「人は自分のことはわからないが、他人については誰でもプロになれる」
それぐらい自分自身を知ることは難しいものです。
ましてや、「日常的に無意識にやっていることの中に、自社の強みがある」などと思ってもいない。
現代のビジネスは、お客様がお付き合いやお情けだけで、当社の商品やサービスを買っていただける時代ではありません。
同業他社にない魅力をもっているから買ってくれるのです。
少なくとも、他社と同じレベルの魅力は持っているはずです。
あるいは、当社としてあたりまえにやっていることで、なおかつ「他社は、なぜこんなことことができないのだろう?」と思えることが“強み”なのです。
人は自分があたりまえにできていることを意識しません。
逆に、意識しているようでは、スポーツと同じように本物ではないのです。
自然と身体が動くようになってはじめて本物だと言われるのですから。
このような視点で見ると、当社の“強み”が見つかるはずです。
少なくても、売上の分、お客様の数の分、当社の強みがあるはずです。
「当たり前のこと」に“強み”が隠されているのです。