2011年10月10日月曜日

ストレス社会

伝達手段が肉声や文書であった時代から、テレビ、パソコン、携帯電話...を介して情報は毎日、毎日なだれ込んできます。

便利になった反面、あらゆる面で刺激が多い、刺激が強すぎる現代へと移り変わりました。

また、経済的な面においても急激に進む“格差社会”は、世界的に大きな問題を起こしています。

まさに、米国で起こっているウォール街を中心とした市民デモもその一つです。

我が国においても、決して経済的に貧しい社会ではないだろうが、「何か心貧しく」「イライラが募り」「つまらないことにこだわる」
といった“ストレスに翻弄”されています。

より個人にフォーカスされる生活の中でありながら、「他人が気になる」のに関係は希薄になっていく。

他人と同じは嫌と想いながら、自己主張も異様に大きくなる。

このように、相反することとの葛藤が、社会不安となり、行き過ぎるストレスを感じるのだろうと考える。

ですから、このような時代「自分をしっかり持っていないと、やっていけない時代」だとつくづく感じる。

先ずは情報に振り回されない事。必要か?必要ではないか?の判断ができる知恵が必要となってくる。

知恵は学習しないと得られない。

そして、他人との適切な距離感、関わり方。“自己の確立”はこの時代の大きなテーマでもある。

これは、自己主張とか自己顕示欲といったものではなく、「初志貫徹」「不動心」に近いものだと感じる。

それほどに現代社会では「精神力」「人間力」が重要となってきているのだと改めて感じる。

あまりにも多い情報に他人を、社会を、気にし過ぎるが故にに生じるストレス。

意識的に“自己の確立”を目指さないと飲み込まれてしまような気がする。