「都市鉱山」。最近よく耳にする言葉。
「レアメタル」。我が国では、そのレアメタル(貴重金属)の多くを中国をはじめととする諸外国に依存している国の一つであることはご存じでしょう。
景気の後退とともに、レアメタルを使用する商品の需要も落ち込み、市場が落ち込めばそれを作る人からの需要も落ち込むのは必然です。
自動車、携帯電話機、家電製品、精密機器などなど様々製品に利用されます。やはり、自動車の落ち込みが大きいのでしょうか?
当社の会社案内の表紙は、NASAが撮影した「夜の地球」の写真を使っています。
夜に明るい国や都市は「環境負荷が高い!」、日本は特に明るく、この写真を観てどう思いますか?というメッセージでありコンセプトです。
ほとんどの方が、海側の大都市の異常なほどの明るさにビックリされます。
が、私が懇意にしていただいている東京大学の松野先生は「藤枝さん、明るいということは、そこにたくさんのレアメタルがあるという事ですよ。都市鉱山ですよ。」と言われて、関心したことがありました。
普段、木とプラスチツクを追いかける当社で、鉄やレアメタルは専門外です。
視点を変えると違うことも見えるものなのですね。
最近、携帯電話の回収が話題に上がることがありますが、法的な問題も含めて、この都市鉱山の利用、より良い取り組みが“悪”に利用されないようにしないと、また元の木阿弥に戻りますからね。