低炭素社会、地球温暖化など自然環境保全に対する世界的な議論は進む一方てす。
その中で、最近耳にするようになったのが「生物多様性」。
「動植物の絶滅を防ぎ、生態系を維持する。」
政府もこの度、生体多様性白書をまとめた。
人間の都合による開発や、その行為に伴う自然破壊によって、多種多様な動植物の絶滅の危惧が叫ばれている中、自然界の生態系や食物連鎖をいかに維持していくか?
近年は、開発に伴う環境アセスメントの実施や自然に配慮した開発が一般化しているが、今後は保全行為だけではなく、再生事業が必要となってくると思われます。
環境省もその対策の一つとして、保全・再生が必要な里山のリストアップと効果のあった事例調査を進めているそうです。
山間部の過疎化や外来種の増繁殖、手入れが行き届かなくなった動植物の生息の場。
「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」日本も批准している生物多様性条約。
来年の10月には名古屋で締結国会議が開かれるそうです。
急速に進むこの動き、国民は認識しているのでしょうか?今後の動向に注目ていないと、国民が置いてけぼりになりそうです。