2009年10月12日月曜日

生物多様性

種の絶滅など、地球規模で急速に進む生物多様性の保全について、2010年以降の新たな政府提案が明らかになったようです。

2050年までの中長期目標と、2020年までの短期目標。

短期目標では、自然保護区の面積や絶滅危惧種などの数値指標定め、指標によって達成状況が分かるようになるのが今回の特徴のようです。

新たな目標は、来年10月に名古屋市で開催される「第10回生物多様性条約締結国会議(COP10)」で決めることになっており、同会議の主要議題となるようです。

素案には、「人類が享受する生態系サービスの恩恵を持続的に拡大させていくこと。」、「生物多様性の保全に向けた活動の拡大を図る。」、「人間活動の生活多様性への悪影響を減少させる手法を構築する。」と中長期では述べ。

短期では、「生物種を保全する活動を拡充し、生態系が保全される面積の拡大を行う。」「農林水産などの活動で、持続可能な方法による生産比率高める。」、「生物多様性への脅威に対する対策を速やかに講じる。」とある。

それぞれに個別目標の進展を評価する13の数値指数を設定するという。

その他、外来種問題や地球温暖化、有害化学物質の製造・使用・排出規制の徹底も盛り込まれている。

「生物多様性条約締結国」各国が掲げた数値目標を基に、目標の達成状況を定期的に条約事務局へ報告することで、「生物多様性保全」への取り組みを促することを想定している。

地球温暖化問題とともに、地球上の生物との共存を考える必要性を唱えるこの問題。気候変動と同様に目が離せません。