2011年7月16日土曜日

ステップアップ

公益財団法人日本生産性本部が行った「平成23年度新入社員に対する意識調査」“働くことの意識”。

毎年結果が楽しみな意識調査ですが、今年も面白い数字がでました。

「この会社でずっと働きたいか?」

定年まで働きたい・・・33.5%(過去最高)

この数字、企業に対する新入社員のニーズとして“安心”“安定”に対する関心が高まったと調査元は解説している。

「リスクをとらない世代」と言われている我が国の若者ですが、この数字が表す通り、時代を語っているようですね。

仕事で、大学等にお邪魔する際に「ある程度リスクを取ってでも前に進む!きっかけになるような話を学生にして下さい。」と要望される事が多いのも分かるような気がします。

しかし、このような昨今の若者も、どこかのタイミングで、「自分の価値とは?」「自分の将来とは?」「もっと外に出て自分を試してみたい」と思う事があると思います。

いわゆる「ステップアップ」してみたい、したいと思うことです。

大震災後加速している、景気や雇用に対する不安や先行きの不透明さは、迫りくる“大減給時代”とも言われています。

自分の価値の付け方は、人によって様々のようですが「自分の価値を上げる“三種の神器”」があるようです。

一つ目が「語学力」「コミュニケーション」です。今や「バイリンガル」(二つの言葉)から「バイカルチャル」(二つの文化)と言われるぐらいなのです。

二つ目が「高度な専門性」です。中でもニーズが高いのは、財務、経理、法務などの分野のようです。

三つ目が「マネジメント能力」です。今、企業が望む人材は、1+1=2の成果を上げる人材ではなく、1+1=3とか、4とか、5にできるマネジメント能力が高い人材なのです。

現代の企業が欲しがる人材である“三種の神器”を持つ人、磨けば磨くほど自身の価値が上がるということですね。

(95.66)

0 件のコメント: