伝達手段が肉声や文書であった時代から、テレビ、パソコン、携帯電話...を介して情報は毎日、毎日なだれ込んできます。
便利になった反面、あらゆる面で刺激が多い、刺激が強すぎる現代へと移り変わりました。
また、経済的な面においても急激に進む“格差社会”は、世界的に大きな問題を起こしています。
まさに、米国で起こっているウォール街を中心とした市民デモもその一つです。
我が国においても、決して経済的に貧しい社会ではないだろうが、「何か心貧しく」「イライラが募り」「つまらないことにこだわる」
といった“ストレスに翻弄”されています。
より個人にフォーカスされる生活の中でありながら、「他人が気になる」のに関係は希薄になっていく。
他人と同じは嫌と想いながら、自己主張も異様に大きくなる。
このように、相反することとの葛藤が、社会不安となり、行き過ぎるストレスを感じるのだろうと考える。
ですから、このような時代「自分をしっかり持っていないと、やっていけない時代」だとつくづく感じる。
先ずは情報に振り回されない事。必要か?必要ではないか?の判断ができる知恵が必要となってくる。
知恵は学習しないと得られない。
そして、他人との適切な距離感、関わり方。“自己の確立”はこの時代の大きなテーマでもある。
これは、自己主張とか自己顕示欲といったものではなく、「初志貫徹」「不動心」に近いものだと感じる。
それほどに現代社会では「精神力」「人間力」が重要となってきているのだと改めて感じる。
あまりにも多い情報に他人を、社会を、気にし過ぎるが故にに生じるストレス。
意識的に“自己の確立”を目指さないと飲み込まれてしまような気がする。