2010年10月9日土曜日

大沢親分逝く

既に報道されているとおり、“親分”の愛称で球界やプロ野球ファンの方々に愛されていた、元日本ハム監督大沢啓二さんがお亡くなりになりました。

私自身は、現役時代にグラウンドでお目にかかった事があるだけで、会話を交わしたこともありませんが、一軍・二軍問わずよく球場にいらっしゃったなというイメージです。

日曜日「サンデーモーニング」での“喝!”“あっぱれ!”が見れないと思うと、番組のファンだけに大変残念です。

大沢親分の逝去の報道記事の中で、この季節あることに対して「なんでだろう?」と毎年思っていたことの謎が解けました。

その謎だったこととは、「きんもくせいの花の香りを嗅ぐと、なぜか寂しくなる」という事でした。

この季節、今まさにきんもくせいの香りが漂っている時です。

その記事には、大沢親分が「この季節、きんもくせいの香りがする時期に、たくさんの選手が戦力外通告を受けて、チームを去っていくんだ。だからきんもくせいの香りを嗅ぐと辛くなる。」というコメントが紹介されていました。

去年も今頃に書いたブログに、この季節はたくさんの選手が去っていくという内容を書いた覚えがあります。

一般的には、きんもくせいの香りはとてもいい香りです。今想えば、なぜか球場の周辺にはきんもくせいが多かったように思えます。

でも、戦力外通告や引退を経験した者にとっては、何か寂しく切ない香りなのです。

決して嫌いな香りではないのですが、きんもくせいの香りを嗅ぐとそうなります。

この新聞記事を見た時に、「そうなんだぁ」と謎が解けました。

愛称通り、大変面倒見の良い球界の大先輩のご冥福をお祈りいたします。合掌。