2010年9月16日木曜日

最近の話題(業界)

昨日の全国産業廃棄物連合会理事会に続き、本日は神奈川県産業廃棄物協会の理事会に出席しました。

全国、神奈川県共通の話題がいくつかありますが、一つが「公益法人移行問題」、もう一つが「再生砕石への石綿混入問題」。

全国連合会は「公益法人化」へ既に動いており、全国各県協会は「公益法人移行」と「一般社団法人」とに分かれ、その地域によって様々な対応を図っています。

もう一つの話題「再生砕石の石綿混入問題」ですが、全国的に大きな問題となり、国・行政も既に立入検査も含め対応が始まっています。

解体工事等での副産物であるがれき類に石綿含有廃棄物が混入していたというこの問題、様々な影響を及ぼす可能性があります。

人体、地域環境への影響はもちろんのこと、再生砕石のリサイクルの流れが止まれば、建築リサイクル法での指定資材となっているコンクリート、アスファルト類の処理にも影響が出てきます。

昨今の行政財政悪化に伴う、公共工事の発注が進まない中、道路・土木・建築工事で多くを利用される再生砕石が、この様な問題でさらに行き場を失えば、その問題は加速し、置き去り産廃へと変貌することも懸念されます。

勿論、解体等の施行会社や取り扱う我々業界の更なる管理強化が第一ですので、業界全体の問題として早期解決を成し遂げなくてはならない問題です。