2012年2月27日月曜日

災害の爪痕

当社のお得意先への訪問。

今回は、当社へご支援いただいている企業様をお連れしての訪問です。

訪問先は、先の台風12号で甚大な被害を被った地域に位置する様々な意味で地域の産業をリードする製紙メーカーである「北越紀州製紙様」です。

南紀白浜空港から工場への移動の際、車窓から見られる風景は以前の美しい山や美河川熊野川ではなく、流域の町を飲み込み、山々のいたるところに土砂崩れ痕を残した、見ただけでその被害の大きさを容易に感じ取れるそれでありました。

東日本大震災の被災地での衝撃と同様に、ここでも自然の猛威に想像を絶する怖さを感じ取ることができました。

被災から大分時間が経過しているにも関わらず、国道は片側通行が多く見受けられ、河川に流出した土砂や岩は当時の原型を留めたままで、以前の風景に戻るまでは相当な時間が必要になるのだと思います。

熊野権現様、龍神の滝、熊野古道等など神々が宿ると言われるこの場所。

宗教っぽい話しではありませんが、人間に対する何かのメッセージなのでしょうか?