2010年9月25日土曜日

第3の道

最近は、日本全体に“八方塞がり感”というか“閉そく感”というか、この様な雰囲気を感じます。

政治においても、経済、福祉、雇用、教育、外交...それぞれに出口の見えない状態が続いています。

一方、昨今の情報社会の発展は“選択肢”の広がりを見せ、もっともっと“アイデア”や“発見”があってもおかしくない状況でもあります。

逆に言えばあまりに選択肢が多いので、“道”を選べないでいるのでしょうか?

しかし、この例はあくまでも若者のに当てはまることで、まだまだ、日本を動かす“大人”の選択は「右か?左か?」「Aか?Bか?」で、選択出来ないと“先送り”のような気がします。

「官か?民か?」「環境か?経済か?」「内需か?外需か?」「」

特に成熟しきっている分野では、このような二元論ではなく、“第3の道”が必要となってきています。

では、まったくこのような“第3の道”の動きがないわけではありません。

「官か?民か?」については、鳩山前首相は「新しい公共」という考えを述べましたし、従来の企業に対して「NPO法人」(例えば、メガバングOR地銀にNPOバンク)という考えも広がりを見せてきました。

「個人(ボランティア)か?企業か?」の考えに「社会起業家」という考えも出現しました。

行き止まりを突破するためのアイデアと、それを具体化し行動に移す“第3の道”。

見える部分だけで判断するのではなく、360度見渡し「Aか?Bか?」の選択ではない“第3の道”の選択が今後大切になるような気がします。