NHKの朝の連続ドラマ小説「カーネーション」。
とにかく、おもろい。
朝の連ドラというと、若手女優の登竜門的なイメージがあり、まさに“新ヒロイン”の誕生というイメージですが、今回の主役糸子は、何事にも真正面からぶつかり、時にはどなり声を出したり舌打ちしたりと決して“ヒロイン”とは言えない役回りです。
このドラマの主人公「小原糸子」のモデルは、世界的デザイナーとして活躍する「コシノ ヒロコ」、「コシノ ジュンコ」、「コシノ ミチコ」の“コシノ三姉妹”を育てた『小篠綾子さん(享年92歳)』です。
モデルの幼年期から、三姉妹の独立までの間を演じる「女優 尾野真矢子」。
一見可愛らしく見える糸子が、お笑い芸人「ほっしゃん」演じる北村との岸和田弁での豪快なやり取りは本当に痛快です。
モデルの晩年は、配役が変わり夏木マリに変わりますが、視聴者としてはちょっと残念です。
「小篠綾子さん」は三姉妹が独立した後も「コシノ洋装店」で洋服を作り続け、なんと75歳にしてシルバー世代向けのブランド「コシノ アヤコ」を立ち上げました。
彼女の口癖は「人生これからや!!」だったそうです。
久しぶりに観たいドラマに出会いました。
最後まで楽しみたいと思います。
しかし、昔の女性は強い!!