2011年11月9日水曜日

気のきく人、きかない人

オフィスの中でも、宴会の席でも「気がきくなぁ」と思う人っていますね。

そもそも、ビジネスマンたるもの「気がきくなぁ」と思われなければなりませんよね。

しかし、現実には“気がきく人”と“気がきかない”とがいるのでしょうか?

『誰からも“気がきく”と言われる45の習慣』の著者で、数多くの外国人ボスに仕えた能町光香さんは、次のように述べています。

『気がきく人と、気がきかない人の差は、瞬時に相手の立場に立てるか否かなんです。気がきく人は、そのスイッチが早く、日々のいろんな出来事の中で、相手が求めていることをすぐに察することができるんです。』

確かに、ちょっと困ったときや不都合が発生したときに対応できる人を「気がきく人」と言っていると思います。

では、どうしたら「気をきかせる」ことができるのでしょうか?

著者は『私の場合は上司がきさくな人だったので、自然と身についたのですが、身近にそういう上司や先輩がいない場合は、“相手の立場に立つこと”、“相手を尊敬、尊重すること”そして、“先読みすること”の3点を心掛けておくといいと思います。』このようにつづけています。

“先読み”とは、先の先まで考えて行動するということ。

急な予定の変更や仕事に備え、締切を前倒しして仕事を終えておけば、自然と相手の立場に立って物事を考える心の余裕もできると述べています。

また、特にR25世代にとって注意しておきたいことは「メールに頼りすぎで、コミュニケーションが希薄になってしまうこと」をあげています。

時間的に少しでも余裕があるのならば、相手の机まで行くのも大切であり、相手が仕事に煮詰まっているなと思えば、お茶に誘うとか、このような日頃の小さなコミュニケーションも「気がきく人」と呼ばれるためのトレーニングになるようです。

「気がきく人と気がきかない人」

この差は、どうも考え方のスタートを“自分から”おこなうか“相手から”おこなうかの差のようですね。