての感性が大事なようです。

2011年12月1日木曜日

「たいへんですね」に代わる言葉

相手との会話の中では、必ず相づちを打ちます。

意外と多く使っているのが、「たいへんですね」です。

「いやぁ、昨夜も遅くまで仕事をしてましてね」
「たいへんですね」

「うちは、子供が4人いましてね」
「たいへんですね」

「明日までに、この資料を作り込まないといけないんですよ」
「たいへんですね」

このような会話だと、ここから先には話しが続きません。

そこで、この「たいへんですね」に代わる言葉を入れてみましょう。

「いゃあ、昨夜も遅くまで仕事してましてね」
『さすがですね』

「うちは、子供が4人いましてね」
『楽しみですね』

「明日までに、この新規プロジェクト資料を作り込まないと行けないんですよ」
『楽しみですね』『さすがですね』

「さすがですね」と「楽しみですね」という、「たいへんですね」に代わる言葉。

この相づちですと、相手から次のフレーズが必ず出てくるものです。

そこには、相手を主語にした話題を意識的に採り上げるというテクニックがあるのです。

話す内容は同じでも、この相づちによって、相手の反応はまったく違うものになるのです。

そうです。

「会話の上手い下手は、“相づち”でわかる」なのです。

2011年11月30日水曜日

復縁ブーム

最近、書店でよく見かけるのが「復縁」に関する書籍。

気になって少し調べてみると、昨年行われたある恋愛サイトの約一万人の男女に対するアンケートで、「別れた恋人とよりを戻したい」と思ったひとは73.8%もいたそうです。

この数字、高いか低いかは別として、少し掘り下げてみますと...

そもそも「復縁」というか「過去の恋愛に関する男女間の意識」は大きく違うようです。

一番の違いは、「男性は、別れた女性を美化し、女性は別れた男性を嫌いになることで、過去の恋愛を清算しようとする」ということです。

この意識の違い、面白い例え話がありましたので紹介します。

「男性の過去の恋愛は“名前を付けて保存”、女性は“上書き保存”」

なるほど!!

では、復縁したいを考えている方へ、さらに調べると3つのポイントがあるようです。

①一定期間、連絡を絶つ・・・冷却期間は必要です。
②他の異性と遊ぶ・・・・・・心に余裕を持たせる。必死=ウザい
③相手を楽しませる・・・・・復縁とは=再び恋する

「復縁」というのは、ゼロからスタートするわけではないので、ある面、自分に非があったことは認め、相手が大切なのだということを再認識出来ていれば、新しい恋愛よりもうまくいく可能性は高いとも言われています。

元カレ、元カノを断ち切れない皆さん、参考になりましたか?

別にどうでもいいか...

2011年11月29日火曜日

「言ったから分かったはず」は通用しない

こちらが一生懸命に話していても、相手は他のことを考えていたり、聞くのが面倒だと思っていることもあります。

まじめに聞いていてくれても、こちらが言ったことを全部理解し、覚えてくれているはずがない。

一度や二度聞いた程度のことは、忘れてしまうのが当たり前です。

そんなことを踏まえて「言う」だけではなく「ちゃんと分かっていただく」「相手の記憶に強く残す」伝え方とは、どのような話し方なのでしょうか?

キモとなることは...

☆「相手は聞いていない」との前提に立つこと
☆「分かりやすさ」を追求すること

では、その中身は...

☆短い文を重ねて話す
「分かりやすさの基本」は“短いこと”。
文章が短く完結していると、聞いている人はその節で一度、頭の整理ができるものです。
長々と続けてしまうと、最後まで待たされることになり、「結局何が話したかったの?」となります。

☆見出しをつけながら話す
「最後まで聞かないと何が言いたいのか分からない」のなら「何を言いたいか!」を最初に言ってしまうと良いのです。
最初に“見出し”をつけることによって、「何をいいたいか?」を明確になり、相手の記憶にも残りやすいものです。

☆耳で分かる言葉を使う
「耳で分かる言葉」を使うことで、聞いている相手が「それってどのような漢字を書んだっけ?」とならないようにする。
例えば「安価(あんか)」ではなく「お安く」のような、「あんか」ってどんな字?と思わせないようにするのです。
その他、「同業他社製品」→「ほかの会社の製品」、「当社比較」→「私どもで比べました」も同様な例です。

また、外来語の連発や業界用語、IT関連の専門用語など、自分はよく使っていても、相手が分かっているとは限りません。

何でもそうですが、「自分のモノサシで話すと失敗する」ということなのです。

2011年11月28日月曜日

逃げ道を自分でつくるな

「俺は監督(コーチ)に嫌われているんじゃないか?」

プロ野球には、そう思いながら悶々とプレーしている選手がいる。

実際に、私もその中の一人でした。

一般社会でも「上司とは相性が合わない」「あの上司の間は昇格はない」と悩んでいる人は少なくないと思います。

実際には、大企業は別として中小企業では「好き、嫌い」で人を扱うほどの余裕はありません。

「嫌われている」とか「相性が合わない」とかは、『自分で自分の逃げ道』をつくっているだけです。

そもそも、相性というのは私生活の話しで、社会、組織に必要なのは「能力」なのです。

「嫌われている」「相性が悪い」と思う前に、もっとやるべきことがあるはずです。

大切なのは「自分の置かれている立場を、自分自身で正当に自己評価すること」である。

正当なということは、「冷静に組織の中における、今の自分の立ち位置を見る」ということ。

「自分がもし自分の上司だったら、今の自分はどのように評価されているだろうか?」を考えることです。

自分の現在に至るまでの働き方や、発言、周辺との協調など、冷静に見つめなおすべきです。

そうした状況を直視せず「俺は一生懸命やったのに」と文句を言ってても道は開けません。

「上司に嫌われているのじゃないか?」

そう考え始めた時は、『自分の目が曇り始めたサイン』だと気づいて欲しい。

2011年11月27日日曜日

営業コミュニケーションの鉄則

「三つのまめ」

人間は、“いつも見るもの” “見慣れたもの” に対して安心するし、好きになるものです。

逆に、新しいもの、知らないものらは警戒心が働くものです。

そこで、営業コミュニケーションの鉄則として語られるのが「三つのまめ」です。

「良く知っているあの人、あの人のサービスなら安心だ」という気持ちにさせて行くことが「顧客作りの基本」でもあります。

そのためには、相手と“まめ”に会い、連絡を取ることが欠かせないのです。

「三つのまめ」、一つ目が、「筆まめ」です。

手紙、ハガキ、メールをまめに書くこと。「あなたのことを気にかけています。」というメッセージを伝えるのです。

二つ目が、「足まめ」です。

連絡をまめに取ることはもちろんですが、やはり人間関係の基本は「会うこと」。できるだけお客様のもとに足を運ぶことです。

最後の三つ目は、「耳まめ」です。

営業人なら「情報通」でることは当然のこと。

「耳まめ」とは情報収集がまめであるということです。

営業だからといって、悪戯にお客様に訪問しても迷惑がられるだけです。

「筆まめ」も「足まめ」もたんに自分の情報だけを届けるのではなく、お客様が知りたい業界の情報を持って来てくれるのが「歓迎される営業マン」なのです。

ここが、非常に大切なのです。

「去る者日々疎し」というコトワザどおり、距離が遠のけば忘れ去られるということです。

こまめな、「目配り、気配り、気働き」が必要だということですね。

2011年11月26日土曜日

異なる“幸せ”

たくさんのお金をもつことと、幸せになることは別のことだといわれます。

では、お金の愛される「幸せなお金持ち」になるにはどうすればいいのでしょうか?

「ユダヤ人大富豪の教え」の著者、本田健氏は次のように語っています。

「自分の好きなことををまずやることです。お金持ちにはさまさ゜まなタイプがいますが、共通点の一つは、自分の大好きで得意なことをとことんで究めていることです。」

「それがあまりお金にならなくても、少なくてもそれは幸せな人生です。」

「それに、好きなことをやりながらビジネスシステムをつくるということと、多くの人に応援されるということ。この二つさえあれば、たいていそこそこのお金はできるはずです。」

先ずは、自分がどのような才能があるのかを知り、自分が好きで得意なことを究める。

しかし、気をつけなくてはいけないのは、人はどうしても自分にないものを持っている人に憧れますが、人と比べたり、競争してはいけないと言うことです。

そして...

「成功する為には“自分の道があるはず”です。それは自分の才能、自分の特質、自分の今までのキャリアなどを活かすことです。そうすれば成功することができる。お金持ちは楽しいことしかしていない。頑張らなくてもなれるのです。」

このようにも語っています。

幸せなお金持ちの共通点
・人と自分を比較しない
・頑張らない
・競争しない
・ギラギラしない
・ジタバタしない
・苦労しない
・自己投資ほしている
・大きく発想する
・大きい挫折の経験がある
・好きなことで成功している
・人のためを考えている
・さわやかな図々しさがある
・夫婦仲がよい

どうですか皆さん、いくつの共通点がありましたか?

「プレジデント」参照

2011年11月25日金曜日

ゴールデンスピリット賞

報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」の発表が24日行われました。

本ブログでも再三お伝えしている、米国「ロベルト・クレメンテ賞」の日本版であるこの賞。

今回は、今季限りで楽天イーグルスを退団した「山崎武司内野手」が名誉あるこの賞を受賞いたしました。

山崎武司内野手は、中日ドラゴンズ時代から児童養護施設訪問を始め、楽天移籍後の2007年からは自身の放った本塁打1本に対して10万円を積み立てる「ホームラン基金」を設立し、これまでに、総額1,500万円を宮城県に寄付したほか、東日本大震災の復興支援などもが評価されました。

本人は「受賞は本当にうれしかった、仙台を離れるが野球を通じて、今後も社会に貢献し続け行きたい。」と語っています。

1999年の松井秀喜外野手(元巨人)の受賞から昨年受賞のダルビッシュ投手(日ハム)そして、本年受賞の山崎武司内野手。

日本人には「陰徳」という考え方があり、社会に貢献する姿があまり表に現れませんが、今後も「野球を通じて社会に貢献する。」という流れが脈々と受け継がれ、プロ野球全体が社会の模範とることを切に祈ります。

「野球で何を学んだか?」

私自身、常に自分に問いかけている言葉です。

2011年11月24日木曜日

復興への試練

ある、業界の会議で被災地の仲間とお会いしました。

災害発生から8か月が経過した今、災害の現場はどのような状況なのか?

その仲間は宮城県石巻市からわざわざ来てくれました。

石巻の雇用不足は依然として深刻で、主要な産業である漁業の本格再開のメドは立っていないという。再開した水産加工会社はほんの数社にすぎず、雇用を吸収する力はないのが現実のようです。

漁業や製造業に戻れず、失業している人が多いにもかかわらず、がれき処理や建設関係は人手が足りないのが現実のようです。

しかし、彼が話していた中で、一番ショッキングだったのは「我々産業廃棄物処理業者の無力さ」という言葉でした。

被災地では、一次仮置き、二次仮置き場の確保もままならず、また、放射線問題により広域処理も出来ず、せっかく分別したがれきも置き去りにされたまま。

さらに、我々の業界の仲間の施設には、まったく廃棄物はない状況といいます。

現地では、ゼネコンさんを中心として様々な大企業が撤去作業の委託を受託してますが、その陰にはこのような現実ががあるといいます。

石巻の被害を記録した写真を見せていただきながら、現地の貴重な状況を聞くことができました。

「応援したくてもできない」

「なんとかならんものですかね?」

2011年11月23日水曜日

俺流、落合博満

「孤独に勝てなければ、勝負には勝てない」

こう述べているのは、今シーズンを最後に中日ドラゴンズの監督を退いた「俺流、落合博満」氏です。

昨今の若手選手について「一人で過ごすことは好きだけど、孤独には耐えられない」と称しています。

この現象は、「いいか、わるいか」ではなく、時代の流れであり、管理するものとしては、この気質の変化には配慮してもいい。

しかし、「自分の時間は一人で過ごしたい」が、グラウンドでは「どうすればいいのですか?」、「何か指示を下さい。」、「間違っていませんか?」と頼りない視線を向けてくる。

選手は可愛い、すぐにでも助け舟をだしてあげたい。

だが、野球は9対9で戦う、もっと言えばバッターと投手との1対1のスポーツといえます。

そして、投手の指先から離れたボールはわずかコンマ何秒で自分に向かってくる。

そのような一瞬の勝負に、いちいちアドバイスすることは不可能である。

まさに「孤独」なのである。

一般の社会でも同様で、一人で営業に行き、また会社の責任者として企業を代表して一人で客先に向かうこともあります。

ここでも“緊張感”と“孤独感”を感じても不思議ではない。

“孤独感”とは、「一人で過ごせすことができる」ことと全く意味合いが違うのです。

「孤独に勝てなければ、勝負に勝てない」

まさに、俺流、落合博満氏の生き方を説いた言葉のような気がします。

2011年11月22日火曜日

寂しい季節

以前もこの時期に書きましたが、新聞紙上スポーツ欄には「○○選手自由契約」「○○選手戦力外通知」という記事がたくさん出てまいります。

日本シリーズは、ソフトバンクが日本一の悲願を達成し、ベテラン小久保選手がMVPを獲得。

華やかな話題の裏で、寂しく球界を去って行く選手が、新しく入ってくる選手の数だけいるわけです。

現役続行を望む選手もいれば、これで野球界から離れ第二の人生を歩む選手もいます。

これまでの人生の中で、一番辛い時期だとは思いますが、野球はあくまでも人生の中の一部です。先を見て頑張ってもらいたいものです。

さて、そのような厳しい世界でもあるプロ野球ですが、今、一番気の毒なのが「横浜ベイスターズ」のスタッフです。

球団売却問題に揺れる中、尾花監督以下、コーチ陣も“休養”、そして、解雇。

11月も終わりを告げようとしているこの時期、他のチームは監督・コーチ陣の陣容も整い、スカウト、スコアラー、バッティングピッチャーやブルペンキャッチャーのサポートスタッフも整い、来シーズンに向けてスタートを切っているのですが、この時期に解雇通告を受けた横浜ベイスターズの面々は、「再就職」も時期的にままならないでしょう。

確かに、数年連続で最下位ですから、文句も言えないでしょうがあまりにも気の毒です。

私もヤクルト時代に一緒にプレーした、尾花さん、水谷さん、杉村さん...

人間的にも素晴らしい方々で、野球に対する取り組みも、理論についても尊敬できる先輩方でした。

是非、いつかどこかのチームで、元気なユニフォーム姿をまたみたいものです。

2011年11月21日月曜日

ユーザー懇談会

本日は、全国木材資源リサイクル連合会が開催する「ユーザー懇談会」でした。

参加者は、木材資源を利用いただく「繊維板協会会員」「セメントメーカー」「製紙メーカー」「バイオマス発電」の方々。

国からは、環境省、国交省、経産省、農水省。

そして、我々連合会の会員各社で構成されています。

今回の議論の中心となったのは、やはり「東日本大震災震災がれき」についてです。

一つは、「リサイクルする上での取り扱い可能な放射線量基準の早期提示」

二つ目に、「木材資源リサイクルに関わる施設地域住民への説明責任」

三つ目が、「品質管理の問題」

震災がれきの撤去に伴う、業界としての強力については、「なんとかお役に立ちたい」しかし「動かせない」のが現実。

放射線に関する「何が安全」ということをしっかりとトレーサビリティする必要がありますが、その基準となる値を早急に国にお示しいただきたいものです。

関連する特措法も年明け1月1日完全施行に向けて、国も全力で進めていただいているようです。

大きく期待したいものです。

そして、次なる問題は「再生可能エネルギー全量買取制度」。

今後は更に、木材資源リサイクルを取り巻く状況から目が離せません。

2011年11月20日日曜日

「断られることを恐れるな!」

どんな優秀な営業マンも、すべて受け入れられる訳ではありません。

現実的には、営業マンとして一番こたえるのが「断り」であり「いりません」「用がありません」という言葉です。

「断り」続けられると、仕事が嫌になり、自信を失ったりします。

そして、そこから回復できないままでいると、営業を辞めるしかなくなります。

しかし、優秀と言われる営業マンは、現在もこの「断り」に対峙しながらも成績をあげることができるのはなぜなのでしょうか?

そこにはある一つの理由があるのです。

答えは、「成功する営業マンは、“断り”をうまくコントロールする」ということのようです。

先ず第一に心に留め置く必要があるのが「人は新しいものには“拒絶反応”を示す」ということです。

つまり、まずは断るものだということです。

「先ずは断られて当然」そして、「いらない」からスタートするのが“営業”といってもいいかもしれません。

次に、「いらない」を気に病む必要はないということです。

商品・サービスの「いらない」という営業先の反応は、決して「自分もいらない人間」「自分は邪魔者扱いされている」ことでないということです。

企業にとってもお客様にとっても必要なものが営業です。

ですから、営業マンの仕事は、先ず単純に「いるかいらないか聞いてみる」ことから始まります。

そして、「いらない」といわれても、それは営業マンの「人間として」を否定しているものではないと思うことです。

まず聞いてみることを重ねることで、その商品・サービスを必要とする人に出会う可能性も高まり、はじめは「いらない」と言っていた人が興味をもってくれることもあるのです。

「断られる」にくじけない為の4か条
その1 人は新しいものに拒絶反応を示すと心得よ
その2 全員が買ってくれるワケがないと心得よ
その3 「断り」は自分を否定されたワケではないと心得よ
その4 人はみなそれぞれに価値観が違うと心得よ

2011年11月19日土曜日

クライアントの悩みというものは

本日は、当社ブルーエコノミー研究所のクライアント先で社員様向けに話しをさせていただきました。

内容については守秘義務がございますので話せませんが、大であれ小であれ、中小企業の抱える悩みというのはたくさんの共通点があることを感じます。

・いかに経営トップの考えを社員の腹に落とすか(理解しやすいビジョン・ストーリー性)
・現状から新たな領域に進むことに対する決断(企業革新)
・全体スキルアップ(経験則+α)
等々

今後も、当社の持ち得るノウハウを提供しつつ、○○様向けというクライアントニーズに対してオンデマンドでオリジナルティなご提案を進めていきたいと思います。

しかし、凄い嵐の中のコンサルでした。

2011年11月18日金曜日

「聞く」と「聴く」の違い

コミュニケーションは話すことだけではありません。

「聞く」ことも大切なのです。

しかし、多くの営業マンは話すことには気配りも勉強もするが、「聞く」勉強はないがしろにしがちです。

だが、「聞き上手」になるにも、やはり努力と工夫が必要だし、聞くことがいかに大切かを先ず知らなくてはなりません。

そこで、本題の「聞く」と「聴く」の違い

商談中でも、耳にはエアコンの音、電話の音、外のクルマの通る音等々、様々な音が聞こえてきます。しかし、商談中はそのような雑音のなかから相手の声を選んで聞き取っているわけです。

これが「聞く」状態で、つまり、普通に会話しているときの状態なのです。

「聴く」とは、真剣に耳を傾けることです。

たんに言葉を聞き取るだけではなく、「この方はなぜこんなことを言うのか」「どこがポイントなのか」を考えながら聞く状態を「聴く」というのです。

この「聴く」という字、「耳+目、心」という字が組み合わさって出来ているのをご存知ですか?

相手のとの会話で、この「耳+目、心」を意識して会話すると「きちんと聴く」ということができるのですよ。

昨今のコミュニケーションスキルとして注目されているのが「アクティブリスニング」=傾聴という考え方。

是非、参考にしてみて下さい。

何かが変わるはずですよ。

2011年11月17日木曜日

ハワイ直撃?

16日付けの報道に、東日本大震災の津波で太平洋に流出、漂流している木材や家電製品が米ハワイ諸島の海岸を直撃し、沿岸施設や環境に被害を与える危険性が高まっているとして、学者らが阻止策を話し合う会議が、14日ホノルルで開催されたようです。

ハワイ諸島の北西にあり、日本から見てハワイの手前に当たるミッドウェー諸島周辺で、水面に浮かぶ防壁を築くなどの方法が議論されたそうです。

この試案を提出したのは、米ハワイ大学の国際太平洋研究センターで、防壁はミッドウェー諸島のほか、米本土北西海岸にもつくった上で漂流物の回収を同時に行うべきとの提言も盛り込んでいます。

この緊急を要する危険性が本当に起こるとすると、大きな物体であれば沿岸の施設や岩礁を破壊し、小さな漂流物でも野生生物を傷つけ、観光地の海岸を汚すなどの影響が起こると予測しています。

実際に、災害発生の数時間後にはハワイオワフ等に津波は押し寄せており、私の友人が係留するヨットハーバーもその影響で使用不可になっていると聞きました。

日本人の多くが愛するハワイ諸島、何らかの対策は必要なのでしょうが、何も無いことを願いたいものです。

発生後8ヶ月たった現在、改めて被害の大きさを再認識する報道でした。

2011年11月16日水曜日

愛犬との関係

盲導犬の育成を行う「アイメイト」という団体の代表の方の話しを聞く機会に恵まれました。

昨今は、空前のペットブームで、今やペットは家族と同様の存在になっています。

また、それに伴い「ペット関連産業」も好成績を上げているようです。

さて、この「アイメイト」の代表の方のお話ですが、どのようにして“しつける”というか“育成”するかというと。

キーワードは2つ。

“褒める”と“叱る”だそうです。

良く出来たら、心から褒め、出来なかったらキチンと叱る。

「言葉を発しない犬に教えるのは大変ですね。」とよく言われるそうですが、その方曰く「人間は理解できていないのに“わかりました”と言うけど、犬は分かっていないときは言うことを聞かないし、行動できないから、かえって教えやすい」と言われていました。

なるほど!

更には、犬が一番幸せなことは?

「自分のことを本当に愛してくれる飼い主と、いつも一緒にいること」だそうです。

これについては、学術的にも証明されているようです。

そして、「愛犬は飼い主を映す鏡」だそうです。

どうですか? 愛犬家の皆様。

自分が飼っている愛犬は、あなたを映している鏡だそうです。

そうやってみると、愛犬と散歩されている飼い主の方、愛犬に顔が似ている方が多い様に感じますね。

いやいや、愛犬が飼い主に似ているのかな?

恐らく性格もなんでしょうね。

2011年11月15日火曜日

お客様の「7つの期待」を満たせ!

顧客の満足を満たす為には、「お客様が何を求めているか?」を知る必要があります。

お客様は、営業マンに何をしてもらえば“満足”なのか?ということです。

1.「知りたい」・・・情報提供
2.「詳しく知りたい」・・・商品・サービス知識
3.「得したい」・・・購買条件
4.「安心したい」・・・品質保証
5.「選びたい」・・・選択決断
6.「決めたい」・・・購買意欲
7.「気分よく買いたい」・・・顧客意識

また、商品・サービスを買う以上、丁寧な「お客様扱い」を受けられるはず、商品・サービスだけでなく接客の点においてもお客様は“満足”を得たいものです。

この7つのうち、どれに重きを置くかは、お客様それぞれによって違うものです。

しかし、営業マンは、お客様のこうした様々な要求、期待をひとりで満たすことが必要なのです。

「いま、何を求められているか」を常に意識しながら、お客様と接していきたいものです。

2011年11月14日月曜日

お断りのマナー

誰かにお誘いを受けたり、どうしても都合が合わずに断らなくてはならないとき、「言い出しづらい」「断りづらい」ものですね。

そこで、「お断りのマナー」5つの段階をご紹介します。

1.感謝と謝罪
2.理由
3.代案
4.代案に対する了承
5.了承に対する感謝

この5つの段階に沿った例として

1.「お誘い有難うございます。」「大変申し訳ありませんが」
2.「その日は○○のため失礼させていただきます。」
3.「その代わり、あす以降であれば調整できますので、お時間ございますか?」
4.5.「有難うございます。では、その日によろしくお願い申し上げます。」「楽しみにしております。」

このようになります。

どうですか?

断りにくい、お取引先や上司からのお誘い、この5つの段階を意識して丁寧に対応することが大切ですね。

2011年11月13日日曜日

上司より先に帰っていいの?

自分の仕事は終わった。しかし、同僚、上司は帰る素振りがない。

こんな時、あなたはどうしますか?

あるアンケートよると、このことについて25歳~34歳の社会人男性300人に聞いた結果によると、「上司より先に帰ることは失礼ではない!」と答えた人は89.7%という結果だそうです。

年代別の割合を見ると、25~29歳の平均が85.2%、30~34歳の平均が91.6%。

つまり、すでに部下がいるであろう立場の年代の方がより「失礼ではない」と思っているということです。

じゃあ、今まで「帰りづらい」と思って気を使って残っていたのは一体何だったんだ?

と思いがちですが、「失礼ではない」という調査結果と、「帰りづらい」という心情的な問題と、一番重要な“マナー”とは違います。

やるべき仕事を終え、先に帰ることは失礼ではないが、そこにはマナーを踏まえたコミュニケーションが大切です。

先に帰りたいなら事前に伝えておく、「今日は先に上がりますが、次回はお手伝いさせてください。」とか、ちょっとした言葉ですが、簡単で高度なコミュニケーションがマナーにつながります。

「上司より早く帰っていいの?」

皆さん、どうですか?

この問題についての解決策になりましたか?

2011年11月12日土曜日

イエス・バット

商談の際、こちらのペースで話すことは重要です。

その中には、主張、説得のテクニックという難しいスキルが必要となってきます。

しかし、相手はお客様ですから、上から目線なんてもってのほかですから、「下手に出ながら、こちらのペースで話す」ことになります。

そこで必要なのが「イエス・バット法」です。

お客様との衝突を避けながら主張をはっきりと伝え「なるほど!」と想わせる為の手法です。

イエス・バットには4つの領域があります。

1.肯定
例)
YES「それはお客様のおっしゃるとおりです。」
BUT「しかし、このような他の考え方もあり...」

2.部分的肯定
例)
YES「お客様のおっしゃる○○の点は、そのとおりです。」
BUT「しかし、△△の点では...」

3.条件的肯定
例)
YES「その場合は確かにおっしゃるとおりです。」
BUT「しかし、そうでない場合は...」

4.立場的肯定
例)
YES「部長のお立場であれば、そのお考えはごもっともです。」
BUT「しかし、現場の立場になれば...」

お客様に対して“反論”、“主張”するさいの、もっとも基本的なのがこの「イエス・バット法」です。

お客様の意見を一度「なるほど、そうですね」と受け止めておき、その後で「しかし、この点は...」と主張を展開するものです。

この一度肯定する「YES」の言い方の代表的な例が先にあげた1.〜4.です。

また、「BUT」の言い方も「しかし」だけだと「今から反論するぞ」という雰囲気ですので、「ですが」「そうではありますが」という柔らかい言葉を選ぶのも大切だと思います。

この他、お客様の反感をかわない主張・説得の手法として

☆体験談の活用
☆データの活用
☆予想される反論を先に説明する

があります。

商談はあくまでも“議論”ではありません。商談を成立させることが大切なのです。

ただしい提案をすることで、「顧客見込み」が「顧客」となり、更に「固客」(こきゃく)となるのです。

2011年11月11日金曜日

日本の北欧

先日発表された「47都道府県 幸せ度調査」

いやぁ、びっくりしました。

1位から3位まで、北陸勢が独占!

1位 福井
2位 富山
3位 石川

この調査、47都道府県ごとの「平均寿命」「出生率」「完全失業率」「犯罪発生率」など40の社会統計指標から「幸せ度」を調べ、法政大学大学院が発表したものです。

1位の福井は、未婚率が低く、出生率が高いこと、障害者の雇用率や正社員雇用率も高く、犯罪発生率も低いことなどが評価されています。

一方、最下位の大阪は、生活保護給付者の多さや治安の悪さから厳しいとの結果となったようです。

しかし、北陸勢独占には驚きました。やはり、北陸は日本の北欧といって良いぐらい、住んでる方が「幸せ感」をもってお暮らしなのですね。

そういえば、私の友人の福井の矢野ちゃん、石川の司ちゃんをみても、いつも幸せそうだもんなぁ。

2011年11月10日木曜日

お客様へのアプローチ

今も昔も、営業は大変で辛い仕事です。

「この会社さんに会いたいな」「お会いして自分の気持ちを伝えたいな」と思っても、なかなか会ってもらえないのが現実です。

実際に私のところにも、様々な営業の方からアプローチがあります。

お会いできたとしても、すべて契約までに至るかというと残念なケースの方が多いものです。

そこで、今日の話題「お客様へのアプローチ」ですが...

キーワードは、「情」と「理」の2つです。

お客様へのアプローチ、働きかけには「情」と「理」の両面から働きかけることが必要だということです。

具体的には...

まずは「情」について

・何度も通う(時間より頻度)
・意外性を見せる(興味を持たせる)
・有益な地域情報を提供する

次に「理」

・顧客を観察し課題を発見する
・売り上げへの貢献策を提供する
・論拠となるデータを示す

ということになります。

結論をいうと、「気に入った!」と「あいつのノウハウが欲しい」が「情」と「理」だということです。

営業とは「人と人との交わり」ですから、所詮、“人柄”と“サービス力”が物を言うということだと思います。

営業マンの皆さん、辛いことが多い分、お客様に喜ばれた時の嬉しさもダイレクトに届きますからね。

頑張りましょう!

2011年11月9日水曜日

気のきく人、きかない人

オフィスの中でも、宴会の席でも「気がきくなぁ」と思う人っていますね。

そもそも、ビジネスマンたるもの「気がきくなぁ」と思われなければなりませんよね。

しかし、現実には“気がきく人”と“気がきかない”とがいるのでしょうか?

『誰からも“気がきく”と言われる45の習慣』の著者で、数多くの外国人ボスに仕えた能町光香さんは、次のように述べています。

『気がきく人と、気がきかない人の差は、瞬時に相手の立場に立てるか否かなんです。気がきく人は、そのスイッチが早く、日々のいろんな出来事の中で、相手が求めていることをすぐに察することができるんです。』

確かに、ちょっと困ったときや不都合が発生したときに対応できる人を「気がきく人」と言っていると思います。

では、どうしたら「気をきかせる」ことができるのでしょうか?

著者は『私の場合は上司がきさくな人だったので、自然と身についたのですが、身近にそういう上司や先輩がいない場合は、“相手の立場に立つこと”、“相手を尊敬、尊重すること”そして、“先読みすること”の3点を心掛けておくといいと思います。』このようにつづけています。

“先読み”とは、先の先まで考えて行動するということ。

急な予定の変更や仕事に備え、締切を前倒しして仕事を終えておけば、自然と相手の立場に立って物事を考える心の余裕もできると述べています。

また、特にR25世代にとって注意しておきたいことは「メールに頼りすぎで、コミュニケーションが希薄になってしまうこと」をあげています。

時間的に少しでも余裕があるのならば、相手の机まで行くのも大切であり、相手が仕事に煮詰まっているなと思えば、お茶に誘うとか、このような日頃の小さなコミュニケーションも「気がきく人」と呼ばれるためのトレーニングになるようです。

「気がきく人と気がきかない人」

この差は、どうも考え方のスタートを“自分から”おこなうか“相手から”おこなうかの差のようですね。

2011年11月8日火曜日

理系、文系、美術系

私の倅もそうですが、受験生にとっては、これからが大詰めの季節となります。

受験生の皆さま、もう少しですから頑張ってください。見事合格を祈っています。

さて、今回のタイトル「理系、文系、美術系」。みなさんは何系の方々ですか?

理系、文系はよく聞きますが、あえてこれからのクリエイティブ社会を意識して美術系を足してみました。

一体何の話?

聞きかじった内容ですが、先日亡くなったIT界の革命児「スティーブ・ジョブズ」が率いたアップル社の製品が、なぜ日本のメーカーを圧倒できるまでに成長したか?

その秘密の中に、この「理系、文系、美術系」の関わり方の違いがあるといられています。

日本のメーカーは...

「文系が考えた売れる商品を理系たちが実現させて売る。」
「開発レベルではエッジの利いたアイディアだけど、発売に至るまでに通るいくつもの会議と何人もの意見が、そのエッジを削り取っていく。」
「要は、誰の文句もでない、機能だけ揃えたものになってしまう。」

それに比べて、アップル社はというと...

「理系の開発部隊と美術系のデザイナー、そして、文系の営業がきちんと融合している。」
「自分が作りたい、使いたいものを理系と美術系が作って、文系がこれだけ売るとコミットメントするスタイル。」

さらには、最近よく話題に上がる「ブランドビジネス」の違い。

営業からすると安く売りたいけど、そうするとブランド価値やイメージは崩れる。

某国のメーカーのようにロゴだけ付けて安売りしまくるような、小手先だけのブランドビジネスは今後通用しなくなると言われています。

そして、アップル社の数ある秘密のペースとは、「価値ある製品を届ける」という基本の上に成り立っていることを忘れてはならないようです。

理系、文系、美術系、それぞれに役割があるようですが、その役割の与え方によっては、事業の展開も大きく変わることは間違いないようですね。

2011年11月7日月曜日

戦略的CSR講座

当社、ブルーエコノミー研究所が主催する、第二回目「戦略的CSR講座」が4日に開催されました。

今回は、企業CSR研究の第一人者である、横浜市立大学教授で同校CSRセンター所長の影山麻子弥教授をスピーカーにお招きして開催されました。

内容は、「今後の日本経済における廃棄物処理業者の役割は大変重要であり、今日は、政治も行政も目指すべきシステムを模索しているまっただ中である。」

「そう言った意味では、我々廃棄物処理業界が、国や行政へのアイデア、提言により、協調しながらシステムの転換を図れるのではないだろうか」ということでした。

その為には、今後も引き続き国、行政とのパイプを更に太いものとし、システム作りに参加することが大切だと感じました。

「いかに提案が出来るか!」

何事においても今後の我々業界のキーワードのように想えます。

2011年11月6日日曜日

横浜DeNAベイスターズ

TBSホールディングスとDeNAの間で、「横浜ベイスターズ」の売却契約が締結されたという報道がされました。

昨年から、揺れに揺れた同球団の売却話しでしたが、「モバゲー」で有名なDeNA社で収まったということです。

地元横浜の球団ですし、自身の出身の球団でもあることから、「気にならない」と言ったら嘘になりますが、「まあ、一件落着でよかったなぁ」という感想です。

DeNAの春田会長は42歳。

若いオーナーですから、思い切った“フロント”“現場”人事を進めて欲しいものです。

どうですか?

「清原監督」「新庄監督」なんていうのは...

どこかの優勝チームのように勝ててもお客様が入らなければ、監督の首も危うい時代。

思い切って、全く新しいチーム創りにトライしてみてはどうでしょう!

2011年11月5日土曜日

日本の伝統継承

京都や奈良に来るたびに想うのが、日本の伝統継承の凄さです。

特に奈良にはその想いが強く感じられます。

例えば、法隆寺の建物に用いられている柱。

樹齢3,000年の木を100年水に浸けて、100年乾かす。伐採後200年も掛けて材木にするのですから、一人で出来る訳ではありません。

脈々とその作業を受け継いで行く訳です。

そして、約300年に一回、その建物を分解し腐った部分は補修を施し、更地の状態から再度組み立てると聞くと、もう気が遠くなる話しですね。

しかし、残念なのは「日本の伝統継承」を理解しているのは外国人であって、日本人はほとんどが理解していないことです。

ギリシャやエジプトの様な石の細工は風化しますが、日本の木の建物は違います。

そう言った意味でも、日本の伝統というか先人の知恵というか技術というか、世界に誇れるものだとつくづく感じるものです。

倭の国から始まり、飛鳥、奈良、平安、鎌倉〜戦国、江戸時代...

2,000年の歴史、そして、我が国の伝統継承の素晴らしさを感じました。

2011年11月4日金曜日

東海大菅野投手

先日行われた2011プロ野球ドラフト会議。

大学実力NO.1投手「東海大菅野投手」をどこが指名し、引き当てるか大きな注目をあびましたが、結果は競合抽選の結果日本ハムファイターズに指名権が決定しました。

そして、本日のスポーツ紙には「菅野浪人」の記事。

自身の叔父でもある巨人軍原監督のもとでプレーするという強い本人の意思で、一年間留年して来年のドラフトを待つという選択をしたと報道されました。

しかし、このドラフト会議、何度となく制度の見直しを経て、今日のスタイルになっているのですが、本当に残酷というか「悲喜こもごも」というか、運命というのは本当にあるのだなとつくづく思います。

「どこでもいいから、プロに行きたい」と言う選手もいれば、「この球団にしか行かないという選手」もいる訳ですからね。

米国のように、フランチャイズがしっかりしていて、球団自体が地域のコミュニティとしての役割をキチンと果たしており、また肝心なのはフリーエージェントの資格基準が、日本とは大きく異なることも、日本の指名された選手の「残酷物語」を生み出す様結果になっているような気がします。

昨年の巨人沢村投手のように、一本釣りされた幸運な選手もいれば、一位指名を2回も断った元巨人軍のエース江川投手もいます。

来年のドラフトを目指すということは、一年間大学も社会人のチームにも所属できず試合にも出れないし、制度としては米国のチームへも入団できません。

辛い、大変な一年になるかと思いますが、自身の決断でしょうからなんとか切り抜けて、一回り大きな投手となって欲しいものです。

東海大学や付属高校には「若き日に汝の希望を星につなげ」という建学の精神の一節があります。

来年は、自身の希望を星につなげれるといいですね。

2011年11月3日木曜日

40歳でタバコをやめればいくらの得?

私はタバコを十数年前に止めましたが、国の財源確保で必ず話題登場するのが「タバコ税」。

嫌煙家の私ですが、決して他人の自由を侵すものではありませんので...

そこで、本日の話題。

禁煙するといったいどれぐらいお得なのか?

日本禁煙学会が発表のデータを基にした、面白いコラムがあったので紹介します。

日本で一番売れているタバコ「マイルドセブン一箱410円」をベースに、これを一日一箱吸うとして、一年間で14万9650円。30年間では448万9500円。

それに、100円ライターを二ヶ月に一個で購入したとして、一年で636円。30年間で1万9080円。

そして、喫煙者が余分にかかる平均的な医療費は月額241円。年2892円。30年で8万6760円。

2022年には一箱1000円に値上がりする分を含めて合計すると、30年で986万円が煙となって消えることになります。

更に、この金額を複利で運用していたとすると、30年ものの国債の金利が1.9%(2011.10月現在)ですから、1315万円となります。

では、止めたとしてその為に掛かる費用は?

禁煙外来に通うことで、費用は1日200円×3ヶ月で止められると言われています。

さて、この1315万円。喫煙者の皆様どう感じますか?

再度、言っときますが個人の自由を侵すものではありませんからね。

悪しからず...

2011年11月2日水曜日

「3rd season Kids Dance Contest」

本日は、NPO法人Reライフスタイルからの告知です。

11月13日(日曜日)に横浜市中区新山下「Bay Side YOKOHAMA」で開催されます『3rd season Kids Dance Contest』。

早いもので、今年で三回目の大会となります。

高校生の部 5チーム
中学生の部 15チーム
小学生の部 20チーム

合計40チームが、それぞれの部の頂点を目指して競います。

当NPO法人では、日頃発展途上国を中心として「ペットボトルキャップで世界の子どもたちにワクチンを!」のイベントを展開しておりますが、

年に1度は「元気な子どもたちを応援しよう!!」ということで、ダンスコンテストを開催しております。

本コンテストは、単なる“発表会”的なイベントではなく、プロのダンサーが実際に審査員となり、しっかりと評価し、順位をきちんとつけるものとなっています。

昨今の“無競争時代”とは逆行していますが、子どもたちにきちんとしたゴールを目指すこと、努力の成果とは、そして、一生懸命に頑張ったけど報われないこともあるということを体験してもらっています。

毎年、勝っては泣き、負けては泣き、我々主催者側も来場者の皆様も大きな感動を味わっております。

さて、今年のコンテスト、総合司会はFMヨコハマDJ栗原さん、イベントMCにMC SATOKOさん、特別審査委員は元ZOOのNAOYAさんをはじめ、KAZUさん、MANKEYさん、MIHOさん、YUMIEさんと現在のダンスシーンをリードする皆様です。

今年は、どのような感動を味わうことが出来ますでしょうか。

開催まであと数日、参加者の皆さんは体調を壊さぬよう、最高のコンディションで最高のパフォーマンスを披露してもらいたいと思います。

詳細については、専用HPをご覧下さい。

皆様のご来場を心からお待ち申し上げます。

http://kidsdance.org/kidsdance/home.html

2011年11月1日火曜日

信用・信頼のレバレッジ

ビジネスをおこなう上で、大切なのは相手との信用・信頼関係です。

ビジネス上関係する他者との関係を活用することで、他者がすでに構築した信頼・信用の上に、当社のサービスや商品を紹介して戴ける事もあります。

このように、「てこの原理」のように小さい力でより多くのものを動かすことを「レバレッジ」といいます。

なぜ、お客様からの紹介の場合の受注の成約率が、通常の何倍にも上がるのか?

これこそまさに「信用・信頼のレバレッジ」なのです。

お客様同士の尊敬や信用・信頼の上で、当社のサービス、商品が紹介されるからです。

では、どのようにしてこの様な関係を活用できるのでしょうか?

それは「深い人間関係」と「原理原則に基づいた一貫性のある戦略」と言われています。

「信用・信頼のレバレッジ」のために、まず考えなくてはならないのは...

『相手のビジネスを良くする!』という発想なのです。

自分と相手がコラボレーションすることで、何か新しい価値を創造できるかを考えることです。

「ビジネスとは、お客様あるいはお取引先との関係づくりである」とも言えます。

お互いに、もっとも心地よい関係を築き、もっとも生産性の高い関係性を創造する。

そのためには、お客様をあるいはお取引先を、大切な友人や家族と同じように考えること、相手を「尊敬」することが大切なのです。

2011年10月31日月曜日

熱湯経営

大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長 樋口武男氏著「熱湯経営」の中に、「成功する人の十二カ条」と「失敗する人の十二カ条」というものがありましたのでご紹介します。

「成功する人の十二カ条」
一、人間的成長を求め続ける
二、自信と誇りを持つ
三、常に明確な目標を志向
四、他人の幸福に役立ちたい
五、良い自己訓練を習慣化
六、失敗も成功につなげる
七、今ここに100%全力投球
八、自己投資を続ける
九、何事も信じ行動する
十、時間を有効に活用
十一、できる方法を考える
十二、可能性に挑戦し続ける
 
「失敗する人の十二カ条」
一、現状に甘えて逃げる
二、愚痴っぽく言い訳ばかりする
三、目標が漠然としている
四、自分が傷つくことは回避
五、気まぐれで場当たり的
六、失敗を恐れて何もしない
七、どんどん先延ばしにする
八、途中で投げ出す
九、不信感で行動できず
十、時間を主体的に創らない
十一、できない理由が先に出る
十二、不可能だ無理だと考える

樋口氏は、2001年に大和ハウス工業の社長に就任してすぐに、社内に蔓延する大組織病に気づき“ぬるま湯”の対局にある「熱湯経営」を宣言しました。

その中には、「仕事のスピード感」も盛り込んであり、「スピードこそが最大のサービス」とも述べておられます。

「仕方なくやっているうちは、効率は絶対に上がらない」

「志や目標を明確にして仕事意欲を駆り立てることが大切」だと主張されています。

そして、「考えておきましょう」は“禁句”。

この言葉を見ても、仕事のスピード感を重視されていることが良く分かります。

高い志をもって、会社にいるだけの「人在」、いるだけで会社に害を与える「人罪」にならないようにしなくてはなりません。

目の前の仕事、例えば「電話は鳴ったら一回で取る」といった当たり前のことをきちんとやる「凡事徹底」を心掛けることだけでも仕事のスピードはかなり早くなるのです。

2011年10月30日日曜日

渋滞学

渋滞はなぜ発生するのか?

このことについて、研究されている教授の話を紹介します。

そもそもどうして渋滞は起こるか?

渋滞には「ボトルネック渋滞」と「自然渋滞」の二種類があります。

前者は、事故や工事といった明確な原因により流れが止まるものです。

後者は、それぞれのクルマが車間距離を取らないことによって発生します。

車間距離が詰まると、前のクルマが少し減速しただけでその影響を大きく受けてしまい。

ブレーキをより踏み込むことになる。その後に続くクルマも次々と減速して、気がつけば長い渋滞が起こってしまう。

実は日本の渋滞の約7割はこり自然渋滞のようです。

この渋滞学、面白いのはこの後の論理。

渋滞学を仕事に当てはめてみた考えです。

前者の「ボトルネック渋滞」は、会社で言えば「なかなかハンコを捺さない上司がいて、書類が上に上がらない。」状況で、こちらの解消方法はシンプルです。

「ボトルネック」を取り除けば良いだけ。

一方の「自然渋滞」を仕事に例えると、「予定を詰め込みすぎたために、ある作業が少し遅れると、次の作業、そのまた次の作業と遅れがドンドン増幅してしまう」現象です。

逆に「車間距離に余裕があれば」前のクルマが減速しても急ブレーキを掛けずに済む。

仕事のスケジュールも、「決めた時間仕事をしたら、決めた時間休憩を取る」というように、仕事と仕事の合間をあらかじめ空けておけばいいとう考え方です。

そうすれば、一つの仕事が遅れても、予備的な時間があるから後ろの仕事にに響かないのです。

そして、一番の解決策は...

「常に一定のスピードで走り続けることで、“流れ”を止めずにすむ。」

このことが結果的に短時間で目的地に着けるということのようです。

渋滞も仕事においても、なんでも「闇雲にスピードを上げる」ことではなく「安定的な流れをつくる」ことが大切だということですね。

2011年10月29日土曜日

任せられない仕事

「自分が休んだら、誰がこの仕事をするの?」

でも、案外「任されない仕事」って少ないと思います。

日頃から、自分の仕事について周囲のスタッフに話したり。手伝ってもらったりしておけば、たいがいの仕事は引き継げます。

そもそも、自分だけしかできない仕事を作ることは、休みが取れないとか、イライラしたりと良いことではありません。

誰も手伝えない仕事だと、残業しなければならなくなり、処理も遅れる。結果として社にも貢献できません。

更に言えば、周囲の人がその仕事を体験するチャンスを奪っているのです。

現在のマネージャーに求められるものは、多岐にわたります。

いくら成績が良くても、部下の残業の多いマネージャーは評価されないという企業も増えてきました。

ですから、仕事の効率化を真剣に取り組むのです。

「任せられない仕事」が多い部下のマネージャーと、「任せられる仕事」が多いマネージャー。

イコール、「仕事が早い」チームとマネージャーという応えになりますね。

2011年10月28日金曜日

なめてはいけない「男のお肌の手入れ」

女性のお肌の曲がり角は25歳というのが定説です。

では、男のお肌の曲がり角は何歳なのでしょうか?

諸説ありますが、30代後半からお肌の衰えを感じる人が多いようです。

顔全体の“ハリ”を保っているのは、「表情筋」と言われますが、年をとると、この表情筋が緩みます。何もしないと目尻が下がり、頬や口元も垂れ下がります。

その結果、老け顔になっていくのです。

表情筋を鍛えることは、お肌にハリが生まれ若々しさを保つことができるようです。

さて、今回のテーマ「お肌の手入れ」ですが、キモとなるのは「水分」のようです。

年をとるということは「水分を失うこと」なのです。

人生の中で、最も瑞々しいのは赤ちゃんのとき。体内組織の約80%が水分です。これが成人時には60%、晩年には50%を切るまでに落ち込むようです。

この加齢による脱水が如実に現れるのが、他でもない顔の肌なのです。

乾燥し、ツヤを失い、バサバサ感が出て「枯れている」というイメージを相手に与えてしまうのです。

ですから、一般的に35歳を過ぎる頃から、水分補給用のローションと保湿性のあるクリームを付けた方がいいのです。

朝の洗顔後、お風呂上がりに習慣づけるとし自然とお肌の手入れが出来てきます。

このタイミングが肌の皮脂が洗い流されて、最も保湿成分が失われている時なので、一番いいタイミングなのです。

さて、「経営者の肌ツヤが悪いと、会社の印象まで悪くなる」と言われます。

経営者は会社の顔です。

経営者だけではなく、組織のリーダーがしょぼくれたイメージでは部下の士気も高まりません。

こうして考えると「お肌の手入れはビジネスマンのたしなみ」に辿り着くようです。

スキンケアを生活の習慣に取り入れ、お肌のツヤとハリをビジネスに活かしましょう!

2011年10月27日木曜日

論的思考を鍛えるトレーニング

物事を、的確に素早く判断する為には「論理的思考」と「直感力」の二つが必要のようです。

「論理的思考」とは
・情報を整理して考える
・段階を追って物事を考える

「直感力」とは
・考える大よその方向性を決める
・「仮説を立てる

では、論理的思考を養うためにはどのようなトレーニング方法があるのでしょうか?

例えば、日頃目にする経済ニュースは格好の教材のようです。

一つの例題として「原油価格高騰」というニュース

☆原油価格が上がる

ガソリンや灯油などのエネルギーの値段が上がる

ビニールハウスの燃料費が高くなり、イチゴなどの果物の値段が上がる。
また、ケーキを包む包装資材の値段も上がる

ケーキの値段が上がる

☆原油価格が上がる

バイオエタノール燃料の価値が高まり、原料であるトウモロコシの値段が上がる

トウモロコシの人気が高まり、農家が小麦からトウモロコシへの転作が進む

小麦の生産量が減り、小麦の値段が上がる

ケーキの値段が上がる

どうですか、「原油価格高騰」というニュースが、結果として「ケーキの値段が上がる」という論理の展開です。

このような、トレーニングを日々していれば、仕事の場でも自然と論理的思考をするようになるという例でした。

2011年10月26日水曜日

1分で決まってしまう、あなたの評価

「1分で大切なことを伝える技術」がベストセラーになりました。

これは何を意味しているのでしようか?

“時間”というのは、現代のビジネスにおいてもっとも重要な資源と言われています。

ダラダラ話すということは、周りの人の貴重な資源を無用に奪うことになります。これは重大なマナー違反となります。

私たちは今、人類が体験したことのない「大量情報」に囲まれています。

そのため、「情報を一瞬で切り捨てる」ということを日々習慣化しているのです。

例えば、テレビ番組が面白いか?つまらないか?を判断するのは一瞬ですね。

ビジネスの場面でも同様に、「つまらない」と思われれば。即座に却下されてしまう。

このように、「できる人か、そうでないか」「使えるか、使えないか」といった評価は、いまや一瞬で決まってしまうという論理です。

ですから、「1分で大切なことを伝える技術」が必要と著者は述べています。

ビジネスで何か新しいことを始めようと思ったら、決裁権をもっている上司にゴーサインを出してもらうことが不可欠ですが、そうした人はほとんどの場合“多忙な人”なのです。

説得するなら「最初の1分が勝負」。ここで興味をひけなければ、説得はおろか、話をまともに聞いてもらうことも出来ないのです。

「大切なことを1分にまとめて話す」トレーニングは、現代のビジネスパーソンにとってとても重要なことのようですね。

2011年10月25日火曜日

もっとも権威ある賞

現在、米国MLBはワールドシリーズの真っただ中です。

今年は、元巨人上原投手、元日ハム建山投手も所属する「テキサス・レンジャース」と「セントルイス・カージナルス」が戦っています。

残念ながら、日本人の両投手は登録から漏れ、ベンチでの応援となっています。

さて、この季節私が必ず話題にするのが、ワールドシリーズのMVPよりも権威ある賞といわれる『ロベルト・クレメンテ賞』の受賞についてです。

今年もその発表と授賞式が10月20日に行われました。

今年の受賞者は、松坂投手も在籍するボストン・レッドソックスの主砲「デービット・オルティス内野手」です。

このロベルト・クレメンテ賞は、社会・地域活動に貢献した選手というものではなく、すぐれた成績を上げた上での社会貢献活動に対する功績を讃えています。

ちなみに、今シーズンのオルティス内野手の成績は、打率3割9厘、29本塁打、96打点。残念ながらレッドソックスのポストシーズン進出は叶いませんでしたが、素晴らしい成績です。

そして、オルティス内野手の社会活動は、2005年に子供の心臓病手術の為の基金を創設し、故郷のドミニカ共和国や、米国、ハイチの子供の為の医療行為の援助を行っています。

今年も同基金に10万ドルを寄付し、様々な機会を通じて募金の呼びかけを行いました。

1971年にコミッショナー賞として制定された同賞ですが、殿堂入り選手「ロベルト・クレメンテ」が1972年に故郷ニカラグワ大地震の救援活動に向かう途中で悲運の最期を遂げた事を受けて、1973年から名称が変更されたものです。

まさに「国民のヒーロー」である多くのアスリート。自身のパフォーマンスでファンの夢と希望を与えるだけではなく、「自分の存在意義」を十分に理解して、「社会に対する責任」を果たしている姿に心から尊敬致します。

来期の大活躍を心から祈念いたします。

*今年のワールドシリーズで大活躍中のカージナルス「アルバート・プホルス内野手」も、2008年に同賞を受賞しています。
身内にダウン症児がいることもあり、2005年にダウン症児とその家族の生活を支援するための基金を設立し、現在もその活動を継続しています。

2011年10月24日月曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」⑥

6.イノベーションの意味は「技術革新」だけではない
☆イノベーションとは「売上や利益を生み出すこと」

イノベーションを辞書てせ調べると
①「新製品の開発、新生産方法の導入、新市場の開拓、新原料、新資源の開発、新組織の形態などによって、経済発展や景気循環がもたらされるとする概念」
②「技術革新」の意に用いる
とある。

ここで言う“イノベーション”とは...
「新しい経済価値(売上や利益)を生み出す行為」

もし、現在おこなっているビジネスが、衰退期に入っているとすれば
「そもそも、この事業やサービスに“市場性があるのか?”」を問わなくてはなりません。

そして、答えが「NO」であれば、ビジネス定義を再考(イノベーション)するか、そのビジネスから撤退する必要がある。

ここ数日間、「自らの人生を切り開く準備はできているか?」「会社・市場・お客様とは?」について、仕事を進めていくための「本質」を自分なりに述べてきました。

当社の社員に伝えたい、この仕事をする為の「心構え」と「会社の存在意義」。

ここが理解できなければ、次に行わなければならない「戦略」「目標管理」「組織マネジメント」「変革し続ける仕組みづくり」へと船出はできません。

きれいな花を咲かせようとしても、根が腐っていたら丈分な茎もつぼみも育ちません。

千里の道も一歩からなのです。

先ずは、当社の「スタンダード」をしっかりと理解することです。

2011年10月23日日曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」⑤

5.4人のお客様への対応とは「4人お客様の視点から考える」こと
☆市場調査だけが“マーケティング”ではない
マーケティング=市場調査と想像しますが、市場調査はあくまでもマーケティングの一手法です。

「マーケティング=“お客様から事業全体を見る思考の方法”」

間違ったマーケティング解釈の例

例)「商品が良いのに売れない」と嘆くのは間違いです。「売れないのは“商品が悪い”から」です。

会社とお客様では「良い商品」「良いサービス」の定義が違うことを知るべきです。

当社で言えば、会社にとって「良い商品」は、“リサイクル性”“リサイクルの質”ですが、お客様にとっての“良い”は...

・使い勝手の良さ
・価格
・他社との違い

なのです。

だから、「良さ」の食い違いをなくす為に、ビジネスは社外(お客様視点)から見ることが大切なのです。

☆「〜のはず」「〜のつもり」「〜のふり」をやめる!
社内では「売れるはず」「素晴らしい商品のつもり」「市場やお客様のことは自分たちが一番知っているふり」が通用します。

しかし、“売れ行き状況”、“シェア”、“利益や生産性”という「お客様的物差し」で測れば、実態が見え、思い込みが通用しなくなります。

2011年10月22日土曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」④

4.変化はつねに現場から起きる
☆変化の兆しをつかむ
社内のデータは、すべて過去の成果をまとめたものです。

しかも、すでに誰かの判断が加わり、その内容が取捨選択されているのです。

しかし、本当に必要な情報は「これから起ころうとしている変化の兆し」です。

“兆し”は、定性的な情報です。

まだ、測定できる段階までに達していないので、“五感”しかありません。

その為に必要なことは...

「現場に出て、よく見て(観察して)、よく聴いて(調査して)、感じること」です。

☆「現実」と「事実」は違うことを知っておく
例)月が三日月や半月に見えるのは錯覚ではなく「現実」です。しかし、「事実」ではありません。月は丸いのが「事実」なのです。

例)売上げが悪いのは「結果」であり、「原因」ではありません。

*まわで起きていることが「現象」「現実」か「事実」かを見極めることが大事なのです。
常に市場の観察と体系的な学習を行う習慣が必要です。

2011年10月21日金曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」③

3.会社は「4人のお客様」が支えている
☆「本当のお客様」を知る
経営者は「会社=自分自身」であり、事業発展そのものがモチベーションになります。

しかし、事業を支えてくれるステークホルダー4人のお客様には、それぞれに対応が必要となってきます。

では、4人のお客様とは?

(1)顧客
当社の商品・サービスを買ってくれるお客様

(2)社員
社員も立派なお客様です。社員は「労働市場」から調達しています。
「企業は人なり」いいますが、実際にその言葉を実践している企業は少ないのです。
人が商品・サービスを生み出し、お客様ほ引きつけ、売上げと利益をもたらしてくれます。
ですから、優秀な人材が入社し、一生懸命に働いてくれる“仕組み”を作らなければなりません。

(3)お取引先
取引先でもっとも大切なのが、資金についての対応です。
資金は安全で収益性が高い。
資金はより魅力的な投資先に行きたがります。
ですから、金融機関に自社の魅力をタイムリーに正直に説明することが大切なのです。

(4)地域・行政
当社を認知してくれるお客様の対応は、廃棄物処理施設としての生命線です。
なぜなら、「社会に必要な施設ではあるが、同時に迷惑施設」でもあるからです。
地域の皆様やライセンスを許認可化する行政から認知されなくては、事業してスタートラインに立つことすらできません。
そして、「単なる社会に必要な施設」ではなく「地域に必要とされるコミュニティ」になる必要性があるのです。

*社員から見たお客様は“会社”です。
会社はあなたの「能力を買ってくれるお客様」です。そのお客様にあなたを高く買ってもらうために、どの分野でどのように貢献すればよいと考えますか?

2011年10月20日木曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」②

2.会社の目的は「お客様を満足させる」こと
☆会社の目的は「利益」だけではない
人が生きて行く上で、“水”“空気”“食料”は欠かせないものですが、水、空気、食料が「生きる目的」にはなりますか?
必要だけど、生きる目的にはならないはずです。
会社における“利益”も同様です。

利益は必要ですが、会社の目的は利益だけではありません。

昨日話したように、会社とは社会に貢献するしくみです。

ですから、社会に貢献することが目的にならなければなりません。

会社が衰退する原因の多くが、その本質を忘れて「利益の最大化」ばかりを目指して“内向きの発想”になるからと言われています。

多くの人が「会社は営利組織」と言います。これは大きな間違いで、社会に害を与えます。
利益だけにフォーカスすると「儲かっている会社」と「儲かっていない会社」の二種類しかありません。

儲かっているかどうかだけの測りだと、会社の存在意義を社会に示すことはできません。

しかし、「地球環境保全や地球温暖化防止のために必要な廃棄物の資源化を社会に提供する会社」「地域の衛生を保全するために必要な施設を提供する会社」とすると、会社の存在意義が明らかになります。

このように「誰に、何を提供するか?」がビジネスの目的です。

☆「売るしくみ」「使わせるしくみ」ではなく「売れるしくみ」「使ってくれるしくみ」をつくる
会社の活動はすべて「市場ニーズ」「お客様ニーズ」からスタートします。
「会社は、お客様満足を提供するしくみで、お客様にとって良いことをしなくてはならない。そして、それを採算に乗せるのが経営者の仕事」です。

ですから、会社から見れば「売るしくみ」「使わせるしくみ」になりますが、お客様から見れば「売れるしくみ」「使ってくれるしくみ」となります。

そうした意味では、お客様を満足させるという理想は「会社が販売提供しようとしなくても“売れる”“使ってくれる”しくみ」を確立することとなります。

では、「満足いただくお客様」「本当のお客様」とは?

2011年10月19日水曜日

伝えたいこと「会社・市場・お客様とは?」①

1.会社は利益を出さなければ意味がない!
決して「利益主義」に走れと言っているのでない。
現在の我が国でも“財源確保”の議論が盛んにされています。
国の運営は税金でまかなっています。所得税や消費税の大部分は、会社の利益や雇用・売上げが源泉となっています。

つまり、会社がなければ国は成り立たないのです。

だから、会社は“富”を生み出さなくてはならないのです。

富を生み出す会社が、『社会に貢献できる』といえるのです。
・社会が求める商品・サービスを提供すること
・成果として“利益”を出し続けること

この二つが最大の『社会貢献』といえると考えます。

松下幸之助氏曰く
「赤字は罪だ!」

「会社は社会的資本(人・もの・金・時間)を使っているのだから、利益で社会に還元しなければならない。」(会社の役割の定義)

このように考えると、会社の利益を生み出す能力を増大、少なくても維持することが出来なければ、会社経営は失敗したことになる。

2011年10月18日火曜日

伝えたいこと「自らの人生を切り開く準備はできているか?」その③

3.今こそ「仕事の本質」を学ぶとき
☆「現在」と「将来」の両方の利益を追う
「現在だけなんとか切り抜けられれば将来を犠牲にしてもよい」というものではなく、また、その逆でもありません。
現在の利益を確保しながら、将来の利益にも配慮することは、大変難しくバランスをとるのは大変なことです。
困ったことに、将来への“投資”(設備投資、研究費、人材の教育)は、効果が数年後になるにも関わらず費用は今期から計上されます。
会社が存続するために、「明日の為の費用を今日使う」のです。
しかし、だからといって「今期は赤字でもいい」とはなりません。

このように、「相反することを、バランスをとりながら行う」のが“経営”です。

その為の“原理・原則”が「仕事の本質」なのです。

*判断に困ったときもトラブルに見舞われたとき、立ち返るべき“原理・原則”があれば、正しい判断ができる。

2011年10月17日月曜日

伝えたいこと「自らの人生を切り開く準備はできているか?」その②

2.一歩踏み出す勇気をもつ!
☆「上から20%」の人間を目指す。
世の中、圧倒的に多いのは“普通の人”です。ということは、他の人と同じようなことをしていたら、その他大勢の中に埋没してしまいます。
*パレートの法則・・・「売り上げの80%は全従業員のうち20%が生み出し、残りの80%の従業員は20%の売り上げしか生み出していない。」
この法則を更に細分化すると・・・「優秀な人20%」「普通の人60%」「仕事が出来ない人20%」
現在の日本の厳しい経営環境の中でも、“上位20%”、今後もっと厳しい状況が進めば“10%”に入れる様に努力しなくてはならない。
「自分の雇用は、自分で守らなければならない!」

☆赤信号、みんなで渡れば...まとめて轢かれるだけ
「自分で自分のみを守る術」「生存競争の中での“餌”の取り方」この二つを我々は教育されてきたでしょうか?
リストラ、派遣切りなど、現在の日本の雇用に関する現状は大変厳しいものですが、今までは国や他人に助けを求められたが、既に「当たり前」と言われていたこと「永久既得権」など無くなりつつあります。
ですから、みんなで赤信号を渡っていると、まとめて轢き殺されてしまいます。

☆自己主張をしっかりと持つ
優れた人は、若い頃から自分の“信念”や“意見”をもっているので「自己主張」をします。
安易に妥協をしないため、上司や同僚と衝突します。だから可愛くないのです。
しかし、成功者や著名人といわれた人たちは、得てして「変わり者」「生意気」と思われていました。
この様な、ネガティブメッセージに負けていたのでは一流にはなれません。
「みにくいアヒルの子」であるべきです。

2011年10月16日日曜日

伝えたいこと「自らの人生を切り開く準備はできているか?」その①

日頃、社内で社員に向けて話していること、伝えたいこと、理解して欲しいこと、要は「当社における仕事の本質」を連続して書いてみたいと思います。

“自らの人生を切り開く準備はできているか?”・・・その①

1.これからは「経験」と「知識」の両方が必ず求められる
☆「経験」だけでは、一流にはなれない!
・自分で経験することで得ることが出来る以上の“学習”はありません。しかし、その経験を“知識”“学問”にすることが出来なければ「知識社会」を生き残っては行けません。
そして、その知識さえも日々の業務の中で陳腐化していることを忘れてはいけません。

・過去のように知識の発達がゆっくりの時代から新しい知識が次々と生まれ、既存の知識に上書きされていることを知るべきです。だから、“学習”は学生だけのものではなく、社会に出てからも必要なのです。

・更にその学習は、「永続的な“障害学習”」が欠かせなくなるのです。

☆「科学」と「芸術」の両方を身につける
・これからの企業経営は、「科学」と「芸術」の両方が必要です。

・起こるであろう“予測”と、実際に起こったことの“結果”を科学的な要素で、分析、解析を行い次に備える。

・芸術的な要素とは、経験を通じて磨き上げられた“感性”。

*先ずは、経験を積む、そして目の前に与えられた仕事に全力で取り組む。そして、知識を学ぶ。
「無意識で行っている経験よりも、知識にもとづいて意識しながら行っている経験の方が、はるかに早く、確実に、高いレベルで身につくものです。」

2011年10月15日土曜日

いつも成功している人

「いつも成功している人」には秘密というか、共通のコツみたいなものがあると言われます。

仕事、健康、人間関係、家族のサポート...

もちろん、自分一人の実力だけで成功し続けている方はほとんどと言ってもいいぐらい、少ないものです。

誰かのサポート成り立っているのが本音のところだと思います。

では、どこが“秘密”で、どこに“コツ”があるのでしょうか?

その中の一つ...

キーワードは
「自分を尊重できるのか?」

先ずは、心の中の“自分を尊重する”ことだということです。

ことある毎に「もう一人の自分」に問いかけるということです。

「これは正しいことか?」「お前ならどうする」

自分の「直感」や「もう一人の自分への問いかけ」に対する結果に先ずは尊重するということです。

「いつも成功している人」といわれる人。また、そのように見える人。

皆さんの周りにいませんか?

決して、頑固とか、わがままといったものではなく、そのような方の話を聴くと、いつも「自分の意見や想いを尊重している。」ような感じを受けます。

2011年10月14日金曜日

最大のリスクとは?

何かを新しいことを始めようとするとき、何かにチャレンジしようとするとき、ほとんどの方が、最低限のリスクは想定して始めるものです。

自分が感じる様々な不安や心配事、社内外からの抵抗や負のメッセージ。

人間は、頭の中であれこれと考え始めると、どんどん想像を膨らます傾向があります。

しかし、我々の先人である「多くの成功者」のほとんどが、このリスクに対して次のような言葉を残しています。

『人生最大のリスクとは、リスクをとらないこと』

なんとも、深い言葉です。

「リスクを取って前に進む」

この様な先人達の提言には、心が揺さぶられます。

一方、世界的に経済的にも、社会的にも先行きが見えない現代、「前に出る」ことに関する恐怖感も同時に感じるのも致し方ありません。

そこで、必要なのは、「恐怖の素」リスクを明確にすることです。

頭の中で、ああだ!こうだ!と想像するより、紙にしっかりと書いてみることです。

リスクをとるということは、無謀に突っ込むということではありません。

考えうる限りのリスクを洗い出し、前進か?撤退か?の基準をはじめから作っておくことが重要です。

結果として、根拠のない感情論に流されることが無くなっていくのです。

2011年10月13日木曜日

お陰様で1,000回です。

御愛読いただいている皆様へ

お陰様をもちまして、昨日、開設以来1,000回目の投稿をUPさせて戴きました。

日頃は、私のつたない文章にも関わらず、御愛読いただいている皆様に心から感謝申し上げます。

当社のHPのリニューアルを機にスタートしたブログ、当初は気軽なノリで自身が見たことや体験したことを書くつもりでいましたが、月日が経つ毎に内容に変化が表れ、いつのまにか自身の学習の場へと変化してまいりました。

毎日、毎日書くことが習慣になってきた私のブログ、書くためには日々最低でも1つのことを学習するということになり、それが私自身の「学習のルーティン」となったということです。

以前、MLBロサンゼルス・エンジェルスの国際編成を担当されていた「タック川本氏」の講演を聞いた際のフレーズを思い出します。

『一日四食のすすめ』

「一日三食」という言葉はありますが、「一日四食のすすめ」とは、「もう一食摂りなさい!」ということです。。

その“もう一食”は、“学習”という栄養素のことです。

日々の仕事に追われ、なかなか時間がとれないのが現代のビジネスパーソンです。

しかし、自分の「経験則」だけでは生き残っていけない現代社会。

『一日四食のすすめ』皆様も一度考えてみて下さい。

これが機会となり、チャンスかもしれませんよ。

今後も、自分なりに様々な話題を取り入れ、楽しく書いていきたいと思います。

引き続きご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

藤枝慎治 拝

2011年10月12日水曜日

いくつになっても

最近話題の歳の差婚、歳の差恋愛。

「いくつになってもモテる人は、モテる!」

ということですね。

ちょっと気になったので調べてみました。(20代〜30代の独身OL500人を対象にした調査)

「おじさん」といわれる年齢は?

44歳〜62歳

「おじさんは恋愛の対象になるか?」

人によってはなる・・・72%

44歳〜62歳の未婚の男性、まだまだ希望が持てるデータですね。

しかし、「人によって?」とは?

“モテる人”と“モテない人”の差がここにあるようです。

おじさんになってもモテる人とモテない人の差は次の4つの点に集約されるようです。
1.外見
2.出会い
3.女性とのコミュニケーション能力
4.文化・教養

「ダメだ」なんて思わないで下さい。この4点の差、これらは生まれつきの能力や才能というより、後天的な本人の努力や習慣で大きく差がつくものなんです。

46歳の私も、いよいよ「おじさん」にどっぷりと浸かってまいりました。

モテる人とモテない人の差、どうも“恋愛”だけではなく、今やどの分野でも活躍する女性ですから、“ビジネス”の世界でも同じ様に思えてしかたがありませんが...

2011年10月11日火曜日

報・連・相のマナー⑥

「報・連・相のマナー」もいよいよラストです。

今まで話した「報・連・相のマナー」の5つ。

少し振り替えつてみましょう!

・質問は最後まで聞いてから、聞かれる前に自分から
・「できません」ではなく代案を
・報告は上司の仕事が立て込んでないときに
・まず結論から
・「連絡」は多めでいい

どうでしたか? それでは、ラストのマナーです。

「自分なりの答えを用意してから相談を」

自分にとっては「くだらいないこと」に思えても、実は重要な問題を含んでいるかもしれません。

とくに新入社員や、異動してきたばかりのときなど、慣れないうちは、ドンドン相談しましょう。

ただし、いつもでたっても自分で判断できず、いちいち相談を持ちかけるようでは困ります。

仕事に慣れてきたら、何をどうするのがいちばんいい方法なのか、よく考えてみましょう。

それでも迷ったときは相談しますが、その場合は、自分なりのアイデアも用意すること。

上司に「君の考えはどうなのか?」と聞かれたときに、すぐ応えられるようにしておくべきです。

社会人のマナーには様々なものがあります。

「言葉のマナー」
「挨拶のマナー」
「会話のマナー」
「電話のマナー」
そして、「報・連・相のマナー」

他にもたくさんのマナーがあります。

マナーはイコール「常識」でもあります。

“基本中の基本”のマナーを身につけ、日常の仕事に潜む“落とし穴”にはまらぬよう、キチンとチェックしたいものです。

2011年10月10日月曜日

ストレス社会

伝達手段が肉声や文書であった時代から、テレビ、パソコン、携帯電話...を介して情報は毎日、毎日なだれ込んできます。

便利になった反面、あらゆる面で刺激が多い、刺激が強すぎる現代へと移り変わりました。

また、経済的な面においても急激に進む“格差社会”は、世界的に大きな問題を起こしています。

まさに、米国で起こっているウォール街を中心とした市民デモもその一つです。

我が国においても、決して経済的に貧しい社会ではないだろうが、「何か心貧しく」「イライラが募り」「つまらないことにこだわる」
といった“ストレスに翻弄”されています。

より個人にフォーカスされる生活の中でありながら、「他人が気になる」のに関係は希薄になっていく。

他人と同じは嫌と想いながら、自己主張も異様に大きくなる。

このように、相反することとの葛藤が、社会不安となり、行き過ぎるストレスを感じるのだろうと考える。

ですから、このような時代「自分をしっかり持っていないと、やっていけない時代」だとつくづく感じる。

先ずは情報に振り回されない事。必要か?必要ではないか?の判断ができる知恵が必要となってくる。

知恵は学習しないと得られない。

そして、他人との適切な距離感、関わり方。“自己の確立”はこの時代の大きなテーマでもある。

これは、自己主張とか自己顕示欲といったものではなく、「初志貫徹」「不動心」に近いものだと感じる。

それほどに現代社会では「精神力」「人間力」が重要となってきているのだと改めて感じる。

あまりにも多い情報に他人を、社会を、気にし過ぎるが故にに生じるストレス。

意識的に“自己の確立”を目指さないと飲み込まれてしまような気がする。

2011年10月9日日曜日

社長になったらどうする

日本の社長は、“意思決定が苦手”といわれます。

それはなぜ?

では、その課題をクリアするためにはどうしたらよいのでしょうか?

経営コンサルタントとして有名な大前研一氏は、あるコラムで次のように語っている。

「日本企業の社長が、揃いも揃って意思決定が苦手なのは、“自分が社長になったらどうするか”を考える訓練を、社長になるまでやっていないからだ」

そして、具体的なトレーニング方法について

「上司の悪口をいうのをやめて、自分が上司だったらどうするか」を考える。
あるいは、自分が社長になったつもりで、会社の問題に関して自分なりの経営判断をしてみる。

これを毎日、通勤時間を使ってやってみる。

更に、このトレーニングの材料は、自身の上司や社長ではなく、新聞を読んで気になる会社の社長だったらどうするかを考え、その後、その会社の社長がどのような決断をしたかを照らし合わせて検証する。

結果が違った場合、なぜ違ったのか、どちらがすぐれた意思決定だったかを自分で検討してみる。

氏は、このように「自分が社長だったらどうするか?」を考えるトレーニングをしていないから「意思決定が苦手」なのだと指摘している。

だから、役員の御注進に惑わされ続け、あげくの果てに「目をつぶってエイヤで決めてしまう」という内容でした。

会社の大小によって幾分中身は違いますが、社長の仕事は「意思決定」といってもいいのです。

「意思決定」のためのトレーニング、改めて考えさせられるコラムの内容でした。

2011年10月8日土曜日

GO GREEN GO!!

バーニーズニューヨーク様、カーボンフリーコンサルティング様と当社が展開する「東日本大震災チャリティイベント」

『GO GREEN GO』が前回の春のイベントに引き続きスタートしました。(平成23年10月7日〜11月30日まで)

バーニーズニューヨーク様が、お客様から下取りした衣類をリペア&リフォームできるものは当社が提携する美大生グループが手を加え、イベントや展示会等で販売致します。

その販売収益は、東日本大震災の復興支援プロジェクト「CHALLENGE TO CHANGE JAPAN」へと寄付されます。

また、リペア&リフォームできないものに関しては、当社においてリサイクル処理され化石燃料の代替え燃料(フラフ燃料)として、製紙会社様のボイラーで利用され地球温暖化防止対策の一助となります。

本プロジェクトは、多くの企業組織のご協力を得て成り立っており、全体をコーディネートしていただいたカーボンフリーコンサルティング様、バーニーズニューヨーク様、武蔵美大をはじめたくさんの美術大生の皆さん、アウトドアフィットネス協会様、そして、不要になった衣類を提供していただくバーニーズニューヨーク様のお客様...

組織が組織を呼び、人が人を呼ぶ本プロジェクト。

まさに何かと何かの「結びつき」を実現するプロジェクトとなりました。

詳細については当社HPのトピックス、バーニーズニューヨーク様各店に本プロジェクトのポスター等掲載してございます。

今後ともご協力宜しくお願い申し上げます。

2011年10月7日金曜日

戦略的CSR講座

8月22日に開設いたしました『ブルーエコノミー研究所」www.blueeconomy.jp/

本日、第一回目の講座「戦略的CSR講座」(全4回)を開催致しました。

第一回目の講座では、〜CSRレポートを創りながら経営戦略を見つめる〜と題して、当社とお取り引きの深い企業様を中心に開催をスタート致しました。

内容に関しましては、以下の4つの講座を月一回のペースで展開して参ります。
1.基礎講座
2.CSR会計導入基礎講座
3.CSR調達と活動例
4.CSRレポート制作講座 

講師は、当研究所中西武志所長が務めます。

今後も順次、『ブルーエコノミー研究所』についてご報告いたします。
詳細につきましては、HP等をご参照戴けますと幸甚です。

企業の競争力がハードの時代からよりソフトの時代へと移り変わる中、この課題とどのように企業は向き合うべきなのか?

すべての「ステークホルダー」から“共感”を得る事ができる企業とは?

企業を育てるというこは、人を育てると言うこと、より人間の内側にフォーカスした「戦略的CSR」とは?

今後の『ブルーエコノミー研究所』の活動にご注目ください。

2011年10月6日木曜日

もはや通用しない!

もはや“自社の利益”を優先した営業トークは通用しない時代です。

お取引先の社員になったつもりで、“提案”ができなければ、相手の懐に飛び込むことはできません。

そこで、相手の懐に飛び込む“営業フレーズ”とは何か?

①会いたかった相手に熱意と感激を伝える
「仕事をお会いする『口実』に使ってしまいました。」

②多忙な相手と次ぎなる再会を促す
「もっと、お話がしたいですね。」

③本音をさらけ出して人間関係を固める
「今日はつい本気になってしまいました。」

④忠告やアドバイスをうまく伝える
「お互いの為に、あえて言わせて下さい。」

⑤貸し借りのプレッシャーを消す
「喜んでいただければ、それで十分です。」

一昔前の営業マンが、自社の商品やサービスの良い点を説明するだけの営業マンだったのに対して、これからの営業マンは、事前に入念なお取引先の情報を収集し、そして“仮説”を立てて、お取引先が抱える問題を解決できる提案ができる営業マンでなくてはなりません。

ですから、「お取引先の社員」になったつもりで提案しなくてはなりません。

2011年10月5日水曜日

報・連・相のマナー⑤

「連絡」は多めでいい

「報告」と「連絡」は似ていますが、「連絡」というのは。言い換えれば「中間報告」と言えるかもしれません。

例えば、明日に迫った納期に間に合いそうにないとき、その状況について上司に伝えるのが「連絡」です。

そして、間に合わなかったときに伝えるのが「報告」です。

こまめに「連絡」することで、小さなトラブルを未然に防いだり、大きなトラブルに広がらないような方法を考えられるのですから、「連絡」は密にするようにするべきです。

特に新しい仕事や、重要な案件を抱えているときは、「ちょっと多めかな?」と思うくらい「連絡」を入れた方が良いのです。

チームで仕事を進めているときは、メンバーそれぞれがどんな状況にあるのか、しっかりと「連絡」を取り合う事が更に重要になります。

2011年10月4日火曜日

「自己実現」と「社会貢献」

3.11の東日本大震災後、仕事の内容に関して、「他人や社会への貢献」や「自己実現」といった部分が重視されるようになり、大きな変化が見えてきました。

これについては、震災後数カ月後に行った様々な調査結果からも明らかであり、高収入や昇進、出世などへの関心の低下と会い交える結果となっています。

例えば、JTBモチベーションズの5月中旬に1,000人を対象に行った調査「社会に貢献する仕事をしたい」という回答が、2010年12月の調査と比較して二倍以上に増えており、また役職が高いほどこうした意識は強いという結果が発表されました。

他の調査でも、仕事に対しするモチベーションの源泉として「社会や他人への貢献」を挙げた割合が以前の調査より約2.6倍、「仕事自体の面白さ」を挙げる人が1.5倍となっています。

「仕事観」や「働き方」についての考え方は、震災直後は「安全・安心」に大きく触れていましたが、その後この傾向は弱まりつつも、その中で「家族や家庭志向」「社会貢献志向」、社会に役に立つことの「自己実現」についての考え方が維持されているといえます。

この傾向については、どこまで維持されるかはわかりませんが、少なからず震災後の国民は「自分たちの働き方」について、考えるきっかけになった事は間違いありません。

これまでの多くの人が、何を求めて働くのかをきちんと考える事もなく、会社と仕事を選び、会社に入ってからも企業が提供する肩書や待遇を自らの目標だと定めて過ごしてきた事に対する、考え方の前提に疑問視させる結果なのだと感じます。

「心の中で薄々感じていた仕事観」が一挙に顕在化したのだと思います。

高度成長期やバブル期に大震災が起きていたら、ここまでの「人間の心の内側」を見つめあうような変化は見られなかったという意見もあります。

「自己実現」という極めて個人的な欲求が、カネのため、出世のためから「社会貢献」「家庭、家族」「他人」のために役立つ仕事をしたいという欲求への変化が、今、日本の社会でゆっくりと変化しているのだろうと感じます。

変化し始めた「自己実現」に関する考え方。

今後、働く場である企業もこのことを十分に受け止め、変化する社会に対応することが必要となるのでしょう。

2011年10月3日月曜日

ユーモアのセンス

ユーモアの重要性は“脳科学”的にも証明されています。

ユーモアは、非常に高度で複雑な脳の働きによって生まれるもので、特に前頭葉の働きで、自分自身をまるで外から見ているように、客観的に見る事ができる能力だそうです。

ユーモアは、脳の若さとも関係しており、年を取って守りに入った人は、変化に抵抗を持つようになり、ユーモアもパワーダウンしてしまい、権威や地位に頼り、自分の成長に消極的になって停滞し、老化が始まるそうです。

これについては、組織についても同様なことは言えるようです。

欠点や課題などネガティブな面も、ユーモアをもって話せる雰囲気の会社は成長し、それがなければ、課題や問題点への対応を先送りしたり、問題を隠蔽しようという組織文化を生んでしまうということです。

そのようなユーモアの中でも、一番「高度」なのが「自虐ネタ」です。

「自虐ネタ」で、自分の欠点を笑いに変えられる人は、指導力や包容力が高く、女性にモテるということが科学的な研究からも分かっているようです。

他人の欠陥にも寛容で、リーダーとして信頼される要素が多いということです。

一方、自分の欠点を隠して認めがらない人は、他人の欠点も許容できず、自分の事は棚に上げて、他人に対して攻撃的である人が多いように思えます。

リーダーには、常に状況を客観的に見て問題点を直視し、改善していく力が求められます。

このプロセスをユーモアをもって取り組めない人は、問題点を見逃してしまう可能性が高く、組織を成長させる力が弱いと言われます。

ユーモアのセンスを磨いて、それを武器として上手に使う事が、今の時代のビジネスパーソンに必須ということでしょうね。

2011年10月2日日曜日

ハングリーさを求めて

日本の名言にこう記されている。

小才は“縁”に出会って“縁“に気づかず。

中才は“縁”に気づいて“縁”を活かさず。

大才は「袖摺り合う縁」をも活かす。

少しでもチャンスがあれば、猛烈にアタックし、貧欲ら自らの機会を生み出す。

日本では、「草食系」なる言葉が流行し、ハングリーさをほとんど感じさせません。

現状への不満がエネルギーへと変わり、そして、行動へと駆り立てる。

飽食社会の我が国で、「ハングリー」さを求めるのは難しいかもしれませんが、夢や希望というのは少なからずこの「ハングリー」さから生ずるものと考えます。

「現状に満足しない」からこそ、夢を描き、希望を抱くものなのです。

2011年10月1日土曜日

顧客の声

マーケティングをおこなう上で、「顧客の声」ほど効果的なものはありません。

どんなセールストークよりも、説得力のある強力なメッセージです。

しかし、声の届け方を間違うと効果は半減致します。

「あっと驚く!」
「毎日使っています。」
「これなしではいられない!」

このような「顧客の声」決して悪いものではありませんが、「人の発言」だけにフォーカスされ、「信憑性」に欠けることになりかねません。

「これを使ったらこの様になりました。」
「利用前は○○でしたが、利用後はこの様に○○が○○へと変化し、今では欠かせないものとなりました。」

後者のタイプの「顧客の声」は「ユーザー満足度」「信憑性」を感じられるものです。

いたずらに「ほめ言葉」を羅列する「顧客の声」よりも、特定の事例の報告談、経験談は「信憑性」をアピールできます。

このように「顧客の声」に限らず

『自慢するな!事実を語れ!そして面白く語れ!』が大切なのです。

2011年9月30日金曜日

相手のサインを見逃すな

お客様への訪問など商談やちょっとした雑談の際に、相手のサインを見逃さないことは重要です。

相手に自分の想いを告げる事ばかりに、集中しているとちょっとした“サイン”を見逃し、逆に「気が利かない」という印象を与えます。

本日上げる、話の切り上げ時に関する「相手のサイン」は2つ。

一つは「言葉のサイン」

「わかりました、その件につきましては、改めてご連絡致します。」

「ちょっと急いでいるもので、ゆっくりお話できなくてすみません。今度ぜひ詳しく」

「今日はわざわざ時間を取ってくれて有り難う。大したアドバイスもできなく、申し訳なかったね」

「お宅の部長に、よろしく言っといてくれよ」

このような「言葉のサイン」は話を切り上げて欲しいサインなのです。

もう一つは「態度のサイン」です。

・時計をチラチラ見る

・ペンなどの筆記用具でテーブルをコツコツ叩く

・態度がソワソワしていて、視線が泳ぎ始める

・相づちがうわの空になったり、先を促すようにせわしくなる

このような事例はよくある話です。

相手の都合を考え、相手の都合をみながら会話を上手く切り上げることは大切なのです。

「お時間いただき有難うございます。お忙しいでしょうから何時までお時間いただけますか?」とアポイントの際に事前にいただける時間をお聞きするのもひとつですね。

2011年9月29日木曜日

報・連・相のマナー④

「まず結論から」

上司への報告は、「まず結論から」先に告げます。

その上で、経過や理由を述べた方が話が分かりやすく、時間の短縮になります。

報告は事実だけを伝えるのが基本です。ただし、意見があるなら「私の意見を申し上げてもよろしいでしょうか?」とたずねます。

話の最後に「私個人の考えなのですが...」と付け加える方法もあります。

聞かれてもいないのに、自分の意見を述べるのは気が引けるかもしれませんが、何の意見も持たない部下と、きちんと発言できる部下では、どちらの部下が評価が高いか、言わずと知れています。

積極的に仕事に取り組んでいる姿勢を見せられれば、良い印象がより強くなるはずです。

だからといって、むやみやたらと意見を述べるのはよくありません。

報告するときは、あくまでも事実だけを簡潔に伝えるのが基本です。

2011年9月28日水曜日

必ず損をする人

自分の損得ばかり考えている「利己主義者」は、正直者を出し抜いて一時的には得をしますが、長い目でみれば必ず損をする運命にあると言われます。

以前、あるビジネス誌に掲載されていたコラムには、この「姑息な損得勘定は必ず損をする」という仕組みを心理学的に解明していました。

その理由とは、人間社会には3つの原理が存在している。
・互恵不能原理
・暴露原理
・集団淘汰原理

「互恵不能原理」とは、自分の損得ばかりに焦点が合っている利己主義者は、「お互いさま」でなりたっている人間社会で、最終的には「嫌なやつ」として人々から村八分にされます。
よいパートナーに恵まれたり、窮地を支援者の助けで脱したりという幸運に恵まれず「互恵」が「不能」になるので、結局は損をする。

次に「暴露原理」。暴露原理とは、人間には利己主義を見分ける能力がきわめて強力に備わっているということです。利己主義者は、周囲から排除されるのを防ぐために、表面を取り繕う行動に出ます。「人の力を利用できたら得だ」と計算した相手の前では、愛想良く振るまい、「自分は良い人だ」とアピールします。
逆に「自分にとって利益が無い」と判断すると冷たい態度をとります。損得計算にもとづく見せかけの「姑息な態度」は結局は表面化しるのです。

最後の「集団淘汰原理」とは、「お互いさま」という人間社会の理屈を理解しているものは、良い人同士のグループが形成され、一つのものを与えられたら「ありがとう」と感謝し、1.5倍のものを返そうとします。
仕事の場でも、足し算、かけ算のような“相乗効果”を生み出し、そこにはよりよい人材が集まり、自然と利己主義者は淘汰されるのです。

また、自分の損得ばかりに焦点が合ってしまう人は、自分の得にならないことに対して、後先を考えずに怒りに任せて言動も行動も乱暴になるのも特徴です。

自分から遠い他人のことまで思いやる人ほど、あるいは遠い将来のことまで配慮する人ほど人望のあるリーダーになります。

この配慮できる範囲が広い「お互いさま」を理解している人ほど結局のところ『運がいい』のです。

人を騙す事件ばかりがメディアに登場すると、ここで述べたことが当てはまらないように感じますが、人間は確実に「悪者を見破る能力」を進化させているのです。

「お互いさま」という人間社会の構造を理解し、「利己主義」ではなく「利他主義」の考えで物事にあたるべきなのです。

2011年9月27日火曜日

飲み会、接待での雑談とは

飲み会や接待での雑談は、もっとも柔軟性を問われる機会でもあります。

そのためのコツとは?

飲み会や接待での雑談は、相手の素顔を知るチャンスです。

しかし、気を遣い過ぎると会話が行き詰まり、くだけ過ぎる話だと、ヒンシュクを買います。

ですから、同僚、友人との飲み会は楽しいが、上司や部下との飲み会や接待の席は気が重いと言う方も多いのです。

飲み会や接待の席で会話が続かない原因として、もっとも多いのが「話題がない」「何を話していいかわからない」というケースです。

お酒の席で大切なのは、“開放的”な話題に努めることです。そして、会話の“引き出し”を増やすことです。

また、年代や性別によって、関心の違いを意識することが会話を切り出しやすくします。

若い人が関心をもつキーワード
「未来」「希望」「理想」「夢」「愛」

中年層が関心をもつキーワード
「現実的な話」「儲け話」「住宅」「教育」

シルバー世代が関心をもつキーワード
「過去の栄光」「健康」「娯楽」

そして、男性の多くが関心をもっいるテーマ
「スポーツ」

女性は

「恋愛」「ファッション」「美容」

このようなキーワードを頭に入れて、相手に合った話題を上手に振ることです。

何よりも重要なのは、「自分が得意なテーマではなく、相手が話しやすい話題」を選ぶことです。

2011年9月26日月曜日

報・連・相のマナー③

『報告は、上司の仕事が立て込んでいないときに』

報告をするときは、上司の都合を考えて、仕事が立て込んでいる時は避けるのが、頭のいいやり方です。

そして、「○○の件なのですが、今よろしいでしょうか?」と一言たずねてから伝えましょう!

ただし、トラブルが発生した時など、緊急の用件はすぐに伝えなくてはいけません。

どうしてもすぐに報告しなければならないけれど、上司に時間的な余裕がない時は、メモで伝えておき、時間ができたときに正式に報告します。

高知の西原さん、ご丁寧なお手紙有り難うございました。

本当に嬉しかったです。

次回、お会いできることを楽しみにしております。

2011年9月25日日曜日

まかぬ種には...

「どれだけやっても芽が出ない」と、不平、不満、愚痴をこぼしても、何も変わらない。

『まかぬ種には芽は生えぬが、まいた種には芽は必ず生える。』

『それは一年後かもしれないし、五年、十年、二十年後かもしれない。』

この平凡な真理を信じて、まっすぐ努力を続ける人にこそ、道は開ける。

『悲観すな、千里の道も一歩から、いざゆかん』

何でもそんなに簡単にいくものではない。傲慢さの先に成功はないのです。

傲慢で人をないがしろにすると、組織は滅びます。

「大将には威厳がなければ、多くの人を率いていけない」

しかし、偉そうに振る舞うのは間違いである。
・相手を見下げて、権威ぶった態度をとってはいけない
・言葉を荒くしたり、ささいなことで目を怒らせたりしてはいけない
・人から注意されたならば、はねつけてはならない
・自分に非があるのに、威圧するような言い方で、ごまかしてはならない
・わがままに振る舞ってはならない

これは、秀吉の軍師“黒田如水”が息子に伝授した教訓です。

私の“教訓”でもあります。

2011年9月24日土曜日

報・連・相のマナー②

8月1日のブログの続編です。

「できません」ではなく、代案を!

上司からの指示がいくつか重なったときには、「どの仕事から優先させればいいでしょうか?」と上司に相談します。

また、スケジュールなどの都合で、どうしても指定された日時までに処理するのが難しいと自分で判断した時も上司に相談すること。

できそうもないのに、何もかも引き受けるのはよくありません。

難しい状況が分かっているなら、正直に伝えて、どうすればいいか指示をもらっておきます。

その時は、「できません」といった言い方ではなく、状況を説明して代案を提示するなどして、「いかかでしょうか?」と指示をあおいだ方がいいのです。

高知の西原さん、随分と間の開いた「報・連・相のマナー」の続編でしたがいかがですか?

大変お待たせしました。残りの続編もアップして行きますからね。

2011年9月23日金曜日

人を動かす人

「人を動かす人は」どんな話し方をしているのでしょうか?

人を動かすときに必ずついて回るのが「話し方」「伝え方」です。

そこには、3つの柱があるとよく言われます。

①ビジョン=実現したいこと
②生の情報=データや経験、知識
③ロジック=論理的な道筋

ビジョン=出来るだけ具体的に描かなくてはいけません。また、なぜ実現させるべきなのか、必然性を備えていることが大切です。

生のデータ=数字かされたデータや直接触れて体験したもの。ロジックを組み立てるために必要であり、また、実現させたいことを見つける際にも必要になるもの。

ロジック=データや知識を総動員して科学的に組み立てる。物事の変化の理由になるもので、様々な場合を想定する必要がある。

これらの3つの柱が、それぞれにお互い支え合っている。どれか1つが欠けると、途端に物事が動かなくなります。

当然、どれかが欠けている状態で人とのコミュニケーションをとっても、人は動いてくれるものではありません。

2011年9月22日木曜日

いかがでしたか?

約50日に渡りお届けした、「40代を後悔しない50のリスト」「入社1年目の教科書」。

・一生の中で40代が重要な理由
・この10年で何よりも大切なこと
・ブレイングマネージャーとして本当に必要なこと
・忙しいだけで終わらない為に工夫すること
・人生を左右する「人付き合い」で知っておくべきこと
・年相応に学ぶべきこと
・会社・社会と向かい合い続ける為に考えること

30代の延長のつもりで“失敗”してしまうのはなぜか? 仕事においてもプライベートにおいても「収穫を始める」この時期、どのように生きるべきか? 諸先輩方の後悔をから分かった人生の法則。

内容的には少し、大きな組織ならではの事例が多かったのですが、いかがでしたか?
私も先月で46歳、丁度40代の真ん中にいます。もう一度人生を見直す良い機会になりました。

一方、新人に送るメッセージ「入社1年目の教科書」では、「そうだ、そうだ」「そうだったな」と初心を思い出させてくれる内容でした。
仕事において大切な3つの原則
・頼まれたことは、必ずやりきる
・50点で構わないから早く出す。
・つまらない仕事はない

また、会社選びの3つの基準
・「何をやるか」より「誰とやるか」
・小さい組織で自分らしさを表現する
・次世代に残すことができるか

そして...
・70歳になっても学ぶ理由
・キャリアアップは人磨き
・チャンスをつかめる人となれ

いずれも、社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間と言ってもいいと思える内容でした。

これだけ、長いスパンで一つのキーワードについてブログで書くことは初めてでしたが、自分なりに大きな収穫がありました。
やはり、本から学ぶものは大きいのです。
これからも、自分のバイブル探しを続けて行きたいなと思います。

ちなみに。最近のお気に入りは、「新装版 逆転の発想」。あの「ロケットの父」と言われた故糸川英夫氏が、40年前に予言した数々の事象が綴られた、驚愕の「天才だけが辿り着いた“成功法則”」です。

皆さんも是非読んでみて下さい。

2011年9月21日水曜日

もっと「地域社会」と付き合えばよかった

いよいよ、40代を後悔しない50のリストのゴールです。
49番目は、“サラリー以外の「生活の糧」を持つべきだった”というタイトルですが、企業によっては副業を規制しているところもありますし、私自身もこの項はいかがなものか? という疑念もありますので、割愛させていただきました。

それでは、最終項“もっと「地域社会」と付き合えばよかった”に入ります。

自分自身が地方出身者ということもあり、状況して依頼「地域社会」について特段考えたこともありませんでした。

もちろん、地域の消防団、自治会、管理組合、選挙委員などなどね地域社会の一員として最初からカウントされ、暗黙の了解的に社会に関わらなくてはならないことは理解していました。

しかし、この地域社会との関わりを縁遠いとか、うざったいものとして受け止めている人も多いかと思います。

一方、地域社会との関わりは「定年後」の仕事と思っている方も多いと思います。

前にも述べたとおり、会社以外のつながりが、人の成長や幸福感において重要であることを、多くの諸先輩方は実感し、後悔しているのです。

子育てにおいても地域社会との付き合いは様々なメリットがあります。

50代、60代でも新しい世界に飛び込むことは可能ですが、肩書きや住む世界の違いなどが邪魔をして、なかなか入り込めないという話も耳にします。

40代は、そうしたしがらみが少ないので、最後のチャンスといえるのかもしれません。

地域社会における子供の人間関係には、親子のような上下関係、友人のような左右の関係だけではなく、地域の年長者などとの「ななめの人間関係」が必要とされ、その関係が社会を生み、自分の頭でものを考え、行動する自律性を育てるといわれます。

子供は地域で生活しているわけですから、そこに親が参加していないと「子供」と「親」と「地域」と言う関係が成立しなくなります。こうしたことも諸先輩方からの知恵なのです。

地域の人間関係を感じる言葉に「さよなら」があります。子供の頃は頻繁につかっていた「さよなら」も不思議な事に「企業社会」ではほとんど使われません。

地域の人と自然にかわす「さよなら」が、地域社会の一員であるアイデンティティーであるとも言われます。

子供の行事のような身近なきっかけを利用し、地域社会に入ってみてはどうでしょうか。

自治会での活動や地域ボランティアを通じて、社外の人間関係ができ地域社会の一員としてのアイデンティティーを築くことも大切なのです。


☆入社1年目の教科書
49.何はともあれ貯蓄せよ
私は自分の息子に対して、「人間性を磨け」「健康には注意しろ」「友人を大切にしろ」というアドバイスに「貯金しろ」という言葉をアドバイスしたいと思います。
親子二代にわたる後悔をしないためにも、「貯金しろ」ということです。
貯蓄の大切さは、様々な理由がありますが、「目の前に自由に使えるお金が、数十万あれば人間の行動は変わります。」
旅行、観劇、コンサート、本の大人買い...、自分のスキルアップのための資金といった、普段なかなかできない自身への投資が可能となります。
企業に入り、企業の資金循環についての勉強と同時に、個人のお金にまつわる勉強も大切なのです。株や債券投資、住宅、学資ローンなどの知識も一通りは必要です。
そのことが、怪しい投資商品を買わされたり、騙されてお金を巻き上げられたりを防ぐ事にもなります。
生命保険、傷害保険にして、必ず身近な上司、先輩達に相談するべきです。
投資のリターンは期待できませんが、勉強する事で自分へのリターンは必ずあるのです。

50.小さな出費は年額に換算してみる
貯蓄の次は出費です。
高額商品の購入には誰もが慎重ですが、「コンビニ買い物」のように小額の買い物は「大した事ない」と安易になってしまいます。
「大した事ない」「105円だから、まあいいか」と考えないで、すべての出費を「年額に換算」してみて下さい。
ケチケチ生活ではなく、そのお金の使い方でいいのか。それだけはじっくりと考える習慣を身につける必要があると言う事です。

2011年9月20日火曜日

人事を「感情的に判断」すべきではなかった

昨日は、仕事ができる人が必ず出世するとは限らないという話をしましたが、ここではもう少し広範囲の人事について考えてみます。

現在の50代、60代の諸先輩方は、40代に限らず、人事に対する不満を少なからず抱いています。

その人事、総論から言うと「一番優れた人事は、みんなが少しづつ不満を持つ事」と言われる様に、そもそも誰もが納得する人事などないのです。

例えば「一番手冷遇説」という人事をご存知ですか?

同期トップや将来会社を背負って立つような世代でトップの人材をあえて冷遇し、ライオンの子供を崖から突き落とすようなことをして、そこから這い上がってきたら抜擢をするような通過儀礼を課すことです。

もちろん、本人も周りもそんなことは知りませんから、単に冷遇されていることにしか気付きません。

したがって、二番手、三番手が厚遇されるわけですから、プライドを傷つけられて他社に転職したり、仕事に対する情熱を失ったりするケースも出てくる訳です。

会社としては、そこを試しているのですが、そうした事実を後から知って、軽卒だったと後悔する人もいます。その後埋もれてしまう人と、反省して経営陣まで上りつめる人と真っ二つに分かれるのです。

40代は出世レースの真っ只中です。こうした人事に感情的になって判断するといろいろと問題が生じます。

一方、人材の薄い中小企業では、現有戦力の中で組織をつくり、事業を運営していかなくてはなりません。その場合は「納得性」云々ではなく、「直面する現実の中でやりくりする意外の選択肢はないのです。」

感情は表に出さず、事務的にその人事の背景や理由を聞く様に努め、「誰もが納得できる人事はない」ということを知る事で、人事異動を感情的に判断しない事です。


☆入社1年目の教科書
48.社内の人と飲みに行くな
仕事が終わってから、社内の人間にべったりするより、様々な人たちと付き合う方が成長できるものです。
「飲みニュケーション」がないと、上司や先輩とコミュニケーションが取れないということはありません。
共通の趣味や、朝早めに出社することで、コミュニケーションをはかる事も出来ます。
毎日の様に、同じ顔ぶれで飲みに行っていても、社外の人脈は広がりません。
「朝のコミュニケーション」と「夜のコミュニケーション」と使い分けるだけでも、社内外の人間関係がグンと広がります。

2011年9月19日月曜日

やはり「出世」したかった

組織の大小はあっても、社内には「派閥」と言われるものが存在するものです。

20代、30代では人ごとだった「派閥」も40代になるとグッと身近なものとなります。

自分の会社で役員までなれるか、部長にまでなれるかが決まるのは、40代までの蓄積です。

最近は、出世に興味が無いという人も増えて来ていますが、組織人として生きていくには、出世は一つの魅力です。

派閥を否定し、気取ってみても傑出した実績が伴わない限りは、冷や飯を食わされるの落ちという企業は多いものです。

おびただしい数の出世レースの中、必ずしも仕事ができる人が出世するとは限りません。

ということは、日本の組織における出世の「要件」は「仕事ができるだけではない」と言うことです。

実力がある人が出世せず、あの人が?と思う人が出世する。その不可思議のカギを握るのが「上からの“引き”」です。

その「引き」と、派閥と呼ばれるグループには密接な関係があります。

言葉は悪いですが、派閥との関係を保には「長いものには巻かれろ」的な考えが必要です。

もう一つは、企業内に起こる「不正行為」に対する「個人的判断」です。

「長いものには巻かれろ」的に、「不正行為」を行えば、一生の問題に繋がります。

出世するためには「派閥8:個人判断2」の距離感が大切なようです。


☆入社1年目の教科書
47.悩みは関係ない人に相談
新人の頃は、何かと悩むものです。解決出来そうにない悩みを一人で抱え込んでいても、良いことはありません。最悪のスパイラルに陥り、何の解決策も見出せません。
誰かに相談することで視点が変わり、解決の糸口が見つかる可能性もあります。
問題は、「誰に相談するか?」です。
私は、思い切って会社や仕事に関係ない人に相談することを勧めます。利害関係の無い人、自分とは目線の違う人、考え方の違う人の話を参考にするのです。
「いない」と言う方は、社外、年上、目線の違う人、そう言う人をもう一度見渡してみて捜して下さい。思い当たりませんか?
あなたのご両親です。
意外な観点からアドバイスをしてくれるかもしれませんよ。

2011年9月18日日曜日

「会社の価値観」を見極めるべきだった

よく「転職は35歳まで」と言われますが、実際は人によりけりです。

40代であろうが、50代であろうが、求人側の企業が求めているスキルさえ備わっていれば、年齢は関係ありません。

ましてや、上級管理職や高い専門性を求める場合は、当然40代、50代が中心となります。

しかし、実際に転職を考えるとき、30代までは、比較的に思い切ることも可能ですが、40代の転職は判断に迷うケースが多々あります。

なぜなら、40代の転職は「ステップアップ」というより、今の会社に残るかどうかと言う判断なるからです。

それは、自分の能力の問題というより、会社の価値観を見極める困難さが関係します。

後悔している人の多くは、今働いている会社、転職した新しい会社の価値観を見誤ったことを後悔しているのです。

もちろん企業の先の業績を予想することは困難てすが、「価値観」を見極めることは出来るはずです。

企業は大きく分けると2つのタイプがあります。

1つは「事業」を育てようとする企業。もう一つは「人」を育てようとする企業です。

もちろん、両社とも事業を行っているには違いないのですが、「人の扱い」が企業によってずいぶんと違うと言うことです。

「国栄えて民滅ぶ」との例えのとおり、「会社栄えて、社員やせ細る」的な企業が存在します。

勢いのある会社ですが、離職率が高く、執行役員レベルでも辞める人が多く、現場が疲弊していることも少なくありません。

また、「人を育てる」ではなく「事業を育てる」という会社の社員は「愛社精神」が薄いようです。

当社は、新入社員の雇い入れ研修では、私が受け持つ時間で「会社の辞め方」の話しをします。せっかくの何かの縁で関わりを持つ様になった訳ですから、「現実逃避型の退職ではなく」「何かを求める転職をして欲しい」とお願いします。

今では、個人の寿命の方がも企業の寿命を上回るといわれます。自分の人生を掛ける企業の「価値観」を見極めることは大変重要なのです。


☆入社1年目の教科書 
46.同期とは付き合うな
少々過激な見出しですが、同期との付き合い方は、よくよく考えた方がいいと言うことです。
同期との付き合うデメリットが、二つあります。
一つは同期同士で「比べてしまう」こと。もう一つは「内向き化」です。
前者は、「給料があいつはいくら、俺よりいくら多い」「あいつの方が上司に気に入られている」、こんな劣等感や妬みは人を小さくします。また、人と比べている間は幸福感なんか感じることはできません。
また、後者はある会社でしか通用しないスキルやロジックしか持ち合わせない人は、これからの時代について行くことはできません。居心地の良い同期とばかりの付き合いで、視線が外へ向かないのは困ります。
できるだけ、他流試合をやって下さい。
あくまでも極論ですが。

2011年9月17日土曜日

「上司の能力」を積算しておくべきだった

諸先輩方が40代における後悔として、「上司」に関することをあげています。

・不正の指示を断れなかった
・尊敬する上司に誘われ、関連会社に転出したものの、上手く行かずに清算
・ソリの合わない上司に逆らって左遷

など、その中身は千差万別で、そこには「上司を選ぶことができない現実」が反映されています。

よく、「サラリーマンは、最初についた上司で一生が決まってしまう」と言われます。上司が自身の人生に及ぼす影響の強さを表現しています。

ですが、「最初」ではなく、30代になっても40代になっても、そのときの上司によって人生は大きく左右されるのです。

そうしたリスクを回避するためには、上司の能力を積算しておく必要があります。一言で言ってしまえば、その上司が現在の組織の中でどこまで昇れる人物なのかを積算するということです。

そして、その積算の根拠となるのが「意思決定の基準」です。つまり、上司がモノを決めるときに「何を基準にするか」、「何を大切にするか」その優先順位を押さえることです。

40代になったら、この「基準」に関する察知能力を磨くことをです。

力のない上司は、この「意思決定の基準」がぶれるという共通の特徴を持つています。

逆に力のある上司に共通しているのは、「意思決定の基準が明確」なので、「ジャッジが非常に早く、なおかつ、その“意思決定の基準”を普段からメンバーに対して伝えています。

「上司の能力の積算」は、備えあれば憂い無し。これは計算ではなく、防御なのです。


☆入社1年目の教科書
45.ペース配分を把握せよ
仕事で最大のパフォーマンスを発揮するためのペースづくりは大変重要なことです。
どこに集中のピークを持って行くかというペース配分は重要でする
ペース配分を考える際に重要なのことは、「自分の最大限の力を発揮できる状態を知る」ということです。
マラソンにペース配分があるのと同じ様に、レースにおいてストーリーをつくり、どの場所で自分が一番出せるのかを考えることです。スタートダッシュなのか、中間点なのか、はたまた最終1kmなのかということです。
仕事にたいする考え方も同じです。来週の月曜日に締め切りの仕事があるとして、自分のペースを把握できていれば、現時点でこの状態だったら大丈夫、この状態だったらマズいということがわかります。
自分のペース配分、パフォーマンスの最大化の状態さえ把握しとけば、自ずと集中すべきときがわかるのです。
「本当に休んでいいのかなぁ」とか思うのは、自分の仕事のペース配分、進捗状況が把握できていないからです。自分自身をマネジメント出来ていないと言うことです。
次に最高のパフォーマンスを発揮するためにはどうしたら良いのか?を考えることです。

2011年9月16日金曜日

「親業」にもっと積極的に取り組めば良かった

親としての役割を果たすことを「親業」と言いますが、その「親業」と会社の部下やメンバーを育てることは、かなり共通点があります。

共通点が多いと言うより、もしかして全く同じなもかもしれません。

子育てにおいて、極端に言うと「管理志向型」と「放任型」、どちらの方法でと迷うのではないでしょうか?

よくあるケースが、母親が「管理志向型」、父親が「放任型」というねじれ構造によってバランスをとっているご家庭が多いようですが、諸先輩方の経験を聞くと、「管理型と放任型を使い分ける“ハイブリッド型”が多いように思えます。」

「管理型」か「放任型」、私はこの葛藤がプラス作用をすると考えています。ああでもない、こうでもないと未熟な親がいろいろと考えるから「親業」になるわけで、「お前のことは、キチンと考えている」というメッセージが子供に伝われば、それでいいのではないでしょうか?

「管理型」といっても、指示ではなく「対話」が重要です。「ああしろ」「こうしろ」と指示を出す方が楽なのですが、それだと数年、数十年後に「指示」がないと動けない人材になってしまいます。

対話を通じて、子供の方からそうしたやり方に気づかせてあげればいいのです。

これは、部下についても同じではないでしようか? 対話を重ねてやり方を考えさせるより、やり方を指示したり、命令した方がはるかに早いのです。

また「任せる」のも「親業」の大切な関門です。

部下の育成も「大丈夫だろうか?」不安になるぐらいのものを任せていかないと、うまくいったときの達成感を味わえません。「任せる」なら「見守る覚悟を決めてやらせてみる」しかありません。

このように、子育てにはたくさんのマネジメントのヒントが隠されているのです。


☆入社1年目の教科書
44.苦手な人には「惚れ力」を発揮
あるブライダル関係の方にお聞きした話しですが、「なかなか結婚できない人は、“惚れ力”を磨け」という初めて聞くユニークなフレーズがありました、
結婚相手に求める条件に固執して、あら探しばかりしてきいけない、相手のどこか良いところを探して、そこに惚れる。これが「惚れ力」です。
入社して間もない若手にとって、職場の人間関係は社会のすべてに感じられても不思議ではありません。
上司や先輩との関係がうまくいかないと、それが大きなストレスになることも考えられます。
人間関係をストレスにしない方法、それが「惚れ力」なのです。
嫌いな部分は、苦手な部分は、単なる特徴と捉えればいいのです。
「人の才能を好きになる」という力は、非常に大切な力です。会社には様々な特徴を持った人間同士が家庭よりも長い時間過ごす場所です。
だとすると、働くということは、何かを成し遂げる以上に人と人とのやり取りが大切になってくるのではないでしょうか?

2011年9月15日木曜日

「自分の世界が広がる趣味」を始めればよかった

社交的な人なら、何歳になっても新しい世界にどんどん飛び込んでいけると思いますが、そうでない人は40代までに、「仕事以外の世界とつながっていることは結構重要です。」

そのことを後悔している諸先輩方も意外と多いのです。

しかし、趣味といっても定年後の時間を有効に使うとか、セカンドライフ的なイメージ強く、新しい世界に飛び込むというのはなかなかハードルが高いものです。

無理して趣味を持とうとするなら、いっそのこと「人の趣味に乗っかる」のもありです。

趣味には、その活動自体を楽しむと言う他に、「社交」という要素も強いので、自分であれこれ探すくらいなら、友人、知人の趣味に乗っかってしまうのは便利だと思います。

気心知れた友人の紹介なら、肩肘張らずにスタートできるはずです。

私の趣味のノルディックウォーキングも親友からの勧めで始めましたが、イベント等で全く面識のない方と知り合いになれたり、またそこから新しいコミュニティが出来たりしたります。

新しい世界、要は何か新しいものをスタートする時には、「最初のハードルをどう消化するか?」と「どう続けていくか?」が重要になります。

「人の趣味の乗っかる」で、人と人の人間関係も同時に乗っかって、社交の場を広げる。

また、「自分の趣味に友人を乗っける」というのもありですよ。


☆入社1年目の教科書
43.ビジネスマンはアスリート
ビジネスパーソンが気を配るべきコンディショニングのうち、睡眠と同じ様に大切なのが「食事」です。
朝ご飯は毎日食べて下さい。
食べる時間がないのなら、15分早く寝て、15分早く起きてでも朝食は取って下さい。
それから運動です。
ランニング、自転車、ウォーキング、サーフィン...何でも結構です。
「体力を付けると思わないで、頭の中をすっきりさせる」つもりでもいいのです。
日々をリセットし、毎朝最高のコンディション職場に向かうことは、仕事に対する、自身の人生に対する心構えの表れです。
疲れて眠そうな顔をしてオフィスに入っても、最高のパフォマンスを発揮することは出来ません。
アスリートになったつもりで、コンディショニングにも時間とお金と頭を使って下さい。

2011年9月14日水曜日

「介護」について準備しておけばよかった

40代というのは、親の介護の問題がにわかに現実化する年代でもあります。

私の様に、地方出身者で首都圏で仕事をする者にとっては、人生の選択を迫られるきっかけにもなります。

ガムシャラに働いていた20代、30代は、故郷のことや親のことを省みず仕事に没頭したものですが、40代ともなるとそうは状況が許してくれません。

介護については、その人の「想い」もあるので一概には言えませんが、多くの場合が40代、50代にのしかかってくることは事実です。そのための準備をしていなかったと後悔する諸先輩方も多いのです。

介護を経験した方の経験談で、「介護の心構え」について、「犠牲者を出さない介護」というキーワードが出てきます。

どこまで、自分自身が介護するかと言うことです。もちろん、自身や親の経済状況や家族構成によって様々でしょうが、とにかく、誰かが犠牲になるなることだけは避けたいという内容のようです。

相続の問題も含めて「誰が介護するか」や「後ろめたさを断ち切り、介護のプロに任せる」というのは、場合によっては重要のようです。

とにかく、まだまだ先の話しではなく、「介護の準備」は現代社会では必須のようです。


☆入社1年目の教科書
42.休息をとることも「仕事」だ
朝の時間の使い方が注目されています。
早く起きて、誰にも邪魔されない時間にじっくりと自分の課題に取り組む。そうすれば時間は有効に使え、自身も成長が早まると言うことです。
「朝活」のことです。
私も「朝活」推進派です、早い時間帯を有効に使うと一日が充実した時間を過ごせます。
しかし、この「朝活」、チャレンジしては断念する大人があとを絶ちません。理由は簡単です。就寝時間が遅くなるから起きられないのです。
社会人には、早く寝られない理由があるものです。毎日早寝するのが無理ならば、せめて週に1回でもいいから夜9時とか10時とかに寝てみて下さい。想像以上にスッキリとした状態で翌日目が覚めます。
アスリートは、試合でのパフォーマンスを発揮する為に練習するのも仕事です。練習で最高のパフォーマンスを出すのが仕事ではありません。
我々ビジネスパーソンも本番である仕事で最高のパフォーマンス出すために、しっかりとした睡眠と休息をとるべきなのです。

2011年9月13日火曜日

年相応の「お金の使い方」を考えればよかった

数多くの成功者、失敗者、そしてそのような二元論ではなく、ビジネス人生を後悔している諸先輩方と、逆に今もなおチャレンジし続けている諸先輩方を見てきました。

その中で、「ある成功法則」に気付きました。

それは一言でいうと「結局、ケチは損をする」ということです。

20代や30代前半は、上司や先輩とさしで飲みに行った席では、ごちそうになった経験たくさんあります。

もちろん、少しだけ払わせていただいたりということもありましたが、ほとんどがおごってもらったことの方がほとんどでした。

大人数の場合は別として、なんとなく「年上が払う」的な習慣があったように思います。

そして、いつもごちそうしてくれる諸先輩が、さまざまな分野で成功しているので、「面倒見の良い先輩」=「成功者」のようなイメージをもっていました。

このように面倒見の良い人は、人から慕われ、信頼されるために多くのチャンスや情報が集まり、それを活かした結果が出たのだと言わざるを得ません。

私自身もされにあやかっている訳ではありませんが、年下との1対1の場合は「年長者が払う」ということを原則としてきました。

40代というのは、住宅ローンや子供の教育費などが重くのしかかり、自分自身への投資を削ってしまうと、50代、60代になって「自分自身ローン返済のためだけに働いて来たのか」という疑問と後悔が噴出します。

やはり、40代には40代なりのお金の使い方があるということですね。


☆入社1年目の教科書
41.宴会芸は死ぬ気でやれ
キャリアアップには自分磨きが大切です。
仕事も遊びも趣味も徹底してやる人は面白い。
忘年会や新年会、その他会社のイベントなどで、宴会芸を披露する場面が新人の間にはあるものです。
ここで言いたいのは、「宴会芸は仕事と一緒、絶対に手を抜くな」です。
たかが宴会芸と思ってはいけません。仕事が出来る人は徹底してやるものです。
宴会芸を徹底的にやる人は、周囲からの評価も高くなると思って下さい。
上司や先輩は、あなたの仕事ぶりだけを見ているのではありません。
いざと言う時に、腹をくくれるか。一度やると決めたことをやり抜く人なのか。何事にも斜に構えず本気で向き合う人なのか。
大袈裟に聞こえますが、宴会芸に取り組む姿勢を通じて、あなたのトータルな人格を見ているのです。
「歌って踊れるキャッチャー」と言われた私が言うのですから間違いありません。

2011年9月12日月曜日

「教養」を深めておけばよかった

40代でもっと勉強をしておけばよかったと、後悔しているシニアが多いことはご存知ですか?

目の前の仕事に精一杯こなしてきたものの、成長期から成熟期に変わってしまった日本では、「過去の経験があまり意味を持たなくなってしまったという実感が、そういった後悔となっているようです。

では、20代、30代の勉強と40代の勉強とでは何が違うのでしょうか?

40代に必要な勉強とは「教養」です。

40代は、テクニックよりも、「深い人間性」が求められている年齢でもあります。

自分の「人間磨きをしない人は、だんだんメッキがはがれていくものです。」

勉強に必要なものは、“時間”と“場所”。

時間と場所は自分で作り出すものです。

オンとオフを切り替える様に、仕事と勉強は専用スペースでやった方がメリハリが効くのは事実ですが、書斎であっても、カフェであっても場所にこだわらないことが重要です。

こだわると「書斎がないから勉強ができない」のような言い訳ばかりを考えます。

時間においても、ただでさえ多忙な40代、ここでも言い訳ばかり探していては、何も始まりません。

いつでもどこでも、すぐに勉強を始められる意識を持つことが何よりも大切なのです。


☆入社1年目の教科書
40.幹事とは、特権を得ること
「幹事」と言う言葉にあなたは何をイメージしますか?
面倒くさいとか、段取り上手ではないから無理とか、人望がないから無理。こんな否定的なことを思いつきませんか?
段取りは慣れです。場所の選定や、声を掛けるメンバーも幹事の裁量に一任されるものです。
普段会えなくて会いたい人にも声を掛けることが出来ます。
考えように寄っては「幹事を引き受けたことは特権を手にした様なものです。」
心配はいりません。場数を踏み、最初はぎこちなくても、配慮が足りなくても、誰でも出来る様になります。恐れないで積極的に引き受けて下さい。
「同期をまとめているのは、いつも○○さんだな」「宴会になるといつも○○さんが仕切っているな」
このような存在は、周囲から信頼を勝ち得ること、上司から信用される存在になること、段取り力が上がることです。
若手のうちは、仕事での差がなかなか付きません。人が嫌がることを積極的に引き受け、そのチャンスを死んでもやりきる人に再びチャンスが訪れます。
仕事も同じ、チャンスとフィードバックを数多くもらえるための努力を重ね、成長を加速させて下さい。
必要なのは、信頼を得ることです。

2011年9月11日日曜日

「読書の効果」をもっと活かせばよかった

読書をしなかったり、読書はしたものの、その本の中身を活かすことが出来なかったと後悔している人も少なくありません。

「中身を活かす」でお勧めしたいのが「言葉探し」です。

私も、社内で社員に対してどのような言葉で上手く伝えることが出来るか?を読書を通じて「言葉探し」することがあります。

自分を勇気づけ、奮い立たせるための言葉や、他人を元気づける言葉、わかりやすく説明するための表現やエピソード、新しいコンセプトを提案するためのインパクトのある言い回しなどです。

40代ともなると、その発する言葉は重みも違います。「その言葉によって評価が左右されてしまう事態も起こります。

人と人とを繋いでいるのは所詮コミュニケーションです。その中核にあるのが言葉ですから、日頃から言葉の収集はきちんと押さえといておきたいものです。

その場に適したフレーズが吐けるかどうかですべてが決まってしまいます。

40代には、スピーチや幹部との面談、あるいは業界紙への寄稿依頼などの機会もある訳です。

「言葉という実弾」をいつも込めていないと勝負になりませんよ。


☆入社1年目の教科書
39.叱られたら意味を見い出せ
“叱られても落ち込むな!”
そう言われてもなかなか上手くは出来ません。
納得いく叱られもありますが、納得いかない理不尽に思う叱られもあります。
そんなとき、どのようにして心の状態を良い方向に向けて行くか?
対処法はただ一つ「前向きに考える」と捉えるのです。
起きたことは仕方が無い、「起きた出来事は自分に何を教えようとしているのか?」をしっかりと考えることです。
上司や先輩に叱られて傷ついたり悲しんだりしているとき、心の中は感情に支配されます。
論理的思考が出来ず、善後策を講じることが出来ません。
注意を受けた時は、前向きに意味を見出し、冷静に改善策を打ち出すことで、社会人として成長していけるのではないでしょうか?

2011年9月10日土曜日

時間がなくてなかなか「本」が読めなかった

なかなか本を読めなかったと後悔しているシニア達にもっとも多かった理由は、「忙しくて時間がなかった」です。

本を読む読まないは当人の勝手ですが、読書によって専門性を高めようとせず、教養も広げようともしないビジネスパーソンは結局、成長しないため、若年者からは軽んじられ、同僚や上司からも深みのない人間として軽視される結末がお約束となっています。

そこで「忙しくて時間がない」と言う方にお勧めなのが「バイブル読書」です。

自分にとっての「バイブル書」をみつけてひたすら読み込むのです。多くの本を読むのも大切ですが、私たちは読んでる傍から内容を忘れて行きます。記憶に残る箇所があったり、仕事に直結するような内容に出会うチャンスはすべての本にある訳ではありません。

だからこそ「バイブル書」の出会いは大切なのです。

私も数冊のバイブル書を持っています。何回も何回も読み直しました。

読み込んでる間、自分の考え方や状況により、その本の内容に対する受け止め方が変わったり、「やはりそうだったか」と確信したりすることがあります。

一冊の本をコピー出来るほど読み込み自分のもとするという本との関わりも「忙しくて時間がない」という方にはお勧めです。


☆入社1年目の教科書
38.ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
入社して数ヶ月の間は、上司や先輩から叱責されることが必ずあるでしょう。
あなたがどんなに優秀な人でも、最初からすべて完璧に仕事をこなすことは、現実的に難しいものです。
しかし、「叱られる」という行為に対する受け止め方を間違ってはいけません。
叱られると言うことは、あなたの人間性や能力を否定している訳ではなく、仕事上のある行動が間違っているということを指摘されただけのことです。
あなたの仕事をより良くする為のフィードバックだと捉えればいいのです。
そうしないと、「なぜ叱られたか?」が分からなくなり、同じミスを繰り返すだけです。
「叱られた」ではなく「○○の間違った行為を指摘された」なのです。
上司から指摘されたことに対して、「なぜそうしてしまったか」叱責されたことを注意深く受け止め、再発防止のために何をすべきかを熟考するべきです。
そして、ミスを繰り返さない仕事の“仕組み”を作り出すことです。

2011年9月9日金曜日

もっと「役に立つ本」を読めばよかった

私たちが新しい知見を得るための方法として、代表的な2つの方法が「それを知っている人に聞く」と「本を読む」です。

もちろん、昨今ではインターネットで検索するという手法もありますが、やはり深い知識や理解を身につけるには、読書が一番手っ取り早い方法であることには変わりがありません。

ところが、読書については「良く読む」と言う人と「読まない」と言う人は完全に二極化しており、「良く読む」人にも、小説は読むけどビジネス書や専門書は読まないというという方も少なくありません。

しかし、そのまま本に触れないまま中高年を迎えることは、絶対に避けなくてはなりません。

なぜなら、40代ともなれば、なんらかの意思決定を伴う業務や職務を担うことになりますし、部門や会社の戦略やビジョン構築といった思考系の仕事も増えてくるからです。

そういった、業務では効率的な仕事の枠組みや考え方の流れを知識として持っていないと、経営陣や組織のメンバーを納得させることができません。

もはや長年の“経験”“勘”“度胸”の仕事のやり方についてくる若手はいません。

「それまでの経験が通用しなくなり、組織内での自分の存在価値の基盤が揺らいでいるシニアがいかに多いことか...」

諸先輩方は今になって、専門書や業界紙などを読むなどして「自己研鑽」をしてこなかったことを後悔しているのです。

本は教養を「身につけるために読む」ということも重要ですが、読んだ内容を活かすということも重要です。

何か関心のあるテーマ、身につけたいテーマがあれば、「やみくもに読む」より「ばっかり読み」がお勧めです。

「業界を絞って」でも「企業を絞って」でも、類似する本をまとめて読む方法です。

例えば、「ユニクロ」という企業に絞ると「ユニクロ」を題材にした本がたくさんあります。その類似する本をまとめて読むと言うことです。

「ばっかり読み」の効用は「最大公約数的に重要なことが把握できる」ということです。

絞り込んだテーマの本のどれにでも書いてある内容、フレーズは「その分野のコアとなる中核要素である」と言うことです。

好奇心を満たす読書の仕方は、ばらばらに様々な分野に触れるのが楽しいでしょうが、ばらばにな分野の本を読んでも「その内容を忘れてしまうのがほとんど」です。

本を読んでも、なかなか仕事に活かせる様な知識が得られないと言う方は、いっそ一分野に絞って「ばっかり読み」をやってみたらどうですか?


☆入社1年目の教科書
37.上司にも心を込めてフィードバックせよ
あるブロジェクトが終わった後、上司が部下に対して、仕事ぶりや良かった点、改善する点をフィードバックするのは当然のことです。
最近では、逆に部下が上司の通信簿をつけるということをやる企業も増えてきました。
よく、外資系企業では、部下が上司を評価する「アップワード・フィードバック」に真摯に耳を傾けることができるマネージャーこそが優秀で、それができないマネージャーは失格だという風土があります。
これを日本的カルチャーの企業でやろうとしてもなかなか難しい側面があります。
では、どのようにして「上司にフィードバックを送るか?」
例えば上司との同行営業の際に気付くことがあったとすると「あんな言い方はマズいっすよ」なんて言い方をしてしまってはもともこもありません。
「間違っているかもしれませんが、気付いたことを言ってもいいですか?」のように、言い回しに配慮して、細心の注意を払って、穏やかに伝えるべきです。
上司が間違ったことを理解したり、伝えたりしている時は、うやむやにせずに指摘する方が信頼されるはずです。
本当に大事な上司や先輩にはフィードバックするべきと考えます。
肝心なのは、物事を伝えるというだけではなく、あなたの心が伝われば感謝してくれるということです。

2011年9月8日木曜日

自分自身を「振り返る時間」を持つべきだった

ここまでは、40代は「周りに振り回され、忙しいだけで終わりやすい年まわりだ」ということを述べてきました。

多くの諸先輩方が、人生の収穫期であるこの時期に、結局、何の成果も手にすることができなかったと後悔しているのです。自分自身を振り返ることも無く、ただ目の前にある仕事をこなしているだけで、いつの間にか50代を迎えいたと言うことです。

そうならない為にも、「走りながらも振り返る時間」が必要です。

多くの諸先輩方が、40代に自分の時間を持てなかったことを後悔しています。しかし、その諸先輩方に比べて、現在の40代はますます自分の時間を持つ余裕も時間も様々な理由で少なくなっているのです。

そんな中、「自分自信のフィードバックにあてる時間をつくることで」“余裕がない” “時間がない”という不満を解消できるのです。

例えば、毎日訪れる「通勤時間」。新聞を読んだり携帯を覗き込んだり、ゲームをしたり、音楽を聞いたりしている時間を「自分自身の振り返りの時間」に使うことも一つです。

この時間に直面している仕事上の課題を考えたり、対策、戦術、提案内容などを電車の中で熟考することもできます。

プライベートのことや普段なかなかじっくり考える時間がとれない人生設計や目標の様なことについても、この時間を使ってはどうでしょうか?

実はこのフィードバックの時間があるからこそ、「実力が自分の中にたまっていく」のです。「実力を熟成させる時間」と考えて下さい。

日々を、ただ行動するのではなく、反省や軌道修正、再実行そしてまた反省して微修正していくことで「実力が蓄積される」のです。

自分では「頑張っているつもりでも成果が上がらない」のは、ただやみくもにエネルギーを放出しているだけだからです。

通勤時間のような、毎日訪れる時間を利用して「自分を振り返り、正しい方向に適切にエネルギーを費やす」ことが大切です。


☆入社1年目の教科書
36.感動は、ためらわずに伝える
人は、プライベートでも仕事でも「年齢に関係なく、いくつになっても認められたいものなのです。」
「感動を覚えることがあったら、ためらわずにそれを伝えるべきです。」
それは上司であっても同様です。上司を褒める?「ごますりはやりたくない」なんて思わずに「助かった」「有り難い」「勉強になった」とおもったら、「課長からいただいたアドバイス、こういうところが勉強になりました。」「アドバイスいただき有難うございました。」
こんな感動の伝え方から始めてはどうでしょう。
勉強になった部分、感動した部分、初めて知ったことを具体的に書いて下さい。
上司であれ、先輩であれ、自分の意図を理解してくれているということが分かれば、更にあなたが成長する手助けほしてくれるはずです。
また、「感動を伝える」ということは「感謝」に繋がり、「人間力」の向上にもつながるのです。

2011年9月7日水曜日

「会社以外の居場所」を見つけておくべきだった

地域の行事、子供の学校行事など直接仕事と関係のない地域行事やボランティアには、積極的に参加する方と、まったく参加しない方とに大きく分かれますが、一番多いのは積極的でもない、消極的でもない“中間層”の方です。

比較的に若い世代の頃は、「そんなことは暇な人がやるんだ」「そんなことやってる場合じゃないよ」と思いがちなものです。

もちろん、20代、30代はガムシャラに働くべきです。

しかし、40代になると、つまり「収穫期」にきちんと成果を刻むには、仕事だけでは不十分と気付き始めます。

私自身、40歳になったとたん、今まで同窓会の誘いがあっても「忙しくて、それどころじゃない」と思っていたのに、急にそのような場に出たくなりました。

子供の頃、勉強は苦手でも体育の授業になると、とたんに水を得た魚の様に元気に、リーダーシップを発揮するクラスメートがいたと思います。実は私もその一人でしたが...

恐らく彼らは、体育の時間を「自分の居場所」として実感するのです。自分の存在が実感できるから「自己愛」が満たされるのです。

「自己愛」には必ず相手が必要になります。会社や仕事の中に「自分の居場所」あることは幸せなことです。

しかし、その居場所での幸せが大きければ大きいほど、定年後、居場所を失った喪失感というのは大きいのです。

人生半ばを過ぎると「人生は1度きり」という言葉にすごくリアル感を持ち始め、口癖の様に様々な場面で出てきます。

それは、「燃焼感のある人生にしたい」という願いからくるものです。

地域活動、ボランティア、趣味の仲間との活動などなど、仕事以外の「利害とは違うところでの結びつき」は、素の自分で付き合うことができます。

40代になったら、少しづつ、仕事以外のつながりにも目を向けるべきです。

「自分の居場所」は会社や仕事から一歩離れると、自分で探さないと、居場所の方からはやって来てくれません。

自分の存在価値を実感できる「仕事以外の活動」に意識して参加することは「人生は一度きり」に繋がると思います。


☆入社1年目の教科書
35.目上の方を尊敬せよ
「うちの上司はさぁ、ダメなんだよね。」
同僚との会話で出てきそうな台詞です。
相手をみ下していると、無意識のうちに言葉や態度に出るものです。上司ょ嫌ったり、馬鹿にするメリットは何もありません。
相手にもそれが伝わり、あなたを大切にしようとはしないでしょう。
人には欠点があります。至らない部分がある上司でも良いところがあるはずです。
良いところを発見し、その部分を学び尊敬して下さい。
最近は、「自分の上司をマネージメントせよ」という言葉も良く耳にします。こちらの接し方で相手も大きく変わるものです。
そして、目上の方には「可愛がってもらう」ようにするべきです。
「この方は、自分より経験が多いから、多くのことを教わることができる」こうした考えをもっていれば、必ず可愛がってもらえます。
“甘え上手”が大事なのです。
他人や目上の方に敬意を払うことは、人としての基本です。決してビジネステクニックではありません。
「この方の良いところはどこだろう」「この方がもっていて、自分に無いものはなんだろう」と真摯な姿勢で見つめれば、その点を学ぶことができ、自分の成長に必ずプラス影響を及ぼします。

2011年9月6日火曜日

「言葉」ではなかなか伝わらなかった

「ノンバーバル・コミュニケーション」=「非言語コミュニケーション

例えば、背中をポンと叩いて“激励”の気持ちを表す。ガッツポーズをつくりながら相手の目を見て意思を表す。

このようなことが「ノンバーバル・コミュニケーション」にあたります。

更に、営業の世界でいう「沈黙の営業」もこの範疇に入ります。

「沈黙の営業」とは、顧客との面談の際にお互いに沈黙に入った時に、「気まずい間」と考えずに相手が何か話し始めるまで「沈黙」を破らない行為です。

「沈黙」は、営業マンにとって辛いものですが、意外と相手が沈黙を破って話し始める内容は、「本音であったり課題であったりと、その営業に重要な情報」になるケースが少なくありません。

あるアメリカの心理学者の研究によると、「人が好意、反意を表す時の伝達に占める割合」を次のように報告している。
言葉7%
声のトーン38%
態度や表情など非言語55%

この数字をみても「ノンバーバル・コミュニケーション」が重要であることを示唆しています。

この数字が正しいかどうかは別として、少なくとも「言葉ですべてが伝わるとは限らない。」という認識は持つべきです。

言葉が過ぎて、あるいは言葉が足りずに人間関係がギスギスしたり、しかも、伝わらない場合「なんで自分の言っていることが分からないのか?」「理解しないのは相手の方が悪い」とついつい自分本位に思い込んでしまうものです。

組織内で板挟みになっている40代にとっては、コミュニケーションによるミスが仕事上の最大の障害となり、不用意な一言で組織を追われる、昇格のチャンスを失うということもあります。

“説明”“質問”“示唆”“指摘”といったコミュニケーション様式に、「沈黙」「態度」「表情」といった「ノンバーバル・コミュニケーション」を加えて、相手に自分の想いや意思を的確に伝えれるよう心掛けましょう。


☆入社1年目の教科書
34.相手との距離を誤るな
中途入社が増え、雇用形態が多様化している現在の組織では、立場と年齢が逆転するケースが増えてきます。
そのような状況の中、言葉遣いをどうすればいいかわからないということが生じます。
私の場合、基本的に「年功序列」の考え方で判断します。「自分より年齢が上の方には、無条件で敬意を払います。」
その一方、社外の方には「年下でも敬意を払います。」
そして、今まで面識のなかった方にも丁寧に接するべきです。
また、会話以外でも相手との距離感に気をつけるのは「メールの送・返信」です。
比較的若い人にありがちなのが、社外の年齢対場が上の方と仲良くなったり、可愛がってもらうと、相手と接近したと勘違いしてしまうことです。
社会人としての礼儀として、仕事上の付き合いの関係では、一定の距離を持って接することが望ましいとされています。
相手との距離感を間違わない様にして下さい。
仕事の関係では、仲良くなっても距離感は少し遠目にしておいた方が無難かもしれません。

2011年9月5日月曜日

「話し方」で損をした

ビジネスパーソンにとってコミュニケーション力というのは、三本の指に入るくらい重要なスキルでありますが、その中でも、「話し方」の能力を磨くことが特に大切です。

この「話し方」ですが、せっかく知的能力が高くても、対人音痴であるとその知的能力を活かせないと言う例えのとおり、非常に厄介なものです。

「対人関係が苦手だから、システムや機会と向かい合うエンジニアの道を選んだ」という方がいますが、結局のところ、上司やチーム、関係部署の同僚、そして、顧客とのコミュニケーションなしに仕事を進めることはできないことに気付きます。

コミュニケーション下手も20代、30代では上司や先輩がフォローしてくれる場面が多いのですが、40代になっても話下手では、それだけで「実力を過小評価されてしまう」ものです。

50代、60代の持つ不満の上位に「所属組織内での過小評価」があげられます。そして、その主因の一つが、このコミュニケーション力なのです。

実は、話し方は単なるスキルですから、ちょっとしたトレーニングや意識によって上達するものです。

「話し方」のポイント
・キーワード
・キーフレーズ
・エピソード
の「三段論法」で語ることです。

「要点がないか? ありすぎるか?」という特徴があるのが「何を言いたいかわからない人」の話です。

最初から「キーワード」を示すと、話の内容に強弱がつき、相手に伝わりやすいものです。それを「キーフレーズ」にすると相手に刺さりやすくなり、「エピソード」で分かりやすく、関心が深くなるのです。

面白い話をしようとし過ぎより、「三段論法」で相手を引きつけ、確実に伝えたいことを伝えることが大切です。

これが
コミュニケーション力を高める早道だと思います。


☆入社1年目の教科書
33.敬語は外国語のつもりで覚えよ
敬語は苦手ですか?
年長者と会話する機会のないまま大人になる人も多いと聞きます。
最近では、家庭でも正確な敬語を教わることが少ないようです。
にも関わらず、社会人になるといきなり敬語を使う必要に迫られる為に、変な敬語を使う人が増えています。
そして、丁寧に聞こえる「タメ語」の出現しています。
「そうですね」が「そうっすね」のようにです。
この敬語、勉強した分だけ効果がでるものです。
最も投資効果が高い語学研修だと考えて取り組んで下さい。
日本語が上手に使える人は、どんな方からの印象も良くなるはずです。

2011年9月4日日曜日

「コミュニケーション下手」を克服したかった

コミュニケーション力を構成する要素
・「聞く力」
・「引き出す力」
・「伝える力」

プレゼンテーションとコミュニケーションとの違い
プレゼンテーション=伝える力
コミュニケーション=受信する力、交信する力

昨今話題の結活において、男女ともに必要になるのが「コミュニケーション力」。

「一方的に話してしまう人から最初に脱落していく」という現象があるようです。

さて、ビジネスの世界ですが、企業組織が成長期においては、多少コミュニケーション力に難があっても年功序列の仕組みに乗っかってそれなりに昇進できましたが、、この「失われた20年」と言われる現在、成熟期を迎えてフラット化した組織において、コミュニケーション力の欠如した人は、管理職への大きな障害になるのは間違いありません。

「受信」つまり「聞く力」というのは、ただ相手の話を聞くことだけではなく、もう一歩進んで相手から引き出すことが肝心です。ここでは「質問力」と言わせて下さい。

しかし、「質問」は「質問攻め」と言う言葉があるように一方的に質問を続けると、「尋問」になってしまいますので、相手が関心を持ったところから生まれる質問でなくてはなりません。

相手が乗ってくる質問というのは、「人として存在を認め、相手に関心をもつ」と言うところから生まれるものです。

コミュニケーション力に課題を感じたら、先ずは「質問力」の強化からスタートしてみましょう。

立場が上になればなるほど、効力を発揮するのが「質問力」なのです。


☆入社1年目の教科書
32.「あえて言わせて下さい。」で意見を言え
上司や先輩に意見を言う時は、こんな言い方してみてはどうでしょう。
「私は素人かもしれませんが、あえて素人目線で申し上げます。」
「もしかしたら役に立つかもしれませんので、聞いていただけますか」
会議では、必ず発言すべきと言いました。
発言してはじめて会議に参加したと言えるからです。
新人としての“特権”を今のうちに駆使するべきです。
誰も新人に完璧な答えなど求めていません。
臆せず意見を言ってみて下さい。
意見をいう若者は、議論の貢献しようとする仲間として重宝されれ、様々なチャンスが巡ってくるはずです。

2011年9月3日土曜日

「年下との人間関係」を大切にすべきだった

2.30代前半までを振り返ると、人間関係のウエイトは完全に年上に偏ってた、と言う方は多いものです。

人口統計上にも年上が多いので仕方ないことですが、「それ以上に年下の面倒をみるという意識より、年上の人をロールモデルにして自分自身を成長させることで頭が一杯だった」というのが本音ではないしょうか?

しかし、40代になるとそうも行きません。

あくまで、持論ですが、どんなに忙しくてもスケジュールをやりくりして、年下の相談に応じることは大切です。

人を紹介したり、時には仕事や顧客までも紹介することが大切なのです。

「なぜ、そこまでするの?」

答えは、「自分もそうされていたから」です。

「頼られたら、頼られた側の期待度を超えるもので応える」このことは、強いて言えば「今の自分をさらに成長させてくれる」ことに繋がるのです。

そうです。「後進との人間関係が自分の成長にも直結する」のです。

指示や説明といったことではなく、手本・見本を示すことも大切です。年下も「良い見本、良い手本」でなければ成長しません。

ですから、自分も勉強し、成長を常にしなくてはなりません。

これこそ、マネージャー、年長者として「後進に育てられた」ということです。

こうした、年下とのやり取りの蓄積がまるで“臨床実験”のよう必要不可欠なのです。

シニア世代には、「自分を引き上げてくれた年長者はもういないのです。」

50代、60代になったときに輝いているか、あるいは居場所がなくてかすんでしまうかは、まさに年下との人間関係によって決まると言っても過言ではありません。

40代になったら、まずは年上の人間関係より、「年下との人間関係」を重要視できるようにスイッチを入れ替えましょう。


☆入社1年目の教科書
31.スーツは「フィット感」で選べ
スーツ選びで最も大切なことは「サイズがぴったり合っているか」です。
サイズの合っていない高級生地のスーツより、量販店で買った体のサイズに合った2万円のスーツを来ている人の方がかっこいいのです。
最近は、デフレの世の中ですから、高額イメージのオーダーメイドでもお安くつくれるショップも増えて来ました。
安いものは、早く消耗するもの事実です。しかし、体にフィットしないシャツやスーツは“見た目”にもよろしくありません。
ファッションは、その人の「感性」を写し出す鏡です。
そういった意味でも、服装をないがしろにせず“感性”を磨く場所と思ってこだわってもらいたいものです。

2011年9月2日金曜日

頼まれたときに「上司として」応えられなかった

ネットワーク理論「六次の隔たり」という概念があります。

私たちは、六人の人間を介すると、世界中の誰とでも会うことができるという理論です。

具体的な概論の中身を話すると長くなるので割愛いたしますが、要は、目的のの人と会う為に、様々な人的ネットワークを駆使していくと会える機会を得ることができるということです。

ビジネスの世界でものをいうのは「人間関係」です。

それも「単なる知っている」というレベルと、本当に困った時に助けてくれるレベルの間ぐらいにある、「自分の依頼を快く引き受けてくれる人」の存在がキモとなるのです。

組織の中核である40代は、経営者的な視点で物事をとらえることが求められる様になります。

つまり、現場の実情に詳しいことは当たり前で、そこにメンバーや業務がマネジメントできることに加え、経営的な視点と三年後、五年後を見据えた「ビジョン構築力」を求められます。

そのためには、業界の状況や他社の動きなど様々な情報が必要になるため、どうしても情報を持っている人的ネットワークの質がものをいうようになります。

部下からの相談に対して「○○さんのことなら知っているよ。」と自慢するくせに、いざ紹介を依頼するとしらばっくれてしまうという上司は意外と多いものです。

「○○さんのことなら知っている」と調子に乗ってメンバーの前で言ってしまったり、自分一人でなんとかしようとしたりするより、人的ネットワークを常にメンテナンスして、人脈を活かした問題解決ができる様に心掛けましょう。


☆入社1年目の教科書
30.仕事に関係ない人とランチせよ
入社してしばらくは、所属した部署の上司、先輩とランチに行くことが多くなると思います。会社のこと、部署のこと、ビジネスマナー、社会人としての心得を教えてもらう絶好の機会になるでしょう。
やがて会社の雰囲気にも慣れ、緊張で張りつめていた心も身体もほぐれ、一ヶ月もすると、同期入社の仲の良い友人や同じ部署の年代が同じ人たちとランチに出かける機会が多くなります。
昼休みぐらい息抜きをしたい。その気持ちはわかりますが、それでは社会人として成長することは望めません。
社内であれば、まったく関係ない部署の人を誘いましょう。違う仕事をしている人の話を聞いて見聞を広げましょう。
そして、年代の違う人も誘いましょう。過去の経験談、教訓を聞いて仕事に活かしましょう。
さらには、社外の人にも積極的に声をかけて下さい。業種や会社が違えば、その人の経験は社内のそれとは全く違うものを得ることができます。
できれば、部長や役員、可能であれば社長を誘ってみて下さい。偉いひとは若者の誘いを断らないものです。もしタイミングが合わなくてもこの手の人は、次は先方から誘ってくれます。
規模の大きい会社はチョッとハードルが高いでしょうから、同期、同僚何人かと組んでお誘いするのも良いでしょう。
幅広い方とのお付き合い、それもランチタイムの使い道は意外とあるものですよ。