本日の大相撲千秋楽、大関日馬富士が見事に全勝優勝を果たし、おそらく来場所から横綱として土俵に上がることになります。
千秋楽最後の一番、横綱白鵬との大一番力入りましたね。
久しぶりに力と意地のぶつかり合いという感じでした。
日馬富士関は、モンゴルから来日して12年、大関昇進後はなかなか大関らしい活躍ができませんでしたが、ここ数場所の活躍は、二場所連続全勝優勝が物語っているとおりの、素晴らしい粘りの相撲を我々ファンに見せてくれました。
横綱白鵬との一番も感動しましたが、もうひとつ感動したことがありました。
それは、優勝決定後の表彰式前の一場面です。
満員の国技館で、表彰式に先立って行われた国歌斉唱の際に、日馬富士関がきちんと「君が代」を歌っているではないてすか。
日本に来て12年、日本の国技である大相撲と文化をしっかりと学んでいる証拠です。
日本人でさえ、君が代にまつわる問題がたくさんあるのに...
私は感動しました。
優勝インタビューの際にも、「先祖、父、母に、このような丈夫な身体に生んでくれたことを感謝します。」と述べていました。
モンゴルも日本も関係なく、礼儀を知っている若者です。
これで、外国人の横綱が東西の正横綱となるのですが、もともと私が理事長を務めるNPO法人への支援をいただいている「横綱白鵬関」には大きな関心があり応援もしてきましたが、もうひとりの「新横綱日馬富士関」も応援したくなりました。
様々な問題を抱える大相撲協会ですが、やはり日本人の関心事の一つです。
久しぶりに東西の横綱が揃う来場所、早くも期待で一杯です。