高度成長期では、自ら動かなくてもお客様から注文を運んで来てくれた。
注文が終増える、増産体制をとる、設備を投資する、人を雇う。
仕事は全て「受け身」で出来た。
しかし、現在は待っていても仕事は増えない。だから、自分から動かなければならない。
これは、自然の流れである。
ここで大切なのが“人”である。
自らが動かなくてはならない時代では、「他の人とは違う」という差別化をお客様から計られます。
ですから、経験則でけではなく学習をします。
しかし、学習して新しいことを始めると「テクニック」「システム」に走りがちです。
危険なのは、そのテクニックやシステムを使うのは、そもそも「人」だということを決して忘れてはならないのです。
他人との差別化は、一部分の「狭い領域」でも構わないのです。
“自分は何が上手”“何が得意”“なぜお客様から評価されているか”を冷静に理解することが一番大切です。
テクニックやシステムは、あくまでも“効率的に仕事を行う道具”です。
この道具に振り回されて、自分を見失ってはいけないのです。
自分を失うとは、自分の良さを忘れるということです。