2009年7月5日日曜日

業界の魅力

久しぶりに業界の話しです。

経済の冷え込みは、我々業界にも必ず影響があります。

木くずのリサイクルも、住宅着工件数が減少すれば解体工事も減少し、木くずの発生量は減少します。動脈物流(流通)の動きが鈍れば、製品輸送に利用する木パレットや梱包材の廃棄量も減少します。

全体発生量が減少すれば、廃棄物の取り合いになることは必然です。

業界としての問題は、その取り合いの手法です。

先日、ある排出事業者様の業界団体のリーダーからの苦言がありました。

「木くずの処理費のたたき合い凄いね!でも、そんなことで良いの?我々も以前に受注額のたたき合いをやった経緯があるけど、その結果は承知のとおり、業界の信用を失墜し、マーケット価格の暴落による倒産・崩壊を生じ、その影響は不適正処理まで及んだよな。」

「藤枝君も業界の一翼を担っているならキチンとしたアクションを起こしなさい!」

という内容です。

私論ですが、資本主義国である我が国では、正しい競争やその結果としての格差はあってしかるべきと思いますし。それぞれの企業が戦略的に行う事業展開は自由であるべきなのです。が、しかし、「業界の魅力」を損なう行為はいかがなものか?と感じます。

血みどろの争いは必ず「業界の魅力」を損ないます。

いただいた貴重なご意見、肝に銘じて今後の行動にあたりたいと思います。

0 件のコメント: