今朝のTBS「サンデーモーニング」の中での“風をよむ”のコーナー。
毎週出来る限り気に掛けで観ていますが、今回の「ものづくり、技術の流出」に関する話題、大変興味がわきました。
バブル崩壊から「失われた20年」と言わる現在までの日本経済。
発展での成長というより、リストラ、合理化、という自助努力によって何とか企業の存続を図ってきた日本経済。
早期退職、非正規社員雇用、年功序列、終身雇用制度の崩壊...
まだまだ元気に働けるのに、退職を余儀なくされた技術者。
その技術に目を向けたのが“新興国”。言わば“ヘッドハント”。
しかし、そのヘッドハントの結末はどうかというと、技術だけを獲られてその後は悲しい結末へ。
その結末を理解していながら、自分を必要としてくれる他国へ身を投じざる得ないのです。
年々「モノづくりの」観点が失われ、マネーゲームやサービス、見栄えの良さやスマートさに人は流れて行きます。
「技術は人に宿るもの」であり「機械に宿るものではない」というコメントがありましたが、企業における“人”とはを考えさせられるものでした。