2011年11月17日木曜日

ハワイ直撃?

16日付けの報道に、東日本大震災の津波で太平洋に流出、漂流している木材や家電製品が米ハワイ諸島の海岸を直撃し、沿岸施設や環境に被害を与える危険性が高まっているとして、学者らが阻止策を話し合う会議が、14日ホノルルで開催されたようです。

ハワイ諸島の北西にあり、日本から見てハワイの手前に当たるミッドウェー諸島周辺で、水面に浮かぶ防壁を築くなどの方法が議論されたそうです。

この試案を提出したのは、米ハワイ大学の国際太平洋研究センターで、防壁はミッドウェー諸島のほか、米本土北西海岸にもつくった上で漂流物の回収を同時に行うべきとの提言も盛り込んでいます。

この緊急を要する危険性が本当に起こるとすると、大きな物体であれば沿岸の施設や岩礁を破壊し、小さな漂流物でも野生生物を傷つけ、観光地の海岸を汚すなどの影響が起こると予測しています。

実際に、災害発生の数時間後にはハワイオワフ等に津波は押し寄せており、私の友人が係留するヨットハーバーもその影響で使用不可になっていると聞きました。

日本人の多くが愛するハワイ諸島、何らかの対策は必要なのでしょうが、何も無いことを願いたいものです。

発生後8ヶ月たった現在、改めて被害の大きさを再認識する報道でした。