米金融大手の4月~6月期の決算報告が始まった。
大手、ゴールドマンサックス、JPモルガンなど業績の順調な回復を印象付けている。
しかし、大手の好決算が続く中、中小金融機関は破綻が相次いでおり、53行にも及ぶ中小金融機関が経営破綻しており、当分の間この傾向は続くと解説している。
大手金融機関の大きな収益は、株式や債権、商品市場での“投資収益”であり、長引く不況で、住宅ローンの焦げ付きや住宅ローンを組み込んだ証券商品も低価格で推移しており、今後も当てになるかどうかは未知数でもある。
今後、秋以降も雇用悪化が続くと、金融危機再燃の可能性もあるとの解説もある。
一方日本においても、エコカーや省エネ家電の好調は数字に表れているものの、生産の拠点は海外にあり、これまでの日本を支えた中小下請け業者への利益の還元までには程遠く、仕事すら満足にない中小零細企業は増える一方だとも言われています。
景気回復、政権交代...今年の夏から大きな転機を迎える日本。先読みが難しい現状であることだけは、みんなが分かっているようでが...。