2010年11月10日水曜日

ソシオ制度

球団身売り問題で球界を騒がせた「横浜ベイスターズ」

本日付けの報道で、あるアンケート調査の結果が掲載されていました。

「今後の買収再燃させないためには?」
試合をもっと観に行く・・・19%
関係団体に支援を要請する・・・37%
特に行動は起こさない・・・19%
別にどうでもいい・・・4%
その他・・・21%

「売却条件で最も重視してほしい点は?」
本拠地存続の確約・・・66%
球団名の存続の確約・・・6%
ファンサービス向上・・・6%
補強資金の充実・・・10%
その他・・・12%

その他の中で「何だろう?」と思った文字「ソシオ制度」

恥ずかしながら初耳でした。

ソシオ制度とは、会員制度に支えられた組織の運営で、プロスポーツではサッカーの「横浜FC」があげられます。

また、世界的には同じくサッカーの名門「FCバルセロナ」が事例としてあげられています。

会員制度ですから、チームを支える市民が会費を払い、いくつかの権利を得る訳です。
FCバルセロナの事例でいうと...
①投票・・・選ぶ権利、選ばれる権利
②クラブとの一体感・・・バッヂや認定証、クラブ施設利用特別料金利用、イベント参加等
③ディスカウントチケット・・・5%オフ、節ごと(3試合)のチケット購入

単にチームを応援するではなく、投票して役員(理事)を選び、実際にボランティアも含めて運営に参加し、裾野拡大のイベントにも参加するという、“観る”“する”“支える”を柱とした制度なのです。

プロ野球の球団運営が「ソシオ制度」で可能かどうかは別として、この様な制度を継続しているプロチームがあり、市民の誇りとして、地域のコミュニティとして、子供そして大人の夢として存在していることは大変素晴らしいことですね。

「企業理念に左右されないプロチームをつくりたい!」という思いがそこには詰まっているようです。

やはり、プロチームは地域の必要不可欠な「コミュニティ」でなければならないということです。

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