2012年2月4日土曜日

ため息のメカニズム

悩み事、考え事、心配事...

こんなことを抱えている時に出るのが「ため息」。

「ため息」をつくと幸せが逃げていくと言われす。

「人間の自律神経には、興奮時に活動する交感神経と安静時に活動する副交感神経がある」のだそうです。

この副交感神経のひとつに呼吸情報をモニタリングする迷走神経というのがあって、これが“ため息”の秘密を解くカギだといいます。

難しすぎて良く分かりませんが、肺の膨らみが悪かったり、血中酸素が少なくなった場合、ここの神経から「呼吸をしろ!!」という指示が出ると言うことのようです。

ところで、何を言いたいかというと、“ため息”は科学的に言うと正常な呼吸を導く為の「リセット行為」であるということです。

ため息をつくとき、総じて姿勢が前屈みで呼吸のリズムがよくない場合が多いものです。

ですから、結論としてため息をついても幸せは逃げないということです。

逆に、ため息や深呼吸をして「呼吸のリセット」をし、前向きな考えをもつことが大事だということです。

「ため息」健康レシピ
☆お風呂で全身を丁寧に洗い、緩めのお湯でゆったりとつかる。その状態で、今日あったイヤなことをすべて思い出す。
☆鼻から息を吸い、それを目一杯溜める。溜めた息が苦しくなったら、口から「ハァーッ」と大きくため息ほ吐く。
☆吐いた瞬間に一気に体の力をゆるめ、「あ〜あ、いい気持ち、極楽極楽」と唱える。同時に、ゆるんだ体の感覚を味わう。
☆体をゆるめ、心をほぐすことをイメージしながら、2番目と3番目のセットを何度か繰り返し、リラックスした心地よい余韻を楽しむ。
☆お風呂から上がったら、ベッドで思い切り手足を伸ばして横たわる。再度「あ〜あ、いい気持ち」と唱えてから眠る。

思わずついてしまう“ため息”は、行き(息)詰まった時に行き(息)を抜く為の知恵だそうですよ。

*首都大学東京 北 教授コラム参照