2009年7月22日水曜日

個性を貫く

「トルネード」。ここでの「トルネード」は決して気象用語ではありません。
「トルネード」と言えば「野茂英雄」。

本日付けの日刊スポーツで、「トルネード」について語っている。

以前のブログで、米国でいかに「野茂英雄」がメジャーリーグファンからリスペクトされているかを書いたことがありますが、自分自身のスタイルを貫く姿には、米国のみならずもちろん日本でも愛される魅力的な人間に映ります。

「とにかく、強く球を遠くまで投げたい」との想いが、「トルネード」の原型だと言う。しなやかな柔らかく強い筋肉がの裏付けがあってのことだと思うが、本人はそうとも限らないと語る。

奇抜なあのホームが、誰からもいじられず野球人生を終えたことは奇跡に近い。注目されない高校時代、社会人に入ってからもどちらかと言うと放任されていことも、後々考えると好結果を生んだのでしょう。

プロ入団時に「投球フォームを変えないで欲しい」と当時の仰木監督に要求した話しは有名だが、その話しは実話だと言う。

自分の経験から言っても、入団契約の時点でそんな要求をする新人は聞いた事が無いし、芯の強さを感じます。

「自分自身のスタイルを信じ、そこで勝負したい!」

しかし、試合に使ってもらえなければ勝負する場所はありません。自分のスタイルが確立するまで使い続けてくれた監督に感謝している。それに対して何とか応えたいと思ってやってきた。

自分を信じ、個性を貫く強い心。その為に安定したパフォーマンスを出し続ける為の努力をする。

「野茂英雄」本当に魅力的な男だ。