2011年1月8日土曜日

国連環境計画素案

本日付け各紙で、水銀の輸出等禁止に関する新条約について、国連環境計画(UNEP)が素案をまとめたとの報道がありました。

内容については、「人の健康や生態系に深刻な被害をもたらす水銀の環境中への排出を減らすために、水銀の輸出や含有製品の販売を原則として禁じる新たな条約の素案をまとめた。」とある。

現在、日本では年間100トン以上の水銀を輸出しており、条例が制定され輸出が禁止されれば、国内での処分を含めた対応を図る必要性が生じてきます。

我々廃棄物処理業界も人事ではなく、電池、蛍光灯、歯科用アマルガムなど水銀を含む5種類の製品は、製造や販売、輸出入を原則として禁止し、水銀を含む廃棄物を適切に収集・処分することも素案には盛り込まれている。

国連環境計画では、2013年の条約制定を目指すと言われていますので、水銀にまつわる収集・処分に関する技術的な安全性の担保も含む開発が急務ということになります。

当社と資本関係もあるJFE環境社においても、蛍光灯・電池リサイクルについては、業界での大きなシェアを誇っておりますので、様々な分野で培った技術力をあげての取り組みに期待したいところです。