2011年6月2日木曜日

内閣不信任案提出

本日、もっとも大きな国民の関心となる“政治”の動き。

退陣か解散か?はたまた否決か?

報道ではよく「リーダーシップ」とか「リーダーの資質」とか、総理大臣を表現する言葉として使われます。

リーダーの資質を議論する前に、リーダーとはどのような「立場」か?を理解する必要があります。

リーダーが必要とされる場面はとは? 簡単にいうと集団が分岐点に立たされた時です。

「どっちにいくの?」という場面だと思います。

分岐点、岐路とは?「将来が決まるような重大な場面」ですが、リーダーは進むべき道を最終的に決めなくてはなりません。

リーダーの仕事で最も大変なのがここにあると思います。

「正しいかどうか、不確実な将来」について“判断”“決定”することは大きな責任を伴う大変な仕事です。

そこで、この大変な仕事を行うリーダーとしての資質です。

先ずは「判断力」組織や集団の中で与えられた材料を手がかりとして、時間内に不確実な将来について判断しなくてはなりません。

第二に、「説明力」判断の根拠をリーダーとは立場が異なるメンバーが納得いくように説明しなくてはなりません。

第三に、「誠実さ」組織のリーダーの私利私欲のために我々は動かされていないか?というメンバーの疑念を晴らすのは誠実さなのだとおもいます。

ここにあげた資質は極々一部であり、現在のように様々な考えが交差する時代には、さらに多くの資質が必要とされます。

ただ、言えることは、現在の集団が求めるリーダーとは、「イノベーション」を可能とするリーダーだということてす。

「変わらなくてはいけない」と誰でも思っているはずです。ですから、「変わることを可能にするリーダーの出現」を期待しているのだと思います。

このことについては、国の政ごとだけではなく企業の中でも同様です。

イノベーションするための“ビジョン構想力”“人材登用力”“意思決定力”、それを実現するための“判断力”“説明力”“意思貫徹力”。

今回の内閣不信任案提出に関して、リーダーの立場と今後必要なリーダーとは?を少し考えてみました。

0 件のコメント: