2010年9月12日日曜日

“産地北上”

先日の神奈川新聞に掲載されていた気になる記事。

温暖化前に“産地北上”

今年の猛暑は記録尽くしとなり、本格的な温暖化か?と思わせるぐらいです。

これからの地球における気候変動の大きなターニングポイントと50年後、100年後は言われるかもしれないと言う研究者もいるぐらいです。

その様な状況下、地球温暖化を見越し、より暖かい地域の農作物栽培に挑戦する動きが全国に広がっているとのことです。

主な研究例として、
山形でのユズ、埼玉でのマンゴーなど11県が果樹(パッションフルーツ、スターフルーツ、ドラゴンフルーツなど)を中心に作物栽培を研究している。
すべて南国の果物のイメージの作物ばかりです。

この様なことになると、青森のリンゴは北海道の名産となり、山形のサクランボも北上し、極寒の地が“過ごしやすく”豊富な果物の産地になるなんてことも考えられますね。

実際に、私たちの小さい頃は、北海道が米の産地と教えられ記憶はあまりありませんが、今や全国でも有数の産地となっています。

温暖化に伴う長期的な気温上昇に対して、品質改良や栽培技術を改善させ、「今まで手が出なかった作物生産のチャンス」と発想を転換する地域もあり、今後の取組に注目したいところです。