たった一つの提案を持って上司に相談するよりも、副案をもって相談するほうがいいに決まっています。
できれば、「松・竹・梅」と3つの案を持って行く方が、更に「気の利いた社員」となります。
松・・・最も大きな投資が必要だが、大きな効果も期待できるハイリスク・ハイターン型プラン
竹・・・中程度の投資が必要で、効果もある程度期待できるミドルリスク・ミドルターン型プラン
梅・・・投資は少ないが、期待効果も限定的なローリスク・ローターン型プラン
このように、提案する時は投資と期待効果のバランスで案を作ることが大切です。
投資とは「お金」だけではありません。
経営資源である、「人、もの、金、時間、情報....」のことです。
ですから、提案は経営的な視点を盛り込み、「松・竹・梅」といった最低でも3つの、それも選択可能なものでなくてはなりません。
経営者の仕事のほとんどは「意思決定」です。
ですから、提案する側も正しい意思決定を促すことが大切なのです。