2009年7月1日水曜日

景気底打ち?

先月30日に発表された「経済指数」。

一部報道では、生産メーカーの休日稼働が再開など改善の兆しが見え始めたと報じているが、総務省が発表した有効求人倍率0.44倍(過去最悪)、完全失業率5.2%(5年8か月ぶり高水準)、現金給与総額2.9%減(12か月連続減少)とある。

企業生産は上向きだが、雇用拡大までには達していないみたいです。

一方、家計調査では、エコポイントや定額給付金により、消費支出は前年同月比で0.3%増(1年4か月ぶり増加)している。

しかし、雇用が不安定だと家計での大きな投資は難しくなり、その例として、住宅着工件数は前年同月比で30.8%減(6か月連続減少)、マンションにおいては60.3%減まで落ち込んでいる。

建設大手50社の工事受注額も41.9%減(過去最大の減少)とあり、我々業界も含めて「景気底打ち」には程遠い感がする具体的な数値でした。