2009年11月25日水曜日

横浜の夜の世界

横浜の夜の世界の歴史を辿る、「再現、横浜ナイトクラブ」という講演を本日聞きました。

横浜市中区の歴史保存会という、中区の歴史を次の世代に語り継ぐ市民団体の方のお話しで、特に本牧の「ちゃぶ屋」のお話と、今回のお話の中心になった「横浜のナイトクラブ」について、まさに大人の夜の世界のお話し。

戦後、昭和30年代に米軍のベースキャンプで歌っていたシンガーやミュージシャンが、銀座、六本木で遊んだ後、横浜まで第二京浜国道を飛ばして、横浜でもうひと遊びという時代の話しや、当時の映画スターは大船の撮影所での仕事の後、遅くまでというか朝まで遊べる「横浜の夜」を好んで通ったエピソードを交え、かつての「クリフサイド」「ブルースカイ」「ナイトアンドデイ」そして「バンドホテルのシェルルーム」といった、一世風靡した名だたるお店の話しと盛りだくさんでした。

また、当時の映像の中には、そろばんを楽器代わりに、日本語と英語をごちゃ混ぜにしたMCで人気だった「トニー谷」の映像や、横浜のナイトクラブを舞台にスターヘと駆け上った、「淡谷のり子」「青江三奈」などのステージを収めた大変貴重な映像も見る事が出来ました。

更には、当時のナイトクラブの店内の規約や飲み物や食べ物のメニューや、それこそ同伴料や指名料といった生の資料まで拝見することが出来ました。

私も、1999年に閉店した最後のナイトクラブと言われる「シェルルーム」に行ったことがありましたが、確かその時のステージは「平尾昌明」さんだったと記憶しています。

「不夜城ヨコハマの歴史」だけではなく、当時の横浜港の歴史も教われた、貴重な体験でした。

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