どんな優秀な営業マンも、すべて受け入れられる訳ではありません。
現実的には、営業マンとして一番こたえるのが「断り」であり「いりません」「用がありません」という言葉です。
「断り」続けられると、仕事が嫌になり、自信を失ったりします。
そして、そこから回復できないままでいると、営業を辞めるしかなくなります。
しかし、優秀と言われる営業マンは、現在もこの「断り」に対峙しながらも成績をあげることができるのはなぜなのでしょうか?
そこにはある一つの理由があるのです。
答えは、「成功する営業マンは、“断り”をうまくコントロールする」ということのようです。
先ず第一に心に留め置く必要があるのが「人は新しいものには“拒絶反応”を示す」ということです。
つまり、まずは断るものだということです。
「先ずは断られて当然」そして、「いらない」からスタートするのが“営業”といってもいいかもしれません。
次に、「いらない」を気に病む必要はないということです。
商品・サービスの「いらない」という営業先の反応は、決して「自分もいらない人間」「自分は邪魔者扱いされている」ことでないということです。
企業にとってもお客様にとっても必要なものが営業です。
ですから、営業マンの仕事は、先ず単純に「いるかいらないか聞いてみる」ことから始まります。
そして、「いらない」といわれても、それは営業マンの「人間として」を否定しているものではないと思うことです。
まず聞いてみることを重ねることで、その商品・サービスを必要とする人に出会う可能性も高まり、はじめは「いらない」と言っていた人が興味をもってくれることもあるのです。
「断られる」にくじけない為の4か条
その1 人は新しいものに拒絶反応を示すと心得よ
その2 全員が買ってくれるワケがないと心得よ
その3 「断り」は自分を否定されたワケではないと心得よ
その4 人はみなそれぞれに価値観が違うと心得よ