2011年10月30日日曜日

渋滞学

渋滞はなぜ発生するのか?

このことについて、研究されている教授の話を紹介します。

そもそもどうして渋滞は起こるか?

渋滞には「ボトルネック渋滞」と「自然渋滞」の二種類があります。

前者は、事故や工事といった明確な原因により流れが止まるものです。

後者は、それぞれのクルマが車間距離を取らないことによって発生します。

車間距離が詰まると、前のクルマが少し減速しただけでその影響を大きく受けてしまい。

ブレーキをより踏み込むことになる。その後に続くクルマも次々と減速して、気がつけば長い渋滞が起こってしまう。

実は日本の渋滞の約7割はこり自然渋滞のようです。

この渋滞学、面白いのはこの後の論理。

渋滞学を仕事に当てはめてみた考えです。

前者の「ボトルネック渋滞」は、会社で言えば「なかなかハンコを捺さない上司がいて、書類が上に上がらない。」状況で、こちらの解消方法はシンプルです。

「ボトルネック」を取り除けば良いだけ。

一方の「自然渋滞」を仕事に例えると、「予定を詰め込みすぎたために、ある作業が少し遅れると、次の作業、そのまた次の作業と遅れがドンドン増幅してしまう」現象です。

逆に「車間距離に余裕があれば」前のクルマが減速しても急ブレーキを掛けずに済む。

仕事のスケジュールも、「決めた時間仕事をしたら、決めた時間休憩を取る」というように、仕事と仕事の合間をあらかじめ空けておけばいいとう考え方です。

そうすれば、一つの仕事が遅れても、予備的な時間があるから後ろの仕事にに響かないのです。

そして、一番の解決策は...

「常に一定のスピードで走り続けることで、“流れ”を止めずにすむ。」

このことが結果的に短時間で目的地に着けるということのようです。

渋滞も仕事においても、なんでも「闇雲にスピードを上げる」ことではなく「安定的な流れをつくる」ことが大切だということですね。