2012年9月25日火曜日

 問題提起より課題解決

先日、ある大手企業の社長とプライベートでカジュアルな時間を過ごすことができました。

お互い、会社の大小はあるにしても同じ経営者ですので、現在抱えている問題点は共通したところがあります。

そんな中で、「最近頭にきたことがあったか」という話題で、次のような話になりました。

「最近の管理職は、課題を解決するためにこのようなことをやりたいではなくて、“このような問題がありまして、それについてはこうで”みたいに分析報告してくる奴が多い。」

「課題解決策をあんたが考えろとでも、言いたいのかね?」

と言って、笑われていました。

我々中小企業は、「なぜ、計画と乖離するのか?」についても、管理職である部下達と議論しなくてはなりませんが、大手企業は、問題抽出、課題解決策を管理職を中心とした現場で作り上げ、最後の判断を経営者に迫る構造になっているです。

しかし、よくよく考えると中小も同様でシステム化しているかどうかではなく、「課題解決策まで現場で作れるか」は、その企業の文化であり、潜在する可能性だと思います。

「そんなの中小だと無理」とあきらめないで、そのような企業文化を作り上げる努力を日頃から意識していかなくてはならないのだと感じました。

最近、今回のような経営者の方に、教えを授かる機会をいただけることが多くなってきました。

本当に感謝しなければと思うのと同時に、折角の教えを自分なりに理解し、実践し成果として積み上げなくてはいけないとに責任を感じています。