昨年末、日本にとって大きな話題となり、世界から称賛されノーベル賞化学賞を受賞された「根岸英一博士」。
東京大学生に対するメッーセージとして、次の様な理論を発信しています。
20世紀100億人住んでいたとして、ノーベル賞は700~800人が取っている。1000人にすると1千万人に1人がノーベル賞を取れることとなる。
確率では、10の7乗分の1である。
このままの数字だけを考えると、宝くじを当てるのと同じで何をやっていいかわからない。
しかし、10人に1人のセレクションを7回通ると考えるとたいしたことではない。
学生諸君(東大生に向けて)は既に10の3乗分の1には達している。後は、10分の4乗分の1だ。
頑張ればステップの向こうに必ずゴールが見えて来る。
そして、『Nothing comes to nothing』(無から何も生じない)人のやった研究を参考にしない手は無い。これを異種交配と言い。直線的な応用では2流以下の研究しかできないとも話しています。
人生最大の決断?
学生諸君は、これから重要な決断を何度も経験するだろう。それは常に『人生最大の決断』に感じられることだろう。だが、その中に本当の『最大の決断』が隠されている。君達にとっての“フルブライト”挑戦は何時なのだろうか?
そして、10の3乗から7乗への挑戦はどこで始まるのか?
この様な発信をしています。やはり、何かを実際に動かないと始まりません。
こうして見ると、決断して世界に出て、フルブライト挑戦を実際にした方の理論は、どの世界の方も同じだと感じました。