2009年7月21日火曜日

スマート・グリッド

「スマート・グリッド」最近耳にし始めた名称。

先日お邪魔した。「ヨコハマ・エコ・スクール」の座談会でも出てきました。

何だろう?

分かり易く直訳すると「賢い送電網」。その最大の特徴は、
1.停電や断線などのアクシデントが起きたとき、送電線が自力で治癒できる。
2.ソーラー・パネルなどで家庭や企業が生産した電力を電力会社に売り返せる。

また、風力発電や太陽光発電も「スマート・グリッド」の技術開発により、システム的にもうまく機能し、商業的にも成功出来ると考えられている。

米国のオバマ大統領も「スマート・グリッド」の支持者で、「経済復興計画」の中で、「スマート・グリッド」に対して320億ドルの予算を割り振った。

日本では、経済産業省が「米国は継ぎはぎだらけの送電網なので効果があるが、日本は送電網がしっかりとしているので、米国に追随する必要はないのではないか」とコメントしている。

しかし一方では、東京工業大学や、東電、東芝、日立などが共同で「日本版スマート・グリッド」の実証実験を2010年より開始すると報道され、その実証試験とは、実際の家庭生活を想定し、太陽パネルを設置して、家電、電気自動車、ヒートポンプ式給湯器に利用し、余った電力を蓄電したり、電力会社に販売を行い、その売買状況や様々なシュミレーションにより、その影響を分析検証するという。

効率の良い電力消費、省エネ家電の利用、電気自動車の普及と、“電気”について再度考える時期に来ているようですね。

「スマート・グリッド(賢い送電網)」これからの可能性も含めて、動向が注目される事は間違いないようです。