2012年10月14日日曜日

禅語「面壁九年」

『面壁九年』(めんへきくねん)〜枡野俊明氏著「禅の言葉」より〜

「とにかく続けることが成功への近道」

わき目も振らずに、今与えられた仕事に集中すること。

投げ出さずに継続すること。

それが成功への近道です。

禅宗の初祖である「菩提達磨大和尚」は、中国の少林寺で九年間、ひたすら壁に向かって座禅をしていたという伝説があります。

これほど継続があればこそ、悟りを開くことができたのです。

仕事に対してやる気があるけれども、実力がまだ伴っていない。

焦る気持ちばかりが募って、失敗してしまう。

このようなことで悩む人というのは、真面目な人だと思います。

ただし、必要以上に焦ったり落ち込んだりしてはいけません。

どんな仕事でも一人前になるまでには何年もかかるものです。

数ヶ月やほんの数年で完璧に出来るような仕事はありません。

まずは、目の前にある与えられた仕事とじっくりと向き合い、そこに精神を集中させることか大切です。