2011年2月11日金曜日

お稽古事の本当の意味

「ヴァンサンカン」3月号に掲載されていた連載コラム「90歳からのメッセージ」。

大変楽しみにしているコラムです。

1920年生まれで「和をめぐる美しいライフスタイル」の提唱者として今も活躍中の“木村孝”(きむら・たか)さん

今月号の話題は「お稽古事の本当の意味」です。

“女というものは、磨く気になったら、見違えるほど磨かれていくもの。お化粧からきものの着方から、リファインされてきれいになっていくものです。”

と語っています。

そして、“お稽古”の場で、自分と違うタイプの人と会うことは、いいお勉強になります。

「川の中で石が水の流れのなかで、互いにぶつかり合って丸くなるように、人間の角が取れていきます。」

お稽古に集中していると、頭の中は白紙、透明な状態。これほど夢中になれる「良い時間」はそうありません。

夢中になってものを教わるその時間の大切さを、若いときに是非体験しなさい。

と、お稽古事の大切さを説いています。

お月謝を払うということは、ハウツーを習うためだけではなく、人間の修行も含めて教わって何かを得ることが大切なのです。

「夢中になって何かを得る」。90歳からのメッセージは奥が深いものですね。今も何かを求めて行動しているということですね。