ITを駆使した人口知能をもった「賢い送配電システム」である「スマートグリッド」。
先日もお話しさせていただきましたが、最近、その注目度は上昇の一途です。
欧米各国では、スマートグリッドの実証実験が花盛りで、本日付けのニュースでは、米国エネルギー省は、スマートグリッド開発の促進に向け、米国7州で実施されている8件の実証PJに4,700万ドル以上の助成、地方自治体の電力システム緊急対応計画策定に1,050万ドルの支援を発表とあります。
保安上たいへん優れた日本の送電線網で、日本にはスマートブリッド化は必要なし!との意見もあるが、政策として太陽光発電の導入量を2020年までに2005年をベースとして20倍にする方針を打ち出しており、更に新政権の民主党は、自民党の打ち出したCO2削減量よりも高い数字であり、今後ますますスマートブリッド化が加速すると思われます。
再生可能エネルギーや次世代自動車の普及に、大きく影響を与えるスマートブリッド化。経済成長も含めて今後の動向が気になります。
ちなみに、各国の年間事故停電時間は、日本19分、米国97分、イギリス88分、フランス51分だそうです。
我が国日本の、電力の安定供給システムの優秀さが如実に表れている数字ですね。