2011年11月29日火曜日

「言ったから分かったはず」は通用しない

こちらが一生懸命に話していても、相手は他のことを考えていたり、聞くのが面倒だと思っていることもあります。

まじめに聞いていてくれても、こちらが言ったことを全部理解し、覚えてくれているはずがない。

一度や二度聞いた程度のことは、忘れてしまうのが当たり前です。

そんなことを踏まえて「言う」だけではなく「ちゃんと分かっていただく」「相手の記憶に強く残す」伝え方とは、どのような話し方なのでしょうか?

キモとなることは...

☆「相手は聞いていない」との前提に立つこと
☆「分かりやすさ」を追求すること

では、その中身は...

☆短い文を重ねて話す
「分かりやすさの基本」は“短いこと”。
文章が短く完結していると、聞いている人はその節で一度、頭の整理ができるものです。
長々と続けてしまうと、最後まで待たされることになり、「結局何が話したかったの?」となります。

☆見出しをつけながら話す
「最後まで聞かないと何が言いたいのか分からない」のなら「何を言いたいか!」を最初に言ってしまうと良いのです。
最初に“見出し”をつけることによって、「何をいいたいか?」を明確になり、相手の記憶にも残りやすいものです。

☆耳で分かる言葉を使う
「耳で分かる言葉」を使うことで、聞いている相手が「それってどのような漢字を書んだっけ?」とならないようにする。
例えば「安価(あんか)」ではなく「お安く」のような、「あんか」ってどんな字?と思わせないようにするのです。
その他、「同業他社製品」→「ほかの会社の製品」、「当社比較」→「私どもで比べました」も同様な例です。

また、外来語の連発や業界用語、IT関連の専門用語など、自分はよく使っていても、相手が分かっているとは限りません。

何でもそうですが、「自分のモノサシで話すと失敗する」ということなのです。