2011年10月3日月曜日

ユーモアのセンス

ユーモアの重要性は“脳科学”的にも証明されています。

ユーモアは、非常に高度で複雑な脳の働きによって生まれるもので、特に前頭葉の働きで、自分自身をまるで外から見ているように、客観的に見る事ができる能力だそうです。

ユーモアは、脳の若さとも関係しており、年を取って守りに入った人は、変化に抵抗を持つようになり、ユーモアもパワーダウンしてしまい、権威や地位に頼り、自分の成長に消極的になって停滞し、老化が始まるそうです。

これについては、組織についても同様なことは言えるようです。

欠点や課題などネガティブな面も、ユーモアをもって話せる雰囲気の会社は成長し、それがなければ、課題や問題点への対応を先送りしたり、問題を隠蔽しようという組織文化を生んでしまうということです。

そのようなユーモアの中でも、一番「高度」なのが「自虐ネタ」です。

「自虐ネタ」で、自分の欠点を笑いに変えられる人は、指導力や包容力が高く、女性にモテるということが科学的な研究からも分かっているようです。

他人の欠陥にも寛容で、リーダーとして信頼される要素が多いということです。

一方、自分の欠点を隠して認めがらない人は、他人の欠点も許容できず、自分の事は棚に上げて、他人に対して攻撃的である人が多いように思えます。

リーダーには、常に状況を客観的に見て問題点を直視し、改善していく力が求められます。

このプロセスをユーモアをもって取り組めない人は、問題点を見逃してしまう可能性が高く、組織を成長させる力が弱いと言われます。

ユーモアのセンスを磨いて、それを武器として上手に使う事が、今の時代のビジネスパーソンに必須ということでしょうね。