本日付の新聞各社によると、世界自然保護基金(WWF)が、今世紀末の海面上昇について、IPCC(*1)予測を大きく上回る報告を発表したと報じている。
その上昇値はなんと1メートル!!
温暖化によって永久凍土が解け、地中からCO2やメタンの放出量が増加し、温暖化を加速させているという。
北極圏では、2007年はこれまでで最も平均気温が高く、過去20年間に世界平均の2倍近い数字で上昇しているとも伝えている。
このまま、グリーンランドの氷床や各地の氷河の減少が進むと今世紀末の最大海面上昇120cmに達する可能性も予測している。
今までIPCCが予測した数値は、約20cm~50cmと報告していた訳ですが、その数字の大きさがうかがえます。
その影響は、東京を始めとする沿岸に多数の人口を抱える大都市に大きな被害をもたらすとある。
海面上昇に与える影響のもう一つの起因として、北極圏での海水温度の上昇も指摘しており、07年夏には平均温度より5度も高い海域も確認され、これが気圧配置を変化させ異常気象をもたらす可能性もあるとも報告している。
とにかく驚くべき数値である。
*1 IPCC... 気候変動に関する政府間パネル。約130ケ国と約2,500名の専門家が参加している組織。
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