2012年2月2日木曜日

先義後利

「先義後利」

「義を先にして利を後にする者は栄える」

これは、中国の儒学者の祖の一人、荀子の言葉です。

このことについて、調べていたら創業300年超える老舗の家訓として“先代のことば”の中に、次のような言葉がありました。

「先代は話している途中に、肝心にところにくると、口癖のようにこの言葉がでました。」

『あんなぁ よおぅききや』

“ききや”
聞きや・・・一言一句もらさず聞きや
聴きや・・・よく聴いて覚えときや
利きや・・・役に立つように気を利かしや
効きや・・・立派な効果を期待してるよ

先代の“ききや”はどれを指してしたのか? 

どれもみんな大切な『ききや』だと今のご主人は語っています。

そして、いろいろと語ってくれた先代に感謝し、頭の中にじっくりと入る話し方を思いだしているそうです。

「先義後利」を商売の精神とした、老舗の家訓に心を打たれました。