2011年6月25日土曜日

江戸商人が一番大切にしたもの

江戸の街の火事の多さは大変有名です。

火事になったときに、江戸商人が真先に持って逃げたものとは?

お金でも、着物でもありません。

それは「大福帳」だったそうです。「大福帳」すなわち「顧客台帳」です。

時代を問わず、顧客の大切さは変わらないのです。

顧客の大切さとは?

ビジネスの成長と収益性アップのキーとなるのは、新規顧客ではなく、既存顧客であるということです。

新規の見込み顧客も重要ですが、コスト的にみても新規顧客獲得コストは、既存顧客維持のコストの数倍であることも言えます。

しかし、その重要な既存顧客のもつ“ポテンシャル”を最大限に引き出せているか?というと疑問が残ります。

きちんとした、既存顧客のフォローができているかという疑問があるということです。

「ビジネスとは関係づくり」と言えます。「営業とは、顧客との接点をいかにもてるか」と言えます。

このことを理解していないと、既存顧客のフォローの重要性は理解出来ません。

“関係性”“接点”とは、お互いの想いの時間、労力、努力、コストを掛けて培っていくものです。

そうしてできた信頼があるからこそ、お互いに頼みごとができ、快く受け入れる事ができ、お互いに助け合う事ができるものであり、なかなか相談できないことでも相談できたりするものです。

こういったことは、人間関係だけではなく企業対企業でも同じことは言えます。

例えば、当社が既存のお客様と良好な関係が築けているのであれば、お客様に対してしっかりと貢献できている結果であり、これまで見守って戴いたお客様に、感謝の気持ちを込めて、また新たな貢献をするために、今すぐ既存顧客にフォローするべきだと考えます。

昔から商人が大切にしていたもの「顧客台帳」。既存顧客フォローとは本当に大切なことなのです。

(10.6)

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