「1分で大切なことを伝える技術」がベストセラーになりました。
これは何を意味しているのでしようか?
“時間”というのは、現代のビジネスにおいてもっとも重要な資源と言われています。
ダラダラ話すということは、周りの人の貴重な資源を無用に奪うことになります。これは重大なマナー違反となります。
私たちは今、人類が体験したことのない「大量情報」に囲まれています。
そのため、「情報を一瞬で切り捨てる」ということを日々習慣化しているのです。
例えば、テレビ番組が面白いか?つまらないか?を判断するのは一瞬ですね。
ビジネスの場面でも同様に、「つまらない」と思われれば。即座に却下されてしまう。
このように、「できる人か、そうでないか」「使えるか、使えないか」といった評価は、いまや一瞬で決まってしまうという論理です。
ですから、「1分で大切なことを伝える技術」が必要と著者は述べています。
ビジネスで何か新しいことを始めようと思ったら、決裁権をもっている上司にゴーサインを出してもらうことが不可欠ですが、そうした人はほとんどの場合“多忙な人”なのです。
説得するなら「最初の1分が勝負」。ここで興味をひけなければ、説得はおろか、話をまともに聞いてもらうことも出来ないのです。
「大切なことを1分にまとめて話す」トレーニングは、現代のビジネスパーソンにとってとても重要なことのようですね。